養老渓谷

   
木台付近の里山   小湊鉄道養老渓谷駅      弘文洞跡

  
   宝衛橋            紅葉         養老川を渡る

       昨夜(12/5)は台風でもないのにものすごい風で華奢な我が家が風で飛ばされても不思議ではないほどだった。なにしろ寝ていると家が強風のためにゆらゆらとゆれてひょっとしたら崩れ落ちるのではないかと心配する。でも起きても同じことなので布団の中ですごいなあと思いながらやっぱり眠っていた。この辺の住宅地の作りは同じようなものだからどの家もゆれていに違いない。近くに高圧線鉄塔があり、風が当たるとまるで楽器みたいに音を立てるし、サイレンのような音もなり響いて落ち着かない一夜であった。
       夜が明けると少し風は収まったがそれでもかなりの強風。そのち9時を過ぎる頃には日が差してきて一応天気は回復基調だ。朝食を済ませて暫く考えて外出したい人の希望を取る。養老渓谷に行くと言ったら、ほとんど皆「行かない」という冷たい返答。しかし、ワタクシの父親だけが行ってみるかと答えたのでいざ2人で出発だ。11時半。
       途中セルフガソリン給油。こんな天候なので行く人は少ないだろうと思い、館山自動車道市原インタを目指す。カーラジオの天気予報では千葉県はいまだに暴風警報が解除されていないらしく、とくに海沿いは注意が必要とか。横風が強くハンドルを取られるのであまり高速は出せない。
       市原インタをおりて途中まではこの前の笠森観音への道と同じだ。1時に小湊鉄道養老渓谷駅に到着。駅の有料駐車場は500円なり。もらったパンフレットはけっこう役に立った。自分の家の近くに児童の健全教育を図る「老幼の館」という多目的施設があり、「養老の滝」という居酒屋もあるのでまぎらわしいが、この養老渓谷は千葉県の数少ない渓谷であり、紅葉や川の流れを楽しめるところとして知られている。自分が行くのは初めてだ。
       いくつかコースがあって今日歩くのはいちばんのお手軽コース。駅から宝衛橋、夕木台、バンガロー村、蕪来川(かぶらいがわ)を渡り、中瀬遊歩道で養老川を3度わたり、白鳥橋を経て駅に戻るという1.4キロのファミリーコースだ。樹林の中を歩けば強風もそれほど気にならない。天候も回復したしいい調子で歩いたが養老川は昨夜の大雨でかなりの水量。ハイキング道を管理するために流れてくる流木がたまって水をせきとめないように掃除をしている人アリ。おかげで最初の渡渉点はなんとか通過。弘文洞跡に着くと時間的にちょうど逆光で夕日があまりにまぶしく目がくらんで全く見えない。上の写真は帰りに撮ったものでそのときは多少は日差しを避けることができたが、それでもやや斜めから撮影せざるを得なかった。天井が崩れ落ちて今では「弘文谷」になってしまっているが、かつては大きな空洞があいていたらしい。
       2番目の渡渉点はまだ管理が行き届かず、飛び石の上をかなりの水が流れていていくか戻るかの判断を迫られる。もちろん行かないことにした。ずぶぬれになるくらいならともかく、足をすくわれて流れの中へ流されるようなことになったら笑い事では済まされない。いつもならのんびり遊べるところなのにそんな気持ちにさせるほどの豪快な流れになっている。結局他のだれも渡らなかった。おかげで共栄橋からの遠回りをしいられた。
       バナナ3本とミカン2個しか持ってこなかったので二人で一本半ずつのバナナを食べる。これが昼食代わりだ。トンネルをくぐり自動車道に出るとかなりの強風。それまでは山間を歩いていたので風を意識しなかったのでいまだに吹いていることを実感。途中、観音橋から出世観音に参拝。源頼朝は石橋山の合戦で破れて下総に逃れここで再起を誓ったとか。昨日の強風のせいで旗が何本も折れていた。根元がさびて腐っていたところに強風が吹いて折れたらしい。
       「今日はずいぶん歩いた」と親父が言っていた。やがて駅に着いてお土産に珍しがって双子の卵を買う。粟又の滝は又今度ということにして4時20分帰途に着く。市原インタまで一時間、さらに家までは30分。混んでいなければこれくらいの時間で帰れるところなのである。夕食にさっそく卵焼き。本当に黄身が二つ入っている双子の卵焼きだったがどうやってつくるのか我が家では未だになぞのままだ。