足尾山・きのこ山
筑波嶺に 背向(そがひ)に見ゆる 葦穂山 悪しかるとがも さね見えなくに (3391)
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![]() ゴジラの石の彫刻 さすが真壁町は石の町 |
![]() 伝正寺山門 境内は工事中でした |
![]() きのこ山頂上の東屋 展望はあまりなし |
![]() 足尾神社 頂上へは更に登る |
![]() 強風の足尾山頂上で一人で昼食 祠在り |
![]() 一本杉峠 足尾山・加波山・白井に三分岐 |
![]() リンリンロードを歩く 遠くに筑波山が見える |
![]() 真壁休憩所 元は筑波鉄道の真壁駅 |
| 足尾山は筑波連山の一つで、きのこ山とともに加波山と筑波山の間にある山です。 10月7日(土)、8日(日)、9日(月)は楽しい三連休。お仕事も忘れてのんびり、などと思っていたら、組合の動員で千葉に行くことになった。暇なやつが行け、ということだろう。千葉大教授三宅昌子の『教育基本法の改悪をとめよう!教育格差と心の支配に抗するために』という演題の講演を聞く。もらったパンフレットによると『心のノート』に対しての批判などを岩波ブックレットなどから出したり、高橋哲哉らとの対談などもあるらしく、教育基本法および憲法の改悪には当然反対の立場だ。彼女の本は読んだことがないけれども、高橋哲哉の本は新書で数冊読んだことがあり、このさえない頭でも言っていることはなんとなく理解できたと思う。今回の内閣の支持率が7割というけれど、やはり日本人てだまされやすい国民?なんだろうヵ。少し頭痛がして、もらったパンフレットをあとで読み直そうと自分に言い聞かせて後半居眠りしてしまった。最後の各職場からのスピーチのところで若かりし頃一緒に仕事をしたI氏が登場した。ずいぶんりっぱにすごしているんだなあ、などと思って自分のふがいなさを恥じる。何人かの知り合いにあったが自分の悪い癖で殆ど話すこともせず、デモ行進が終わるとすぐその場を後にした。 10月8日(土)、我が家の相棒は日曜だというのに仕事でご出勤。6時に駅まで送っていったあとで、こっちだって有意義に過ごしてみせる、などといきがって出かけようと思うものの、準備も何もしてないのでこの前考えていた足尾山に行くことにした。6時半出発。 8時半、つくばリンリンロードの真壁休憩所に車を置く。其処はかつて筑波鉄道の真壁駅だったところで今でも駅のプラットホームが残っている。老人方が日曜朝のおしゃべりに興じていた。犬の散歩をしていた人に伝正寺への行き方を尋ねたら、その女性は言葉が話せないらしく身振り手振りで一生懸命教えてくれた。この前、加波山神社への道を尋ねたときにまったく無視されていやな気分だったけれど、今日は抜群にいい気分で出発できてうれしくなる。雄大な筑波山を裏から眺め、加波山、足尾山、きのこ山を見ながら伝正寺にむかった。 伝正寺は赤穂浪士で有名な浅野家の菩提寺で、主君の浅野長政は播州赤穂に移る前にここにいたことがあるのだという。この季節は境内工事中で大きなショベルカーが止まっていた。もっと落ち着いたときに来ればよかった。ここからきのこ山へ登るルートがある。しかし私有地を通るらしく地元の看板には「とおれません」と書いてあったのであきらめて寺から下り始めた。寺のすぐ背後に山が見え、なんだきのこ山はあんな近くなのに、などと思いながら作業している人に道を尋ねたら、伝正寺の背後にある山は伝正寺山というらしい。きのこ山は結構遠いですよ、と言われお礼を言って大きく回り道を行くことにした。更に歩いていると、その方が車で通りかかって「途中まで送りましょう」と言ってくれた。断るだけのガッツもなく車上の人となる。でも道の状態が車によくないと思い、200mくらい走ってきのこ山分岐点のところでおろしてもらった。あとはひたすら長い林道歩きだ。 途中には結構人がいてみんなきのこを取るために道なき道を駆け回っている。きのこ山というのはもともときのこが育つのに最適な環境だったらしく、それでこの名前が言われるようになったという説がある。車で林道をあがって来てきのこを取っているのだが、勝手にそんなことしていいの?とは思うものの結構趣味と実益を兼ねて楽しいらしい。 回り道は歩けど歩けど頂上に着かない。さすがにきのこ取りの人もいなくなり、後半はずっと一人旅。たった一台だけ上から降りてきたオフロード車があったけれど、その後は誰とも会わない。伝正寺から2時間過ぎてようやく頂上に出た。林道からの見晴らしはよい、が頂上の東屋はあまり展望はよくない。 足尾山へは舗装された林道をひたすら歩く。きのこ山までの未舗装の林道よりは歩きやすいけれどもこんな林道必要だったのだろうか。オートバイが数台、駆け抜けていった。ハンググライダー飛行台に着けば足尾山はもうすぐだ。林道沿いに足尾神社入り口がある。そこから100mでさびれた足尾神社に着く。誰もいない。さらに神社横から上りにくい石の階段を登って行く。今日は強風で木がものすごく揺れている。今までは樹林の間だったので気にもとめなかった。でもさすがに山の頂上となると風は強い。危なっかしい足取りでついに祠のある足尾山山頂に到着。12時20分。一人で強風の中おにぎりを食べた。誰も登ってこなかった。今の季節では人気のないところなのだろう。でもほかの季節でもあまり人気のあるところとは思えない。 林道を歩いて一本杉峠に向う。一本杉峠では中年というか初老の2人のライダーが休憩していたので記念撮影を頼んだ。加波山まであと5キロ、とある。もちろんそんな気力はなく、迷わず下山を選択。再び未舗装の道を白井まで下り始めた。おとといと昨日降った雨のせいで道に水が流れて小川のようになっていた。数台のライダーが山道を登って行く。オフロードバイクには格好の道なのだろう。 下界に到着してもまだまだ歩きは続く。とにかくリンリンロードにでてそこから真壁休憩所までロードを使って引き返そうと思って歩くけれど結構長い。遠くに構える筑波山に呼び寄せられるようになんとか歩いて休憩所到着。2時40分。8時半に出発してなんと6時間の道のり。ローカルな低山だから歩く時間も少ないだろう、と思っていたので思いもかけない長時間を歩かされて疲れきった。これをジュージツした一日と呼んでいいものだろうか。もっと高い山に登れ、と言われてもいろいろ事情が・・・ ★足尾山は葦穂山という字で万葉集に一回だけ出てくる。近くの筑波山があまりに有名で万葉集に何度も出てくるのに比べればその数は少ない。でもこんな近くにあるのだから(千葉からでも奈良に比べればずっと近いです)登らない手はないだろう。万葉集ファン必登の山。 解釈は?「たいした欠点もないのに筑波山のうしろにひっそりと隠れて目立たない足尾山。そんな私を何であの人はわかってくれないの?」と訳したら専門家は笑うだろうな。解釈はリンクページのKY氏にお任せします。 |