四阿山(あずまやさん)・根子岳
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菅平牧場から白銀の北アルプスを望む |
右上に雪の妙高山 この写真では見にくい |
根子岳頂上 広大な展望が望める |
根子岳頂上から眺める四阿山 |
四阿山に向う。根子岳を背景に記念撮影 |
中四阿分岐付近から望む浅間山の迫力 |
四阿山頂上まであと一息 雪原を通過 |
四阿山頂上から根子岳を振り返る |
四阿山頂上 群馬県嬬恋村の道標あり |
下りのピーク中四阿を超えれば下り坂のみ |
四阿山2354mを背景に記念撮影 |
(左)根子岳、(奥)四 阿山、右は中四阿方面 |
| 四阿山は上信国境の山で深田久弥の日本百名山の一つに数えられている。 2006年5月21日、晴天の予報。一週間前の予報だと曇りと雨のはずだったのにさすがにそんなに先の天気予報の当たる確率は低い。台風は勢力が衰えて熱帯性低気圧となって日本列島を通り過ぎ、おかげで移動性の高気圧をもたらしたこの日、抜群の晴天となった。朝、4時起床、予定は3寺半出発だったが一時間の遅れで4時半出発。横川で休憩して上田菅平インタを降りたときはもう7時半になっていたと思う。インタを出れば真田町。戦国時代の真田氏の六文銭の旗印が歩道橋についている。 144号、406号を乗り継いでやや迷ったものの菅平牧場に到着。パーキング料200円を払い、登山をするなら尾根路に雪が残っているので気をつけてくださいと注意されて気を引き締めた。今日は根子岳と四阿山の縦走だ。先客は10台ばかり止まっていたもののこの山の人気からすれば多いとはいえない。夏になればわんさか車であふれるはずだ。8時15分ようやく出発、風はやや強風で冷たい。が予報ではどんどん気温が上昇するらしい。遠くの北アルプスはまだ雪景色。妙高山の姿は独特で見ればすぐわかる。展望いいなあと思いながらなだらかな斜面を登って行く。カッコウの鳴き声が聞こえてきて登るにつれて鶯の鳴き声に変わってきた。のどかな一日になりそうだ。後から追い抜いていったグループは中学か高校のジャージ姿の生徒がいて、おそらく顧問と生徒の山岳部か同好会関係だろうと想像された。何しろ最近かっこよすぎる山歩きファッションの人ばかりと思っていたワタクシにはネーム入りのジャージが素朴さを感じさせてほほえましい。 根子岳頂上まではまったく問題なし。なだらかな斜面は初心者向き。展望は抜群、広い頂上で休憩は気持ちがよい。妙高山、北アルプスの山々はもちろん、北に大きくそびえる四阿山もまだ雪がたくさん残っている。ド素人としてあんな雪の残っている坂を登れるのかと不安になりながら後から来た人が四阿山に向っていくのを見て自分も行ってみるかと思い、サンドイッチを食べてから重い腰を上げた。 根子岳と四阿山の尾根路は気持ちのいい笹の草原でこんな天気のよい日に歩けるなんて幸せ者だ。緑の草原に白く輝く残雪がまぶしい。下って四阿山の林を登るときには雰囲気が一転し、ところどころ雪というよりは殆どが雪の登りを強いられる。何でこんなに雪が溶けないんだと思っても仕方ない。それはここが北の斜面だからそれ以外の答えがあるわけもない。雪に覆われた林の中を滑らないように用心してどんどん登る。アイゼンがなくても登れるけれど途中で我慢しきれず装着。実はこの前重いものを運んで腰を痛めていて靴下を履いたり、足のつめを切ったりするのもつらいのだが歩くには支障がない。でもアイゼンをつけるときはさすがに前かがみになれずつらかった。根子岳が下に見えてくるとようやく最後のひと登り。それにしても雪が多く残る急坂は登り甲斐があって振り返ってみれば楽しかった。 四阿山頂上は根子岳の頂上よりもずっと狭い。そこで昼食のうめおにぎり、フライドフィッシュロールサンドとグレープフルーツジュース。逆周りで根子岳頂上で昼食というほうがのんびりできる人もいるだろう。北アルプス、妙高山はもちろん赤城山、榛名山、妙義山、さらに浅間山の姿が雄大だ。他の人たちがまだ昼食中だけれども一人旅の身としては昼食を手早くとってしまうとやることもなく一人で早めに下山開始。どうせ写真撮ったりのんびり歩いたりでそのうち抜かれてしまうだろう、と思ったらやっぱり予想どおりだった。雪に覆われた部分も多く、その雪の急坂でアイゼンをつけていたら後からやってきた中高年のおばさんたちがどんどん追い抜いていった。新潟から来たから雪に慣れているのだと言う。どんどん離される。靴跡にしたがって下っていくと急にコースがなくなってあせる。見回すとずっと左に道標が見えたので慌ててコースに戻った。中四阿を過ぎてもう前後に誰も見えず恐らく自分が最後かなあなどと思いながら休んでいたら一人の登山者が下山してきた。写真を撮ってもらったりして二人で座り込んで雑談。定年退職したあとも山に登っているが現役のときの癖が抜けず、いつも来るのは土日なのだそうだ。時間はたっぷりあるはずなのだが「現役のときに土日で山登りをしているほうが張りがありました。また次ぎの一週間、仕事でがんばれますから。」と言っていた。なるほどねえ、たしかに退職してしまったら時間がありすぎていつでも楽しみがありそうで、でもそんなに楽しくなくなってしまうのかもしれない。その方とは抜きつ抜かれつで下山しとうとう菅平牧場に到着。写真も撮ってもらったし、売店でいっしょに牛乳とブルーベリーソフトクリームを食べたりして雑談していたけれど(二つも注文したのは自分だけですが)、このホームページを教えてあげればよかったかなと今後悔している。おつかれさまでした、と言うだけで別れてしまって今思うとちょっと残念だったかなぁxxx。袖摺りあうも多少の縁、という言葉もあるし、もう会わないだろうけれどもしどこかで会うことでもあればまた楽しく話をしたいものですね。なかなか気の合う人にはめぐり合わないのは自分の性格だろうけれど。定年退職して山登りを一人で続けている人って本当は話し相手を求めているのだろうか。ひょっとしたら自分も・・・・・まあとにかく広大な景色の中を歩くのは気持ちのいいものです。 帰り、関越道の上里から嵐山小川まで渋滞20キロ。渋滞が怖くて遠出が出来るか!と気合を入れながら帰ってきた。9時半ころだったと思う。展望にも恵まれ貴重な雪の登りも体験できて素人にとっては楽しい一日だった。日焼けで顔が真っ赤になったけれどこれも抜群に楽しかったことの証だろう。 |