御前山
−奥多摩三山−

鋸尾根から望む御前山 遠すぎる・・・
天狗の石像のある天聖神社から望む御前山

愛宕神社五重塔
参道の階段が長い

鋸山頂上
直進すれば大岳山

大ダワからの鋸山


樹間からの大岳山
御前山に向う途中で

御前山登山道は未だに雪に覆われていた

雪解けの御前山頂上

にて記念撮影

 6時 鋸山林道から
御前山(最奥)を望む

夜の7時10分 林道からの奥多摩夜景
4月21日(土) 
     今日はとくに行こうという気もなく朝の5時ごろ空を眺めていた。しばらくして7時、やはり行こうと思って準備して奥多摩に出かけてみた。中央道八王子インタから滝山街道、吉野街道を通って一直線で奥多摩だ。でも鳩ノ巣の駐車場は混雑していてとめるところもなく、奥多摩の氷川キャンプ場に止めた。日帰りなら700円。ここまで来てケチることもない。職場のKS氏も若者数人と一緒にキャンプをする予定で今日電車でここに来るはずだがもう来ているだろうか。だいぶ時間を無駄にしているのですぐ登山口から上り始めた。10時15分。
     鋸尾根の登山口はすぐそばだ。登り始めてすぐに長い急階段があり勇気がくじけそうになるが何とか登りきって愛宕神社。これで帰ってもいいくらいだが、今日の予定は鋸山まで鋸尾根に沿って登り、そのあと御前山に登るロングコースの予定。鋸山林道を使って登るほうが楽だと思うものの、登りきった後の充実感はこっちのコースのほうが在ると信じ黙々と高度を稼ぐ。こののぼりは結構きつい。なんとか天狗の石像のあるところまで来れば頂上はもう一登りだが、疲れていてなかなか進まない。大岳山から降りてくる人だろうか、何回か下山者にすれ違ったが、もうすぐですよと言われてもなかなか着かず大ダワ分岐にいたる。其処からあと10分で頂上。やった!!既に1時となっていた。2時間45分か・・・地図上では2時間20分のタイムになっている。休憩ばかりしていたしこんなものだろう。鋸山頂上は樹林に囲まれていて展望はよくないが、樹の間から遙かなたに御前山が見える。頂上で飲むグレープフルーツジュースがおいしい。
     大ダワに下ると車がたくさんとめてある。舗装された鋸山林道を車で登ってくることができるからだ。トイレもあるし駐車スペースもあるしここまで車で来てくれと言わんばかりだ。あとでKS氏に聞くところによると、この林道は皇太子と雅子様がこの大ダワから大岳山に登るときに舗装されたらしく、トイレもそのときのために新設されたもの。さらに落石防止ネットも取り付けられて万全の策をとった?らしい。皇太子の行くところ常に登山道は整備される。
     大ダワから御前山まで地図では1時間半程度だが、この体力では無理だろう。林道を使って帰るべきか迷う。でもせっかく来たので少し登ってみればそのうちにKS氏と会えるかもしれないし、と考え一歩を踏み出した。小さな上り下りがあって疲れる。それに今日は事情でライトを忘れてきてしまったのが気がかりだ。このペースで行ったら3時10分には着かない。なんとか3時半に着くとしても休まず必死にオオダワに帰って4時半。そこからの林道下りが約2時間で6時半奥多摩着・・・こんなうまく行くはずないからおそらく7時になるはずだ。とすれば日没で真っ暗になり、ランプは必需品だ。途中で帰ろうかと悩みながら鞘口山を過ぎた。さらにクロノ尾山と言われるところまで登って、休んでいる老人と話す。ライトを忘れたのでもう止めようと思います、と言うと「じゃあ、これをもっていってください。」と自分の小さな古い懐中電灯を手渡された。そんなご迷惑なこと出来ませんよ、と答えたら、「私もいろいろな人に助けられてきました。おかげでこんなに健康になり、登山も再開できました。気にしないでください。」と言って住所も名前も告げず下っていった。お金も受け取ろうとしなかった。ずうずうしいことしたと反省し、やはり強引に返すべきだったと悔やんだ。でも受け取ってしまった以上、意地でも頂上まで行かなければと、今度は休まず必死に登れば一面雪に覆われた風景となり、登山道は雪解けで泥沼状態。なかなか。頂上には着かない。もう頂上は誰もいないだろうし、帰りの林道下りは真っ暗になるだろうし、・・・と弱気になって下を向けば見覚えのある何人かの若者が登って来た。
     頂上。3時20分。KS氏と頂上で再会。「頂上で待ちすぎましたよ。」と言ったが内心はようやく会えてうれしさいっぱいだ。大ダワに車がないので今日は来ないと思ったらしく頂上にいたので驚いたらしい。でも一緒に林道を下れると思うと帰りの心配は吹っ飛んだ。長居して4時20分に泥沼状態の登山道を下り始めた。
     5時半過ぎに大ダワにいたる。日没後しばらくの間は空は明るく歩くのに支障はないが、それでも半分くらい歩くと暗くなった。舗装された林道は暗い夕闇の中に白く浮き出て見えるのでかなりの暗さに耐えることが出来る。それでも7時に近づくと真っ暗闇となってきて、KS氏のヘッドランプを頼りになんとか奥多摩の町の明かりが見えるところまで下ってきた。さすがに奥多摩はまだかつての山の中の町と言う雰囲気でさびしい明かりが一軒ごとにひとつ位で極端に少ない。それがいかにも山の風情を感じさせる。なんだかクリスマスで山の中が寝静まっているような雰囲気がある。7時半ようやく弁天橋着。一泊するKS氏に別れを告げ8時20分車で氷川キャンプ場出発。
     夜なので迷った。いつの間にか青梅街道や秋川街道を走っていて何度か元に戻り時間を無駄にした。ようやく八王子インタ9時20分。何処かで休もうと思ってもなかなかサービスエリアやパーキングエリアは見つからない。仕方なくそのまま走りレインボーブリッジを超えて湾岸へ。疲れていて一瞬気が遠くなったと思ったら斜め後ろからクラクションの音。気づいたら真ん中の車線をはみ出し車線と車線の間のライン上を走っていた。一番右のラインを走っていたら壁にあたっていたかもしれない。相当疲れていると思ってようやく見つけた幕張パーキングエリアに入った。10分くらい車内で休んでから夕食のために外に出て11時直前、最後のお客さんということでラーメンを注文しほっと一息、なんとか生き返った。
     11時20分過ぎ帰宅。行ってなかったら更なるストレスもたまっていただろうし、やはり思い切って無理して行ってよかったと思う。あまりに疲れて風呂など見向きもせずキッチンに椅子を3つ並べてその上で満足感に浸って寝入ってしまった。疲れたまま運転し続けたことを反省、以後気をつけたい。