関八州見晴台
−黒山三滝・顔振峠経由

関八州見晴台(高山不動奥の院)頂上から望む秩父連山 
この写真中央道標奥に位置するのが武甲山・展望抜群です



黒山三滝から登る
修験者が修行していた

左から大持山・小持山
中央・武甲山、右奥・両神山

左・大岳山・富士山下に御前山と棒ノ嶺・右は川苔山稜線

右に丸山、中央に
刈場坂山(別名ツツジ山)

目を凝らせば新宿高層ビル群が見えるはず?ですが・・

中央左上にソバツブ山
中央右上に三ツドッケ

神奈川の大山・右方向に丹沢連山が見える

高山不動尊 一度焼失して幕末に再建された

顔振峠にて
観光マップの前で
      関八州見晴台は関八州、つまり関東全域が見渡せるという。
      昨日は休みだというのに、例のごとく組合の会議だった。台風のため雨の降る中、朝の9時前に家を出て50mと歩かないうちに靴底の穴から靴の中に水がにじみ出てきて気持ち悪い。駅のプラットホームで恥も外聞もなく靴下を脱ぎ水を搾り出して足を乾かす。最寄の駅に着くと再び会場まで歩き、靴の中が水浸しとなり、会場前でふたたび靴下の水を絞って新しい靴を買わなければと思いつつ小休止。会議はいつも発言する人は同じような人たちで、その筋の人たちが変わりばんこに発言するだけで十分会議が成り立つはずだ。あとの多くの人は聞き役に徹する。ジリ貧の組合は組合員を何とか拡大してほしいと言うのだが、そうは言われても人気のない車の営業マンの心境。帰りの電車は大丈夫だろうか。外の台風が気になる。夕方4時を過ぎ、台風だからもう解散しろ、帰れなくなったらどうするんだ、などと意見が飛び出し、ようやく4時半ごろ解散。強風と横殴りの雨の中、貧弱な折り畳み傘は骨が捻じ曲がり、外の上着はもちろん、靴の中もまたずぶぬれになって何とか帰宅した。もらってきた資料も少し水浸しになり、こんな状態ではすぐゴミ箱行きになりそうで情けなくなる。
      10月28日(日)昔、中学生の頃、漢字テストで台風一過を台風一家と書いたら×になった理由がよくわからなかった。台風みたいに乱暴なやくざの一家のことだと思っていた。今日は台風一過の晴天、と書こうとするといつもそのことを思い出す。6時前に起きたものの計画なし。この時間では長距離は無理と思い、比較的近場である埼玉の関八州見晴台に行くことにして急いでパソコンに向かって道を調べた。5分で地図を完成、家を飛び出す。6時10分頃。
      関越道鶴ヶ島インタから一般道で約45分、以前来たことのある黒山三滝の町営無料駐車場着8時。ちょうどお土産店が開店準備し始めていたが、長居出来ず三滝から関八州見晴台に向かう。途中、車道に出てさらに登山道を上り、再び車道に出ればそこが花立松ノ峠だ。そこからまた登山道を登ってようやく関八州見晴台に着く。武蔵国、相模国、上総国、下総国、安房国、上野国、下野国、常陸国
の関東全域を展望できる関八州見晴台、展望はその名に恥じないものだ。冬のほうがくっきり見えるはずだけれど今の時期、これだけ見えれば満足。写真を撮ったり、昼食のパンを食べたり、ジュースを飲んだりして、意外と時間をつぶしてしまった。それだけ展望は抜群と言える。グリーンラインの車道から短時間で登って来ることができるので山歩きの格好でない人もいて頂上はにぎわっていた。上の写真にはないが、日光連山(男体山・女峰山・太郎山)も見える。残念ながら写真にはよく写らなかった。
      グリーンラインに下ると茶店があり、オートバイのライダーも約30人ほど駐車していて其処も頂上よりにぎわっていた。更に下れば高山不動がある。ここで休んでもいいところだが、いったん参道の下まで降りてしまったのでまた長い階段を上がってくるのが結構辛い。降りなければよかった。
      花立松ノ峠まで車道のグリーンラインを歩く。そこから傘杉峠までは登山道、女性のハイカー三人が昼食を食べていて、そのうしろから急に車道に出てきたのでクマと間違えられたようだ。黒山三滝への道の状態を聞かれて「台風直後で道が荒れていて、最後に車道から三滝に下るところにあたらしいガードレールが出来ていて見つけにくい」と丁寧に答えておいたけれど、あの三人のハイカーは順調に三滝まで下っただろうか。傘杉峠からはもう山道が馬鹿らしくなり、グリーンラインを顔振峠まで歩いた。なんだか思い描いていた峠の風景とは違って、店ばかり建っているみたいで、観光地化してあまり感動せず。でもなんでグリーンラインみたいな車道をこの山域につくってしまったのだろうか。自転車、オートバイや車には人気コースだけれど、立派な車道が必要なのか疑問に感じながら、大して風景も眺めずに三滝方面に下ってしまった。もっとよく眺めればいいところだったのかもしれない。
      お土産を買わないと何を言われるかわからないし、勝手に遊びほうけていることに対する怒りを和らげるためにも、苦し紛れに「うめまんじゅう」を買った。これさえ買っとけば安心して帰路につける、と思うと心も安らぐし、安全運転もできるというものだ。2時20分出発、4時15分ころ帰宅。晴天で展望の恵まれた日に罪滅ぼしに一度つれて行けば崩壊寸前の家庭も持ち直すのではないかと思われるが、逆にこんなに出かけているのは本当に家庭生活に恵まれていない証拠なのだとも思う。職場も家庭も居場所がなければ外に出かけるしかなくなるわけだ。