太平山

むかし快庵禪師といふ大徳の聖ひじりおはしましけり (雨月物語)

12時50分 晃石山頂到着


10:30東北道佐野SAから望む三毳山

11:10六角堂からあじさい坂を一直線に登る

11:20随神門をくぐって更に登ると太平山神社

11:30太平山神社は観光客多し。車も止まっている

11:50太平山山頂で休憩
神社の喧騒はここにはない

12:50晃石山頂から望む三毳山 右は馬不入山か?

2:05清水寺の下の車道から眺めた晃石山

2:35山門をくぐって七不思議伝説の名刹、大中寺へ

    連休最後の日は行ったことのある太平山、晃石山。以前、大平山と書いたのは間違いで、太平山と書くのが正しいと初めて気がついた。

     5月6日(火)今日で連休最後かと思うと朝から気が重い。今年の連休の天気もイマイチだったせいか家に閉じこもるにむなしい日々が続き、本を読んで寝ころがってばかりいるのも辛く、出かけたがり屋の相棒との会話も途切れがちだ。朝の陽射しが差し込み、抜群の晴天。連休最後の日はゆっくり家で休息というのが働く人のセオリーかもしれないが、そうするとますます気持ちは落ち込むだろうから、帽子かぶってザックを背負ってみて姿かたちだけ出かける準備をしてみた。我が家の相棒が「どこ行くの?」と声をかけてきたので、果たして家で何か仕事を手伝うべきか迷う。あいまいな態度をとったものの結局一緒に出かけることになった。平日はいつもすれ違いの生活なのでこんな日でもないと会話も成り立たないのが実情だ。朝食を手っ取り早く済ませて9時出発。行ったことのある太平山なら今から地図を作る必要もなく、時間の推測もつくので心配はいらない。11時10分頃に太平山の駐車場に着いた。

     あじさい坂はまだ花が咲いていないが、新緑が日の光の中に美しく輝いている。随神門を潜り抜け、太平山神社まで一直線に登っていく。爽快。太平山神社には車でも来られるらしく、更にそのすぐ下には駐車場もある。栃木の市街地の町並みも茶店のある場所から一望できるが、下から登ってこそ感動があるはずだ。更に太平山頂上まで駐車場付近の六角堂から上り始めて50分の道のり。

     太平山から晃石山まではまず急坂を下る。幾つかのアップダウンを繰り返し最後の登り坂を登れば晃石山の頂上だ。そこで昼食休憩。途中の佐野サービスエリアで買った「おにぎり三兄弟」を食べた。躑躅の花がいたるところに咲き乱れ、あじさいの花はなくとも、十分花を楽しむことが出来る。我が家の相棒はしきりに「おにぎり三兄弟」がおいしいと感激していた。

     清水寺(せいすいじ)への下り坂もかなり急坂だ。何とか下り終えると湧き水があった。そういえば、あじさい坂にも湧き水があって、この辺の水は豊富なのだろう。車道を戻ればようやく大中寺。立派なお寺に驚く。大中寺の七不思議を再び見学したものの、『根無しの藤』まで戻るだけの気力もなく、其処だけは見落とした。最後の気力を振り絞って20分間を登ればようやく謙信平に着く。ソフトクリーム300円で生き返る。お土産の太平団子1000円。随神門からあじさい坂を下り、更にまたお土産に太平団子を買ってしまって相棒の顰蹙を買う。6:25帰宅。

     むなしい日々だと思っていた5月の連休も最後の一日で野球なら大逆転サヨナラ満塁ホームラン、大相撲なら土俵際に追い詰められていたのに見事なうっちゃりで大金星、というところか。てなわけで、おかげで明日は気持ちよく職場に行けそうだ。


     ★快庵禪師は真言宗の寺として開基(1154)した荒れ寺を曹洞宗の大中寺として再建(1489)した実在の人物です。