太東崎

大東崎ハイキングコースから望む(下)太東漁港
(上)東浪見海水浴場に続く九十九里浜

太東漁港の里山を上ると
漁港と海岸の展望が広がる

津津ヶ浦の風景
近くに東屋とトイレもある

太東崎頂上は海を見渡せる
戦時中は機関銃座があった

かつては灯台守がいたが、
現在は無人の太東崎灯台

太東崎頂上広場と太平洋
車でも登ってこられる

太東崎頂上から西側の展望
穏やかな日で風もやさしい
     千葉県の太東崎。太東漁港から歩けばちょっとしたハイキングで、太東崎灯台からの景色に感動する。

     12月27日(日)11時半ころ出発。時間的に日帰りで千葉県内の太東崎を目指す。詳しく調べたことがないので駐車場をはじめとしてわからないことも多いが、九十九里浜の観光地だから何とかなるだろう。千葉東金道路から東金バイパスを経由して九十九里有料道路へと乗りつぎ、ほぼ一直線に海岸を南下すれば、東浪見および太東の海水浴場を経て太東漁港に着く。どこに止めろという指示もなく、漁港をうろつくとハイキングコースの入り口があったので、その近くに車を止めてしまった。ほかの車の出入りやバスの停車に邪魔にならないように気を使わなければならないけれど、スペース的には十分な広さがあるので邪魔になどならないはずだ。途中で買ったパンとおにぎりもあるし、混んでいる中央道や東名、関越などの主な自動車道を行くわけでもないので、まったくお気楽な外出だ。

     12時40分ごろ登り始める。急坂とはいえたかが里山、たいした疲れもなく15分で展望所に至るのだが、歩いている人も少ないし、意外と雰囲気はいい。南国の林の中を抜けて頂上にたどり着けば下に太東漁港から北に九十九里浜が続く展望が広がっていてしばし休憩。太東崎はまだ先でここからは見えない。いったん逆に下って車の通る舗装道に出てからさらに南下していけば太東崎に至るのだが、途中、津々ヶ浦では休憩用のアヅマヤとトイレがあり、風光明媚な海岸を見ながら一息つくことができる。道標の指示通り歩いて行くとついに丘の上に太東崎灯台が見えてきた。

     車も通れる舗装道をのんびり登っていく。灯台へは車で行くことができ、頂上には駐車場もある。1時45分ころに到着。ほかに何があるというわけでもなく、太平洋の広大な展望が広がるだけなのだけれど、地元の農家だろうか、お店があってお土産を売っているのでそれを買うことも可能だ。実際我が家の相棒はそこで自家製のせんべいと、おそらくこれも自分の土地でとれたものであろう「むかご」を買った。晴れともいえないほどの太陽の明るさだけれども、風は穏やかでこんなのんびりとした日はここでは少ないらしい。そのようなことを地元の人たちが話している。頂上は広場になっていてちょっとした散歩で地元の人も登ってくる。子供たちも遊んでいる。頂上のこんもりしたところは戦時中は機関銃座があり、ここにあった電波施設をグラマンから守っていたのだという。おそらくよほど低空で飛ぶ飛行機でなければ撃ち落とせないだろうと思われる。灯台はもっと別の和泉ヶ谷山頂にあったが、海からの浸食が激しく100m後退したところに新たに作られたのが今の太東崎灯台である。かつては灯台守もいたという「喜びも悲しみも幾年月」の時代は遠くなりにけり。

     弁当を食べてもと来た道を戻る。もう一度、太東漁港の裏にそびえる里山を登り帰す。距離も時間も短いながら意外と急坂。車の通る道を巻き道として利用もできるけれど、登ってみればやはり展望がいいので気分爽快だ。くだりはあっという間に車の置いてある漁港に帰る。

     いざとなれば車利用で何かの帰りに寄り道するのもOKだし、少し足を伸ばして植物群落のあるところを散歩することも可能。朝早起きしなくても太平洋を見て帰ることができる。家まで1時間半。来たときよりも多少時間がかかったものの明るいうちに帰宅できた。思い出に浸りながらむかごご飯を食べた。(これを書いているのはすでに2010年1月3日です)。