櫛形山
−南アルプス前衛−
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ほこら小屋(右)とトイレ 小屋裏に水場あり 10:30 |
頂上直下のバラボタン平 マルバダケブキの群生地 |
櫛形山頂上(だった所)12:00 今は奥仙重と呼ばれる |
櫛形山頂上からの展望 富士山が望める |
裸山登山口 12:37 南側は草原で歩きやすい |
裸山頂上から北側の展望 北岳が見える |
アヤメが咲かないアヤメ平 夏はマルバダケブキ群生地 |
展望台から南方の展望 南アルプス市一望 14:46 |
| 今日は甲府盆地の西側にどっかりと構えている櫛形山。辛くも楽しい一日でした。8/17(土) この夏、幾つかの計画を作るも、全て没。予定は合わないし、天候はイマイチだし、まったくため息ばかりで家族旅行も無し!お盆の帰省も含めどこに行く予定もないのに,見栄で年休を取ってうちでごろごろしているばかりの毎日。本を読んでいても持続力無し。お盆が終わったので少しはすいているかと思って、一応この日は年休にしておいたので、かつ天候も晴れだというので、ついにこの夏はじめての遠出を決意。朝、3時起床。寝ぼけ眼で準備して3時40分になってしまったがとにかく甲府盆地まで出発だ。本当に久しぶりすぎて体力の自信無し。 7時に県民の森に着いたが、トイレを探してうろうろ、駐車場はここでいいのかと不安になっていったん下ってしまいまた戻ったりして40分も無駄にした。持っているガイドブックの地図が一部間違っていて、それを確認しようとしたことも時間を食った一因だ。帰宅したあと、同会社の別の地図を見たら訂正されていた。やはり地図は新しいものに限るか・・・。 県民の森登山口に櫛形山まで230分とある。予定作成時に既に知っていることでもあったが、いざ現実に目にすると辛い。日帰りでのぼりが4時間というのは結構長い時間だ。登れるのだろうかという不安がつのる。実際歩き出してみるとそれほどの上り坂でもないので、この程度の坂なら楽勝だ、と思うものの、それが頂上まで続くとなると話は別だ。ちなみに、今日歩くのは中尾根登山道を上り、北尾根登山道を下る予定。池の茶屋登山口から登ると簡単に登れるので其処から登る人が多い。最初は杉林の人工林だが、登るに連れて原生林となる。木というのはまっすぐ天に向かって伸びるだけではなく、いろいろな形をした木があるものだ。それを観察しながら登っていくのも楽しいものである。 2時間40分でほこら小屋に着く。裏に水場があり、横にトイレもある便利なところだ。休憩。出発から4時間、誰にも会わずに頂上に着いた。そこにはすでに初老の老人がいてのんびり昼食中だった。池の茶屋登山口から登ってきたのだと言う。こっちはただ疲れきり、最初は話す言葉にも力が入らなかったが、昼食をとると次第に回復してきた。池の茶屋登山口に一緒に降りれば県民の森まで車で送ってやる、という提案を受けてしばらく考えたが、やはり自力で帰りますと言うと、それではお気をつけて、と挨拶をして戻っていった。ちょっと判断を間違ったかなあと思うものの、今からではもう遅い。頂上直下で壊れたデジカメも何度かガチャガチャいじっていたら復活したのでうれしくなる。接触が良くないらしく、もうこのデジカメは買い替えかもしれない。最高点はかつてはここだったようだが、最近標高が変更されたらしく、今ではここから20分くらいのところとなっている。スタート時の遅れ40分をとりもどすためにまでの頂上までの行き返り40分をカット。たとえ頂上に行っても三角点の道標だけで後は何もないようだし、ここでもう自分の脚力としては十分すぎるくらいのところで、雰囲気としてはここが頂上だろう。池の茶屋林道から上れば頂上はすぐなので、また登ることもあるだろう。 裸山、アヤメ平をめぐって櫛形山展望台まで下りた。最初の二つくらいはコースも楽だったが、さすがに見晴台までは疲れて筋肉も関節も悲鳴を上げる。何度か休んでだましだまし展望台まで来ると、南アルプス市を一望できる。実はここまで車で来て登る人も多い。地元出身の方としばらく話が弾む。地元の中学校などでは北岳の登山教室をするとあまりに辛くて子供がが登山をしなくなってしまうということを聞いた。好きでもないものに連れて行かれて好きになれというのも無理がある。アヤメ平は最近アヤメがあまり咲かないという話もしていた。そういえばこの時期、マルバダケブキの群生しているところが、アヤメの咲くところでもある。栄養を取られてしまっているのだろうか。 もう歩きたくないけれども、其処から更に次の林道出合いまで40分の下りで、更に林道を30分歩かないと駐車場に戻れないので、しかたなく下り始めた。日ごろの運動不足のせいか、この日の夏の暑さのせいか、はたまたこの長すぎるコースのせいか、完全に疲れきった。北尾根登山道から林道にとび出したときはもう気持ち悪くなるほど疲れていて、ひょっとして熱中症にかかったらどうしようと思って林道脇の地面に座りこみ、水筒の氷水とあまっていたグレープフルーツジュース一パックを飲みほし、しばらく休混ざるをえなかった。周囲に何もないところで誰もいない。その後の林道歩きも疲れていたが、舗装されていて脚を振り出せば前に進んでくれる。4時30分駐車場が見えたときはほっとした。5時出発、8時45分頃帰宅。 なんとか帰ってきたものの、自分の今の脚力でもう一度同じコースを行けといわれたら躊躇するかもしれない。真夏に登る人は少ないと思うが、虫の好きな人、たくさん人に会いたくない人、たくさん汗をかいて暑さに対する抵抗力をつけたい人等がこの季節には向いているだろう。疲れたことの愚痴を言える人がいれば更に楽しい旅になったろうけれども、今回も言わば「おひとり様の登山」だった。贅沢を言わず、登れたことを喜びたい。 二日後、健康診断があった。血圧は正常値内だった。この日これでもかと歩いたおかげだと思う。健康になれるのならこれくらいの苦労は我慢の範囲内で、中尾根を登って北尾根を下れば精神的にも肉体的にもリフレッシュされることうけあいだ。 |
| 注) 櫛形山に登るには池の茶屋林道の登山口から登るのが一番簡単。裸山、アヤメ平を往復しても高度差があまりないので気楽に歩ける。櫛形山林道と登山道の交差地点(2箇所)から登ることもでき、そのうちの一箇所は櫛形山林道展望台があり、南アルプス市、甲府市などの展望が開ける。伊奈ヶ湖林道の県民の森から中尾根を登るのが一番辛く、周回して北尾根から伊奈ヶ湖林道に飛び出す今回のコースは結構長いです。 |