石射太郎・高宕山・八良塚

11:37デーデッポ(ダイダラボッチ)伝説のある石射太郎


高宕山への登山道から石射太郎を望む 12:03

12:20 高宕観音の入り口
狛犬の間の階段を登る

12:25高宕観音

12:43 高宕山頂上
360度の見晴らし

高宕山頂上にて記念撮影
回りは崖なので注意!

高宕山頂上からの八良塚
高宕山塊最高峰

高宕山からの東京湾方面
三浦半島、富士山を望む

金吊(きんつるし)頂上
右に瓦の道標あり14:16

子供と一緒に高宕山に来たのはもう6年も前になる。今回、八良塚(はちろうづか)も回ってみた。
     2月1日(日)、昨日、大雨のためどうなることかと思ったが、本日は快晴、といってもいいだろう。今日はいい天気だと朝から何度も言いながら、どんどん時間は過ぎていく。故あって我が家のメンバーは全員ばらばらの行動の日曜日。まとまりのまったくないのがフツーのすごし方になってしまったのは何年前くらいからだろうか。朝の10時前に俺も出かけてくるなどと無理やり用事を作って出かけることにした。誰も付き合ってくれないのもいつものことだからそれほど気にもしないが、本当に八良塚をまわれるかこの時間帯では不安がつのる。まあ、なんとかなるだろう。自動車道もすいていたし、11時過ぎに高宕一号隧道の脇に車を止めた。天気は晴れても昨日の大雨のせいで道路上を水が流れ出ている。山道もいまだに水溜りが乾くわけもなく、ぬかるみに脚を取られないように高度を稼ぐ。歩きにくい。
     20分も歩けば石射太郎だ。ここは展望抜群のところで南側に大展望が開けている。東京湾方面も樹間に見渡すことが出来、今日は富士山もはっきりと姿を確認できた。千葉県南総は距離的には意外と富士山に近い。石射太郎には前回登ったこともあるものの、今回、立ち入り禁止となっている。登れないことはないが時間が気になっているので先を急がなければならない。
     高宕観音入り口で写真を撮っていると上からファミリーが降りてきた。両親と子供、それにおじいさん、というメンバーのようだ。『今日は抜群の展望ですよ』と声をかけられてうれしくなり、元気倍増だ。意外と長い階段を上り終えると、無人の高宕観音に到着。かつてはにぎわっていたものの今はその面影もないけれど、ハイキングの休憩地点としては申し分ない。
     いざ、岩の穴をくぐり、はしごや鎖を超えてようやく高宕山頂上。誰もいないけれど360度の展望に大満足。遠くに富士山を望む。こんな展望はめったにお目にかかれないだろう。この前来たときは富士山どころか、東京湾さえもよく見えなかった。この大展望のおかげで高宕山は絶大の人気をほこっている。一段下の落ち着いたところでメンチパンを食べて、長居せずに八良塚を目指して出発。ちょっとよろけて手を突いたとたん、雑草のとげが指に刺さってしまった。抜いた後、出血はすぐとまったものの、痛みはぜんぜん消えない。傷テープを持って来ればよかった・・・。
     八良塚はこの山塊では最高峰だ。でも人気は高宕山に遠く及ばない。何人かのグループとすれ違い、何とか分岐点までやってきて八良塚を上り始める。八良塚は樹林に囲まれていて展望はない。それにつづいて金吊るしというピークがあり、そこも展望があまりないけれども、尾根道のところどころに展望は開けている。岩場の通過もあり緊張するところも幾つかある。
     とうとう分岐点にやってきて地図上では道が四ツ股分岐のはずなのに実際は三股になっている。しばらく考え込んで其処を動けなくなってしまった。もっと大きな地図をもってくればよかったと後悔する事しきりで、誰かに聞こうと思っても誰もいない。監視所コースに進んでみたものの心配になり、高宕林道最終地点を目指して下った。後で気がついたことには、三叉路が正解で、小さな地図上では下のトンネルをくぐる林道がもう一本の道に見えたのだということに気がつく。地図上の赤い線がいかにも上を通っているように見えて勘違いしたのだが、自分の事前準備が不備なことを反省するしかない。
     林道に下りて大多喜方面に向かって歩く。立派に舗装されている。2キロくらい歩き、大滝からさらに1キロほど歩くと、さっきの三叉路から降りてくる山道に出くわす。其処をあるって来たほうが正解だったはずで、自分のとったコースはかなり大回りのコースだった。今度来るときはここを降りてくればいいということがわかったし、まただれかと一緒に来ることもあるだろう。高宕林道をさらに高宕一号隧道のほうへと歩いていく。大滝付近まで舗装されていた林道もそれ以降は未舗装となり、大雨でぬれた道のぬかるみを歩くのは辛い。かなり疲れてしまって何度も立ち止まり、もうイヤだと思う頃にようやく第一トンネルが見えてきた。
     出かけるのが遅れて、ずっと時間を気にして歩いていた。明るいうちに帰ろうと思い、休憩もあまり取らなかったので、いっそう疲れが倍加した。準備不足も否めないが、ずいぶんがんばって歩いた気がする。館山道も渋滞せず暗くなる寸前の5時半に帰宅。すぐに夕食にカレーの準備をし始めて、でもやはり冬は鍋料理だろうと考えて変更。おかげで両方作ってしまった。我が家の相棒は「天地人」を見始めたが、自分はとても見る気になれず、8時10分には布団の中で疲れきって眠っていた。疲れたけれども楽しかった。