椎尾山

橘の 下吹く風の 香ぐはしき 筑波の山を 恋ひずあらめかも(4371)


椎尾山薬王院から望む筑波山



仁王門の仁王像@

仁王門の仁王像A

仁王門の風神

仁王門の雷神

三重塔

仁王門
スダジイの巨木が生い茂る

「つくし亭」の天ざる大盛り
800円なり

「つくし亭」のけんちんそば
700円なり

椎尾山薬王院
裏山が頂上だが今回カット

足尾山入り口から足尾神社までの登山道

足尾神社、道標には足尾山神社ともある

夏草で覆われた足尾山頂上
足尾山神社奥社 
   7月24日(土) 毎日続く猛暑の中、貴重な休日を利用して我家の相棒はどこかへ行きたがっていたので、時間は遅いけれども何とか連れて行くことになった。11時のこの時間では遠く涼しいところに行くのは不可能だが、@緑があるところ、A日帰りできる近いところ、B行ったことのないところ、という条件でたとえ暑くても、観光客がいなくても我慢することにして11時10分頃に出発。筑波山くらいならいけるだろう、と思い、その近くの椎尾山薬王院に連れて行くことにした。一般道を2時間弱走って真壁町の椎尾山に着く。暑くて人がいないと思っていたら、下のほうから男女二人連れが筑波山を目指して登っていくのが見えた。椎尾山というのは筑波山系の山、というより、筑波山のしたほうのピークと考えたほうがわかりやすいだろう。
   
   仁王門、三重塔、薬王院はすぐ近くにあるのでそこをめぐるのは難しくはない。緑が豊富で木陰が涼しく、とくにここはスダジイが大木となって残っているので、その大木を見るだけで気持ちが落ち着いてくる。昔から神聖なところだったからこのスダジイも切られずにここまで育ったのだろう。暖かい気候なのかもしれない。かつてここに来るには車では無理だったらしいが、いまは狭い舗装道を登っていけば駐車スペースにたどり着ける。しかし、バス停から歩いてくると結構登るはずだ。ここを経由して筑波山御幸平へ登っていくことが可能なので、そのうちにここから筑波山に登ってみるという計画もたててみたいところである。頂上までいけるらしいが、今回は気がつかずに帰ってしまったのは失敗だった。

   つくし湖畔の「つくし亭」で昼食。ここのそばがおいしかったというのが我家の相棒の評だ。違いのわからないワタク氏としては、どこで食べても同じ味がしてあまりおいしいとかまずいとか思ったことがないので、人生の喜びの基本的なものの一つを知らないで過ごしているのかもしれない。

   まだ時間があるというので、以前登ったことのある足尾山まで車で登ってみることにした。上曾峠まで車で登り、さらに峠を左折して狭い道路を道なりに行くとハンググライダーを飛ばすスペースに出る。そこからすぐ先が足尾神社入り口だ。今日はあまり歩いていないので、入り口から神社に登っていくだけでも十分に山登り気分となる。さらにその上の頂上を目指して細い階段を登っていくのだが、何しろ夏の真っ盛りで雑草が生い茂り、行く手を阻んでいるので掻き分けながら頂上に着けば、やはり夏草のオンパレード。この前歩いてきて登った時はこんなにくさは生えていなかったのに雑草の生命力に脱帽だ。小さな祠があり、ここは神社の奥社になっていて展望もよいはずだが、湿度が多いせいで今日の展望はきかない。登れたという満足感だけを持って帰ることにした。
 
   加波山まで7キロという道標を見て、面倒くさくなり、Uターンして引き返してしまった。もっと余裕のあるときに加波山に連れて行くことにしよう。その時は下から登ってもまたたのしい歩きになるはずだ。そのまま一気にとまらずに家まで帰ってきて渋滞することもほとんどなかった。6時10分過ぎ着、。

   ★椎尾山頂上に行かなかったこととみかんの実る冬に行けばかつての万葉の雰囲気ももっと味わえたかもしれないということが残念なところだ。何しろみかんは万葉の時代からここで栽培されていて、みかん栽培の北限とも言われている。上の万葉集の歌の中の橘とはみかんのことである。作者占部広方(防人)は防人に来る前はみかんの香りがする筑波山麓に暮らしていた。だからその香りがすると懐かしく筑波の山を思い出してしまう。みかんの実は見られなかったけれどもせめて看板だけはと思って撮影してきたのが下の写真です。次回はみかんの実る季節に来てみかん狩りをして占部広方の故郷に寄せる気持ちをしのびながらミカンを食べることにしよう。。