白毛門
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7:20 登山口を過ぎ、沢を渡るといきなり樹林帯の急登 |
8:50 途中で眺める松ノ木沢ノ頭と白毛門(中央) |
10:00 下に土合駅、上には天神平スキー場が見える |
10:00 (左)谷川岳・(右)一ノ倉岳を遠望 真ん中は一ノ倉沢 |
10:30 松ノ木沢ノ頭付近からの 白毛門全貌 |
11:30 最後の岩場を鎖で越えれば白毛門頂上 |
12:00 頂上からの北側の展望 (左)笠ヶ岳・(右)朝日岳 |
12:10 頂上から西側の展望 谷川岳が一望できる |
| この前、白毛門に登ったのは2003年10月、あれから8年あまりの年月がたち、あのときの写真の多くは紛失した。今回、我家の相棒と思い切って再び登ってみた。 2010年8月8日(日) おとといの6日、、水上の道路を走っていた、もっと正確に言うと仕事でバスに乗ってこの辺に来ていたのだが、仕事だから楽しい楽しくないということを論じても始まらない。この一週間のお盆休み、別に遠くに帰省する実家があるわけでもなく、休暇が必要というわけでもないが、この辺で休暇を取っておけばあれこれ説明する手間も省けるので休暇にしておいた。世間の人が帰省するときに家でぼけっとするのが我家の年中行事というべきか。昨日、どこかへ仕事でなく趣味で行こうとしたものの皆忙しく却下される。夜、今度こそ明日どこかへ行こうと誘うものの、我家の相棒の乗りはイマイチで、「疲れるし 体力ないし、いったいどこへ行くつもり?」と言う相棒の消極的雰囲気に押され気味だが、ここで引き下がるとどこにも行けないことになるから珍しくがんばってみた。おかげで相棒と娘がいやいやながら行ってくれることになった。もう12時近くで、「3時出発」という計画には無理があると指摘されたものの今さら変えないほうがいい。急いで寝る。 自分だけ2時半起床。3時間弱の睡眠時間で大丈夫かどうか悩む暇はない。そのうち相棒も起きてきたものの、次女は眠いらしくやはり行かないことになった。急なことだしそれも仕方ないだろう。結局二人で3時30分頃家を出る。外はまだ暗く夜空には星が輝いている。少し遠いかもしれないが、いやなら途中で戻ればいいさ、などといい加減なことを言いながら水上の谷川連峰の一つである白毛門を目指す。おととい走った同じ道をまた走るのだが、気持ちはまったく逆。何しろ今日は仕事ではなく遊びで走るのだから。楽しく行きたい。 快調。登山口まで数キロのところでようやくコンビニを見つけ昼食を買い込む。家から水筒を2本ずつ準備したものの今日は夏山だから更にジュースを2箱、それから「かちわりレモン」なる冷凍ジュースを買う。相棒は持参の紅茶のペットボトルが残っているのでそれも持って行くように勧めた。夏は秋と違って水は持てるだけ持っていったほうが絶対安心だ。 7時、登山口を出発。沢を渡るといきなり白樺の林の中を急登。あとはほんの気持ち下ることがあっても頂上まで一直線にのぼりと考えたほうがいい。この前来たときも辛かったけれど今回もこの体力ない2人組みにとってはやはり辛い登りだ。水の消費量は前回と比べ物にならないくらい多く、たくさん持ってきてよかったと思う。ほぼ同時に登っていく4人の中年女性パーティはおしゃべりがエネルギーになっているらしく、大声と笑いの絶えることがない。こちらは疲れて会話も交わすのが億劫なのに女性たちは世間話をべらべらとしゃべり続けている。たとえ離れても声は遠くから聞こえてきて、いったいこの人たち笑いとおしゃべりのために登山しているのかと思うほどだ。(こんなことを書くと女性蔑視だという人もいるのですが、うらやましいからこそそんな風に思えるのかもしれない。) 岩場での数本の鎖とロープを超えてようやく松ノ木沢ノ頭に出ると広大な展望が開ける。これから向かう白毛門頂上まで1時間をみればいいはずだ。難しいところには絶対行かないと言っていた我家の相棒はワタク氏よりも常に前を歩き、どんどん登っていく。登りのスピードは日ごろ鍛えている駅や通勤路でのトレーニングの成果だといえよう。その途中、更に数本の鎖とロープをこなせばようやく頂上にたどり着く。11時半。頂上で水分補充。たくさん持ってきて正解だったが、もっと持ってくればもっとよかったと感想を語り合う。360度の展望があるが、遠くの山々は多少霞んでいるのは季節の条件で仕方ないところだろう。 下山。前回笠ヶ岳まで歩いたが、今回は相棒もいることだし時間もないし、無事に下山できればそれで十分だ。鎖場やロープの場所はもちろん、それ以外の岩場でも十分気をつけてゆっくり無事に下ろう、と念を押す。いいところだけれども怪我してしまったらそれで終わりだ。慎重に下る。おかげで地図上のタイムはくだり2時間半くらいだったのに、3時間半かかってようやく沢に出た。着いたときはもうへとへとで力が出ない状態。この年では体力はもう増えそうにない。 帰り。渋滞。さらに睡眠不足のせいで走行中に眠くなることが多く、そのつどパーキングエリアやサービスエリアで休憩して10分とか20分とか寝ていたのだが、最後に入った幕張パーキングエリアでついにダウンし、2時間弱の大休憩。その間ずっと爆睡し相棒には迷惑をかけた。起きたら夜中の12時40分過ぎ。9時間10分かかりました、とカーナビが説明しているのを聞きながら深夜1時過ぎに帰宅したが、パーキングエリアの梯子をしながらも無事に帰れたのでほっとした。前日の思いつきのような計画もかなり無理があったのだと思うが、どこかでちょっと無理しないと出かけられないものだ。それに7年前の経験もあるからコースも知っていたので睡眠時間以外は無理というわけでもない(と思う)。無事帰ってきて今朝起きたら雨だったので、昨日の楽しかった山登りを思い出し、無理してよかったなあなどと反省などはどこへやらで爆睡時間の長さも帰宅深夜1時半という時刻もますます楽しかったと思えてくるのが不思議だ。我家の相棒は「もうアタシは二度と行かない。誰でも登れるなんて言うものだから行ってみたけど、あんなにつらいとは思わなかった」などと冷たい言葉を投げかけてくる。オレよりも早く登ったくせに、それに結構感動してたじゃないか、もっといい感想を言ってくれてもよさそうなものだ。誰でも登れるというのは普通の健康な人なら誰でも登れるという意味だったのだがはたしてこれは言いすぎだったのだろうか。 自分の体力を考えると、もう馬蹄形縦走は無理なのかもしれない、と思うとなんとなくさみしい。 |