高塚山

高塚山頂上から眺める太平洋と千倉の町並み
南房千倉大橋公園 隣は海
トイレ・駐車場あり
長尾神社
この辺は神社仏閣が多い
高塚不動尊
大聖院背後に階段が伸びている
(左)照明院と(右)長性寺
散歩コースには絶好の場所
高皇産霊(たかみむすび)神社
千倉の祭事も行われる


安房の彫工、後藤利兵衛橘義光明治22年74歳の作「子連れ獅子」


頂上にある風神雷神
お百姓さんの作らしい
高塚山頂上
高塚不動尊奥の院がある
    高塚山は 南総千倉で海岸に面した山では最も高く、216mの標高がある。いい天気のときは散歩コースに絶好だ。
    3月30日(火)前後にいい天気はないというので今日千倉まで出かけた。カーナビではじめての長距離。性能を試すには絶好の場所だ。山も高くなさそうだから日帰りには遅く出発しても十分間に合うと思われる。7時半出て9時半着。このカーナビは2万円。3.5インチの画面は小さいが、性能的には十分の力があることを実証した。これじゃあ地図もいらなくなるわけだ。
    風は強いがそのうち弱まるだろう。何しろいい天気だし、春の雰囲気に満ち溢れている。子守の老婦人と話し込む。「高塚山頂上はここからは見えないよ。あの山の向こうが頂上だよ。どうりでうちの前をハイカーが通ると思っていたらハイキングコースになっているのかい。どおりでいろんな人が通るので不思議に思っていたんだよ。」などと納得した様子。神社仏閣が多く、舗装された道でつながれていてハイキング道にもなっている。
    大聖院から登山道に入る。南総最高峰といってもたかが216m。一息で上れるはずだ。南総特有のマテバシイの林の中を登っていくと数人の人とすれ違った。いずれもご老人。更に登れば頂上。門と奥社がある。風神雷神像もあり、解説によるとこの作品は地元のお百姓さんの合同作品らしく、うまい下手はともかく、一生懸命作ったという気持ちが伝わってきて心が和む。狛犬は安房の掘工3名人(伊八、義光、石翁)の一人後藤利兵衛橘義光74歳のときの作品で、そう聞くとなんとなく名作のような気がしてきた。仔連れ獅子というのもめずらしい。仔連れ狼っていうタイトルの漫画があったけれどもそれよりずっと前にこんな作品もあったのだ。ここから連想したのだろうか。左右の狛犬がいずれも子供を連れているのだが、子供を大事に育てなさいという意味なのだろうか。初めて見ました。頂上から太平洋と千倉の町が見える。
    登山道が崩れていて危険という立て札があったのでガイドブックのコースはあきらめ、高皇産霊神社に下る。きれいに整備されていて海のほうから参道が続いている。海の幸をお祈りしたか、祝ったのだろう。今でも祭事が行われるらしい。
    照明院と長性寺、観月院まで歩いてみた。絶好のハイキングコース。のんびり花を見ながら歩くのは別に高いところに登るわけではないが春の楽しさを感じさせる。
    農作業の婦人と雑談。「山と山の間に見えるのが高塚山だけど、ここからは見えないからもっと海岸のほうに行けば見えますよ。高い木が2本生えているところです。左の岩肌が見える山は昔は竜神山と呼ばれていました。昔はお祭りのときに子供たちがみんなで高塚山頂上まで登ったものだけれど、今は下に社ができてしまってハイキングする人以外は登らなくなってしまったんです。雑誌にもこの山が載っているんでしょ?うちの息子が、うちの裏山が載ってると言うので見たらほんとに載ってるのでそのときはみんなで大笑いしたんですよ。」つまりあんな山でも雑誌に載るのが地元の人には面白かったらしい。竜神山というのはかつての浜辺の猟師たちの気持ちがこめられているのだろう。いろいろなことを教えていただき感謝します。