鯛の浦遊歩道・おせんころがし

14:28  「おせんころがし」の碑

12:30 誕生寺参道

13:48 鯛ノ浦遊歩道を歩く
     4月30日(土) ずいぶんと前のことを思い出そうとして書こうとするものの、あまり詳しいことは思い出せない。ワタク氏の記憶力のなさを恥じるばかりだ。写真によると正午12時に駐車しているので、おそらく家を出たのは10時過ぎだろう。あまりに仕事ばかりに頭を悩ましていた頃で、それでもどこかに出かけてみるかということになり、あまり気が進まないものの、1年ぶりで誕生寺に行って見た。あいにく、寺の境内は工事中だった。
     鯛ノ浦遊歩道を歩くと風が強くて本当に歩きにくい。こんな日にはほとんど誰も歩いていない。さらに満潮のせいで普段なら下に下りて岩の上を歩くことも可能なのに水が遊歩道のすぐ下にまで来ていて、こんな時に地震でも起こったら津波で助からないだろうという変な不安な気持ちがわいてくる。弁天島の付近まで行くと遊歩道は終わり、普通の海岸になるが歩きにくくなってもう進む気にもなれず、そこで退散。

     車に戻りおせんころがしの碑まで行ってみた。かつての海岸の断崖につけられた道は今は閉鎖されているが、遠くからその道のあとを見ることは出来る。こんな危ない道をかつての人は日ごろ通っていたのだろう。おせんころがしの解説によれば次のようである。

    高さ二十メートル、幅四キロメートルにも及ぶこの「おせんころがし」には、いくつかの悲話が残されている。豪族の一人娘お仙は日ごろから年貢に苦しむ領民に心を痛め、強欲な父を見かねて説得したが聞き入れてくれない。ある日、領民が父の殺害を計画し機会をうかがっているのを知ったお仙は、自ら父の身代わりとなり領民に弾劾から夜の海へ投げ込まれてしまった。領民たちはそれが身代わりのお仙であったことを翌朝まで知らなかった。悲嘆にくれる領民たちは、わびを入れ、ここに地蔵尊を立てて供養した。さすがの父も心を入れ替ええたということだ。

    とにかく風の強い日で、のんびり解説を読むよりも、帽子を風に飛ばされないようにするのに必死だった。お土産を買って帰ったが、何を買ったかはもう忘れた。日ごろの気分がすっきりしたというほどではないが、一応ひきこもらずに外に出られただけでも、これが次回につながればいいと思う。