岩櫃山
−岩櫃城址−

12:34 岩櫃山(802m)頂上の岩に上って一段下にある狭い頂上部および北東方面を撮影
写真では右上に小野子三山・子持山、中央奥に武尊山、町は中之条町、
頂上手前の岩山は九合目ピーク、そこから下って上る怖い鎖場の充実感満載コース
左下の人影は撮影中のワタク氏。 焦って撮影のため山の頂上が切れてちょっと残念


9:35 出浦渕 岩櫃城最後の城代出浦昌相(まさすけ)の館跡らしい

10:37 密岩登山道を主張すれど却下され仕方なく潜龍院方面へ 

11:02 岩櫃山直下潜龍院跡付近に休憩地広場あり 赤岩通りへ

11:31 赤岩通りの鎖場を乗り切ると十二様通り合流点に到着

12:11 九合目ピークからの頂上 長い鎖が垂れ下がっている

12:28 頂上直前簡単そう?実は初心者にはかなり辛く覚悟必要

12:35 頂上に360度の展望あり 充実したハイクを望むならココ 

14:18 幼少期幸村も過ごした岩櫃城 徳川の一国一城令で廃城
10月24日(月)快晴
    この前の筑波山じゃないけれど、あのとき3時出発なんてことを考えていたら5時だったから、今週もそんな風になる不安は大きく、武尊山は第一希望として、第二希望には岩櫃山を考えていた。結局急に7時間を超える歩きは長すぎるし、3時出発なんてとうてい無理、という相棒の希望を入れて、やはり今ブームの大河ドラマ『真田丸』でおなじみの岩櫃山に変更。3時間歩きなら5時出発でも十分だろう。

    5時20分出発。平日のため走って行くにつれ混み出し、9時過ぎに平沢登山口に到着。もちろん、コンビニによる時間を含む。案内所があり状況を聞き大きな地図とアドバイスを受ける。パソコンで打ち出した地図と同じだがやはり大きなマップは心強い。いくつかのコースがあるが、直登すると時間は短い。こちらは遠回り予定でまずは真田道を下って郷原駅方面へ。途中にNHK大河ドラマ真田丸でもおなじみの岩櫃城最後の城代、出浦昌相の館跡とされる出浦渕がある。ドラマではずいぶんニヒルで真田にとっては強い味方だった。佐助を育てたことにもなっていてしのびの元締めだったのは本当だろうか。

    一般舗装道に出て分岐点につくと登山道の赤岩通りか密岩通りか意見がわかれ、我が家の相棒は密岩登山道を拒否、どうしても納得しないのでこちらが折れるしかない。つきあってもらっただけで感謝しなくては。潜龍院跡はかなりの開けた空き地になっていてそこから岩櫃山の岩峰が迫っているのが一望でき休憩所としては最適だろう。潜龍院とは真田昌幸が武田勝頼のために建てた館だが勝頼はここに来ることなく天目山で自刃した(解説より)。

   ここでもしばらくもめて結局なだらかに巻いていく十二様通りをやめて赤岩通りを登ることに同意してもらった。どうやらアイボウ氏は熊注意の看板を見て不安に陥っていたようだ。密岩通りでこの前転落死があってそれも不安をあおる材料だが、密岩通りほどではないとしても赤岩通りにも鎖場が最後に出てくる。それを超えれば十二様通りとの合流点に至り、さらにメインの尾根通りに合流。いくらハイキングといっても疲れることに変わりなし。

    岩と岩の間をすり抜けたりして細い道を上っていくと一瞬頂上と間違う九合目に出る。「頂上は向こうだよ」という登山者の声あり。もう昼食気分だったのに…さらにむこうに岩峰がそびえている。実はそこからがこの山の本領というべきか、鎖をまず下降するのだけれど、ワタクシに続いてアイボウが下り始めるも不安らしく、とうとう「私ここでやめるからあなた行ってきて!ここで待ってる、などと言い出す始末。そこで大丈夫だから降りてこいとか、絶対行かないとか、言い合っていることになり、9合目で聞いている登山客も多く恥ずかしい場面だが、とにかく連れて行こうと思って言い続けると何とか納得しており始めた。足をあっちに置けとかこっちに伸ばせとか、やっぱり届かないとか、言いながらも第一の鎖をクリア。まったく他のハイカーしにしてみればお笑いですよ。

    両側が崖の細い尾根道を通り過ぎ、ついに直下の登りの鎖場。今までいくつかの山で鎖場を経験したとはいえ、ここははっきり急坂というよりも絶壁の鎖場でしょう。トーシローにはそう見えます。初心者にとってはなんだか怖いところで、周りが360度の切り立った崖の上で下を見ても怖いところ。初心者のアイボウはさすがに大丈夫かと心配になるも、今度は何とか自力で登り切った。やはり覚悟を決めたのかな。先に歩いていたご夫妻が登っていったのも勇気づけられたかもしれない。人ごとでなくワタクシも四苦八苦してやっと頂上。今までの苦労が報われる大展望だ。この頂上展望、実は十二ヶ岳の時と似ているのも、その山がお隣みたいな山だから当然。頂上で感動して撮りまくった写真の一つが上の写真です。があせって遠くの山の頂上部が少し切れてしまったのがご愛敬。

    先に着いたご夫妻が弁当を食べ始めるも、我が隊はとてもそこでお昼を食べる心の余裕はなく、帰りの鎖場を心配し9合目に戻ってから食べようということになった。下りの鎖場は登りよりもさらに不安だったが、9合目に戻る登りの鎖場はさっきよりもなれたせいかそれほど時間をかけずに登り切った。そこで昼食のおにぎり。もちろんコンビニ製です。ここも頂上に劣らずの大展望で、頂上は狭いから混むときは9合目で休憩とうほうがいいし、心の余裕も感じられるはず。写真もずいぶんとらせてもらった。

    帰りは岩櫃城本丸址によってきた。NHKの「真田丸」の宣伝の旗が何本かはためいている。真田丸で脚光を浴びている岩櫃山だけれど、頂上まで行けば、単なる散歩やハイキングではなく、充実したいかにも登山気分が味わえるのでおすすめだ。「今度は密岩通りを登ってみようか、」というと、「もう金輪際行かない」というアイボウ氏のつれない返事。とはいえ、アイボウ氏も充実した一日を送ったという充実感を感じていたらしく、愉しそうだったことを書き添えておきたい。『真田丸』もうすぐ終わりですね。6時半過ぎ帰宅。

   ★以下は頂上手前の九合目ピークからの展望です。

榛名連山 手前は九合目ピークの一部


左、小野子三山子持山 右、赤城連山


中央遠く谷川連峰 右、上州三峯山?


左、上州武尊山 右端に日光白根山


遠くのぎざぎざの山は妙義連山


おそらく四阿山


浅間山・黒斑山方面 左端はもちろん岩櫃山