官ノ倉山・石尊山・金勝山
 344.7m 344.2m 264m 

10:05 左端の山が石尊山、その右のまばらな木が立っているのが官ノ倉山
右の大きな二つの山は堂平山(左)と笠山(右) 【小川げんきプラザからの展望】


9:43 金勝山頂上から小川町市街地を望む 展望良好

9:54 裏金勝山頂上は金勝山から歩いて10分の展望地 

10:46 建築年代1721年と判明した埼玉最古の吉田家住宅 

11:20 竹沢氏子孫が創建した三光神社 旧名妙見社

11:31 官ノ倉山(左)が見える天王池の休憩地東屋にて

12:05 天王池から20分で官ノ倉峠 官ノ倉山まで15分

12:18 官ノ倉山頂上展望良好 次に登る石尊山が見える

12:47 石尊山頂上から官ノ倉山を振り返る ここも展望良好
12月29日(木)
    朝5時10分頃に出発。2万円のカーナビも古くなってしまい本当に行きつけるか不安アリ。細かい情報は表示されず、たぶんこの辺という見当をつけてセットしてあるがその場に行けば何とかなるだろう。今までも何とかなってきたし。外環道も関越も事故あり。帰省の時期だしあせりもあるのだろうが、後続車はいい迷惑だ。美女木インタ付近三か所で玉突き事故の影響が大きい。車はかなり大破していたが死亡事故ではなさそうだ。子供もいたらしいからやはり帰省客なんだと思う。関越道嵐山小川インタ事故は近づいていくにつれ解消に向かい多少の遅れが生じたくらいでほっとして8時過ぎに駐車地点に到着。休憩所にはトイレアリ。誰もいないし、昨日と違って風はないけれど、本当に寒いと思うのはここが秩父だからか、早朝の寒さのせいなのか、歩き続ければ何とかなるのか、とにかく歩き出す。8時半前。今日は年末でどこも大掃除に忙しいはずだが、我が家は明日にしようとお気楽な外出です。

    昨日マップをインタネットから印刷しておいたが、ちょっと変更してまずは東武東上線東武竹沢駅を目指す。本来、電車ならこの駅か小川町駅を降りて歩きだすのだが、今日は車。地図を頼りに何とか東武竹沢駅を過ぎしばらく行けば登山口だ。小川げんきプラザの方面に向かって登り始める。

    金勝山標高264m。予定は9時だがほぼ40分遅れで到着。。冬で葉が落ちて展望良好。とくに小川町市街地方面の展望を楽しみながら休憩。これから進む小川元気プラザも見えて初心者ハイクには安全安心のコースだろう。裏金勝山も宿泊施設おがわ元気プラザも展望良好。遠くに日光連山、谷川連峰、赤城連峰、榛名連峰、反対側に秩父の笠山、堂平山など360度の大展望がある。山麓に本田技研寄居工場が近い。安全なコースなので何度でも来たいと思うはずだ。

    下って吉田家住宅は今日は年末休館日だったので外からのみ見学した。歩くコースにあるので山登りだけではなく、ぜひ寄っていきたい場所で、昔の農家のつくりは父親の実家もおなじようになっているなあ、と構造を確認。我が家の相棒はこっちのほうが興味があるらしい。

    三光神社は大掃除中。なんだかみな忙しそうだし、どこの暇人がこんなところをウロウロ歩いているのかと思われそうなので、我が家の相棒はちょっと寄りたくないらしかったが、地元の方に「寄ってってください」と声をかけられてあっという間に気持ちは一転して、お参りをしていくことに。かつては妙見社と言っていたらしく、なーんだ、うちの近所の星神社と同じじゃん、ということがわかり親しみがわく。むかしから妙見を信仰する人々はいろんなところにいたことがわかって感慨深い。

    天王池からは官ノ倉山を遠望することができ、東屋もあって絶好の休憩地。水はどうも湧水らしく、農地の灌漑用に人工で作った池である。すきとおった緑色の水の中にコイが泳いでいた。民家がこの付近まであって小鳥の声くらいしかしないずいぶんと静かな土地。うらやましいようなところで、こんなところならのんびりと余生をおくってもいいかな、などと空想するも、とにかく今日は官ノ倉山まで行かなくては。我が家の相棒曰く「あと5キロもあるの?山道なんだからあと2時間は歩くなんて、早く知らせといてよ、」などとややご機嫌斜めでいちゃもん屋になっている。疲れてきたのかなあ、あまり構わないほうがいい、と平静を装うが心は「荒れてきたらどうしよう」などと弱気になる。いい方向へ向かえばいいが、と口数を抑えてひたすら足を運ぶ。それにしても「あと5キロ」なんてちょっとおかしいだろ、どこかの数字を読み間違えているんじゃないだろうか。

    20分で官ノ倉峠。樹間とはいえ平らになったところで呼吸を整えてさらに10分登れば官ノ倉山頂上だ。先客数人あり。展望はもちろん良好でさっき登ってきた金勝山方面小川げんきプラザの建物がみえる。結構歩いてきたと感動。展望はげんきプラザと同じようなものだが、雰囲気はそれ以上で山上の休憩地としても文句なし。シーズンによってはあまりに多くのハイカーがここで昼食休憩となるのでここに座るのも大変苦労するところだが、今日はさすがにわがパーティのほかに一組とあと一人くらいで余裕の頂上。向こうにこれから向かう石尊山が見える。別のパーティはここで昼食中だったがわが隊は石尊山まで行ってからということになって出発。10分で石尊山だ。

    石尊山頂上も展望良好だし、多少の広場になっているから昼食休憩にも絶好だが、時間経過や太陽の傾きなども関係してやや日陰となってきた。冬はやはり日向ぼっこできるところがいいとすれば官ノ倉山にすべきだったか。でもわが隊だけなので適当に日の当たっているところに座れば問題なし。我が家の相棒はワタクシと離れて一人で日陰で「さむい」といいながらもおにぎりを食べていた。ワタクシは日向でおにぎり。さっき天王池でブドウパン一枚食べたのでおにぎりも一個で十分。展望を眺めたらさっさと下りにかかる。

    下りに一か所、長い鎖場有り。別に慎重に下れば特に危険なほどでもない。ただ今の季節落ち葉で岩場が見えないところが多いのでその点だけ気を付けたいところだ。石尊山を下ればやがて北向き地藏のところに出て、そこから駐車場まではかなり近いはず。鎖を折りきると北向き不動。我が家の相棒はそこを登らないで素通りすると思ったのに登りはじめる。足が痛いならやめとけよなどとは口に出さず、せっかく来たので登りたいらしい。一緒に付き合って今では鉄の手すりの付いた石の急階段を登ってみる。かつて年貢を払えなくなり逃げ出した農民が記念に三十六童子を建立したという。里人にとって信仰のよりどころだった、と解説にある。それを知っただけでも登ってよかったと思える。

    ちょっとあるくと山道から太陽の光まぶしい明るい広い場所に出た。その向こうに駐車場があってわが車が待っていた。我が家の相棒にすぐそこに車が見えてると教えるとどういうわけか喜んで「もっと歩くのかと思った。あなたの計画すごいわね」などと計画立案力をほめたたえるが、別にこれはワタクシのせいではなく、インタネットのコースに載ってただけの話。まあ、終わり良ければ総て良し、で笑顔で終わってめでたしだ。帰り、【道の駅おがわまち】に行ってみるものの年末休館でほとんど閑散としている。こんな日にハイクと称して出歩いている人はまずいないということか。掃除なんかしなくても・・・などと言おうものならまた相棒は気分を害するのでやめておこう。少なくとも我が家の中ぐらいは平和で今年も暮れて来年も平和で始まるようにと願いつつ帰宅4時半。