《TV days:先週のお気に入り》
相変わらず、お笑いと料理(作るより、食べる)番組が主流のTV界ですが、土日(1/29,30)にETVとTV-tokyoで面白い番組が2本放送されました。 先ず、ETV特集「これからの科学、京都賞歴代受賞者インタビュウ」{ コンピュータ学者:A・ケイ;霊長類学者:J・グルード; 映画監督:アンジェイ・ワイダetc }です。 歴代受賞者の中ではやはりA・ケイ博士が私の目当てです。 そして期待と想像を裏切らず相変わらずハードウェアとアプリケィションという進歩のないコンピュータ・ユーザー無視の現状に挑戦し続ける姿に嬉しくなりました。 しかし、博士の提唱するプログラムはオブジェクト指向のGUI環境で私の考えるプログラムとは少し違う世界のようです。 それにしても博士の持論”日常言語の様に自由にプログラムを読み書きする”コンピュータ世界はまだまだ遠いようです。 2本目がTV-tokyo「ソロモンの王宮:グラン・ツーリスモ」{ プロデューサァ:山内一典氏 }です。 ビデオ・ゲーム「グラン・ツーリスモ 4」を発売するまでの山内氏と会社内部の模様を一年間撮り続けた労作で私のようなPC&クルマ好きには興味の尽きないドキュメンタリィ番組でした。 私自身はビデオ・ゲームには興味もなければ、やった経験もないのですがこの山内氏に限ってはカーグラフィックで”フォードGT”を購入した人として紹介されていたので気になるゲーム・プロデューサァでした。 期待していなかったのですが、ゲーム製作過程も大変面白く見せてもらいました。 そして期待通り最期にお目当ての”フォードGT”が登場しクルマ好きも満足の内容でした。 ところで、ここまでPCのヴァーチャル・ゲームの完成度を見せ付けられると是非、空モノ「リノ・エアレース」のビデオゲーム化を期待してしまいます。 −C言語日記− 私もヤットC++の”クラス”に足を踏み入れたのですが、何でもかんでも拡張しすぎで噂どおりの魔宮です。 今ではC言語のシンプルな世界が懐かしいです。 |
アラン・ケイ氏のプログラム教育については以下のURLを(テキストは日本語です)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20050203/155666/index2.shtml
《通信:週末の楽しみ◆C言語日記+焼きそばパン》
時間を気にしない週末の楽しみは”お酒”と”映画”が定番でしたが、去年の暮れからそれに加えてコンピュータ・プログラムが増えました。 とは言っても動けば嬉しい100行にも満たない素人プログラムです。しかし、これが動いてくれないのです。 コンパイルすればエラーの山です。「4X行がエラーです」となると行カウントだけでも一苦労です。 BASICなら「行」表示を頼りに辿れるようですが、C言語系はそれも出来ずイラつく大仕事でした。 しかし、解決策としてコードの間にコメントとして行表示を入れる方法を考案してから”虫殺し”が大変楽になりました。 【例】 { --------; return 0; } //25:lines /*このようにコメントを入れます*/ このように20行程度で関数など切の良いところでコメントとして行表示を入れるのです。 新たな式を挿入すると行番号を変えなければなりませんが、素人プログラムなら2,3箇所の変更で済むのでこのやり方の方が数段便利です。 尚、私は現在”メモ帳”を使っています。他のテキスト・エディタならモット便利な方法もあるかもしれませんがスタンド・アローンなアマチュアですので中々情報が入りません。どなたか何か良い情報をお持ちでしたら是非お教え下さい。 180度話は変わりますが、私”焼きそばパン”と”コロッケパン”が大好きなのです。 何でも”自分で体験主義”の性格から一度、市販の焼きそば(お湯掛けインスタント系ではない)を作りオープン・サンドを試作してから週末の夕飯としてハマッテいます。 以来、”炭水化物ダイエット”の流れに逆行してます。 コンピュータの部屋が寒いのは辛いのですが、このような理由で”プログラム”と”焼きそばパン”が存分に楽しめる週末が待ち遠しいです。 |
《通信:気になるニュース@変異型ヤコブ病ALENOVO》
スーパーでの「赤ちゃん通り魔事件」など近年、人間の不良品が引き起こす事件の数々に暗澹たる気持ちになりますが、私は凶悪事件に隠れて短く報道された”変異型ヤコブ病”にも戦慄を覚えました。 ニュースでは「患者は英国に一ヶ月ほど滞在した時に感染したのだろう。」と軽いコメントで流していました。しかし、この病気が一ヶ月で感染してしまうほど強い感染力を持っているとは今まで知りませんでした。 この患者が常軌を逸した肉食フリークでもMAX:90食ですから実際はモット多くの患者が発症していた(いる)のに監視の網から零れ落ちていたのではないかと疑いたくなります。 今年中には小泉州知事と日本州政府は”吉?家”と米・農務省のためにルーズな判定基準で牛肉の輸入再開をするそうですから心配です。こんな事で”日本人の脳みそ”は大丈夫ですか? 話は変わってPCファンとしての大事件が「IBMがPC部門をLENOVOに売却」です。「中国に売りやがって」とか「中国が買った」とか頭の配線が右回りな事を言っているのではありません。 私が心配なのはこれでPC製造会社は第3位になった”LENOVO”にしても第1位の”DELL”にしても研究・技術開発への投資が極めて少ない会社ばかりになってしまいそうなことです。 もう少し夢を見せてくれると思ったのですが、PCのハード面での新技術はもはや望めないのでしょうか? こうなったら、ソフトのインドに期待です。 |
《ブックカフェ:「オープンソースワールド」》
「オープンソースワールド」 −川崎和哉・編著(¥1,900・税別):翔泳社− |
【内容】 オープンソース界を論文、インタビュウなどで技術面ではなく文化面から捉えた精神論&文化論的解説書です。 【随想的感想】 本当に個人的なことですが、何年被りかに風邪を引き大変な週始めとなってしまいました。 日曜の夜には「これはダメだ!」と観念しましたが、風邪と体調不良がこんなにも辛いものだとという事を完全に忘れていたいました。 明日(月曜)はゆっくり昼間から映画でも楽しんで過ごそうなどとナメタことを考えていましたが、現実は映画どころか食事もままならず”ヨーグルト”と”みかんの缶詰”で如何にか生き延びました。 話をブックカフェの本題に戻します。本書はオープンソース界では有名な論文「伽藍とバザール」の全文やR・ストールマンやL・トーバルズのインタビュウなどPCに埃が被っていない人には興味深いコンテンツが満載です。 しかしながら掲載論文の多くは真面目度120%で本音を言えば途中から胃もたれを起こしそうでした。 全部読む必要も無いですが、それでもあなたがオープンソースに少しでも興味があれば必ずあなたの興味を惹く内容を持ったコンテンツが有ります。 つまみ食いで十分ですから図書館などを利用するかホームページ(本書にURL掲載)からダウンロードしてでも善意と博愛の理想主義から始まったオープンソース・カルチャァを一緒に考えて下さい。 ※健康には気を付けて下さい。趣味もPCも健康が基本です。楽しいことは何も無かった風邪引きの実感です。 |
《通信:サッカーと在日》
話題の「日本vs北朝鮮」戦は病み上がりで体調不十分な為にほとんど観ずに寝てしまいました。お陰で自宅に居ながら夜のニュースで繰り返し放送された決勝ゴールで試合結果を知るという大変残念なことになってしまいました。 ニュースで見る限りですが結果以外に嬉しかったことが心配していた”国旗を焼く”や”金正日・人形を火あぶり”にするなどどこかの国民を真似たような程度の低い不祥事も起こらず日本全国ノン・トラブルで日朝友好増進に一役買ったことです。 今回のイベントで私を含む多くの日本人は在日や北朝鮮の人々は何かと”民族”や”将軍様”を持ち出すことを除けば我々と同じアジア人であると感じたと思います。 スポーツ精神の真髄を示してこの成功と平和的な雰囲気を作った多くの在日と日本人に一層感動しました。 それにしても今回の報道合戦の中で見せた在日Jリーガー:安選手の見事な対応には外交官以上の力量を感じました。日本庶民のメンタリティを理解し同時に祖国のイメージアップを果たした彼は両国の宝です。 これだけの成功を見たのですから次のアウェでの”日本vs北朝鮮”戦では是非多くの在日、日本人からなる混成応援団(在日の方は通訳を兼ねる)を結成し本当のサポーター魂を世界に示して欲しい。 北朝鮮政府の関係者には是非とも頑張っていただき日本人には本当の北朝鮮の庶民を北朝鮮の人々には反日ドラマとは違う本当の日本人を見せて欲しいです。北朝鮮にとっては友好と外貨を稼げる一石二鳥のGOOD IDEAだと思います。 不愉快な話を一つ。 最近、発覚した”安倍、中川(本当に頭が悪そう)&NHKスキャンダル”は本当に異常です。 朝日に対する安倍議員の陰湿で執拗な対応を見ていると安部議員がNHKにどのように迫り追い詰め番組の再編集に応じさせたのか痛いほど分り市民感情的には十分以上の逆効果です。 悪いことにNHKのスキャンダル調査結果も3者の言い分が上手く合い過ぎですから。これでは余計に怪しいです。残念! 受信料不払いが拡大しているそうですが、こんな現状では仕方ないかもしれません。私も無料でも見たくない”自民党監修ドキュメンタリィ”などに料金は払いたくないです。 ドキュメントと報道を削ってドラマ枠を増やす現行方針に嫌気がさしていたところなので視聴者として今回の件は真剣に考えています。 |
《通信:体は健康に、社会は不健康に》
辛い経験でしたが”インフルエンザ”は健康の有り難さを再認識させてくれました。 結局は2週間近く映画どころか本を手にとる事もありませんでした。そして、何より最悪だったのは<食べ物の味がしない>ことでした。 しばしば「これは不味い!」とか食べ物の味を形容しますが、本当に不味い料理は<味が無い>のです。 幸い発熱は2,3日で収まり体調は次第に戻ったのですが、<味覚不感症>には困りました。このまま<味覚馬鹿>になったらどうしようと本当に心配になりました。結局、義務感と理屈で食べる文字通り「味気無い食事」が2週間近く続きました。 ところで、私が”インフルエンザ”の呪縛を解かれ社会復帰したら「livedoor」の堀江社長が大変なことになっていました。ラジオ局のTOBで報道機関の全てを敵に回してしまい、放送局は言うに及ばず出版、タレントまで総動員による”四面楚歌”24時間十字砲火を浴びていました。 最期には国会議員の「金が全てはけしからん。」と金まみれの選挙屋兼政治家に一番似合わない発言が飛び出す始末です。 私としては”バラエティ”と”お笑い”ばかりで変わり映えのしない放送局がどうなろうと構わないのですが、現状は一番見たくない日本の”長いものには巻かれろ””付和雷同”伝説の一面を見せられている感じです。 Linux絡みで「livedoor」に親近感を持っている私から堀江社長に一言。こんな連中を相手にしてコンテンツ目当てのTOBに何百億も使うなら自ら情報資産を創造した方が得策だし、日本文化にも有意義だと思います。 |
《TV days:新幹線と童話の話》
「時間を返せ!」と言いたくなる番組ばかりで報道番組以外ほとんど<録画=早送りor頭出し>ですが、先週の土曜日に放送された:ETV特集「新幹線誕生40年・高速鉄道の歩みと未来」(2/19)は久しぶりに大変楽しい90minでした。 内容は”新幹線革命”と新幹線インパクトの海外取材レポートで構成された鉄道マニアはもちろんメカ好きも楽しめるテクノ・ドキュメンタリィ番組で基本は低予算「プロジェクト]」という趣でしたが、過剰演出な編集と押し付けがましい湿り気タップリな語りを使わない構成はかえって新幹線の革新性とヨーロッパに与えた衝撃の強さを鮮明に捉えていました。 懐古趣味と衰退技術の象徴だった鉄道に”高速”と”安全”で新時代へのブレークスルーの切符を渡したのが世界の果てに住む黄色い人間(当時の欧米人の認識)だったのだから驚いたでしょう。しかも最期のプライドなのでしょう、欧州の高速鉄道は新幹線と違う個性を出そうとした必死のコンセプトがデザインに滲み出ていて面白かったです。 オマケに笑い話を一つ。 TOBを仕掛けられた会長が毎朝玄関先で記者会見。そして得意気に「”社員は嫌だ。”と言っているんだ。」と言っていたのには笑えました。 普通の頭を持っていれば部下がどのような答えを言うかは聞く前から分るはずです。質問者も同業ですからこんな不自然な茶番劇状況を誰も指摘しない。今まで童話を馬鹿にしていましたが、本当に”裸の王様”が居ることを知りました。 フジTVやNHKを含め日本の放送界はこの程度でしょう。自分の意見が言えるガッツのある人間が居ればもう少しマシな番組が増えると思います。 |
《TV days:映画「ロルカ」&「エニグマ」》
派手なアクションもサービスカットも有りませんが、小説の様な見応えのある映画が2本放送されましたので推薦レポートです。 「ロルカ:暗殺の丘」{ 監:M・スリナガ 主:A・ガルシア/イーサイ・モラレス 97年:スペイン・アメリカ T‐114min 戦後(50年代)、スペイン内乱時に暗殺された詩人:ロルカの死の真相を探ろうとする青年が思いもしなかった重い代償と厳しい真実に直面する。 } 志を曲げて現実に流される人間の弱さ、悲しさを油絵のような光で捉えた映像の美しさは一見の価値が有ります。 舞台がファシズム下のスペインですから全編、強い日差しもなく日本人の期待するスペインの光は一瞬も差しません。 しかし、緊張感のあるストーリーと映像は何とか”フランコ時代”の真実を伝えたいと言うスペイン人の熱意を感じます。 「エニグマ」{ 監:M・アップテッド 主:T・スコット/K・ウィンスレット 01年:イギリス T‐119min 変更された暗号コードの解読と危険を冒して恋人の失踪を調査する天才数学者。そして彼に協力する恋人のルームメイトとの予期せぬ成り行き…。 } シャーロック・ホームズ以来の英国風探偵小説の様式を映像化したようなストーリーなどは直接楽しんでいただくとしてマニアには見逃せない映画ならではの楽しみが小道具の数々です。暗号解読用の階差計算機、「エニグマ」タイプライタァそして英国映画では絶対見逃せないクラシックカーたちと田園風景などディテールはさすがの「英国気質」です。 しかし、少し気になるのが主人公の天才数学者です。モデルはチューリングあたりでしょうが、映画に登場する数学者は如何して精神衰弱が多いのでしょう私には理解できません。 それにしても既に現代に通ずる近代戦を行っていたドイツを含めた欧米と比べて驕り高ぶり旧態依然とした30年も古い戦略で戦っていた日本軍との落差には愕然とします。 T・バートン監督の「猿の惑星」を観ました。特別な感想はありませんが、重力を感じさせる質感のあるワイヤーアクションに隠せない才能を感じました。 ワイヤーアクションといえば中国映画ですが、ニュートンを無視した演出は最初の1,2本は新鮮でしたが、最近はあの軽薄な感性に食傷気味です。そろそろ中国人も地上に降りる時期だと思います。 |
《ブックカフェ・ハント:「秋葉原コネクション」&C言語日記》
図書館への定期偵察飛行で息抜きに最適な”コラム集”をハントしました。 「秋葉原コネクション: パソコンショップ裏事情」 −島川言成・著(¥1,359・税別):アスキー(株)− 図書館のリサイクル本です。しかも、出版はWindows95発売前年の1994年です。今となっては懐かしいを通り越して化石時代に例えられる時代を伝える貴重な古文書です。 元々が雑誌の息抜きコーナーですが、その気取らない文体と無責任な視点は当時の雰囲気をかえってシッカリ捉えているようです。 Windows95以前の未だマニアとフリークが闊歩していた電脳都市の実態には興味津々です。また、当時を伝える雰囲気タップリなフォトアルバムの数々も楽しさを倍加してくれそうです。 【C言語日記】 C++と格闘中ですがインタァ・ネットで”Ruby”の存在を知ってからとても気になっています。 それと言うのもこのオブジェクト指向スクリプト言語がTRON以来の日本発の言語であり、しかも”ルビィ”が私の誕生石なのです。 もちろん、今はC++と言う大海で漂流中ですが次の獲物は”JAVA”ではなく”Ruby”でも面白いのではと考えています。 最期に日本では情報の少ない”LENOVO”の面白い記事をサイトで見つけました。興味深い中国PC事情と共に一読をお薦めします。 |
【”Ruby”の作者:まつもとゆきひろ氏を紹介しているサイトのURL】
http://www.chienowa.co.jp/frame1/ijinden/Matsumoto_Yukihiro.html
【”LENOVO”製PCと中国PC事情の取材記事:日本語】
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0502/16/news063.html