《通信:ロケット万歳!と気になる話》
周りの人には「絶対、成功する。」とは言っていましたが本心を言えば最期まで”万が一”が心の片隅に有りました。 しかし、発射成功のニュースを肴にその日の夜はニュース・報道番組を幾つもサーフィンしながら美味しいお酒を心から楽しみました。関係者の皆さんご苦労様でした。そして本当に有難う御座います。 それにしても「H2Aロケット」は”こけし”の様な素晴らしいスタイルで世界で一番美しい航跡を残します(完全な愛国バカです!)。翌日も昼間から録画しておいた早朝からのニュース・報道番組で発射風景を堪能して、しかもその後の衛星制御も順調なことを知り嬉しさ倍加で当に宇宙三昧でした。 これを機会に事業団にお願いです。せめてカレンダァが作れる回数、つまり最低でも年間12回の打ち上げをお願いします。 話は変わり、いつもの「livedoor」話です。全てをチェックしているわけではありませんが各局に引っ張りダコの堀江氏ですがTV-tokyoに出ている時が一番活き活きしているようです。 最近は小数ですが堀江氏の味方も現れたようで余裕も感じられます。ここはフジTVみたいな演芸放送局にエネルギィを使わずTV-tokyoをパートナァに選んだ方がより多くの成果が出るのではと思います。 そのTV-tokyoの報道番組で観たのですが、韓国が開発したブラウン管式薄型TVは大変魅力的ですね。 現在はまだ奥行きが38aもありますが、もし厚さが20aまで熟成すればこの受像機は絶対の買いでしょう。このTV受像機は次の購入選択肢として大変強力な候補です。 |
《ブックカフェ:「ザ・ホテル」》
「ザ・ホテル:扉の向こうに隠された世界」 −J・ロビンソン・著/春日倫子・訳 (¥695・税別):文春文庫− |
【内容】 ロンドンの超高級ホテル(クラリッジ・ホテル)をトラブル無く動かし続ける管理職から前線スタッフの奮闘をアラブ王族の返礼晩餐会、韓国大統領の宿泊などの実例とともに描き出したホテルマン奮闘記。 【ツボの一言】 この本には一行目から世間の基準が通らない世界の有名人が気軽に頼む無理難題を臨機応変に処理するために文字通り悪戦苦闘の日常業務が披瀝されています。 その彼らは自分のキャリアに誇りを持ちながらイギリスの名門ホテルを支えているために欧州はもちろん世界中から集められた才能豊かな人たちなのです。 それにしても、多くの違う文化的背景を持ちながらもイギリスを感じさせ(多くのお客様はこれが目的です)なおかつ、気品と快適さを提供するプロ根性に感心します。 皆さんも気になると思いますので韓国大統領一行に対する記述を少しだけ紹介します。 残念ですが、この一行に対してはあまり良い印象は無かったようです。韓国外交官達はナショナリズムが強過ぎてしかも、やりたい放題、言いたい放題の異星人扱いです。 もちろん日本人宿泊客も登場します。そのポジションは確実に”普通の先進国の仲間”として描かれています。しかしバスルームを水浸しにするのは定番のトラブルのようです。 東京から出る事も無いローカル人間ですがホテルとイギリスの魅力を堪能しました。エッセイ風の文体が楽しい格安英国旅行としてお薦めです。 |
《通信:C言語日記・お世話になった解説書》
C言語も一段落しましたのでお世話になった”解説書”をアドバイスと共に紹介したいと思います。 先ず、私の経験からアドバイスとして解説書は最低でも2冊は欲しいです。沢山の機能と書式はどうしても理解するのに苦労する時があります。 そのような時に他の解説書での違う視点や解説が理解に役立つ事が多々ありました。 |
「C言語@」 |
先ずはお薦め解説書です。 「プログラミング学習シリーズ: C言語@:はじめてのCプログラミング」 −倉薫・著(¥1,900・税別): 翔泳社− 【お薦め理由】 内容の濃さから言えば骨だけになった魚料理のよう解説内容ですが、初心者としてはシンプルで焦点がハッキリしたこの構成がかえってC言語を理解する上で大変助かりました。 しかも、骨だけのプログラムに一行毎の解説が付くのですから初心者の独学プログラマァとしては最高のC言語入門書でした。 余談ですが、LSI-CのコンパイラがCD-ROMで収録されており、初心者にはこの”簡単インストール・コンパイラ”は大変有り難かったです。ちなみにこのコンパイラで私のプログラムが初めて動きました。 そして、もう一冊が 「やさしいC」 −高橋麻奈・著(¥2,500・税別): ソフトバンク・パブリッシング− 【お薦め理由】 解説書としてはこの本も重宝しました。項目を細かく区切り丁寧な解説が付く構成はC言語百科辞典事典としても重宝するでしょう。 私も手元に欲しかったのですがこの定価ですから仕方なく勉強のために図書館の蔵書を利用しました。 ※以上の理由で資料写真無しです |
後悔図書 |
「はじめて 読むC言語」 |
役に立たず危うく遭難しかけた”暗礁図書”です。 「プログラミング環境のスタンダード: はじめて読むC言語」 −蒲地輝尚・著(¥1,748・税別): アスキー出版ー 【後悔理由】 私のC言語趣味の始まりはこの本の古本屋での購入でした。 しかし、初心者用でありながら変数や型の説明に突然”構造体”が登場したり、理解を助ける為のイラスト解説がかえって混乱を招いたり、しかも掲載プログラムは初心者には明らかに荷が重いものす。 本当の初心者であった私には全然理解できませんでした。 そして、C言語の勉強が一段落した今になってヤット書いてある事が理解できました。 C言語との出会いがこの本だった初心者のその後が大変気になります。 「新C言語入門:ビギナー編」 −林晴比古・著(¥1,845・税別): ソフトバンク・パブリッシング− 【後悔理由】 この本の難点は最後まで馴染めなかった文章とありがた迷惑な”BASIC”のプログラムが随所に登場することです。 また、構成の不備か、読み進んでも「アッ、そうか分った!」という満足感を持てなっかたことが不思議です。 しかし、解説書としては上記のような決定的な不備、欠陥は有りません。 |
「新C言語 入門: ビギナー編」 |
《通信:どうなってるの?》
最近のニュースは『livedoor vs フジTV』と『堤of西武』の2題で埋め尽くされている感じです。 時を同じくして起こった『livedoor vs フジTV』と『堤事件』は日本経済の未来へのスタートと過去の終焉を見ているようです。 視点は変わりますが今回の『堤・コクド事件』の発覚で興味深い事を発見しました。 報道番組で堤氏の姿と西武グループを伝える資料フィルムを幾つも観せてもらいましたがどの映像も何故かどこかで観たような不思議な感覚にとらわれました。 そしてある時、納得できました。このスキャンダルは<堤家=金一族>そして<西武=北朝鮮>と二つの合同の構図なのです。特に堤氏と金正日の類似性には驚くほどです。彼の行動、指示をする仕草は音声を消し顔を挿げ替えれば瓜二つです。 違いが有るとすれば西武社員に餓死者が出なかった事ぐらいです。 それにしても西武の悲劇は何とかここで防げるでしょうが(希望的観測を含めて)国家を私企業感覚で統治するワンマン指導者の不正や歪みを正す力が働かない北朝鮮の先行きと国民の苦難を思うと暗澹たる気持ちになります。 【素人の疑問符】 金正日の動静を伝える北朝鮮の報道を観ていると”金正日の替え玉”は一体何人居るのかと思います。 声も外見もソックリな替え玉を作るのは至難の業ですから音声抜きの報道ばかりなのでしょう。しかも、警護最優先からか移動や訪問時も編成を出来るだけ少人数にするため映像も動画ではなく写真がほとんどです。 よく観察すればその報道写真などの表情や頬の感じから素人の私でも最低一人は居ると分ります。 声を聞いた事も無い国民が偉大なる指導者の替え玉とも知らず感激の涙を流す姿と金正日が哀れです。 |
《ブックカフェ・ハント:「Excelな週末」》
「VBA 500の技」 |
『Excelをどのように使っているか?』と聞かれれば『日常生活ではほとんど使っていない。』が偽らざる答えです。 しかし、先々週購入した 「私のおすすめパソコンソフト」 { 岩波アクティブ新書編集部・編(¥700・税別) } に10ページと短いながらVBA(Visual Basic for Applications)の簡単なプログラムと解説が紹介されていたのです。恥を晒すようですがExcelにこんな裏世界があることを初めて知りました。 いつもは「…そうか。」で話は終わりなのですが、今回は予想もしなかった方向に急展開がありました。 先週末(3/6:SUN)図書館のリサイクル資源回収BOXに溜まった食品トレイを持っていったのです。もちろんついでに本のリサイクル・コーナーを偵察です。 するとそこに沢山の本を並べている人が居たのです。聞けば4月の引っ越に向けての蔵書の処分だそうです。そこは学生さんです<もしや…>と希望的観測を込めて早速チェックです。そして有るではありませんか、{ 「超図解:Excel2000関数編」 「超図解:Excel2000グラフ編」 (各:¥1,380・税別):X-media− そして一番の収穫 「VBAプログラミング500の技」※写真掲載 (¥1,980・税別):技術評論社− } 以上の『Excel』関係の本です。 VBAとは言えBasicは私の未体験ゾーンです。直ぐにでも触りたいのですが、現実問題として今はC++と激戦中ですからVBAプログラミングに本腰を入れる余裕は有りません。それでも次の『オモチャ』を手に入れたのですから少し興奮気味です。 また、[関数]の意外に奥が深く盛り沢山な機能もVBAに負けず劣らず楽しめそうです。 もちろんこれらの本には前主人の跡がありますが嬉しい事に、図書館の蔵書など比較の対象にならないほど状態は良好です。見知らぬ学生さんとの一期一会に感謝!。 |
《ブックカフェ:「富豪の災難」》
「富豪の災難」 −C・マクラウド・著/片岡しのぶ・訳 (¥524・税別)扶桑社ミステリー |
【内容】 アメリカ東部の富豪一族が所有するR・Rコレクションの”The Silver Ghost”(原題)が屋敷内のガレージから盗まれ探偵:ケリング夫妻が調査を開始。しかし、新たな盗難とついに忠実な下僕まで殺され… 【一言】 この小説は登場人物の富豪自体アメリカ人でありながらカー・コレクションはR・Rばかり、ライフスタイルもヨーロッパ文化に彩られどちらかと言えば欧州趣味のカーグラフィック読者向きだと思います。 登場人物の会話は皮肉と教養が散りばめられた言葉の洪水ですし、性格描写もイギリス風でアメリカを感じさせるのはハイ・ウェーを舞台としたわずかなシーンだけです。 アメリカ小説のようなアクションとサービス精神を期待するとトップ・ギアを無くしたような感じがするかもしれません。 このような雰囲気に少し違和感を感じていたのですが、<あとがき>によれば作者はカナダ人だそうで妙に納得してしまいました。 しかし、クルマ好きにはクラシックカー・ラリーなどで趣味のクルマを存分に楽しむユトリのカーライフを推理小説ファンにはイギリス風の気の利いている言葉で埋め尽くされた会話が醸しだす落ち着いた時間を堪能できと思います。 |
《ブックカフェ・ハント:「アインシュタインをトランクに乗せて」》
光に遅れて気温も春を運んできたようです。冬の間伸び放題だった髪の毛をヤット刈り込みました。 それと言うのも、以前散髪をした翌日に寒波が襲来して風邪を引いてしまったことがあるのです。その時以来”冬の散髪”は恐怖のトラウマとなったしだいです。 私の頭の話はこれくらいにして、アインシュタインの頭(脳みそ)を題材とした異色のノン・フィクションを紹介します。 「アインシュタインをトランクに乗せて」{ −M・パタニティ・著(¥800・税別) ビレッジブックス− } この本自体は去年の出版ですが、今年は(西暦:2005年)はアインシュタインが”相対性理論”を含む有名な論文を3本出版して丁度100年目ですからこれからも多くのアインシュタイン関連の本が出ると思います。 そこで今回紹介する本は博士の脳みそを持ち出し行方をくらました変人:T・ハーヴェイ博士とのドライブという奇妙な体験を通して世紀の天才と現代(著者?)とのかかわり描いたオフビートなノン・フィクションです。 全編に漂う60年代の香りそしてヒッピィ・カルチャを連想させる”ビレッジブックス”という出版社名、春に向かって良い本を手に入れたようです。 このコーナーでは面白そうな本を紹介しているつもりですが実を言えば多くが”積読”状態です。しかし、今回の本は既に読み始めています。《ブックカフェ》のコーナーにUP出来る日が楽しみです。 |
《通信:大いなる幻想・日韓関係》
私は最近まで夢を見ていました。日本と朝鮮民族は本当の友人になる道を歩み始めたのでは…と。 当然、友人とでも意見の相違はあるでしょう。ましてや国家間です、違いや対立点があって当然です。しかし、今回の”竹島問題”で日韓関係の本質が露呈したようです。 今回の出来事でハッキリしたことは日本がどの様な対応を取ろうと朝鮮や中国は問題が起こるたびに≪歴史問題≫を持ち出し民族感情を刺激して緊張を煽り対日外交の武器として永遠に使い続け絶対に手放さないという事です。 問題が起こるたびにスタートラインに戻ってしまい前進しようとしない国を相手にどの様な未来を描く事が出来るのでしょう。希望も未来も無い関係に大事な資源を使うより他の国との関係強化に努力すべき時がきたと思います。 ”インド”は料理、文化も人間も魅力的だし私は中国より好きです。”ロシア”は絵画(抽象絵画:マレービッチなど)や小説など文化を含め朝鮮より親しみを覚えます(この点では金正日と意見が一致するかも)。 有人宇宙飛行を成功させた偉大で豊かな国へ円借款など失礼です。日本政府はインドとの関係強化のために社会基盤の充実に協力しまた、ロシアとは領土問題の解決に譲歩を含め本腰を入れて関係強化の努力をすべき時が来たと思います。 ※ワールドカップで韓国を応援してしまったナイーブな日本人の意見です。 |
《ブックカフェ:「アインシュタインをトランクに乗せて」》
「アインシュタインをトランクに乗せて」 −M・パタニティ・著/藤井留美・訳 (¥800・税別):ヴィレッジブックス− |
【内容】 アインシュタイン(人物説明は不要ですよね)の検死解剖を行い、その時に彼の”脳みそ”を持ち出した医者。 そして50年後、親族に”脳みそ”を渡す為に東部からカリフォルニアに彼と自動車旅行をすることになったフリー・ライタァ(著者)の心象旅日記。 【読後放談】 ”脳みそ”のお陰で順風満帆だった人生がジェットコースターになってしまった元医者。そして彼と知り合った陰で自分自身の人生と心に向き合う事になってしまった若者のアメリカ横断自動車旅行は懐かしきニュー・シネマ(60年代の映画文化)を観ているような面白さでした。 旅の途中に出会うアメリカの過去と現在。同じ原爆に対する見方でも膨大なテクノロジィの成果に感動し犠牲者にまで心が広がらない元医者と膨大なエネスギィがもたらした何十万の死の重さを考えてしまう著者との年代、倫理観の違いと苛立ちが全編を通して描かれます。また、途中でもう一つのアメリカ、普通のアメリカ市民や薬中小説家:バロウズ(元医者の友人)などを通じてTVなどで知る事の出来ない素顔と出会います。 東から西へアメリカ社会と自分の人生を見つめながらの旅日記は久しぶりに出会った読者も同乗気分の良質なオフ・ビート旅エッセイです。 それにしても考える事も無く、語ることも無い”皺だらけの真珠”(著者・談)に何故こんなにも多くの人が目の色を変えるのでしょう理解できません。…と言いながら展示されたら多分見に行ってしまうでしょうが。 最期に彼らの足となったレンタカーは”ヴュイック・スカイラーク”です。どんな車か知りたいのですがレンタカーですからカーグラフィックなど自動車雑誌に載ってはいないでしょう。それでも少し気になります。 |
《TV days:「CBSドキュメント:スペースシップ・ワン」》
先日(3/26:SAT深夜)の「CBSドキュメント」で二話分(通常は3話放送)を使って面白い特集が放送されましたので写真付きでレポートします。 話題の主は”X-1”と”蝉”を足したような民間開発宇宙飛行機:スペースシップ・ワンと開発者:バート・ルターン氏です。 |
左)格納庫から引き出された”スペースシップ・ワン”のこれまたユニークな形をした母機です。 右)「これだけ?」と言うくらいシンプルな”スペースシップ・ワン”の内装と計器類です。 |
この人が数千万ドルで宇宙飛行機を開発してしまったバート・ルターン氏です。 そのキッカケは子供の時に観たディズニーTVのフォン・ブラウン博士(V2開発者)解説による有人火星探査の番組だそうです。そして模型飛行機をスタートに遂には独学で航空工学を習得し宇宙飛行機を実現したのです。 |
番組で紹介されたTV番組”サンダーバード”に出てきそうな彼の開発した飛行機たちです。 右の飛行機が世界無着陸飛行を成し遂げ彼を一躍有名にした”ボイジャー”です。 |
バトミントンのシャトルコックをヒントにした可動翼を立てた宇宙飛行機です。 この原理で地球帰還時の姿勢制御と減速を実現しました。 |
あ〜ぁ。日本! |
この発想の柔軟さと強い意志は悔しくもあり羨ましくもあります。 この衝撃は日本が長年培って世界一を誇っていた”人力飛行機”技術が一人のアメリカ人のブレークスルーによって一夜で過去の遺物にされた悪夢を思い起こさせます。 多分、日本でも同じ才能を持つ人が生まれているのです。しかし、残念ながらこの国では成長するにつれ周囲からボコボコにされ普通の人になってしまうのでしょう。 日本発の技術でないのは残念ですが、今は身近になった宇宙旅行の夢を見ましょう。 ところで私は眼鏡使用なのですが、宇宙ではきっと重力で鼻に乗っかっている眼鏡は水中眼鏡の様になってしまうのでしょう。 |