第6回マウンテンバイクオリエンテーリング世界選手権大会 報告
第6回マウンテンバイクオリエンテーリング世界選手権大会
開催時期: 2008年8月24日〜30日
地域 : ポーランド。
stare joblonki(ワルシャワ北250km、オルシュテンの西約30km)。スプリントのみオルシュテン。
<地図・ルート・成績・ラップ解析>
ラップ解析のページ (的場洋輔氏の「ラップコンバット2」を使用させて頂きました)
| 日付 | 種目 | タイム | 結果 | 地図 | 備考 |
| 8.25 | スプリント | 25'40" (+5'57) |
42位/77人 | Uniwersytet Warminsko-Mazurski | |
| 8.26 | ミドル | 65'35" (+11'22) |
44位/93人 | RUSKIE DOLY | |
| 8.27 | ロング予選 | 72'44" (+15'15) |
Aヒート24位/31人 | IDZBARK | 結果に偏りがあり、 Aヒートのみ25位まで通過の措置が取られた |
| 8.29 | ロング決勝 | 147'47" (+45'19) |
A決勝58位/63人 | PARWOLKI | 日本人男子初らしい。予選の抜け方に微妙感を感じるが・・・ (Aヒートは予選で落ちたのが6人だけ) |
| 8.30 | リレー | 52'17" (+10'47) |
1走終了26位 2走終了23位 3走終了24位 国:18位/23国 |
STARE JOBLONKI | 途中経過は全体順位(第2チームも加味した順位) 多田は2走。 |
*種目毎の反省は、各種目名をクリック。
<準備>
1.自転車
今回使用した自転車・・・GIANT XTC-1(2008年型) 23万円。約11キロ
(昨年はルイガノ。約6万円、14キロ)
大幅な軽量化と高性能化、またセッティングの最適化により、巡航速度が大幅に向上した。(平地で約10%スピードアップ。上り坂だともっと速くなっていると思います)
<課題>
セッティングに課題が残った。今回は下りの技術とかがほとんど不要→もっと力強く漕げるポジショニングにしておいた
方が良かったかも知れない。
2.体力・スピード向上
マウンテンバイクを漕ぐ体力を付ける必要があるため、ロングドライブを積極的に行った。(全てマウンテンバイクで移動)
3月: 八王子〜千葉幕張往復(片道約75キロ)
5月: 八王子〜夢の島往復(片道約50キロ)
6〜7月: 多摩川サイクリングロード走破
他、遠隔地のスプリントレースなど、片道30〜40キロ以内で、運営に関わらないオリエンテーリングレースに行く際は、
自転車で行くようにした。
<効果>
ロングドライブに対する精神的な抵抗感がなくなった。
自転車をこぎ続ける体力がついた。(3月頃は2時間漕ぐと膝が痛くなっていたが、7月頃には5時間漕いでも平気になっていた)
自転車・体力双方のレベルアップにより、全力でオンロードを漕いだときのスピードが、11%向上した(同一区間のタイムが11%短くなった)。
<課題>
MTB-Oは、ストップ&ゴーの繰り返し。自分の場合、最高速もさることながら、加速力が他の国の選手より劣っていると感じる(ラスポ〜ゴールがいつもビリ)。
長距離を淡々と漕ぐ練習の他に、スタート&ストップの練習をもっと行えば良かったと思う。
3.自転車の技術
(1) サイクルハウス三上が主催するマウンテンバイクツーリングに参加、その他テレインでの個人練習を行った。
マウンテンバイクの技術については、ほぼ全て三上さんから教わった。
(2) 通勤時に急坂登り下り・コーナリング・ペダリングの練習
通勤用の自転車をマウンテンバイクに変更(競技用とは別のタイプ)、ペダリング・コーナリングの練習を通勤中に行った。
片道2キロ強なので、1日あたり15分程度だが、毎日行うことで継続的な練習が出来た。
通勤時により急な下り坂を選び、そこをノーブレーキで下ることでスピードに対する耐性を養った。
<効果>
三上さんから教わった技術の内、特に、体全体を使うペダリングが非常に役に立った。
自分は加速の際に積極的に自転車を左右に振るが、これは三上さんから教わった技術である。
このやり方だと、太腿の筋肉へのダメージが最小限に抑えられるため、より長時間パフォーマンスを維持できるようになった。
毎日の急坂下り(登り)、コーナリングの練習により、不整地でのコーナリングスピードが上がった。まだまだ遅いですが。
<課題>
全般的に砂地だったので、ドリフトを使えばもっと速く走れたかも知れない。そんな練習は全くしてませんでした・・・。
4.オリエンテーリングの技術
日本ではマウンテンバイクオリエンテーリングを行う機会がまず無い。なので、以下の工夫を行った。
(1) フットOで、MTB-Oを意識した地図読みを行う(特に地図を読む回数とタイミング)
狙っていないレースの時は、MTB-Oを意識した地図読み(例:下りは地図が読めない)を意識して練習した。
充分効果があったかどうかは微妙だが・・・。
(2) 大会1ヶ月前から、積極的にオリエンテーリング(フットO)の練習を行った。
コースの難易度・特徴物の難易度は、はっきり言ってフットO>MTB-O。より難しいフットOを行うことにより、
ナビゲーション能力の維持・回復に努めた。
(自分の場合、足が遅い割りにフットOの男子ランキング上位にいる=ナビゲーション能力はそこそこある。
なので、ナビゲーション能力は「向上」ではなく「維持(試合勘を戻しておく)」で充分と考えていた)
(3) 大会HPで公表されている地図をダウンロード、読図トレーニングを行った。
・どこが高く、どこが低いか分からない → 等高線をラッションペンでトレース、高低関係を確認した。
・ルートチョイスがありそうな仮想レッグを沢山設定、どっちがどれだけ長いか短いか、どれだけ登るかを確認した。
(特に狙っているスプリントで使いそうな地図を特に重視して見た。残念ながらその地図は使われなかったけど、
ポーランドの地形のイメージ作りに非常に役立った)
<課題>
公園スプリントを嫌って、あまりやらなかったのは失敗だった。MTB-Oのナビゲーションは、フットOのスプリントのそれに近い(ルートを決めて、地図を見る回数を極力減らして全力疾走)。
日本でナビゲーションの練習を行うなら、フットOのスプリントを行うのが最適だと思う。
<遠征>
今回の出費は以下の通り。(単位=日本円)
交通費(国内) 8,700 交通費(飛行機) 189,240 交通費(自転車) 31,900 大会参加費 46,500 宿代・輸送代 125,000 おみやげ 8,000 雑費 2,660 合計 412,000
自転車代以外はフットOと大きく変わらないと思う。今回は宿のランクが高かった分、宿代がかさんだ。
以下、作成中。