漫才兄弟






 
1.ロックオン・ストラトス

ニ「ニール・ディランディでーす!」
ラ「ライル・ディランディでーす!」
ニ「二人合わせてー」
ニ・ラ「「ロックオン・ストラトスでーす!」」
ラ「兄さんって、変なセンスだよな・・・」
ニ「これは俺がつけたんじゃないぞ。変な言いがかりは止めなさい」
ラ「成層圏を狙い撃つ男だって言ったんだろ?なんつー恥ずかしい台詞言ってんの」
ニ「実際狙い撃ったから良いだろ!冷たい、冷たいぞ!」


ニ「それにしてもお前がアリーと鉢合わせた時、兄ちゃん肝が冷えましたよ」
ラ「俺も一瞬、肝が冷えたよ」
ニ「そうかぁ〜?突撃していった記憶があるが」
ラ「仮にも教官殿と刹那相手に、余裕ぶっこける相手だぞ。一瞬とはいえ、肝が冷えるだろうが」
ニ「しかし・・・良く頑張ったよな。しかもあんな閉鎖空間で、格闘もえらいレベルの相手にさ」
ラ「兄さんだったら、右目健在だったら余裕だったんじゃね?」
ニ「俺の時は宇宙空間だったからな。射撃も有効だったんだ。ライルはいきなりGNスパイナー弾き飛ば
  されとったが、あんな狭い場所でぶっ放そうとしたのか?」
ラ「うん、咄嗟に」
ニ「あぶねーなぁ。お前は俺より射撃は下かもしれんが、格闘は上じゃね?」
ラ「どうなんだろう?でも兄さんがビームサーベル振り回すよりも、GNピストルで敵を叩切った回数
  の方が多いしな」
ニ「器用貧乏かもしれないなー」
ラ「何気に酷くね?」
ニ「誉めてんだよ、器用である事は良い事だ」
ラ「まあ、結局は教官殿に助けられたけどな」
ニ「いきなりコクピットから飛び出してアリーを追った時は、兄ちゃんの肝は更に三度ほど冷えました」
ラ「兄さんの肝、ちゃんと機能してんのか?」
ニ「死んでますから、冷えても大丈夫」
ラ「笑えないな〜」
ニ「兄ちゃん、アニューさんの前で動揺して高速盆踊りを披露してしまいましたよ」
ラ「・・・・・アニュー」
ニ「アリーがお前を撃とうとした時は、阿波踊りにシフトチェンジしました」
ラ「アニュー・・・ごめん。変な兄さんでごめんな」
ニ「いやいや、アニューさんはちゃーーんと分かってくれたさ!・・・良いよなぁ」
ラ「兄さんにだって、フェルトがいるだろ」
ニ「あの時点でフェルトに手を出したら、兄ちゃんは立派な犯罪者ですよ?」
ラ「もうテロリストだったから、気にしないでいいじゃん」
ニ「あの・・・テロリストっていうのと、性犯罪者とは訳が違いますが」
ラ「同じ犯罪者だろうに」
ニ「・・・本当はライルに会って、あんな事とかしたかったんだけどな」
ラ「あんな事って?」
ニ「ピーーーーー。ビーーーーーー。ボーーーーーーー(内容はお察し下さい)」
ラ「帰る。兄さんなんてイオリア爺の頭の上で、くるくるまわっとれ」
ニ「ああっ、待ってぇ〜〜」


ラ「あ、そういえば・・・」
ニ「どうした?」
ラ「お題に掠ってもないんだけど」
ニ「ま、ロックオン・ストラトス同士の会話って事でいいじゃねーの」
ラ「・・・・・良いのか、それで」
ニ「良いんだよ。じゃ、あっちでもっとゆっくり話し合おうか、ライルv」
ラ「三途の川と花畑が見えますが」
ニ「大丈夫、ちゃんと送り届けるから」
ラ「そっちに行くのは、まだ先って言っただろ!?人の話を聞けーーーっっ」
刹「こんな所にいたのか、ライル。帰るぞ」
ラ「刹那?」
ニ「せっちゃん、何故ここにいる」
刹「ライルを連れ帰りに来た。他人もいるが、俺達の新婚旅行だからな。トレミーで木星にれっつらご
  ーだ」
ニ「兄ちゃんは、その交際を認めませんよ!?」
刹「別にお前の許可はいらないだろう。ライルからは承諾は貰っている」
ニ「え、本当か?ライル?」
ラ「うん。じゃ、俺帰るよ。兄さんまたね」
ニ「・・・・・・・・・・」


★兄弟漫才に、つい・・ついせっちゃんを出してしまったわ!やるな純粋種(←?)しかし縦に読むと  「ニラ」になってしまって、ちょっとどうしましょう。韮好きだけどな。 戻る