どうする、どうなる?






 
29.29歳・・・実は来てました!選択


実に・・・・・実に気まずい空気が流れる。その時
「いや〜、宇宙ステーションのトイレは混んでんなぁ」
というのんきな声が響く。その声に刹那は喜びで、スメラギは驚きで振り向く。そこにはニコニコ笑っ
てハンカチで手を拭いているかつての『ロックオン・ストラトス』そっくりな人物が歩み寄って来る。
固まるスメラギ。
喜びすぎて、やっぱり固まる刹那。
そんな2人を交互に見て、ライルは首を傾げた。
「どした?えっと刹那・・・だったよな」
喜び過ぎているのだが、表面上まったくわからない刹那はこくりと頷いた。
「待ち合わせにいないから、驚いた」
正直に言うと、ライルは困ったように笑った。
「いや〜、悪い。待ち合わせより随分と前に着いちまってさ。大人しく待ってたんだけど、トイレ行き
 たくなって行ったは良いが、結構混んでてさ」
とつらつらと話す。別段、嘘は言ってなさそうだ。
「で、刹那。こちらの美人はどなた?」
興味津々で訊いてくるライルに、刹那の眉が寄る。出会ってもう、浮気する気か?と刹那は思った。別
に恋人でもなんでもないし、男としてスメラギほどの美人に目がいくのは当然だ。しかしライルが此処
に来た時点で、刹那の中では式は既に挙げてこれから新婚旅行という勢いだった。勿論、ライルもスメ
ラギもそんな事になっているとは知らない。
「スメラギよ。スメラギ・李・ノリエガ。宜しく・・・・ええと・・・」
「ロックオン・ストラトスで良いよ。それが俺の名前になるんだろ?」
「・・・・・そうね、そうなるわね。宜しくロックオン」
にこやかに大人2人は握手をする。ハブられた刹那は面白くない。なので・・・・



 取りあえず落ち着いて、一緒に静かに小型艇に向かう   拘束する


どうする?コマンド!


★さてどうしましょうか。