２９．２９歳 ・・・やっぱり来てませんでした！選択


刹那は茫然と待ち合わせ場所を見つめた。しかしいないものは、どんなに凝視してみてもいない。後ろ
でスメラギが所在なさげにオロオロしている。
（俺のプロポーズのどこが不満だ）
そう考える刹那には、殺人的なまでに他人とのコミュニケーションが皆無だった。いきなり『成層圏を
狙い撃つ（和訳）』と名指しで言われれば、引くのが普通だ。しかし残念な事に刹那は普通の暮らしと
いうものが分からないので、常識人から見れば胡散臭いとしか思えない。情報は正しかったのだが、当
然カタロンにしても本人にしても胡散臭い処へは行きたくないものだ。それも刹那には理解できない。
ふつーであれば、ＣＢに属して『武力介入によって戦争ぼ・く・め・つｖ』作戦に賛同するわけはない。
ここで刹那にとって残念だったのは、ライル本人もそうだが常識といったものを持ち合わせているカタ
ロン連中にとって、ＣＢがやっぱり奇異に映った事だろう。


「どうするの、刹那・・・・」
チラリとスメラギを見て、刹那は決心した。

　取って返す　　　一旦、トレミーへ行く

どうする？コマンド？




★さてさて、どうしますか？