意見色々3






 
映画感想3


・マリナ・イスマイール
この作品の真のヒロイン。ここまで「分かり合う」という事を疎かにせず、粘り強く行動した人はいま
せんね。31歳(ですよね)になっても変わらぬお美しさ、流石です。自分に銃を向けられても
「貴方の家族は幸せになるのですね」
とかはなかなか言えません。中東から連れてこられた労働者に対しての対話を求められる立場なのは、
アザディスタン皇女だったからか、シーリンの口添えがあったからか。とにかく地味な活動を昔と変わ
らずしているのだなーと。土下座外交4年間とかね。「援助して下さい、返せるものはなにもありませ
んが」という外交だから大変だっただろうし。
表立った事はしていませんが、入りきれなかった国民と共に外にいて人々の恐れを緩和していたりと笑
顔の中の覚悟が感じられます。戦場に出てれば偉いわけではないですからね。
1番驚いたのは80オーバーのマリナ様、白髪になってない!なんという頑丈な髪の色(色?)目が見
えなくなってて、おばあちゃんになっててもマリナ様はマリナ様でした。しかし思いきったな・・・。
一気に私より年上の人ですよ(笑)刹那の手に触れた時にハッとした顔をしていたから、刹那はやはり
見た目に違わずつるっつるの人になっていたようです。刹那を加熱して手の平にでも目玉焼き作っても
らえばええ。


・シーリン・バフティヤール
今迄のツンが嘘のようにマリナ様にデレたお方。小説ではクラウスとの間に子供が出来ていたようです
が、此処ではそんな事もなさそう。シャトル内で銃を向けられた時、自分の身体を楯にしてマリナ様を
庇ったのを見て、この人は血は繋がってなくてもマリナ様のお姉さんなのだなーと思いました。実際、
そんな感じではありますが(保護を申し出たりね)彼女もマリナ様と共にシェルターに入りきらなかっ
た国民に水などを渡す役をしてましたね。この人も偉いよなぁ。


・沙慈・クロスロード
今回は直接戦闘に関係無くってほっとしました。ルイスが発作起こす度に職場を離れていたようですね。
事情が事情だし、沙慈は嘘吐かないから「しょうがねぇ」で済んでいるのかも。ELSがルイスの処へ
やって来た時は、頑張っても椅子でぶん殴るぐらいしかできない相変わらずの普通の子です。だがそれ
が良い。冒頭の映画観た感想が「僕・・・いなかったな」には笑った。なに出して欲しかったの?あの
映画観たせっちゃん達のリアクションが知りたいです。密かに興奮してたりして、刹那(笑)
このままルイス連れて逃げるだけかと思いきや「自分に出来る事」を精一杯やろうという主義は健在な
のですね。


・ルイス・ハレヴィ
今回の苦しみ係(おい)前半の出番は苦しむだけ。自業自得とはいえやはりアロウズ所属の時が心の傷
になって今も尾を引いているのですね。後半は放置プレイ。でも前のルイスだったら「私を置いていか
ないで、沙慈!」と我儘を言いそうですが、静かに送りだす処は大人になったのだなぁ、と感無量。


・ELS
母星がえらい事になったので宇宙をさまよっていたら脳量子波を感じて、地球へ向かったという事なの
でしょうか。取りあえず話を聞いてもらいたかっただけなのに、皆きゃーきゃー言って逃げちゃった。
女子高生に浸食するとは・・・・このスケベめ(違うだろ)わざとデザインを人型にしなかった故に、
不気味さが漂います。でも割と好きなんだよなーELS。知能があるからこそ相手を「理解」してジン
クスへ変貌したり。正直どっちが正規軍でどっちがELSやら老眼には・・・。最後に玉ねぎが花に変
わりますが、あれ「刹那」を理解したよーというアピールなんでしょうね。なんか・・・ハロ的な可愛
らしさを感じる私はオールドタイプで十分です。ニュータイプの概念って子供の時から好きじゃないし
(だからイノベイターに対しても抵抗がある)初代勧めるなら断然TV版の方だし(映画は最初からニ
ュータイプニュータイプと五月蠅い記憶が)天使もののパラレルでも書いたけど、意見が1つしかない
って怖い事ですしね。某みすずさんも言ってます。
「みんなちがって、みんないい」


・イオリア・シュヘンベルク
禿じゃなかったのが1番の衝撃(おい!)やっぱり人嫌いの偏屈者だったようですね。人を愛している
けど信じてない。だからあれだけのトラップを張り巡らせていた。正直、初期のイノベイドであるリボ
ンズの遺伝子提供者が友人だったとは驚きでした。


・E・A・レイ
おまい、誰だ(さっき友人って自分で書いてただろ)リボンズタイプの遺伝子提供者のようですね。そ
れにしても「A」は分かるが「E」はなんだ?と考えたら真っ先に「E・T」が浮かんだ私はとりあえ
ずブルドックと人差し指ごっつんこするべきでしょうか(顔似てるよね)てーれーてれてれてーてー、
てーれーてれてれてーてー←テーマ曲。


★00劇場版その他の方々でした。 戻る