☆スキャバーズその1
突然だが、スキャバーズはおやじだった。ハリーもハーマイオニーはもちろん、ロンも大ショック!し
かもシリウスやルーピン先生みたいなタイプではなく、やぼったい(ちよっぴり)禿げたおじさんである。
おじさん---ピーターは自分を殺そうとするシリウスとルーピン先生から助けて欲しくて、ロンに助け
を求めた。ロンは苦々しく宣告する。
「お前を、自分のベットで寝せていたなんて・・。」
「正にその通り!!」
それまで黙っていたハリーが突然、叫んだ。一同、驚いて主人公の方を向くと彼は怒りの形相も凄まじ
く、仁王立ちしていた。
「・・・・ハリー?」
ロンが恐る恐る声を掛けると、ハリーはキッとしてロンに振り返った。
「だって、僕だってロンと一緒に寝たことないのに・・!!」
「な、何言ってるんだよ!僕ん家に泊まりに来た時、一緒に寝たろ!?」
ロンの言葉に、ますます膨れっ面をして腕を組む。
「学校では一緒に寝た事ないよ?」
「自分のベットがあるのに、どーして僕の所で寝る必要があるのさ!?」
ぎゃおぎゃおと喚きたてる2人を周囲の人々は呆然と見ていたが、突然シリウスが床に突っ伏してわあ
、と泣き出した。
「シ、シリウス!?」
ルーピン先生の問いかけにも答えず、シリウスは言った。
「許してくれジェームズ!リリー!ハリーが”こんな風に”なってしまったのも、全て名付け親である
私の責任!!(何故)」
シー・・・ン
静かになってしまった屋敷の中、シリウスの謎の号泣だけが響いていた。
★やっぱりショックですよねー、いつも一緒のペットがおやじだったら。私だったら卒倒ものです。そ
のショックから立ち直らない内に、今度はハリーショックとシリウスショックが続いて・・・。よく
人生なげなかったですね、偉いぞ、ロン!
☆スキャバーズその2
スキャバーズはおやじだった。落ち込むロンにハーマイオニーが優しく声を掛けた。
「元気だして、ロン。誰にも分からなかったんだもの、気付かなくっても仕方ないわ。」
「そうだよ、ロンのせいじゃないよ。」
ハリーも甲斐甲斐しく声を掛けた。親友2人の言葉に、ロンは力なく首を縦に振った。
「そういえば。」
ハーマイオニーが何かに気が付いたように言った。
「スキャバーズって確かパーシーのお下がりだって言ってたわよね?」
「うん、それが・・・・?」
ハーマイオニーの言わんとしていることに気が付いた、ハリーが続けた。
「首席で、監督生だったパーシーだって気が付かなかったんだよ?それだけ変身してから、気をつけて
いたんだよ、あのピーターって奴。」
ロンが少し元気になった。ハーマイオニーが再び言った。
「あの時バレて良かったのよ。もしかしたらジニーと一緒に寝ていたかもしれないのよ。」
「そ、そうか!!!ジニーと一緒に寝ることになっていたら、あのおやじジニーに何をしていたか分か
んないもんな!」
ロンは大分元気になった。
「でもやっぱり許せないな、ロンと一緒に寝てたなんて・・・・・・。」
「ハリー・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・羨ましい。」
ロンは、元気が無くなった。
★いやはや、本当にスキャバーズ=ピーターがジニーのペットにならなくて本当に良かったです。きっ
と皆ジニーには黙っているんでしょうね。とはいえ、双子やパーシーだって知らないわけですが。両
親には話しているかもしれません。でも(私の中の)ハリーは、あくまでロンと一緒に寝たり内ポケッ
トにいたピーターが許せない様子です。大分こだわっているようですね(笑)
☆無邪気な毒気
ピーターをとっ捕まえて、楽しくない帰り道のこと。シリウスは遠慮がちにハリーに一緒に暮らさない
か?とナンパしていた。その上ではスネイプ先生が自らの頭を使って、ゴインゴインとラップのリズム
を奏でていた。ハリーはパッと顔を輝かせて、口を開く。
「それは、凄く嬉しいよ!」
そして表情を変えないまま、こう言った。
「でも住む所はあるの?脱走犯なのに。」
うっとシリウスが胸を押さえた。
「12年も俗世から離れていた人に、仕事とかあるのかなあ?」
シリウスが前のめりに俯いた。
「それに、履歴書に前の職業欄に”前の職業 囚人”て書かなきゃいけないのかな・・・。」
もはやシリウスの顔色は、青いのを通り越して土気色になっていた。その会話を聞いていたハーマイオニ
ーが、ハリーを嗜めた。
「ハリー、シリウスに失礼よ!確かにホームレス、逃亡状態で、先のことなんかどーなっているのかわ
からないという無責任な状態で、貴方を引き取ろうって言ってくれてるのよ?」
シリウスがばったり倒れた。
「わーー!?どーしたの、シリウス!?」
「大変だわ!ルーピン先生!!ルーピン先生!!」
2人の子供の騒ぐ声を聞きながら、シリウスは涙を禁じえなかった。
★単純に、思ったことを書いてみました。ハリーもナンパされたらいきなり「住む所はありますか?」
って・・・・キツイね君は。シリウスも行き当たりばったりで、ナンパしないで下さいよ。このまま
誤解が解けなかったら、どーすんですか。ハリーがグレちゃうわ・・・。
☆ムーニー
またまた突然だが、ルーピン先生の渾名は”ムーニー”だった。月に関係しているから、とルーピン先
生は言った。すると、ハーマイオニーが考えながら、こう言った。
「夜も平気ってやつ?」
キョトン。
その場にいた全員が、首を傾げてハーマイオニーを見つめた。しかしその視線に気が付かないまま、ハ
ーマイオニーは呟き続ける。
「はいは〜いってやつだったかしら・・・?」
「?」
「??」
ハリーとロンが顔を見合わせて、首を捻る。
「グレンジャー君?」
ルーピン先生が、恐る恐る声を掛ける。
「あれは、おやすみマンだったかしらね・・・・。」
しかし、やっぱりハーマイオニーは聞いていなさそうだった。何が何だか分からない男連中の中で、ハ
ーマイオニーは暫く考え込んでいたが、やおらルーピン先生に向き直る。
「ごめんなさい、先生。ムーニーってどこかで聞いたことがあると思ったら・・・・。」
「う、うん?」
「おむつの名前だったわ。」
どさっ
「わールーピンしっかりしろーーー!!!」
「うへえ!失神してるよ〜、ハリーどーしよー?」
「いや、どーしよーったって・・・。」
わーきゃーと大騒ぎしている中で、ハーマイオニーが更に言い募った。
「でも、CMのキャッチコピーが思い出せないのよ。どーしても・・・・。」
ピーターはチャンスとばかりに、逃げ出してしまった。
★ルーピンファンの皆様方、此処で額が地面に触れない程度に謝りますから、どーぞお怒りを静めて下
さい。いや、本当にそう思ったのですよ。・・・・・さらに切腹状態ですか?そうですか・・・。ル
−ピン先生は意味深に現れて、やっぱり意味深な存在でしたね〜。
☆パパの変化
シリウス、ルーピン、ピーターはハリーパパジェームスのお友達だった。狼に変身してしまうルーピン
を思って、彼らは動物に変身できるようになったという。
シリウスは黒犬、ピーターは鼠。
「すんません、僕のパパは何に・・・。」
変身するの?と聞こうとしたハリーの言葉を、シリウスが遮った。とても不自然に。
「ピーター貴様!!うんぬんかんぬん!!ベラベラベラ!!」
「いや、シリウス・・・?僕のパパは・・・・」
「更にべらべらべら!!!」
「僕の・・・・・・」
何故かハリーの質問に頑なに答えないシリウスの姿に、ハリーは不安を覚えた。そういう時に、ハリー
が頼るのはロンである。足の骨折が痛くて、うんうん唸っているロンにすすっと近づいて呟いた。
「ひょっとして、僕のパパはとんでもない動物に変身するのかも・・・・・。」
「う〜ん、う〜ん足が痛い・・・・。」
唸るロンを気にもせず、ハリーは言葉を継いだ。
「どうしよう、パパは牛にでも変身を・・・!?」
「狼がいるのに・・・?」
苦しい息の下、ロンが律儀に突っ込んできた。
「それもそーか・・・・。」
ハリーは考え込んだ。
「分かった!!」
「そう・・・良かった・・・・・ね。」
ロンは苦しい息の下、健気にコメントを出した。
「きっとアルマジロだ!!そーか、そーかアルマジロかあ・・・。」
どっからアルマジロを出してきたのか知らないが、ハリーは満足そうに納得していた。
この後、パパの変身していた牡鹿が現れたのは、ハリーに対する嫌味だったのかもしれない。
★いやーだって・・・・と言い訳する私。シリウスがジェームズの変身を訊かれた時に、返事とゆーか
答えなかったのが不思議で。別に「牡鹿だよ〜ん」と言っても良かったんではないの、シリウス?
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