スーパーガン
「あ004、ちょっといいかね?」
ギルモア博士に呼び止められて、004は振り返った。
「なんでしょうか、博士。」
「うむ。君のスーパーガンは今009が持っているはずじゃな?」
「はい。あいつ持ってなかったので、俺のを渡しましたがそれが何か?」
「新しいスーパーガンを作ったので、渡しておこうと思ってな。やはり、あった方が君も便利じゃろう。」
そう言って博士は、004にスーパーガンを渡した。
「あ、有難うございます。助かります。」
004は部屋に戻っていく博士を見送る。まじまじと渡された新しいスーパーガンを見つめる。
(そうだ、コレは009に渡してやろう。やっぱり俺なんかのお古より、新しい方が良いだろうし)
そう思いつくと、004は009の部屋に向かった。

「009、俺だ。入って良いか?」
「004!?良いよ入って入って♪」
えらく嬉しそうな声がして、ドアが開く。そこには満面の笑みを浮かべた009が立っている。
「どうぞ〜。」
「いや、此処でいいんだが。」
「何遠慮してるんだい、はいはい入って入って。」
グイグイと手を引っ張られた。
「おいおい。」
そのまま、部屋に引っ張りこまれる。パタンとドアが閉まった。
「で、なに?」
「これ・・・」
先ほどもらったスーパガンを見せる。
「あ、新しいのを博士が作ったのか。」
うん、と頷いて009に差し出す。
「コレはお前が使ってくれ。」
「ヤダ。」
にこやかに、即座に断られる。
「なぜっ?」
「だって、あれは"004"のお古だもん。そっちの方が価値があるんだから。」
「・・・・・なんの価値・・・・?」
「ふふふ、002とかすごい羨ましがってるよ。」
「・・・・・・・????」
大混乱に陥る004にニッコリ009は笑ってみせた。


★いつの間にか、あたりまえのようにスーパーガンを使っている004。きっとギルモア博士が作って
くれたんだろうと、推測。きっと004の性格上新しい方をあげると思ったので。
実際はどうなんでしょう。



雪のカーニバルより

成り行きで、古城に止まった004と009。004はボーッと窓から雪景色を見ていた。
そこへ現れたのはリンダちゃん。やけっぱち気味に004にせまります。
一様、釘を刺しふと呟く。
「それに俺は"まとも"な人間じゃないしね。」
右手をしげしげと見つめつつ、心の中で呟く。
(それに・・・009にリンダに迫られたと知れただけで何されるかわからんし)
何気なしにドアに目をやる。
「うっ!!」
思わず声を漏らす。ドアには明子ねえちゃんよろしく009が覗いていた。
「ジ・・ジョー」
自分を呼ぶ声に009が部屋に入ってくる。ニコニコしているが、恐ろしい事に目は笑っていない。
ただの敵なら一歩も引かないが、009相手では及び腰になる。
「今アルの部屋から出て行ったのは、リーンーダーだったね!?」
ふふふ、と笑いながら顔をズイッと近づけてくる。くどいようだが、目は笑っていない。
「な・・何もないぞ!何もおこっていない!」
「ふーん。ほーう。」
更に迫ってくる。004は人生の終焉がきた気分だった。とうとう、壁まで追い込まれた。
「言っとくけど・・・浮気は許さないからね。」
「う、浮気って・・・・。」
汗。
お前の方がタラシだろ、とは恐ろしくてとても言えなかった。

★004から誘ってもらってスキー旅行。きっと009はすごく喜んだと思います。それなのに、なかなか
2人きりになれないばかりか、泊めてもらったお城では別々の部屋。おまけに004に迫るリンダちゃん。
この後004はどうなったのでしょう(笑)



幻影島編より

フリードキン教授の挑戦状を受けて、律儀に島にやってきた009。別に来なくても良かったのだが、
生来の負けず嫌いと暇がうまくマッチしてしまったのだった。現れたのは、仲間たち。驚いたが、一緒に
にフリードキン教授をやっつけようということになった。
003と付近を探索していていたが、仲間達が次々に襲ってくる。さすがに混乱していたが、ニセモノ
だろうと思いつけば反撃は早く、容赦しなかった。どんどん倒していく。
一通り倒して、周りを見ればまたまたニセモノの仲間達がご丁寧にも2組現れていた。そして空からは
あからさまに怪しいヘリが近づいて来る。爆弾が落とされる。
「くそっ。ようしあの連中の間を駆け抜けてやる。」
その言葉通りニセモノの中を走り抜ける。狙い通り、爆発に巻き込まれていくニセモノ達。
(!そうだ!)
爆発に巻き込まれかけているニセ004を肩に担ぎ上げる。もちろん加速装置は使っていない。
「!?」
ニセ004が驚いてバタバタと暴れだすのも気にせず、あっさりとヘリを破壊する。そして、肩に担ぎ
あげていた彼を下ろしてそのまま押し倒す。
「!?!?!?」
目を白黒させているニセモノに向かって009は
「生身の君はどんな感じかと思ってさ。」
とのたまい、爽やかに笑って手を合わせて・・・・・
「いっただきま〜す。」
と言った。


「うーん、やっぱり本物の方がいいなあ」
ベットの中で009は呟く。その隣には本物の004が眠っていた。

★青・・・・青○!?さすが009様(爆笑)です。この後ニセ004はどうなったんでしょう?(人事)
生身の彼はどうだったんでしょうね。ああ、下品かな。でもまあ本物の方が良かったらしいですな。


エッダより

ジリジリジリ
001の"予言"のすぐ後電話が鳴った。近くにいた009が電話を取る。
「はい・・・。」
相手は004からだった。パアッと009の顔が明るくなる。
「ほんとだ!ドイツからの国際電話だ!」
声まで弾む。
「やあ、アルベルト。」
本当は、いつもみたいに"アル"と呼びたかったが博士達に配慮してフルで呼ぶ。
「え・・・・・。」
相手の言葉を聞いている009の顔が、少し翳り・・・・。
「ジェットも一緒だって・・・!?」
彼の声は、明らかに1オクターブ下がった。

"やどり木の村"とやらに着き、宿屋に入る。2人1部屋ということで、1も2もなく003と
フライヤは同室、と決まる。問題はその後。009と002が004と同室になると言って
譲らない。002は1番最初に誘ってもらったのは、自分なんだから先着順で自分が同室になる
と言い張り、009は何かあった時に主力になる自分と004が一緒の方が都合が良いと言って
大騒ぎである。
当の004はしばらく黙って聞いていたが、いきなりすぐ隣に座っていた006を捕まえて
「俺は006と同室になる。009と002が同室になればいい。」
「ホエエェッ。」
死にそうな声を出す006を引きずって行った。

「004ちょっと良いか?」
004の部屋に現れたのは009だった。やっぱり来たか、と004は思う。返事を聞かず、009
はズカズカと入ってくる。扉に鍵を掛けて。
「おい、006が入れないだろうが。」
「大丈夫だよ。彼は今002と007の部屋にいってるからしばらく帰ってこないよ。」
ニッコリ。
009を知らない奴が見たら、天使のような笑顔と思わせる表情を見せる。
「ねえ、なんで僕より先に002に声をかけたわけ?」
004を押し倒して、顔を近づける。
「別に・・・。あいつが偶然情報を掴んだ時にドイツにいたから。」
「・・・・・・・ほんと!?」
「嘘ついてどーする。だから次にすぐおまえさんに電話を入れただろ!」
「何もなかった?」
「?なにって・・・?」
何やら009は考えこんでいたが、何か自分を納得させたらしく004を押さえつけていた手を外す。
そして006のベッドにゴロンと寝っ転がる。
「009?そこは006のベットだぞ?」
咎める004に009はウインクをしながら答えた。
「大丈夫!こっそり一生懸命お願いしたら、快く譲ってくれたんだ!」
ニヤリと笑う。006がどんな目にあったか、なんとなく想像がついた004だった。

★別名006大災難の巻。そして知らない間に009に出し抜かれてる002・・・。ごめんなさい、
94女なのでどうしてもこういうパターンになりがちです。後で002にばれて大もめしたとか、しない
とか。



0010がやって来た!・・・その1

脱走した自分たちを追って、0010がやって来た。次々と仲間達が倒れていく。そして004が倒され
る。009の怒りは頂点に達した。
「僕が相手だ!貴様他の仲間には直接雷を当てなかったくせに、004だけ直撃させたな!2回も!」
余りの剣幕に0010が目を丸くする。
「いや・・・一番の重装備だったから・・」
何故か弁解する。しかし009の怒りは収まらない。
「許さーん!行くぞ!加速装置!」
009の怒りのポイントがわからず、0010は首を傾げる。
「・・・・ま、まあいいか。加速装置!」
そんなこんなで戦いは始まる。

★私には004にだけ0010は電撃を直接浴びせていたように、見えました。後は足元に電撃して
いたようですけど。しかし、それでもなんとか起き上がろうと頑張っている004。すごい根性です。
やっぱり母として皆が心配?(爆)



0010がやって来た!・・・その2

再び0010がやって来た。009を除いたメンバーが立ち向かう。しかし、もう1人の0010が現れて
大ピンチ。そこへ009がやって来た。上からぐるりと見回していた009の視線が止まる。そこには
0010の雷を又しても直撃された004が003に抱きかかえられている。クワッと009の目が
見開かれた。
「この、やん坊まん坊天気予報がっっ!"僕の"004に何するんだ!」
(004以外はどうでもいいんかい)
他のメンバーのつっこみはそれぞれの心の中の為、本人には通じなかった。
ポカンと0010達が009を見つめる。
「許さーん!行くぞ!加速装置!」
009が消える。
「・・・・・なんだ?あいつ・・・。」
0010プラスが弟を振り返る。0010マイナスはわけわからんとばかりに首を振る。
「あの・・私達にかまわず009と戦ってください。004、目開けたまま失神しちゃったので。」
003が引きつった笑顔で0010達を振り返った。
「そ、そうか!?」
「ええ。すみません。」
「わかった。行くぞ!マイナス!」
「おう!」

「大丈夫?004?」
「003・・・俺はもう人生嫌になってきたぞ・・・(涙声)」
崖の上で何やら派手な音が聞こえてきた。
そんなこんなで戦いは始まる。

★再び0010ズ登場。そして再び電撃を直撃される004。003が駆け寄ってくれたのが嬉しかった
私です。しかも004に(ちょびっとの距離とはいえ)肩を貸している003が大好きです。005も
母(004)と長女(003)を守ってくれて有難う!しかし、どーしてこう0010ズは004だけ(除009)
電撃を直撃させるのか。謎・・・。

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