最愛の車「CELICA XX」
「CELICA XX」の話をする前に、まずは「TOYOTA CELICA」について話さなければなりません。
私が「CELICA」に出会ったのは、ちょうど「CELICA LB(リフトバック)」という車種がはやっていた
頃でした。
↑CELICA LB(RA35)・1976年頃のモデル・後期型・2003年1月撮影
その後、この画像のRA35は、大変稀少な385台限定のブラックセリカとの情報を頂きました。すごい!
情報提供者「smokyさん」、ありがとうございます。
2ドアのシャープなフォルム、矢印5本のテールランプ、他車とはひと味違ったドアノブ・・・。
当時、その斬新なデザインは、幼い私の心をときめかすには十分すぎる魅力を持った車でした。
しかし、経済的な問題はもちろん、まだまだ免許証の年齢にもほど遠かった私は、お小遣いをためて
プラモデルを買うのが精一杯でした。
その時、初めて「CELICA」という車を意識し、いつかはあのような車を・・・と思ったまま年月は流
れました。
そんなある日、路上を走る1台の車に目が釘付けになりました。
なんだか、昔懐かしい気分になれるような、それでいて鳥肌の立つような・・・。
そう、その車が「CELICA XX」だったのです。
まさに、幼い頃に心をときめかした「CELICA LB」のシャープなデザインを彷彿とさせるその存在は、
一気に、何年も前にタイムスリップしたかのような感覚にとらわれました。
あの車が欲しい!絶対に乗りたい!!
しかし、ここでもまだ問題がありました。
先ほど同様経済的な問題、そしてまだ免許証を取れる年齢に達していなかったのです。
自動車雑誌や先輩の所有する「CELICA XX」を見ては、唇をかみしめる日々が続きました。
そして、就職が決まると、入社式を迎えるより前に「CELICA XX」探しが始まりました。
就職すれば給料ももらえるし、ローンも組めると思ったからです。
しかし、その時すでに「CELICA XX」の生産が終了して7年が経っていました。
思った以上に生産期間は短く(約5年)、その次期車種は「70-SUPRA」へと受け継がれていったの
です。
しかし「CELICA XX」に対する情熱は全く冷めませんでした。
しばらくは、「CELICA XX」を生産中止してまで作られた「70-SUPRA」を憎んだくらいでした。
(今では「70-SUPRA」もとっても素敵な車だと思いますが。)
話が逸れましたが、そのようなわけで、中古車市場から状態の良い「CELICA XX」を見つけ出すのは
非常に難しく、週末毎に中古車屋へ通う日々が続きました。
当初、ホワイトボディーに憧れていたため最優先で探していたのですが、状態の良いホワイトは
べらぼうに高額だったり、安価なホワイトがあると何時間もかけて見に行くも、ドアミラーが無かったり
とか、ボンネットに素晴らしい針金デッサンがしてある(^^;)とかで、苦労の日々が続きました。
そんなある日、神奈川県内の某中古車屋で、やはり針金デッサンのホワイトボディーに落ち込んで帰ろ
うとしたとき、店員さんに「お客さん、ホワイトでなければ、昨日入店したばかりの良いのがあるのですが」
と声をかけられました。
さんざんひどい状態の「CELICA XX」を見てきた私は、すっかり疑心暗鬼に陥っていたのですが、
その車と対面したとき、ボディーカラー以外は求めていたものが見つかったような、そんな晴れやかな
気分になりました。
カラーコード「150」、ボディーカラー「スーパーシルバーメタリック」。
そして、これが今所有している愛車となったわけです。
今でも、ホワイトに対する憧れはあるものの、現色は大変な稀少色ということで、不満は全くあり
ません。
1984年12月生産、私が購入して15年が経ち、当時7万7千キロだった距離数も、もうすぐ
20万キロを迎えるまでになりました。
エンジンは至って順調です。
間違いなく、車が根を上げて動けなくなるか、私の体が言うことを利かなくなるまで乗り続けると
思います。
20万キロの節目は・・・オールペンかな?(もちろん!同色!!)
↑ 「CELICA-XX GALLERY」 ENTRANCE ↑
そしてそして、誕生24年9ヶ月の2009年9月5日、走行距離17.8万キロにて、同色オールペン
を完了しました!
しばらく、XXの姿が頭から離れない日々が続きそうです。σ(^0^)