JOURNEY

Part.1

JOURNEY (1975)

宇宙への旅立ち   1 OF A LIFETIME
  2 IN THE MORNING DAY
  3 KOHOUTEK
  4 TO PLAY SOME MUSIC
  5 TOPAZ
  6 IN MY LONELY FEELING / CONVERSATIONS
  7 MYSTERY MOUNTAIN
サンタナの若き天才ギタリスト、ニール・ショーンを売り出すプロジェクトがきっかけとなって結成された、ジャーニーのデビュー・アルバム(邦題:宇宙への旅立ち)。全米チャート138位。

結成時のメンバーは、ニール・ショーンの他、サンタナのヴォーカリスト兼キーボード・プレイヤーのグレッグ・ローリー、スティーヴ・ミラー・バンドにいたベーシストのロス・ヴァロリー、ドラマーのプレイリー・プリンス。ドラマーはすぐに、ニールのセッション・パートナーのエインズレー・ダンバーに交代、レコーディング中にサイド・ギタリストのジョージ・ティックナーが加わり5人編成となりました。

後のジャーニーを知っている方が聞くと、これが本当にジャーニーかと思うようなサウンドで、ロックンロールというよりはプログレに近いかもしれません。シングル・ヒットを狙ったような曲は全くなく、インストゥルメンタルが3曲もあります。


LOOK INTO THE FUTURE (1976)

未来への招待状   1 ON A SATURDAY NITE
  2 IT'S ALL TOO MUCH
  3 ANYWAY
  4 SHE MAKES ME (FEEL ALRIGHT)
  5 YOU'RE ON YOUR OWN
  6 LOOK INTO THE FUTURE
  7 MIDNIGHT DREAMER
  8 I'M GONNA LEAVE YOU
ジョージ・ティックナーがツアーへの不満から脱退し、4人編成となったセカンド・アルバム(邦題:未来への挑戦状)。全米チャート100位。

プロデュースをジャーニー自らが行い、インスト中心の前作から一転、ロック色が強くなり、グレッグ・ローリーがヴォーカルに専念して、渋い歌声を聞かせてくれます。

ジョージ・ハリスンがビートルズ時代に書き下ろした"IT'S ALL TOO MUCH"は、当時のライブではオープニング曲によく使われていたそうです。


NEXT (1977)

果てしなき挑戦   1 SPACEMAN
  2 PEOPLE
  3 I WOULD FIND YOU
  4 HERE WE ARE
  5 HUSTLER
  6 NEXT
  7 NICKEL AND DIME
  8 KARMA
第1期ジャーニーの最後の作品となったサード・アルバム。ジャケット・デザインが、かなり時代を感じさせてくれます。全米チャート85位。

メンバーがドラッグやアルコールの乱用に陥り、最も不健康で精彩を欠いていた時期の作品らしいのですが、前作以上にハード・ロック色が濃くなっています。

このアルバムのセールスは満足のいくものではなく、専任のヴォーカリストの必要性を痛切に感じたメンバーは、ヴォーカリストとしてロバート・フライシュマンを迎え、ツアーや曲作りを行いました。

しかし、そのロバートも、彼を超えるヴォーカリストの出現で、あさっりとクビを宣告されます。


INFINITY (1978)

インフィニティ   1 LIGHTS
  2 FEELING THAT WAY
  3 ANYTIME
  4 LA DO DA
  5 PATIENTLY
  6 WHEEL IN THE SKY
  7 SOMETHIN' TO HIDE
  8 WINDS OF MARCH
  9 CAN DO
 10 OPENED THE DOOR
ローカル・バンドでドラムを叩きながら歌っていたスティーヴ・ペリーを新ヴォーカリストとして迎え、ジャーニーの出世作となった4作目。全米チャート21位。

ハイ・トーンのスティーヴと、渋いグレッグのダブル・ヴォーカルをフューチャーした本作は、あっという間に300万枚を超すセールスを記録し、バンド初のプラチナ・アルバムに輝きました。ロバート・フライシュマン在籍時に書かれた曲が3曲収録されています。

ハード・ロックとドラマティックなバラードをバランス良く配していて、初のシングル・ヒットとなった"WHEEL IN THE SKY"、バラードの"LIGHTS"など、数多くの名曲が収録された好きなアルバムの1つです。


EVOLUTION (1979)

エヴォルーション   1 MAJESTIC
  2 TOO LATE
  3 LOVIN', TOUCHIN', SQUEEZIN'
  4 CITY OF THE ANGELS
  5 WHEN YOU'RE ALONE (IT AIN'T EASY)
  6 SWEET AND SIMPLE
  7 LOVIN' YOU IS EASY
  8 JUST THE SAME WAY
  9 DO YOU RECALL
 10 DAYDREAM
 11 LADY LUCK
出世3部作と呼ばれるアルバムの第2弾。全米チャート20位。

ポップに変貌するバンドに不満を感じていたエインズレー・ダンバーが脱退し、後任には、ジャーニーのオープニング・アクトを務めていたモントローズからスティーヴ・スミスを迎えています。、

本作では、スティーヴが1曲を除いて作曲に関わっており、ジャーニーがニール&スティーヴという2枚看板のバンドであるとの色合いが強くなっています。MAJESTIC"のイントロダクションで始まり、バラードの"TOO LATE"につながって、シングル・ヒットの"LOVIN', TOUCHIN', SQUEEZIN'"へと続く展開、とても気に入ってます。

このアルバムも300万枚を超えるセールスを記録し、ジャーニー人気の地盤を固めました。


In the beginning (1979)

ビギニング   1 OF A LIFETIME
  2 TOPAZ
  3 KOHOUTEK
  4 ON A SATURDAY NIGHT
  5 IT'S ALL TOO MUCH
  6 IN MY LONELY FEELING / CONVERSATIONS
  7 MYSTERY MOUNTAIN
  8 SPACEMAN
  9 PEOPLE
 10 ANYWAY
 11 YOU'RE ON YOUR OWN
 12 LOOK INTO THE FUTURE
 13 NICKEL & DIME
 14 I'M GONNA LEAVE YOU
スティーヴ・ペリーが参加する前の初期3枚のアルバムからのセレクション・アルバムです。残念ながら、日本ではCD化されていません。


DEPARTURE (1980)

ディパーチャー   1 ANY WAY YOU WANT IT
  2 WALKS LIKE A LADY
  3 SOMEDAY SOON
  4 PEOPLE AND PLACES
  5 PRECIOUS TIME
  6 WHERE WERE YOU
  7 I'M CRYIN'
  8 LINE OF FIRE
  9 DEPARTURE
 10 GOOD MORNING GIRL
 11 STAY AWHILE
 12 HOMEMADE LOVE
BONUS TRACKS
 13 NATURAL THING
 14 LITTLE GIRL
出世3部作の第3弾で、全米で300万枚のセールスを記録したアルバム。全米チャート8位。

本作では、最初からなるべくライヴに近い状態でレコーディングをするという取られ、スタジオに持ち込んだ19曲から11曲がセレクトされたました。シングル・カットされスマッシュ・ヒットを記録した"ANY WAY YOU WANT IT"を聴いてもわかるように、何かがふっきれたように、明るく躍動感のあるアルバムに仕上がっています。

デジタル・リマスターの紙ジャケ盤には、ボーナストラックが2曲収録されています。13は後にシングル"DON'T STOP BELIEVIN'"のB面に収録された1979年のレコーディング曲、14は「Dream, After Dream」に収録された曲です。


DREAM, AFTER DREAM (1980)

夢、夢のあと・・・   1 DESTINY
  2 SNOW THEME
  3 SANDCASTLES
  4 A FEW COINS
  5 MOON THEME
  6 WHEN THE LOVE HAS GONE
  7 FESTIVAL DANCE
  8 THE RAPE
  9 LITTLE GIRL
人気デザイナー・高田賢三の初映画作品『夢、夢のあと』のサウンドトラックとして、当時、日本のみでリリースされたアルバム。

「DEPARTURE」のプロモーションでニール・ショーンが来日したことがきっかけで実現した、今では夢のようなプロジェクトです。サウンドトラックという性格上、インストゥルメンタルが中心で、レコーディングは僅か1週間で終わらせたという異色作です。


CAPTURED (1981)

ライヴ・エナジー   1 MAJESTIC
  2 WHERE WERE YOU
  3 JUST THE SAME WAY
  4 LINE OF FIRE
  5 LIGHTS
  6 STAY AWHILE
  7 TOO LATE
  8 DEXIE HIGHWAY
  9 FEELING THAT WAY
 10 ANYTIME
 11 DO YOU RECALL
 12 WALKS LIKE A LADY
 13 LA DO DA
 14 LOVIN' TOUCHIN',SQUEEZIN'
 15 WHEEL IN THE SKY
 16 ANY WAY YOU WANT IT
 17 THE PARTY'S OVER (Hopelessly in Love)
アナログ盤は2枚組でリリースされた、ジャーニー初のライヴ・アルバム(邦題:ライヴ・エナジー)。

1980年のワールド・ツアー全89公演全てをライヴ収録して、その膨大な録音テープから厳選された16曲とスタジオ録音された新曲1曲で構成されています。8は過去のスタジオ盤には収録されていない曲、17がスタジオ録音された新曲です。

本作を最後に、デビュー時からジャーニーのフロントマンを務めたグレッグ・ローリーが脱退しました。


ESCAPE (1981)

エスケイプ   1 DON'T STOP BELIEVIN'
  2 STONE IN LOVE
  3 WHO'S CRYING NOW
  4 KEEP ON RUNNIN'
  5 STILL THEY RIDE
  6 ESCAPE
  7 LAY IT DOWN
  8 DEAD OR ALIVE
  9 MOTHER, FATHER
 10 OPEN ARMS
BONUS TRACKS
 11 LA RAZA DEL SOL
 12 DON'T STOP BELIEVIN' (Live Version)
 13 WHO'S CRYING NOW (Live Version)
 14 OPEN ARMS (Live Version)
初の全米チャートNo.1を獲得し、800万枚のセールスを記録したアルバム。

全10曲中5曲がバラードで、ジャーニーの特徴が最大限に活かされた作品です。グレッグ・ローリーの後任として加わったジョナサン・ケインが演奏面だけではなく、曲作りにも積極的に参加して、ジャーニー・サウンドの完成に貢献しています。

シングル・カットされた"WHO'S CRYING NOW"、"DON'T STOP BELIEVIN'"はトップ10入りし、"OPEN ARMS"もチャートインしています。

デジタル・リマスターの紙ジャケ盤には、ボーナストラックが4曲収録されています。11はシングル"STILL THEY RIDE'"のB面に収録、12〜14は1981年のHoustonでのライヴ・バージョンです。




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