高橋留美子 | |
めぞん一刻 高橋留美子/小学館 |
高橋留美子の出世作、その知名度を子供だけでなく青年誌の大人にまで広めたのがこの作品。あの糸井重里氏も響子さんのファンらしい。何を隠そう、オイの世界一の漫画は「めぞん一刻」と言うほど好き。 木造ボロアパート一刻館で繰り広げられる人間ドラマ。最初浪人生だった五代君と、管理人の未亡人音無響子のラブストーリーと、周りの奇妙な住人たちのコメディー。 特に最後の13巻から15巻にかけてのクライマックスは感動の嵐。 ちなみにコミックは、BIGCOMICS版全15冊、ワイド版10冊、文庫版10冊、特別総集編6冊が出てます。オイはすべて持ってます。 |
うる星やつら 高橋留美子/小学館 |
高橋留美子の世界を存分に発揮したドタバタコメディー。宇宙人あり、海底人、幽霊、タコ、等々数多くのキャラが登場する。それだけでなく奇妙な世界、雰囲気等が絶品。 サンデーコミック版34巻、ワイド版15巻発売中。 |
らんま1/2 高橋留美子/小学館 |
うる星やつらの後に始まったサンデーの長期連載。舞台は東京だが、全体的に中国
雰囲気を醸し出している。カンフーを極めた主人公早乙女らんまと沢山の敵との格闘アクション漫画。しかしらんまは中国の呪いで水をかぶると女に変身してしまう。またらんまには許嫁(あかね)がいるのだが、これも格闘に強くていつも喧嘩ばかりしているが、実は仲がいいという高橋留美子の黄金パターン。対戦する格闘技の名前を変なところから持ってくるのが特徴(格闘茶道、格闘新体操など) サンデーコミック全38巻 |
犬夜叉 高橋留美子/小学館 |
現在少年サンデーで連載中なのがこの犬夜叉。今回舞台は戦国時代の日本。そこにタイムスリップしてきた女子高生かごめと半妖犬夜叉の妖怪退治紀行もの。うる星よりもはギャグ抑えめ。 犬夜叉とかごめと、かごめの前世犬夜叉の好きだった人楓の蘇った幽霊?の三角関係が、高橋留美子にしてはシリアスで面白い。 サンデーコミック10巻発売中 |
るーみっくわーるど 高橋留美子/小学館 |
高橋留美子のデビューからの短編を集めた短編集。短期連載ダストスパートも収録。初期のころはドタバタ感がぶっ飛んでいていまと違ったおもしろさがある。 サンデーBOOKS3巻、リメイク版2巻 |
ダストスパート 高橋留美子/(株)スタジオ・シップ |
るーみっくわーるど以前に別の出版社からダストスパートだけがコミックス化されたもの。コレにおまけで収録されている「がんばり末世」は小学館のるーみっくわーるど再編集のときには、コミックス未収録と書かれていて小学館からは無視されているコミックスと思われる。 |
1ポンドの福音 高橋留美子/小学館 |
食いしん坊のプロボクサーと、教会のシスターという組み合わせ。ヤングサンデーで不定期連載中で、掲載されるときは3〜4話づつで1試合というペース。しかし実際のボクシングの試合は最後の1話で、話のメインは主人公の畑中耕作のコミカルな減量の様子と、対戦相手とのちょっとした問題とシスターとのラブストーリーで、その問題を試合で解決と言うスタイル。 しかしボクシング漫画と言うのはしんみりとした感動話が多いような気がする・・・ ヤングサンデーコミックス3巻 |
人魚の森/人魚の傷 高橋留美子/小学館 |
ギャグ無し、完全シリアスホラー。昔人魚の肉を食べて不老不死になった五百歳の勇太と不老不死になったばかりの十五歳の真魚が、人間になる法を探す旅の物語。しかしその旅で立ち寄るところで起こる人魚の肉にまつわる事件。コレを読むと不老不死とは一人で生きていく事なんだと、とても寂しい物だとわかる。 |
楠桂 | |
鬼切丸 楠桂/小学館 |
現在サンデー増刊で連載中のシリアスホラー。角を持たぬ人の姿をした純血の鬼が、角の代わりに手に持つ日本刀「鬼切丸」ですべての鬼を斬ったとき人になれると信じて鬼と戦うストーリー。しかし戦う鬼は最初からの鬼というのは少なく、あるきっかけで鬼になった「人」である。そこにこの漫画のテーマがあり、鬼になってしまうほどの感情と、鬼になった悲しみが表現されている。 話は続いても最大3話で大抵1話完結なので途中からでも読みやすいでしょう。 サンデーコミック16巻 |
大都会にほえろ 楠桂/角川書店 |
こちらは完全ギャグ。大都会東京で暗躍するモンスター犯罪を取り締まるモンスターGメンの活躍を面白く描いたギャグ漫画。いくら何でも日本で吸血鬼や三頭の狼男やキョンシーはないだろってのが主なキャラクターで、主人公の熱血ドラマ刑事の陣内淳二もワーウルフに咬まれて半獣化するし、どんなモンスターよりも強いスポーツ万能ってだけのOLも出るしでかなり笑える。 ASUKA COMICS 9巻 |
八神君の家庭の事情 楠桂/小学館 |
これも楠ワールドのギャグ漫画。中学生に見えるほどの童顔の母親八神野美と、その母親にマジで恋する実の息子八神裕司とそのクラスメイトと先生、さらには裕司に恋する女子高生五十里真幸(いかりまゆき)最後は野美さんそっくりな男子高校生八百井刺激まで出てきて、マザコン、ホモ、幽霊何でもアリの変態ギャグ。それでも一応一線は守っているので、電車の中でも読める明るいギャグになっている。最後は野美さんのしっかりした母親らしい台詞で感動的に締めくくっている。 楠桂初期から中期の作品。 サンデーコミック全7巻 |
愛はかく語りき 楠桂/集英社 |
こちらはあまりキャラの崩れない八頭身のラブストーリー。究極の逆境恋愛を追求した大人のラブストーリー。でも、それを楠桂が作ると「子持ちの男やもめと、売れっ子漫画家」と言う設定。ふつうに読めばそれほど笑えないが、作者の事を知ってればめちやめちや笑える。もうまさに本人の願望を漫画にしたんじゃないかってほど作者そっくり。しかも作者さんも去年の春に結婚なさったそうです。 楠桂1995年の作品 MARGARET COMICS全2巻 |
人狼草紙 楠桂/新書館 |
多くの人が死んだ戦国時代、戦って死んだ男共は成仏していく。しかし何も出来ずに殺された女は、死霊となる。死霊にしか流れぬ伝説がある。 「もう一度女として生きたくば、人狼を探せ。 人狼の血を一すすりで物の怪に 肉ひとかけらで半獣鬼 ひとかたまりで人鬼に 心臓を食らえば不老不死に」 しかし生粋の人狼は一匹しかいない。この伝説のため不老不死の人鬼を生み出さぬため、自ら炎の中に進んでいった。この運命に逆らった一人の人狼、狼牙王が物の怪を倒して行きながら自らの血と記憶を取り戻す旅物語。 完全にギャグ無しシリアスの時代物。しかし実は女の生き様を描いたラブストーリーとなっている。 楠桂1999年の作品 WINGS COMICS全七巻 |
戦国月夜 楠桂&大橋薫/集英社 |
プロになって初の楠桂と大橋薫の双子姉妹の合作。双子だから絵もそっくりでどれをどちらが描いたかさっぱり解らない。 戦国時代の鬼姫が転生し現代で男子高校生として生活していた。しかし古くからの家の土地を売って開発工事が始まったとき、封印が解け、亡霊が噴き出した。前世の記憶を取り戻した主人公、正義と彼を守る鬼野槌の主の戦いがはじまる。 楠桂1999年の作品 Crimson Comics |
萩原一至 | |
BASTARD!! 暗黒の破壊神 萩原一至/集英社 |
剣と魔法の世界の戦争を強力な魔法使いが主人公のストーリー。しかしこの主人公、漫画史上最悪の悪人なんだけど最近仲間を思うようになった。(でも非情)
10年以上前にジャンプで読み切り出してから連載が始まったが、エッチ描写が過ぎて本誌を追われ、季刊誌のジャンプで年4回100ページずつ描いていたら人気出て本誌に戻ったが、この人ペンが遅いので月一連載をしている。でも最近載ってないな。 デビュー作がコレだと思うけどそれがこうして10年近く続いているのは珍しいな。他の作品も滅多に描いてない。(同人作品は描くらしいけど) |