〜 珍説 豊臣秀吉のお陰 〜

 この頃は何かと物騒です。
 まさか駅に車が飛び込んで包丁魔が暴れ回ったり、道端で何処の誰とも知らない奴にトンカチで殴られたりする世の中になろうとは思いませんでした。

 急に日本人がオカシクなってきたのでしょうか。これでは、おちおち道も歩いていられないし、電車に乗るのも命懸けです。
 でも、犯罪被害に遭われた方たちにはお気の毒ですが、アメリカに比べれば未だマシかなと思います。アメリカでは学校で銃の乱射ですからね。
 
 話はチョッと飛躍しますが、日本で銃犯罪が少ないのは豊臣秀吉のお陰ではないでしょうか。それは秀吉が行った「刀狩り」のためです。
 一般人から当時の武器である刀や槍を取り上げ、武士にしか帯刀を許さなかったため、必然的に武器の所持者が減った訳です。
 そして、戦乱の時代を過ぎ、徳川政権が270年の長きに亘り太平の世を謳歌し、武器も必要としなくなったのではと思います。
 その後、幾つかの戦争が有りましたが日本人が銃を手にしたのは兵士として徴兵された時だけだった訳で、兵士でない一般人は精々、竹槍くらいでした。
 そして戦後、銃の所持は警察官や麻薬取締官などごく一部の公務員に限られています。

 これからは銃犯罪が増加するだろうと言われていますが、かえって怖いのはクスリやシンナーなどの常習者による通り魔的な犯罪です。チョット見には普通の人が、ある日急に犯罪者に変身してしまうのですから・・・。
 これからは「刀狩り」ならぬ「クスリ・シンナー狩り」を徹底して欲しいものです。
 少し前には「男は家を出たら七人の敵が居る」と言われましたが、現代は男女に限らず何処に敵が居るか分からない時代になってしまいました。
 一歩家を出たらアッチコッチにキョロキョロと気を使わなくてはならないなんて辛いですよネ。
 お金は溜らず(失礼、それは私だけですかね)ストレスばかりが溜るなんて。
 
 エッ、あなたは家の中でもアッチコッチをキョロキョロですって。
 それは又お気の毒な事で・・・。

                                                

 

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