〜 高邁な議論も国があればこそ 〜

きょうから11月、霜月です。
今年も残すところ2ヶ月になりましたが世界情勢や社会情勢は混迷を極めています。
特に経済、金融面では未曾有の混乱が続いています。
 
アメリカの “サブプライムローン破綻” に端を発した混乱なのですが比較的軽症と言われた日本も時間の経過と共にジワジワと傷口が広がっているようです。
特に海外を主な取引相手としている製造業の痛手は大きいようです。
大きなメーカーに連なる中小・零細企業の悲鳴は連日のように報道されています。
識者は 『いまこそ外需から内需に目を向け、転換を図るとき』 などと言っています。
確かに中・長期的にはその通りでしょうが中小・零細事業者にとっては “いまをどう生き延びるか” が焦眉の急です。
 
これは経済問題であると共に大きな政治問題でもあります。
日本の中小・零細企業の “もの造り” には定評がありますがそれも生きていればこそです。
混迷が深まる現時点で野党、特に民主党のように政策を政局にすり替えるような対応は首を傾げます。
 日本がどうかなってしまう前に与野党が協力して “今を如何に乗り切るか” を真面目にそして早急に議論し実行に移す時です。

私は所謂 『支持政党なしの是々非々派』 ですが今の民主党にはもっと大人になって欲しいと思います。
殊に小沢一郎代表や鳩山由紀夫幹事長を始めとする執行部の幼稚さには時に辟易します。
理念の無い、政権が欲しいだけの対応は一時休止にして死にそうな痛みに耐えている国民に目を向け本当の政治を行うことを望んで止みません。



 

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