〜 パソコン修理始末記 〜

或る日、突然パソコンに不具合が生じた。
午前中までは何の問題も無く稼働していたものが午後になったら「モデムの不具合」とやらでインターネットにもメールにも接続不能になってしまった。
仕方がないのでパソコンメーカーのサポートセンタに電話をした。
私のパソコンは後発メーカーながら、機能の割には安価と評判のS社製である。
その会社のサポートセンタ、朝から夜まで電話をしても殆ど繋がらない。ようやく繋がって不具合の状況を説明しても要領を得ない。
これを十数回繰り返しても要領を得ないのは変わらずで、結局は引き取り修理と相成った。
それからの時間の掛かることと言ったら呆れる程である。
4月初旬に販売店が引き取りに来てから修理が完了し、納品されたのが5月初旬であった。
凡そ1ヶ月の時間が掛かったことになる。
今回のことで思い知らされたのは、パソコン本体が安価でもアフターケアが貧弱では無意味という事、同じサポートセンタでも担当者により知識に雲泥の差がある事であった。
自分の無知を棚上げして言わせて貰えばパソコンは本当に便利なツールであるが、一度コケてしまうと単なる「粗大ゴミ」以下である。
この拙文をお読みの皆さんにも種々の苦い経験が有ると思う。
これから益々IT化が進むのは、好むと好まざるとに拘わらず自明の理である。
しかし、私自身の言い訳を含め『素人が分からない技術の発展は望めない』と思うのだが如何だろうか。



 

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