〜 “年越し派遣村” は作らせないとは言うものの 〜

常套句のように 『早いものでもう○月』 と月が改まる度に書いてきた気がしますが今月こそ “早いもので” の本番12月、師走に入ってしまいました。
世の中の不景気も相変わらず衰えを知りません。
デフレには拍車がかかり雇用も中小零細企業の経営も昨年を上回る厳しさです。
政府は 『民主政権では以前のような “年越し派遣村” は作らせない』 と言っているようです。
これは物理的に作らせないと言っている訳ではなく民主(連立)政権では景気対策や雇用対策をきちんと行うので派遣村のような一時避難的施設は必要ないということらしいのですが ・ ・ ・ 。
しかし、既に12月に入りましたが実質的失業率は下がりません。
ここへきて中小零細だけでなく大企業、メーカーも円高で苦しい状況に陥り始めています。
鳩山首相は様子を見たり閣僚と “お話し合い” をしたりはしていますが実効性のある政策を打つ気配はありません。
『事業仕分け』 では将来展望もなく目先のことしか考えずに予算を切ったり削ったりには蛮勇を奮ったのに “本格的寒さのこれから” に対しての備えはどうなっているのでしょう。
景気も雇用も政策的に何らの効果も上がっていない中で本当に派遣村は出来ずに済むのでしょうか。
日比谷公園には出来なくても他の場所で派遣村ができ、鳩山さんは 『日比谷公園に年越し派遣村は作らずに済みました』 とでも臆面も無く言うつもりでしょうか。
日本丸のリーダー、鳩山船長はいま数々の献金疑惑に包まれ国家国民のことなど考えられないのかも知れません。
日本丸が沈没や転覆の危機に瀕したら船客である国民を放置しても鳩山船長はいの一番に逃げ出すのでしょうか。
判断をせず決断が出来ない親のスネ齧りのお坊ちゃんが最高責任者では我が日本丸の安寧は心もとない限りです。
 
        「女房と出かける暇に判断を」




 

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