〜 注意1秒 怪我一生 〜

先日、会社からの帰り道の夕方5時半頃である。
いつもの道をいつもの車で走っていた。
信号待ちで停車、青になったので発進しようとしたところに後ろから追突され慌ててブレーキを踏んだ。
車を停止させ後ろのワンボックスに歩み寄ると運転していた青年が後ろを指さす。
見ると2トントラックが前部を路肩に向けて停車している。要するにこのトラックがワンボックスに追突、ワンボックスが私の車に追突という玉突き事故だった。
トラックを運転していたのは60歳のオジサンである。近寄ると呆然としており、只々「済みません」の連発で要領を得ない。ワンボックスの青年はしきりに首筋を痛がっている。
110番をし警察の到着を待つ。その間も青年の痛みはひどくなっているようなので119番で救急車を要請する。
先ずは警察が到着し私を含む当事者3人への事情聴取と現場検証が行われた。
事情聴取では最初に車が止まっていた位置、追突されてからブレーキをかけて止まった位置などを聞かれた。
(110番の指示で車は既に路肩に移動させていた)
3人の言うことが少しずつ違うと警官が言う。しかし、それは当然であろう。
事故に遭うことが事前に分かっていれば状況を把握しておけるが事故とは必ず突然に起きるのだから。
そうこうしている内に救急車が到着し首を痛がっていた青年を運んで行った。
結論はトラックのオジサンの脇見運転と認定された。
現場検証と事情聴取は1時間半程度で終わったが次は警察署に行って調書を作成するので来て欲しいと言う。やれやれとは思ったが面倒は早く済ませようと警察に行った。
そこで加害者のオジサンと話したが「こんな事は初めてです、申し訳ありません」の繰り返し。
当たり前である。こんな事故を度々起こされては堪ったものではない。
私の調書作成は一方的被害者と言うことで30分程度で書名、捺印で終了した。
しかし、事故に遭ってから調書作成終了までの肉体的、精神的疲労はかなりのもので、帰宅してからグッタリであった。
今回の事故は一人のチョッとした不注意が重大な結果を引き起こした訳だが、交通事故に限らず事故の殆どはホンの少しの不注意が引き金になる。
『注意1秒 怪我一生』とは本当によく言ったものである。殊に怪我一生は肉体だけでなく経済的、精神的な面にも当てはまる。
皆さん、明日は我が身ですぞ。呉々も御身大切にとお願いする。
自分の身を大切にすれば必然的に他人の身も守れるのだから。


 

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