7人官・エルラーゼ/フェミエール

「それでは失礼します」

議題が一段落つき定時になるや否や、真っ先にソーシャが席を立つ。
退出の言葉がこの場で発した初めての言葉であるあたり、寡黙というより無関心な性格がよく現れている。
そして殆ど気付かぬほどの僅かな差異ではあるが、今日はいつもに増して思索深げでフェミエールやエルラーゼの不審な様子も視界に入っていないようであった。

「やれやれ、いつもながら無愛想な事だ。すまんが私も早々に退かせてもらうよ。何やらレニードが熱心に誘うのでな。行ってやらねばヘソを曲げかねん」

続いてホイットニーも欠席した同僚の名を挙げながら席を立つ。
ルシウスに対抗心を燃やす青年を年長者らしく宥めるつもりなのだろう。
勿論二人の不審な様子には気付いていたが、性分として悪戯の類を愉しむ風が有り、固い二人がもう少し解れればとすら思って見て見ぬふりを決めこんだままであった。
こうして一挙に平散となった議場には俯く二人の才女がルシウスと供に残される事になった。

「さて本番といきますか」

(ここで……ここで犯すというの……いや…まだエルラーゼ様が…何とか…一緒に)

(はあっ、胸が苦しい……、またあんな…あんな事…、せめて人前でだけは……くぅっ、もう少し)

場の転換を意図するようなルシウスの言葉に才女達の調教された熟肉は、主の意思を無視して刻み込まれた陵辱の記憶を思い出し牝の本能に盛り立つ。
しかしその視界には信頼できる同僚の姿がまだ残っており、せめてその前では痴態を晒すまいと沸き立つ身体を必死に押し止める。
奥歯を噛みしめはしたない嬌声を抑えながら蕩ける媚肉を懸命に御し、励起した感覚をより張り詰めさせる結果になりながらも懸命に平静を装う。

(なぜ…エルラーゼ様は座り込んでいるの?会議中も震えて…少しおかしい、……ま、まさか)

(フェミエール殿は何も言わずずっと俯き……、確か会議の前にも……も、もしや)

痴態を晒してしまう恐怖に互いの退出を願いながら窺う様に視線を送る内、その一向に動く素振りの無い様子に急かされる意識が不意に疑念を灯す。
その自身を恥じる様に俯く姿はまるで鏡を見ているようであり、身体を震わし目を逸らしている様子にまさかと思いながらもある推論が浮かんでしまう。
目を凝らせば胸元の染みに嫌でも気付かされ、思いたくは無いが胸に溢れる母乳を堪えきれず噴き零している自身の衣服と良く似ている。
普段の凛とした様、芯の強い様子を思い出し必死に否定しても疑念は益々大きくなり、高まる動悸に限界に近い精神が更に余裕を無くして乱れ散る。

「そういえば供にルグトヌゥムの産業の担い手というのに互いの紹介がまだでしたね」

(そ、そんな、エルラーゼ様が……)

(や、やはり、フェミエール殿も……)

そしてルシウスの言葉が互いの認めたくない推論を肯定する。
探るような視線が正面からぶつかり合い、すぐに互いの真実を確認してやるせなさに俯く。
尊敬していた人が、信じていた人が、そして逃れ様と手を伸ばした先の女性が、自分と同じように搾られ犯されていた事で、もはやルシウスの手中より逃れる事は出来ないのだと改めて思い知らされる。
供に贄となった女性の着衣の張りや湿り具合からその淫靡な痴態が脳裏に浮かび、それに記憶に刻まれた自身の痴態が並びより淫らな絵画となる。
ただ犯されるだけでなくはしたなく悶える身体を並べ立てられ、恥辱を随喜を高め合う辱めの予感に貞淑な意識が慄然と震える。
今にしてみれば公の場で犯された時もまだ隠し切れればとの一縷の望みが有った。
だが此の度はもはや取り繕う余地も無く他人の視線に晒され、数倍にも膨れ上がる恥辱や性感に苛まされながら不貞の行為に喘ぐのだ。

「フェミエール殿は、つい先日よりご協力を願いましたね」

「ひぃぃっ」

悠然とした振る舞いでルシウスがにじり寄り、まず無造作な手の動きでフェミエールのカーディガンを割り開く。
被虐を誘う悲鳴と供に抑えこまれていたフェミエールの巨乳がブルンと零れ出し、その巨きさを示す様に自らの重量で大きく振り立てられる。
当然吊るされたブックエンドも捕えた乳首を責め立てる様に引き伸ばし、それに導かれる様に詰まりに詰まった乳肉の隙間を嬲る様に液体が縫い進み、尖りきった媚肉から滴っていた程度の母乳が一気に勢いを増して中空に噴出される。
はしたなく育った牝の器官が他人の目に晒されると思っただけで消え入りたいほどなのに、その上で欲情の証の様に天の恵みを噴き零すなど持っての外である。
隠し様の無い背徳の行いと淫乱不貞の母親の証明に生真面目なフェミエールはただただ泣き崩れる。

「エルラーゼ殿は少し先輩になりますね」

「いっ、いやぁぁぁっ」

次いでエルラーゼも何とか乳房に掛かっていた布地を剥ぎ取られ、大きさでは劣るもののきつく前方に張った釣鐘型の巨乳を露にされる。
弾力に富んだ熟肉の固まりが隠す間も無く前方に突き出され、一瞬の間を置いて圧倒的な圧力が胸の奥から殺到し、いきり立った乳首を更に尖らせて破裂する様に母乳を噴き零す。
痛いほど尖る乳首はその衝撃に吊るされた鍵束を忙しなく鳴らし、その不規則な牽引をも味わって更に淫靡に尖り立つ。
放乳の脈動が鋭敏な乳肉のみならず脳裏にまで響き渡り、自分が痴態の限りを尽くしている事を思い知らされる。
異様なまでの随喜、痴態を晒す恥辱、それらより何より意識しても止められぬ事が気丈なエルラーゼの矜持を打ちのめす。

「二人ともノルマ達成はまだですね」

「いやぁ…これ以上はっっっ」

「くんっ、うぅぅっ」

へたりこむフェミエールと力の抜けたエルを両腕に抱えながら、ルシウスはただでさえ重過ぎる重り尖り立つ乳首を更に扱いて中途まで満たされた壷に母乳を注がせる。
乳首に連なる金具を弄ぶ様に引き、拒みながら抗えぬ美母達を引き立てるとその母乳を献上させる壷の上に四つん這いにさせる。
たわわに実る巨乳は下を向いてなお引き締まった弾力に美しい釣鐘を保ち、上品に色づいた乳首は悲痛に引き伸ばされながら形良く震える。
その淫靡な芸術品は儚くも苦しそうに震え、いやらしく波打ちながら収奪されるままに大量の母乳を噴き零す。
その上で重りを吊るす金具に壷から伸びる鎖を連結させると、美母達はその意図を理解する間も無く励起しきった乳首一点にかかるいつも以上の重量に激しく母乳を噴き零す。
身じろぎするだけで摘み立てられる以上の刺激が乳首から身体の芯を貫いて脳裏に響き抗う間も無く大量の母乳がその逆を進む。
動かぬ様に努めても喜悦に喘ぐ身体は微細に揺れ、堪える限界程度の刺激を絶え間無く乳首に与える。

「申し訳ありません、私が恥を恐れず告発を行っていれば……っっっ、ひぃぃっ」

「いえ、私こそ不振な様子に気付かず申し訳…ございまっ……ふぅっ、ふわぁぁぁっ」

そのような淫獄の境地でも生真面目な美母達は隣人に目を向け互いを労わるが、その巨乳をルシウスに軽く搾られただけで真摯な言葉を遮る様に悲痛な嬌声と供に母乳が噴き出る。
僅かでも蠢けば異様な重りに引き出される様に放乳を促され、ルシウスの手が蠢けば息が詰まるほどの母乳が胸から溢れてくる。
逃れる事の出来ぬ搾乳陵辱に気丈なはずの才女達の瞳に涙が溢れ、その美貌が艶やかに歪んでは噛み締めたはずの唇の隙間から涎が零れる。
その意思がいかに抗おうにも、性の刺激を受けた熟母の媚肉は疼き立ち、くびれた身体が内より溢れる随喜に堪えきれぬ様に震えては紅に色づく。

「フェミエール殿はあんなにたっぷりと出されて」

(すっ、凄い、あんなにたくさん)

エルラーゼの朦朧とする意識の中に、全身を小刻みに震わせながら大き過ぎる乳房を波打たせ止めなく母乳を噴き零すフェミエールの姿が刻み込まれる。
すっかり艶かしく色づいた乳首が淫らに膨らんでは、ビュルビュルと音を立てて乳白色の液体が途切れる事無く壷に注がれる。
その度に束ねられたブックエンドが跳ね踊り、ただでさえいきりたった乳首が更に尖るかのように母乳が噴き出る。
あれほどの量を止めなく噴き零し続ければ、絶え間無い刺激に浸された神経は一生搾乳の衝撃から逃れられぬのではないか?
夫も子も有るフェミエールに焼き付けられる搾乳牝の烙印は、生真面目な彼女に二度と日の元を歩く事を許しはしまい。

「エルラーゼ殿も素晴らしい勢いで」

(あ…あんな、はじけそう…な…)

フェミエールの涙ぐむ視界も、いきり立つ乳首を更に尖らせ勢い良く母乳を噴き零すエルラーゼの姿で埋め尽くされる。
固く尖る乳首を吊るされた鍵束が更に引き伸ばし、金具に貫かれた淫獄の贄を逃さぬかのように冷たい刺激で神経を繋ぎ止める。
釣鐘型の巨乳は爆ぜる様に膨らむとほんの僅かな時間だけ励起した様を更に震わして耐え、一瞬後その溜めを全て勢いに変えて内には放出の刺激を外には乳白色の飛沫を爆ぜ散らす。
あれほどの勢いで噴き零したら、消し飛んでしまうほどの衝撃を味わってしまう乳首は正常な感覚を失ってしまうのではないか?
子を産んだ事の無いエルラーゼに括りつけられる搾乳牝の称号は、気丈な彼女に一生自身の不甲斐無さを責めさせ続けるだろう。

「二人とも良い具合ですよ」

「いやっ、も…もう……ゆるして」

「くっ、うっ、ふぁぁぁぁっ」

逐次壷に注がれる母乳の量はフェミエールの方が多いが、エルラーゼの細い水流は不意に悲痛な嬌声と供に瀑布に変わり遅れていた分を取り戻す。
いやでも目に入る互いの放乳の様子が投射され、自身の搾乳の感覚に異なる悲痛さを持つ隣人のそれが共鳴し折り重なった喜悦の衝撃が巨乳狭しと襲い来る。
陵辱に屈しきらない事を示す様に手足を突っ張り姿勢を保つが、ひくつく秘花を弄ぶルシウスの手により溢れる愛液が太腿を滴って足元に水溜りを造るのを止める事も出来ない。

「今日はこちらもいかがですか?」

「ひっ」

「そ、そこは」

鋭敏な襞を嬲り立てながら蜜を掻き出していた指がするりと上方に這わされ、肉付きの良い双臀の隙間をなぞる。
緩やかな愛撫は熱く燃え盛る秘洞からの余熱を導く様に隠された肉を擦り立て、尻たぶを器用に割り開いて震える窄まりに指の腹を押しつける。
当然彼女達にそのような場所を触れられた経験などあろうはずも無く、予想もしない事態に聡明な才女達がうろたえた悲鳴を上げる。
弄ぶような動きに尻穴は必死に窄まろうとするがその入り口を捉えた指先が微妙に蠢き、不慣れな神経を励起させて鈍くも熱い未知の喜悦を沸き立たせられる。
思いもよらぬ場所からの牝の刺激に貞淑な精神が揺さぶられ、熟母の鋭敏な身体にまた一つ陵辱の痕跡が刻まれる。

「こちらの具合も良いようですな」

「あ、貴方と言う人はっ……」

「いや違う、そこはっ……」

悲嘆の声も虚しく熟母の窄まりは力の入らぬその身を貫かれ、震えながらもすっかり咥え込んでしまった指によるむず痒いような刺激に力無くほぐれていく。
ルシウスの指は柔らかくうねる粘膜を味わいながら、絡みつく様に秘孔を締める牝の反応を認識させる様に尻穴を押し広げる。
燃え盛る随喜の波動がいやらしい肉穴の竣動と供に脳裏まで遡り、必死の抗いを無視して深い喜悦を刻み込む。
貞淑な意識は常ならぬ交わりを拒むのだが、現実にはそれを拒みきれない事が誇り高い矜持を苛む恥辱をより深くする。
指で貫かれた肛門が収縮するとあわせて熟母の身体は鋭敏に悶え、引き攣る様に震えながら潮を母乳を吹きこぼす。
喜悦に屈する美母の表情は哀しくも美しく映えわたり、震える声でエルラーゼがうめくと泣き崩れるフェミエールが哀願する。

「そうは言っても、こちらも随分と濡れて」

(そ、そんな、なんで、こんな風に)

(お尻なのに、あぁっ、変になる)

嬲られ続けた熟母の身体は全てが牝の本能に感化されているのか、何も知らぬはずの尻穴が柔らかい竣動に合わせて陵辱を助ける様に粘液を涌き出させる。
その存在を意識させる様にわざと音を立ててルシウスの指が蠢めくと、その感覚を否定できずにいた美母たちはその決定的な証拠にただただ自責を深くする。
頭では激しく拒んでいるのに悦楽に不慣れな肢体は熟練の手管に容易に開発され、感覚を埋め尽くす随喜が喜悦の否認を許さず生真面目な意思を辱める。

「こちらの方も試してみましょうか」

「な、なにを、ひぃぃっ」

崩れ落ちる矜持が熟れた媚肉を牝に堕とす速度を加速させ、汗にまみれた身体が艶かしい匂いに美味しそうに燻る。
執拗な愛撫に散々に解れ鈍くも甘美な感触にすっかり脱力したフェミエールの心身に突如強い刺激が走る。
何度も秘花に押しつけられた強い感触が燻る熱を持て余す様にに励起する尻穴に押し付けられたのだ。

「ま、まさか……」

「そのまさかですよ」

「いっ、いや、お尻でなんて」

想像してしまった最悪の事態を否定する様に震える声でうめくが、ルシウスは容赦の無い首肯とともに熱い肉杭を押しつける。
咥え込まされる度に異様な喜悦を極めさせられた剛直が未知の穴に沈む感触に言い様の無い恐怖が沸き立つが、拒絶の意を現そうにも抑えきれぬ随喜に美味しそうに色づく桃尻を震わせるだけで、拒むどころかかえって被虐を誘ってしまう。

「それでは、こちらの方が良いと」

「ひいいっ、いや、もうやめて」

フェミエールの尻穴は剛直に触れただけでその感触に蕩ける様に崩れ、侵食される様に媚肉が神経が悦楽の器官に造りかえられる。
依然剛直を肛門に押しつけその竣動を促しながら、ルシウスの指が刺激の余波に引き攣るように蜜を零す秘花を弄る。
泣き崩れるフェミエールをあやすような口調で嬲りながら、肉珠を摘み花弁を割り開き煮えたぎる秘洞に指を指しこむ。
ぷっくり膨れる肉珠は弄られるたびに腫れ上がり、肉襞を擦る指がたちまち蜜にまみれて足下の水溜りに跳ねるような水音が響く。
しかしその愛撫から逃れる様に腰を引けば待ちうける剛直を尻穴に咥え込む結果になり、どちらつかずと揺れ動くうちにどんどん悦楽の泥沼にはまりながら、逃れれぬ陵辱に儚げな美貌が悲嘆に歪んではその瞳から涙を零す。

「どちらが宜しいですかな?」

(そんな…どちらも…、で、でも)

捕らわれ犯されたその日より何度も嬲られ、公の場で辱められる事にも哀しいまでの覚悟を備えてしまった。
当然それは許容を示すものではなく、いかに犯されても屈服も哀願もしないという決意である。
尤もその堕ちまいと拒みながら鋭敏な身体に飲みこまれ、自身のはしたなさを恥ながら屈するのがルシウスの好む極上の熟母である。
ともあれ尻穴で受け入れるなどフェミエールの認識の範囲外であり、どちらか選べと言われれば双方への強い拒絶感とは別に人の交わりへの選択も浮かび上がってくる。

「やはりフェミエール殿は早く私の子を孕みたいと」

「なっ、そんな」

秘洞での陵辱に傾きかけたフェミエールの心中を見透かした様にルシウスが貞淑な母親に云われ無き称号を課す。
散々妊娠を意識させられた今までの交わりでも、心のうちで拒絶を続けるのは例え行為を阻むのに無駄であっても夫への貞節を守らせるものであった。
それを懇願しているように称される事は、フェミエールに愛する人たちとの完全な絶縁を意識させる。
しかしそれを拒む為には常ならぬ穴での交わりを自ら望まねばばらず………強要される倫理と貞操の無理な二択に生真面目な美母はその美貌を歪ませる。
尻穴での交わりを望む自分、夫以外の相手の子を孕まされる自分、意識の内では到底許容できぬ痴態が悲嘆や恥辱とともに何度となく繰り返される。
貞節や矜持を自ら放棄せざるを得ない苦悶に震えながらその身体は自らの想像に感化されるように艶かしく色づく様は誠に淫靡な光景であり、全てが被虐に適した気丈な美母の内でもやはりその強固な精神が一番嬲り甲斐があるのだと改めて認識させる。
努めて意識しない様にしていた妊娠の事実は数限りない膣内射精の記憶とともによみがえり、フェミエールの意識を不貞の淫罪に絡め取るだけでなく、陵辱の対象である子宮を熱く潤ませ拒絶の意思を無視する様に随喜の蜜を溢れさせる。

「いやっ、それだけは許して……ください」

妊娠の事実が改めて我が身に重なり、脳裏に夫や子供の姿が浮かんでは不貞の烙印の前に崩れるように消える。
今までも十分以上に子種を注ぎ込まれ既に孕んでいるかもしれないが、今膣内に射精を受ければ自ら望んで孕んだ様に思えてしまう。
生真面目なフェミエールは忌み嫌う相手の言葉すら真に受け、強要されたものでも受容は受容と不貞の罪への恐怖を深める。

「それではこちらで咥えられると言う訳ですかな」

選択を迫る様に尻穴に突き入れながら肉珠を摘むと、どちらの肉穴も美味しそうに竣動し止めなく昂ぶっては愛液や腸液を吹き零す。
下腹のニ極から溢れる随喜の熱にフェミエールの熟れ肉はすっかり炙られ弄られる動きに合わせて乳輪すら浮き上がらせた巨乳から母乳を溢れさす。
剛直を押しつけられた尻穴は短時間ですっかり解れ、被虐の熟れ母の持ち物に相応しく鋭敏な神経を張り詰めさせて注挿の刺激を深くする逆刃の抵抗に誘われる。

「……エルラーゼ様すいません」

「いいのですよ」

優しく笑う夫と子の姿と尻穴に剛直を咥える自分の姿、いかに自分が堕ちようとも、寄り添う事は叶わなくとも、愛する人との思いでだけは汚すまいと自ら牝に堕ちる事を選択する。
そのやるせなさに耐えながら供に耐える仲間に自分が脱落する事を詫びると、エルラーゼは非道な二択に苦悩する友人に慰めの言葉も浮かばず、ただその罪悪感を減じ様と掠れた声で受容を告げる。

「ど、どうか……フェミエールの、お……お尻を……使って………くだ…さい」

発する台詞の一つ一つが人として女としての矜持を辱め、もはや自分は淫獄に囚われた最低の牝である事を自覚してしまう。
しかしいかに堕ちようともフェミエールの心には夫と子との絆である最後の貞節を守らなければならないという意思が有る。
陵辱にはしたなく喘ぐ自分にはもはや愛する人と供に在る権利は無いが、それだからこそ自分の内に残る貞節だけは守らなければならない。
その代償が常ならぬ穴の交わりで、二度と人前に立てぬものであっても、愛する息子を宿した場所は占拠されるわけにはいかないのだ。

(くうっ、こんなの……こんなのぉっ)

どのような約束であれ一度受託してしまった以上それに沿った行動をとる事は生真面目な美母には逃れられぬ義務である。
フェミエールは母乳を搾られる体勢を保ちながら、力の入らぬ四肢を奮い立たせその豊臀を突き付けられた剛直に捧げる様に押し上げる。
自らはしたない交わりに望もうとする恥辱を捻じ伏せ、小刻みに震えながら豊かな尻を突き出す様は正に陵辱の贄たる熟母の姿であろう。
しかも忌み嫌う相手の剛直を自らすすんで味わうが如き行為の不貞恥辱は美母の神経を悲しいまでに励起させ、その先端が入り口付近に触れる感触ですら身体を貫く随喜の痺れに変える。

「それでは参りますよ」

「ひぃぃぃぃっ」

その剛直で喘ぐ様に震える入り口付近を擦り立てながら、ルシウスの手が豊かな尻たぶを掴み左右に拡げる。
露にされたフェミエールの尻穴はもはや秘洞に劣らぬほど淫靡な性器となり、熟母の持ち物に相応しく上品さを保ちながらいやらしく色づき溢れる喜悦を持て余す様にその入り口を蠢かせる。
拡げるように添えられた指が鋭敏な粘膜を捕えると、その僅かな刺激すら随喜と化して割り開かれる拡充感とともに身体の奥底まで響く様に沈んでいく。
その刺激に鋭敏な粘膜が震え不浄の穴が竣動する様が、その痴態を深く意識するフェミエールの脳裏に焼き付ける。

「これではこちらを馳走しますよ」

(は、入ってくる)

数限り無い陵辱の中で散々味わったはずの剛直の感触は、異なる粘膜に触れるとまた別種の随喜を生み出し、安逸の日々を過ごしていた神経が初々しくも容易に昂ぶる。
胎内に伸ばされた指を噛み締めるほどの収縮を示したフェミエールの尻穴は、ルシウスの剛直に押し広げられると驚くほど柔軟に広がりとても入らぬと思われたモノを飲みこんでいく。
勿論鋭敏な粘膜は押し入られる度に薄く引き伸ばされ、無防備に晒された神経は圧倒的な存在感による激しい刺激に打ち震える。

(はあっ、んっ、な…なんで、そんな…わたし……)

ゆっくりと入ってくる感触に潤みきった粘膜が徐々に馴染み、そこからの喜悦に合わせて身体がうねる様に昂ぶるとたわわに実る巨乳もリズム良く母乳を噴出する。
一挙に尻穴を蹂躙されぬ代償は鈍くも深い堆積する随喜と、異様な交わりに抗えず喜悦すら感じている事への自覚である。
胎内を隙間無く満たされる感触に息が荒く乱れ、それに合わせ陵辱を望まぬはずの尻穴が一際強く剛直を噛み締める。
その反響も豊臀が貫かれる感触に比例して重く深くなり、全身がそこからの喜悦に染め抜かれ生真面目な人格の全てを打ちのめす。

「しっかり奥まで咥えられましたね」

(あぁっ…わたし…ここまで)

朦朧とする意識が喜悦に弾けては喜悦に曳き出され如何ほどの時間が経過したか分からぬ果てに陵辱者が制圧を告げる。
熱く太い剛直を咥え込んだ肉穴のみならずその先の体奥深くまで終わりの無い拡充感が続き、全身を剛直に貫かれる感触がその脈動に唱和するように震える。
あたかも心臓まで貫かれた様に息が止まり、子宮で爆ぜていた秘洞での交わりと違いその刺激が脳裏に直接打ちつけられるように響く。
全身に響く被虐の刺激にとうとう尻穴まで犯されてしまった悲嘆が涌き出て、そうでない穴で剛直を咥えこんでしまった自身の身体にやるせなさが溢れる。
しかし現実にはフェミエールの尻穴は苦しくもしっかりと剛直を咥えこみ、突き出された尻は溢れる随喜に炙られる様に紅に染まり美味しそうな湯気すら立ち上らせる。

「それではいきますよ」

「いっ…いやぁっ、やめっ………くっ、ふぁぁぁぁぁっっ」

ゆっくりと擦り立てる柔らかな挿入が、鋭敏な肉穴を嬲り尽くす注挿に変わっていくときつく結ばれた口元が綻び悲痛な嬌声が連なって響く。
押し込まれたかと思うと掻き出される粘膜が引き伸ばされる様に裏返り、その張り詰めた尻穴の中を野太い剛直が駆け抜ける様に擦り立てる。
粘膜が引き回され玩弄される感覚に身体の全てが振り回され、異様な喜悦にすっかり飲み込まれた熟肉が自ら盛り立って抗いの意思を飲みこむ。
一時も同じでない刺激の連続に喘ぎ続ける唇はその端から涎を零し、荒い鼓動に押し出される様にタプンタプン揺れる巨乳は母乳を、突き上げに肉を隔てて刺激される子宮も熱く煮えたぎっては潮を噴き零す。

(お尻が……こんなのっ、こんなのぉぉぉっ)

底の無い穴は何処までも深く注挿の余波を響かし、有り余る随喜にいやらしく竣動する。
溢れる随喜が速やかに背筋をかけ上がり直に脳裏に刻み込まる事で熱いうねりが下腹で絡み悶える事が無く、自らの秘肉が昂ぶってる事に言い訳が出来なくなる。
自ら咥えこんでると言う意識を生み出して、フェミエールに尻で悶える淫らな牝の姿を焼き付ける。
節制を旨とした熟母の何も知らぬ粘膜はすり立てられるや否や鋭敏極まりない欲情の器官に変わり、尻穴からの襲い来る随喜の波に生真面目な意識が恥辱深く項垂れる。

「そろそろ馳走いたしますが、こちらの方でも良いのですよ」

「このまま……このまま出してください……」

ルシウスは経験の無いフェミエールの尻穴を淫虐の境地に曳き立てながら、その喜悦に沈みかけた心を奮い立たせるべく膣内射精を示す様に秘洞を掻き混ぜ妊娠を意識させる様に腹を撫でる。
陵辱者の僅かな気紛れで孕まされてしまう自分の立場が暗く重く圧し掛かり、その絶望故に哀しいまでの決意を呼び起こす。
あまりにはしたない言葉を発してでも、孕む事だけは絶対にあってはならない。
葛藤を振り絞る様に淫らな台詞を紡ぐが、声に出してしまった懇願に自ら堕ちる様を認識して涙を零す。

「ちゃんと仰られないと分かりませんよ」

「くっ……ううっ、…フェミエールの……お尻の穴に………せ、精液を…注ぎ込んで……くだ…さい」

そら惚けるように発せられる容赦の無い追い討ちに、フェミエールは泣き崩れかけた美貌を更に歪ませながら屈従の台詞を伝える。
尻の穴、精液、単語ですら目眩のするような恥辱なのに、それが合わさり自ら懇願するなど今までの人生の全てが否定される様に色あせる。
それでも妊娠と言う最悪の事態から逃れようとする意識は儚くもしっかりと保たれ、からかう様に腰を引かれると咥え込んだ剛直を逃さぬ様に震える手足を叱咤し尻を突き出さざるを得ない。
そのあまりにはしたない行いを自ら望んで行っている事が恥辱と悲嘆を際限無く溢れさせる。

「それではじっくり味わってください」

「ひやぁぁぁっ」

宣言と供に野太い剛直がなんとか窄まろうとする粘膜を圧し根元まで突き入れられ、噛み締める様に締め付ける秘肉の穴を侵食する様に熱く太く膨れ上がる。
直後そのような事など全く想定してない無防備な部分に熱い粘液が勢い良く叩きつけられる。
体奥深く注ぎ込まれる感触に胸が詰まり、一瞬硬直したくびれた肢体が弾けるように跳ねて、絶頂地獄の始まりを示すかのように呼吸すらままならぬフェミエールの唇から悲痛な嬌声が響き渡る。

(お尻にっ、あつ、あついのがぁぁっ)

剛直が脈打つ度に腸壁の全てが竣動し、熱い奔流が身体の奥へどこまでも深く流れ込む。
鋭敏どころか神経を剥き出しにしたような粘膜は突如味わう事になる強烈な刺激に言葉も無く弾け飛び、そのまま消え入る事も叶わず随喜の極みに飲み込まれる。
止めの無い射精に合わせて全身に詰まった媚肉が激しく竣動し、無様に早鐘を打つ心臓に合わせて母乳が噴出すると、薄い肉を隔てて圧される子宮も唱和するように潮を噴く。
勿論豊臀も引き攣る様に震え、放出を続けながらの注挿に更に掻き乱される。
絶頂に達する事で淫欲に染まった尻穴も激しく蠢き、余韻に慄く秘肉を更に刺激してまた絶頂に達する。
恥辱の循環に完全に囚われたフェミエールの美貌は、夢と現を迷いながらも最後の理性で持ち応え、結果被虐の局地を延々味わう事になる。
連なり続く喜悦の極みに力無く揺れる四肢を必死に保ち捧げられたフェミエールの美尻が震えながら剛直にずっぽりと貫かれる様は正に陵辱に差し出された生贄と言うに相応しい風情であった。