|
「次はエルラーゼ殿の番ですよ」
「………」
口の端から涎を零しながらも依然尻を突き出した姿勢を保ち、朦朧とした意識に襲い来る絶頂の余韻に心身を震わしながら母乳を噴き零す。
堕ちきらぬ事でより淫靡な痴態を晒し続けるフェミエールから陵辱の手がゆっくりと離れ、その隣で項垂れるエルラーゼの肢体にゆっくりと這わされる。
フェミエールが犯されている間もルシウスの手は時折そのくびれた身体を弄び、その度にきつくきつく張りつめた巨乳が爆ぜるように母乳を噴き零していた。
巻きこんでしまった知人を助けられぬ無力を嘆きながらもその痴態は瞼に焼き付き、自分もいずれそうなるのだという確信が心身を熱く蕩けさせる。
陵辱を見せ付けられただけで熟れきった身体は存分に昂ぶり、汗ばんだ肌を紅潮させくびれた肢体から甘い湯気が立ち昇るほどである。
フェミエールが貫かれた尻穴に射精されるに至っては、あたかも自分がそうされたかのように身体を激しく震わせ母乳のみならず潮すら噴き零した。
（く、屈して…なるもの……か）
だがエルラーゼは熟れた身体から沸き上がる随喜にあくまで気丈に耐え続け、抗いの意思を奮い立たせて漏れ出ようとする嬌声を抑える。
だが脳裏では絶頂に絶頂を重ねるフェミエールの痴態に自分が重なり、泣き崩れながら発せられた哀願の台詞が脳裏に木霊する。
こんなときでも明晰であり続ける頭の一部が身悶えながら哀願する自分の姿が思い浮かべ、忌み嫌う相手に許しを請うという犯され喘ぐ以上の恥辱の予感が脳裏を占める。
決して屈するまいと心中で連呼する事で恥辱の未来が現実味を増して差し迫り、切羽詰る意識が神経を張り詰めさせ胸の動悸を速める。
皮肉な事にあくまで抗いの意思を捨て去らない気丈さが、エルラーゼにより一層の恥辱をかきたてる結果になるのだ。
「エルラーゼ殿はどちらがよろしいですかな」
「………くっ、んんっ」
葛藤するエルラーゼを愉しげに見やりながら、ルシウスはフェミエールの時と同様に問いかけながら潤みきった下腹を弄る。
心身を搾り取られるような搾乳責めにエルラーゼの身体の芯はすっかり蕩け、熱くうねる喜悦が身体の隅々まで染み渡っている。
先日以来ルシウスに玩弄されるままの秘洞は僅かな刺激にも陵辱の記憶を思い出すのか、淡い色のまま艶かしく色づく花弁が小刻みに震えながらもゆっくりと開いていく。
その反応は有り余る喜悦と恥辱を伴って脳裏に刻み込まれ、僅かな玩弄で淫靡に崩れる自身の身体のはしたなさがエルラーゼの矜持を辱める。
感じぬ様必死に努めるが煮え滾る蜜壷からはこんこんと愛液が涌き出、太腿に滴る感触に淫欲に屈従した自分の姿を思い知らす。
全身が蕩ける感触に自身が在るという感覚すら覚束ないまま、花弁の端に触れられただけで走る電撃のような刺激にくびれた身体が引き攣る様に打ち震える。
朦朧とする意識の中で悦楽の感覚のみが只一つ励起し、全身に反響する喜悦に結んだはずの唇が緩みはしたない嬌声が零れ出る。
「こちらのほうも随分と溢れさして」
（そ、そんな）
禁欲の身体に圧し掛かる淫欲はエルラーゼの肉の全てを淫らな牝に堕とし、張り詰めた感覚があまりの随喜に悲痛に震える事で艶かしい媚態を演出する。
全身に溢れる随喜が出口を求める様にうねって熟れきった肉を蕩け崩し、今や淫靡な芸術品と化した肢体の最も牝と称されるに相応しい個所に集中する。
パンパンに張り詰めた乳房の先端では重りに引き伸ばされる様に尖る乳首が更にいきり立ち、股間では熱く煮え滾る秘洞のみでなく本来使われるべきで無い尻穴すら蠢いている。
あまりに悲痛な尻穴責めを目の当たりにする事で何も知らぬはずのエルラーゼの尻穴は同調する様に蠢き、熱く昂ぶる秘肉に連なる神経がどうしようにもなく張り詰めている。
甘い汗を滴らせる美尻が陵辱を誘う様に艶かしく揺れ、自然と割り開かれる双臀の間で深淵の蕾は荒い息を繰り返す様に蠢き、艶かしい色に染まった粘膜を見え隠れさせる。
発情しきった牝の穴は僅かに触れられただけで体奥深くまで粘膜が蠢き、天頂に向けた尻穴から溢れる様に腸液が滴り落ちる。
ルシウスの指が蠢く度に自身の粘膜と擦れあっていやらしい水音を奏で、耳から入る音、沸き上がる随喜、あらゆる感覚から尻穴が淫蕩な牝の器官とかした事を意識させられる。
そのような場所で喘ぐはしたなさが胸を満たし、恥辱が深めるたびに尻穴の熱いうねりを強く意識する。
溢れ出る喜悦に飲みこまれ淫蕩な反応を示している自覚が、エルラーゼに自身を淫乱な牝と貶めさせる。
（なんで…こんなに……、…わたし…わたしは…）
辱められ濡れる身体はエルラーゼに自身の抗いの資格を失わせ、犯され喘ぎ泣く牝であることが相応しいかのように思えてくる。
心底から溢れる忌避が痴態の自覚に阻まれ声高に主張する事を許されず、淫欲に溺れつつある事実に苛まされながら気丈な意思が屈する事は認められない。
背反する事象が溢れる喜悦に蕩ける脳裏を掻き混ぜ、何が正しいかは分からないまま闇雲に恥辱を募らせる。
ただ目の前の男には屈してはならないと言う事だけを念じ、はしたない嬌声を必死に抑えるが、凛とした美貌が弛緩と緊張を繰り返し、滴る汗と涙に彩られ美しくも淫靡に映え渡る。
「しかしフェミエール殿と違ってお子がおられないわけですから、当然孕みたいと言う事ですかな」
「だ、だれがそのようなっっ、くぅぅぅっ」
だがルシウスはそんなエルラーゼの唯一の抗いである沈黙を捻じ曲げ、いわれの無い願望を押し付けてその貞節を辱める。
反応を示せば相手を歓ばせる事は分かってはいるが、孕まされるとまで言われてはあまりの忌避に激情が迸る。
荒い息を無理に整え忌み嫌う相手を睨みつけるが、否定しようとあいた声は中途より艶かしい嬌声に変わってしまう。
エルラーゼの身体が抗議の決意に強張った瞬間、ルシウスの指が秘花の上端でぷっくりと膨れ上がった肉珠を弾いたのだ。
紅に染まった牝の局部は美しくも淫猥に励起ており、集中した神経が僅かな刺激をも波打つような喜悦に変えて必死に抗う意識を心底から揺さぶる。
淫靡に膨れた肉珠を弄られるたびに膣に子宮に目が眩むような随喜が響き、全身が性器となって弾かれたような錯覚に呆けかけた脳裏が明滅する。
秘花を弄る指が蠢くたびに下腹が熱く蕩け崩れ、煮え滾る蜜壷が意思の制御を離れて激しく潮を噴く。
「この母乳も是非御子へ授けたいものですな」
「ひぃぃっ」
続いてルシウスが下腹に意識を集中させるエルを弄ぶように突き出された巨乳を撫でると、きつく張った乳房は揉み込みを何倍にも増幅して身体の芯に響かせる。
先程からの搾乳にもかかわらずエルラーゼの乳房はその張りを全く衰えさせる事無く前方に突き出しており、身体が揺れ動くたびに釣鐘型の巨乳が激しく揺れ、その先端では艶かしく色づいた乳首が重りに曳き回されながら母乳を滴らせていた。
突然の蹂躙に堪える間も無く内包した母乳がうねり、鋭敏な乳肉は内と外から随喜に圧され美しい形を保ったまま淫靡に膨れる。
当然あらゆる力はその先端に収束され、ただでさえ励起した乳首が痛々しく尖り立つ。
ルシウスの指は悲痛に喘ぐ乳首を容赦無く摘み、その圧力はエルラーゼに巨乳全体が弾け飛ぶ錯覚すら与える。
あまりの刺激に外に溢れようとする圧力が一瞬内を向き………直後その圧力を何倍にも高めて緊密に詰まる乳肉を押し開く。
「なっ、くっ、やめぇぇぇっ」
そのままであればエルラーゼは爆ぜんばかりの圧力に胸を詰まらせ、全身の神経を搾乳の喜悦に悲痛に震わせながら、乳白色の奔流を細く勢い良く噴き零しただろう。
だがルシウスはそれすら許さず乳首を扱きたてて放乳能力を超えうねる母乳を無理に挽き出そうとする。
限界以上に張り詰めた神経が今正に震え始めようとしたところで圧倒的な喜悦を押しつけられ、何が起こったのか分からぬまま溢れるほど溜まっていた母乳を引き出される。
その淫肉を貫く金具に喜悦の刺激を複雑に反響させられる事で弄られる乳首は更に悲痛に尖り立ち、背反する蕩ける随喜といきりたつ励起に苛まされながら勢い良く母乳を噴き零す。
質量とも今までに倍する母乳が勢い良く噴出され、比べ物にならない負荷が乳首一点に集中し狂乱の喜悦と搾乳の恥辱が全身に響き渡る。
朦朧とする意識に溢れる随喜と収まらぬ奔流の感触が刻み込まれ、二重に重なる牝である事の実感が気丈なはずのエルラーゼの意識を堕としていく。
（こんな……こんなの、いやなのにぃぃぃぃ）
あまりの喜悦に否定の言葉すら口に出来ず、発せられねば拒絶が認められないかのように苦おしく悶える。
当然拒絶を口にしたとしても陵辱が終るはずは無いのだが、抗っている実感が淫らに喘ぐ牝である事の自責を和らげていたのだ。
ところが溢れ出る母乳も止めれず、拒絶の声も出せないとなると、エルラーゼの意識の中で陵辱に喘ぐ自身の像が急速に増大してくる。
否定を口に出来ぬ事で淫乱な女と他者に認識されているのではとの思いが募り、あまつさえ心の何処かでは陵辱を歓迎してるのではという疑念すら産み出される。
「勿論私もエルラーゼ殿が孕まれるのに協力を惜しみませんよ」
「なっ………くっ、ぅぅぅっ」
ルシウスは否定できないでいるエルラーゼにいわれない望みを念押しし、これからその下腹に孕ますと言わんばかりにいきり立つ剛直を濡れそぼる秘花に押しつける。
柔らかな襞に熱い肉杭が触れる刺激に思考が中断し、意味を為さない抗いの言葉が艶かしく奏でられる。
何をされるか分かっているのに脱力した身体は抗いを形にできず、覚悟しているつもりなのに呆けた様に熱くなったままの身体が小刻みに震える。
妊娠への忌避がもはや意のままにならぬ身体をせき立てる事で、徒に神経を励起させて上質の牝を演出する。
秘花を擦り立てる砲身には溢れ出る蜜が塗され、熱い肉が花弁の内側に僅かに沈む感触だけで痺れるような喜悦が響き渡る。
「存分に味わって下さい」
「ひぃぃっ」
気丈な意識による抵抗か熟れた身体から溢れる喜悦か、小刻みに震える腰をルシウスの手がしっかりと掴み、自らの所有物と宣言する様に引き寄せていく。
喘ぐように開閉する秘花があてがわれた剛直をあえなく飲みこむと、陵辱の肉杭はしとどに濡れながら必死に窄まろうとする秘洞を押し開き肉襞を擦り立てながら沈んでいく。
熱く太い剛直の感触が脈打つような鼓動を響かせながら存在感を増し、圧迫される胸の鼓動が速まる事で所有される自己を認識してしまう。
擦り立てられる肉襞から響く随喜が心身を淫らに反響し、必死に抗うエルラーゼを嘲笑う様に巨乳が張り秘洞がうねる。
「相変わらず大した締め付けですな」
（こ、このていど………わ、わたしは）
犯される恥辱がエルラーゼの意思を奮い立たせ熟れきった体から溢れる喜悦に溺れかけながらも必死に抗おうとする。
しかし喜悦の源泉であるエルの性器は若い頃の死産の影響でその襞と言う襞を敏感に仕上げながら秘洞全体として慄く様に良く締まる悦楽の名器となっている。
陵辱に抗おすとする主の意思を無視して噛み締める様に剛直を味わい、その反響の様に望んでいないはずの意識に喜悦を響かせる。
為す術無いエルラーゼの矜持は犯される恥辱もさることながら悦び歓迎するが如きはしたなさに苛まれ、あまりの不甲斐無さに自ら望んでいるのではという疑惑すら生んでしまう。
感覚が励起するのを抑え様とする理性が昂ぶりに飲み込まれ、堕とされるのか自ら堕ちるのか分からぬまま淫欲に沈んでいく。
（あぁ、はらむ……はらんでしまう）
ドロドロに溶けた身体を注挿に合わせ掻き混ぜられ、熟れ切った肉が悲鳴のように随喜を迸らせのに合わせて潮が母乳が吹き零される。
意識は混濁しているのに肉襞を擦り立てられ子宮を突き上げられる感触のみは明瞭に認識させられ、その度に沸き上がる放乳と潮噴きの感覚が自分が屈している事を伝える。
気丈な意思が昂ぶる随喜に必死に抗らおうとしても次々に襲いくる絶頂の波にあえなく飲みこまれ、心身を苛む喜悦と恥辱に為す術無い敗北感を加えられる。
子宮への突き上げが死産経験のみのエルラーゼの身体に女の本能を引き出し、孕まされる予感を沸き上がらせる。
その感覚は呆けかけたエルに陵辱されている現実を忘れさせ、朦朧とした意識にいつか夢見た愛する人と寄り添い赤子を抱く幻影が思い浮かぶ。
「孕む準備は宜しいですか」
（わ、わたし、おかされて……それでっ）
しかしかつての経験とは比べ物にならぬ喜悦が嬲るような言葉がエルラーゼを現実に引き戻し、それに合わせ幸せそうに微笑む夢想の中の自分も背後から伸びる手に抱きすくめられる。
現実のエルラーゼが巨乳を搾られ股間を突き上げられると、想像のエルラーゼも女としての要所を剥き出しにされ母乳を潮を噴き零す。
ルシウスの愉しむような表情に驚愕に歪んだ恋人の顔が重なり、貞操を守れぬ悲嘆と不甲斐無さが胸の中を吹き荒れる。
「い、いやっ、中は、孕むのは、」
意識すれば自分がどんな恥知らずな哀願をするか分からない。
その事を本能的に察知していたエルラーゼは故意にその事態を考え様としなかった。
しかし改めてその行為を宣言されると女としての最悪の辱めを想像せざるをえず、気丈なはずの心に止め様も無く不貞の悲嘆が溢れる。
発してはならない、この男を歓ばせるだけ、分かっているはずなのに何かに操られる様に唇から紡がれる言葉の一つ一つが高潔な矜持を辱める。
一度溢れ出した哀願は自らの妊娠の実感を増す事で、止まる事無く足早に繰り返される。
突き上げられるのに合わせて負の感情が急速に大きくなり、普段の気丈さをかなぐり捨て胸の奥底から湧き上がる感情に促されるまま必死に哀願する。
「それではこちらにいたしましょうか？」
「えっ……あっ…………、お、お尻にお願いします」
涙を零し首を振り立て哀願するエルラーゼの耳に予想外の言葉が響き渡り………後ろの穴を弄る指に直ぐにその魂胆を悟る。
貫かれる秘洞とは異なる穴からの甘い刺激に先程までのフェミエールの痴態が思い出され、気丈なはずのエルラーゼの瞳が涙を湛えながら弱々しく震える。
自ら進んで陵辱を…しかも尻穴に望むなど、その忌避恥辱は例え様も無く深いはずなのに、刻一刻と増す妊娠の実感があまりにはしたない懇願を始めさせてしまう。
今まで培ってきた矜持を無理に抑え撫でられる尻を振り立てる自分の姿は正に牝と言うより他は無いのだが、妊娠への恐怖に震えるエルラーゼは恥知らずの懇願を続ける事しかできないのだ。
「それでは………こちらの後で」
「ひぃぃっ、そんんぁ」
ルシウスは含みを持たせる事でエルラーゼの体が思わず安堵し力を抜いたのを確認し………一息の間を置いて無常な宣告と共に逃げようとする腰を掴み深く突き入れる。
僅かに弛緩した神経が一瞬で喜悦に染め抜かれ、逃れられぬ妊娠の予感に膣が子宮が熱く淫らに震える。
体奥を押し上げる剛直から潤みきった下腹に熱い白濁が吐き出され………潤み蕩ける媚肉の渦に注がれる精液の感触がエルラーゼの意識を妊娠の予感で染め抜く。
子宮を打つ熱い奔流に熟れきった身体が悲鳴を上げ、体奥に満ちる鼓動にあわせて潮が母乳が噴き零される。
（中に……でてる、中に……孕んでしまう）
ルシウスの射精は延々と続き、噴き出る母乳も潮も止まらないが、何より注ぎ込まれた体液で下腹が重くなる事が孕まされる感触を強める。
当然射精の間も子宮はその入り口を押し開ける様に抉られ、剛直で満たされた膣は射精の脈動に同調するように慄き震える。
全身に響く射精の感触にエルラーゼは気絶する事も出来ず、ただただ孕まされる感触に塗りつぶされながら極め続ける。
脳裏の中では確定された事実の様に射精され腹が膨らまされた自身の姿が愛する人の前で晒され、弱々しく揺れる瞳から涙を零しながら言葉を紡げぬ唇から涎を滴らせる。
「しっかり孕まされましたかな？」
（い、いや、孕むなんて）
体奥に満ちる確かな感触がエルの心を暗い絶望に染め、頭で否定しようにも響き渡る熱い鼓動がその事実から逃さない。
その上ルシウスに確認の言葉とともに体奥を抉られると、強要されるように子宮が蠢いてその支配下にある事を意識させられる。
「ひぃぃっ」
あまりの悲嘆に項垂れようにも母乳を噴き零し続ける巨乳を揉み込まれる事で上体を跳ね上げらされ、悩ましく汗にまみれた美貌が泣き崩れながら忙と前方を見つめる。
その視界には噴き零される乳白色の奔流が写るのだが、見慣れたはずの光景が自分が妊娠という事態に非常に近い場所にあったことを思い知らせる。
孕まされた実感のせいか眼前で噴き出る母乳が勢いを増し、嫌でも鑑賞させられるその痴態が妊娠の実感を更に高める。
「さて、こちらもでしたね」
「す、少し…休ませ………んっ、ふぅぅぅっ」
妊娠の実感に捕われていたエルラーゼの意識は、熱い感触で満ちた下腹とは別の穴から沸き上がる刺激に再び打ち震え始める。
蕩けきった身体が異なる波長でうねり、弄るような指の感触に閉じようとする尻穴が熱く鈍い喜悦を体奥までうねらせる。
響き渡る随喜が肉穴を制御する意思の力を徐々に奪い、指の侵入を許してしまった尻穴は前の穴とは違う挿入感に乱れ喘ぐ。
秘洞に匹敵する鋭敏極まりない肉の穴からの刺激に疲れ切った意識は全く抵抗できず、横目で見ていたフェミエールの痴態を思い起こしながら犯され喘ぐ予感に打ち震える。
犯され孕まされ……更に尻穴を貫かれ喘ぐ自分は正にルシウスの所有物であるように思えてくる。
「それではいきますよ」
（は、はいるわけがぁぁっ）
へたりかけたエルを追い打つように蜜を滴らせた剛直が尻穴を貫き始め、脳裏まで響き渡る刺激に弾かれた様に身体が跳ね踊る。
呆けながらも無意識のうちに逃れようとする動きを抑える様に巨乳を掴み乳首を擦り立て母乳を搾り出すと、挿入されてないはずの秘洞も淫らに歪んで潮を噴き零す。
きつく窄まっているはずの尻穴が押し入られる度に徐々に拡がって剛直を飲み込んでいくと、身体の内側を埋め尽くされて行くような感覚が全身を包む。
咥え込む事など無理かと思われた剛直を柔軟に受け入れる様は、エルラーゼの心をまた一歩淫らな牝のものに堕とし、緊密に張り詰めた神経が喜悦に悶えながら歓迎する様に粘液を噴き零す。
「随分と具合がよろしい様で？」
（あっ、うぅぅっ、お…奥まで）
陵辱の肉杭は少しづつではあるが確実に身体の奥へ進んで行き、何も知らぬ粘膜が焼け爛れる様に鋭敏な粘膜に仕立て上げられる。
それだけでなくエルラーゼの尻穴は剛直を噛み締める様に竣動し、その熱を鼓動を余す事無く味わって溢れる喜悦に沈んでいく。
秘穴の粘膜が剛直の支配下に堕ち注挿に合わせて淫蕩に悶える様はエルラーゼの矜持を地に堕とし、弄ばれるままに背徳の穴で喘ぐ恥辱をその脳裏に刻み込む。
「美味しそうに咥えていますよ」
「いやぁ、ぬいてぇぇ」
エルラーゼの尻穴は長大な剛直の殆どを咥え込み、潤みきった粘膜としっかりかみ合って感覚の全てを常ならぬ性交に結びつける。
剛直がゆっくりと出入りする度に腸がめくれ上がるような刺激が響き渡り、分泌される腸液が掻き出される音がいやらしく奏でられる。
本来その用に用いるべきで無い穴で行われるまごうことなき性交が、エルラーゼの矜持を辱め、その忌避する交わりで喜悦を感じている事が、自身が淫乱な牝であるという自覚を強めさせる。
拒絶の声も艶かしく泣き濡れた美貌を悲痛に歪ませる、抗いの正当性すら奪われた理知的な才女はもはや喘ぎ泣く牝である事を自ら認めざるを得ない。
「こちらの穴では孕むのとまた別の風情がありますよ」
「ま…また、出す……出されるのぉ…」
更にルシウスは先程の膣内射精で膨らんだ腹を抑え、その感触を確かめる様に揉みこみながら不吉な言葉を口にする。
その行動に一時忘れていた孕まされた実感が思い起こされ、追い討ちをかける様に尻穴を貫く剛直が内包する感触に震える子宮を粘膜越しに刺激する。
腹の手と合わせて孕んだ事を確認する様に刺激されると、いやでも不貞の極みに妊娠した自分を意識し胸の奥から溢れる淫罪の自覚に打ち震える。
さらにルシウスに尻穴での射精を示唆されると、子宮に延々注がれた際の狂乱の痴態が思い浮かぶ。
何も知らぬ粘膜を焼き焦がす淫獄の宴、底の知れない尻穴で繰り広げられる狂宴の味は想像できるはずもなく、ただ泣く様に拒絶を紡ぐだけのエルラーゼの胎内で剛直が粘膜に食い込む様に膨れ、激しくなる熱い脈動がその時が近い事を告げる。
「それではたっぷりと味わって下さい」
「あっ、ふあっ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ」
道化るような言葉と供にエルラーゼの尻穴に熱い迸りが解き放たれ、悲痛な嬌声が潮や母乳と供に溢れ出る。
貫かれた尻穴から脳裏まで一筋の軸が形成され、そこを突き抜ける熱い奔流の衝撃に、哀れエルラーゼは捕われた獲物の様にその手足がビクビクと震える。
体奥を押し潰す熱い粘液の感触が腹と言わず胸と言わず熟れきった媚肉を爛れるように蕩かし、繰り返される荒い脈動に合わせるように脳裏で幾つもの泡が弾けては消える。
もはや蕩けきり喜悦の感覚しかない尻穴は射精の脈動に合わせるように震え、二つの穴から注ぎ込まれた精液があたかもそれが全てであると言うかのように胎内に満ちる。
犯され孕まされる、エルラーゼは完全に牝として堕とされる実感に包まれながらひたすらに絶頂を極め続けのだった。
「やはり尻穴も絶品でしたな」
「ひどい…ひどすぎます」
犯され続けた尻穴は剛直を引き抜かれてなお淫靡に蠢き、喘ぐ様に精液を吐き出す秘花の有り様と合わせて、エルラーゼに自身の身体すら意のままにならぬまま痴態を晒す恥辱を募らせる。
間近で見る凄惨な痴態に魅入られた様に釘付けになっていたフェミエールは奏でられる哀れなうめきに生真面目な性が奮起し、非道な行いに抗議せねばと急き立てられる。
しかし熟れきった身体は陵辱を見せつけられる事で性交の余韻に連なる様に震えており、艶かしく色づく牝の上げる抗議の声は更なる被虐を掻き立てるままに非難の声を上げる。
「そうですね、エルラーゼ殿だけ両方愉しんでいただいたては不公平というもの」
「な、なにを」
意識も依然夢見る様に呆けながら喜悦の海に浮き沈みし、牝に堕ちている様を徒に認識して恥辱を深くする。
しかもルシウスはフェミエールの抗議を曲解して再びその肢体に指を這わし始める。
張り詰めた巨乳は母乳を滴らしながら震え、蜜を塗された太腿を更なる蜜が流れ落ちる。
沸き上がる随喜と何より不穏な物言いに思わず震えた声が漏れるがそれ以上身体は動かず、弄られるたびに絶頂の残り火が貞淑な意識を蝕むように燃え盛る。
「フェミエール殿も孕ませて差し上げますよ」
「いっ、いやっ、あなたぁぁっ」
今正に眼前で見せ付けられた不貞の極みの再現を告げられ、十分に濡れそぼっている秘花を威風の全く衰えぬ剛直が貫く。
必死に拒絶の声を上げても潤みきった肉襞は柔軟に広がり、苦しげながらいきり立つ剛直をするりと飲みこんでいく。
擦り立てられる襞が瞬間的な悦楽に励起し、抗う間の無い挿入に悲嘆する間も無く秘洞が煮え滾る感触に意識の全てが飲み込まれる。
胎内を蹂躙される感触に思わず夫の名を口にするが、その声に含む媚を意識する事で不貞を行う自分を認識する。
「あっ、はっ、ふぁぁぁっ」
覚め切らぬ喜悦に熱く悶えていた熟れ肉は、その中により熱い芯を突き入れられる事で目覚めさせられた牝の性を露にする。
性感のみ明瞭なまま肉と言う肉がトロトロに崩れ落ち、喜悦に悶えながら堕ちる自分を意識して悲痛な嬌声を上げる。
犯され喘ぎ泣くはしたない痴態はフェミエールの脳裏にしっかりと写り、暴虐に屈さぬ意思に淫猥な行為に溺れる自分を刻み込む。
「これなら直ぐに孕みますね」
「ゆるして……ゆるしてぇぇっ」
僅かな休息でも貞淑な母親の肉は陵辱の記憶を忘れ、無垢な媚肉に再び染め抜く淫虐の刺激に悲鳴を上げる。
その上ルシウスの手に挿入されたモノで歪に浮き上がった腹を撫でられると子宮を直に掴まれたような錯覚が生まれ、実際にも剛直の突き上げが何重にも反響する。
子を授かる場所が剛直と一体となったかのようにうねり、自身の逃れられぬ運命……不貞を極める行為が意識を占め、もはや戻れぬ所まで堕ちる悲嘆に震える。
（わ、わたし……おかしくなるっっっ）
いかに抗えど熟れきった身体は剛直の支配下にあり、注挿に応える様にうねってその意思を苛む。
淫猥な反応を止められ無い事で、徐々にそれが自分の本性であるように思え、夫や子供と幸せに暮らすよりルシウスの所有物として生きる方が相応しい様に思えてくる。
いきり立つ剛直を一杯に咥え込まされた秘花は悲鳴の様に潮を噴き、搾られる巨乳から溢れる母乳も止まらない。
「フェミエール殿にも贈り物を差し上げますよ」
「そ、そんなっ、い、いやぁぁぁぁっ」
自身の理性の導く結論が貞淑な才女の意識を蝕む様に侵し、それに抗おうにも喜悦に蝕まれる身体は言う事を聞かない。
喜悦の渦中にある心身に止めを刺すべく剛直が子宮の中にめり込む様に埋め込まれ、その先端から熱い迸りが勢い良く放たれる。
胎内に注ぎ込まれる感触に悲痛な悲鳴が奏でられ、腹の上からの愛撫に捕えられた子宮に熱い衝撃が何重にも叩きつけられる。
煮え滾る秘洞の全てを射精の脈動が制し、体奥に満ちる精液に妊娠の二文字が浮かび上がる。
（はらむ…はらむのぉぉっ）
熱く濃い精液はフェミエールの子宮を満たしてなお延々と注ぎ込まれ、真白い腹が淫靡に蠢く様に膨れ上がる。
陵辱の肉杭も射精の脈動を響かせながら空閨に熟れた肉穴をむさぶり、牝の性に目覚めた秘穴も応える様にきつく締め付ける。
激しく甘美な反応がフェミエールに拒否しているのか望んでいるのか惑わせ、その上で下腹に満ちる感触を意識すれば妊娠すら望んで犯した不貞の罪のように思えてくる。
母乳や潮はおろか小水まで勢い良く吹き零し、その反応の全てが射精を妊娠を肯定している様に思えてくる。
「搾乳修行には妊娠が一番ですよ」
「まだっっ……どこまでぇぇぇっ」
精液で満たされた子宮を意識させる様に腰を使いながら、吊るされた重りに振り立てられる巨乳を搾り立てる。
注ぎ込まれる一方で噴出する淫猥な循環に捕われた身体は、貞淑なものを搾り取られ不貞の淫罪を注ぎ込まれているようにも思える。
しなやかな裸身は淫猥な色に染まり、その全てを牝に染め抜く様に恥辱も悲嘆も止まらず、証の様に噴出される母乳も潮も小水も勢いを増しこそすれ止まる事は無い。
「二人、三人、どのくらいでしょうね」
（わ、わたしは……もう……）
指折り数える様に下腹を小突かれ、想像もしなかった淫猥な未来の可能性を自覚する事でフェミエールの悲嘆は頂点に達する。
脳裏には腹を膨らませ母乳を噴き零す哀れな自分の痴態が浮かび上がり、夫や子供との大事な思い出を不貞の交わりの記憶が塗りつぶす。
もはや夫以外の男に犯し尽くされた自分はもはや普通の生活には戻れない。
一生ルシウスの牝として過ごす……理知的な頭脳がそこに帰結する事で、フェミエールの未来は強要ではなく必然として不貞が積み重ねられるのだ。
|