クレメンティア

「なかなか美味しそうに仕上がりましたな」

ルシウスが揶揄する様に呟くと、その手により淫蕩な陥穽に堕とされたクレアは 悦楽の色の濃い美貌の上に更に羞恥を彩らせたながら目線を伏せる。
最後の瞬間まで矜持を捨てずにいた事が気丈な容貌の上に悲嘆と屈辱をにじませる酷く淫猥な絶頂を演出させ、 その事がルシウスを存分に愉しませ、クレア自身には自らの不甲斐無さを責めさせたのだ。
そして内面の羞恥に炙られるクレアの裸身は薄紅に色艶よく染まり、確かに食べごろを予測させるものであった。
柔らかそうな媚肉は切なく震え、そこから匂い立つ心地よい香りもどこか淫靡さを伴わせる。
そして要所要所の女の部分は今だ激しくいきり立ち牝の本能を露にしている。

「ひ…っ、くうっっ…はあぁぁ」

そして何よりそそるのはこの嬌声である。
戯れに少し太腿に齧り付いただけで抑えきれぬ官能の蠢きを、それでも何とか押さえようとする淫靡な苦悶の吐息。
さらにその気丈な表情を苦しげでありながらどこか夢心地に歪め身も世もなげに悶える様がさらにルシウスの嗜好を満足させる。

「…くっ……こ、このような辱めでっ…くっ、屈するとでも」

口では気丈に言い放つものの、身体の芯が蕩けきった状態では抵抗し様にも全く力が入らない。
一方で際限無い恥辱が次々に刻まれる意識は快楽に浸りきりながら溺れる事は許されず、 騎士としての誇りを守れない自身の不甲斐無さを責める。

(…まっ、まだ続くのっ…こ、これ以上されたら………しかし、耐えねば…っ……た、耐え…っっっぅ、はあぁぁぁっ)

そして脳裏には更なる責めを咥えられる未来の情景が目に浮かび、さしもの強靭な意思も慄き揺らぐ。
どのような行為を強要されどのような刺激に苛まされるかは想像できないが、今以上の痴態を晒す事だけはいかに忌もうとも確信できる。

「やはりユフィール様の為ですかな。こんなに溢れさせて戴けるとは正直予想以上ですよ」

ルシウスが花びらの外縁を嬲りながら賞賛すると、その声に答える様に秘花に溢れきった情欲の液体がクレアの白い裸身を伝い落ちる。

(ど、どうして…こんなにも……っ、あぁぁ……ま、またっ、……どうして、どうしてようっ)

自身の意思に反して滾々と涌き出る淫蕩な体液は逃れることの出来ぬ欲情の証として正しくあろうとする理性を苛む。
暴虐の行為に屈する自身の身体にクレアの自我は哀しげに震え、その瞳には悲哀の雫が溜まっていく。

「クレア殿にここまでやって頂いたのなら、及ばずながら私もユフィール様の為にもう一肌脱がしていただかねばなりませんな」

「くっ、このっ……あんっ、ふぁぁぁっ……はっ、あっ」

ルシウスはそう嘯くと、クレアの触れられずとも淫蕩に悶える蜜壷に指を埋め込んでいく。
妖しく色づく膣壁は本能のままに侵入してきた指に絡みつき、あまりの刺激に一時慄いてはすぐに誘われる様にまた悦楽の舞台に舞い戻る。
花弁からはたちまち愛液が溢れ、その口元からはいかに食いしばろうとも快楽のうめきが漏れ出る。
そして鋭敏な刺激の間に少しの空白が挟まれることで クレアの意識は淫欲の泥沼から僅かに頭を出してはまた溺れていく事を繰り返させられる。

「そうこの料理は……この極上の肉の内側に」

(ふはぁぁっ……だっ、だめっ、はぁぁぁぁっ……しっかりっ…んっっっ…しっかりっ……しなければあぁっ、はぁぁぁっ)

中に埋めこまれただけでも強靭なはずの理性が千々に乱されている。
増してやそれ敏感な襞を容赦無く刺激すべく蠢き始めたら……クレアの意識は淫蕩な色に染まり散々に翻弄される。
そして経験少ない蜜壷は味わったことの無い愛撫にたちまち粘液を噴き零しながら熱く煮えたぎる。
しかもルシウスはクレアに自ら声がちゃんと届く様に時々その責め手を止める為、その度に正気に戻っては狂乱の渦に舞い戻る。

「ユフィール殿の好物をたんと詰め込んで完成なのですよ」

「……はぁっ、はっ…こっ、これ以上なにを…なにをすると………」

極上の秘花をたっぷり弄んだルシウスは達する寸前の所でその手を止め締めくくる様に言う。
脳裏を占めていた淫蕩な刺激が無くなったことでクレアは自分の意識をどうにか会話のようなものが出来る程度に無理やり持ちなおす。
しかし依然埋めこまれた指がその肢体を絶頂寸前の所で維持している為その台詞が一々艶かしく弱弱しい。
思考も一向にまとまらずルシウスの言葉が何を意味するか分からない。
ただ淫蕩な責めである事は間違い無いので、それを受けはしたなく悶える自分が目に浮かぶ。

(こ、このような痴態……さらしてっ、さらして…しま……う?)

身体をくねらす自分、嬌声を上げる自分、自責の想像は留まることを知らずクレアを苛む。
唇を吸われ、乳房を揉みこまれ、そのいきり立つ先端がつねり上げられる。
そして当然はしたなく涎を零す秘花は、指で、舌で散々に嬲られ最後には ……その情景の最後が嫌でも意識に書きこまれた時、不意に気付く。
ユフィールの好物とルシウスが称しているモノが、即ち自分に注ぎこまれモノが何であるかに気付く。

「ま、まさか」

「さすがお察しが良い」

クレアがその正解に達したことを見て取ったルシウスは自身の長大な男根をクレアに示す。
しかもクレアの視界に入るそれは無防備に曝け出された自らの秘所を今にも蹂躙せんばかりの位置にそそり立っているのだ。
自身の秘めた場所が目の前にある咥え込めるかも怪しい極太の逸物に隅々まで征服される、 今までのおぼろげの想像が圧倒的な現実感を持ち絶望の予感と供にクレアに襲いかかる。
そしてその果てには宣言通り熱く濃い精液を心行くまで吐き出されるのだ。

「げ、外道がっ!」

当然その男根で貫かれる事は予測していたが、あまりの忌避のせいか射精までは想像してなかった。
その事実を無理矢理突きつけられたクレアは騎士としてのみでなく女としての矜持すら堕とし尽くされる予感に打ち震える。
しかし一方で先ほど舌だけで征服された身体は反応し体奥が一層愛液を分泌し始め、 嫌でも淫蕩な責めに喜悦の態を示し人としての矜持を失ってしまう自身の痴態を想い浮かばさせる。
「大切なユフィール殿の御為ですから、もしやお嫌とは言いますまいな」
ルシウスは嘯き続けながらクレアの心身を嬲る。 そそり立つ怒張を喘ぐ秘花に擦りつけられると、蜜壷に溜まった液体はとろとろと溢れる。
そして指とは違う熱く脈動する感触が桁違いの淫蕩な刺激をもたらし身体中の神経を励起させ、 絶頂に達し疲れ切っていた体が無理やり起こされる。

「女と見ればこのような真似を…くぅ」

クレアは心身を苛む悦楽に耐え気丈に言い放つも、その語尾は淫蕩なうめきに変わり抵抗の空虚さを際立たせる。

「女と見れば、ですか。……他ならぬクレア殿の言葉、違えるわけにはいきませんな。 とすると、私はユフィール殿にも同じ事をせねばなりませんね」

「なっ!なにおうぅぅっ……くはぁぁぁっ」

淫靡な響きの抵抗を心地よげに聞いていたルシウスは不意に思い付いたようにその台詞を肯して嘯き、 抗議する様に暴れるクレアの乳首つねりあげる。
励起を治められずにいた神経の過密な部分は、責め手の空白も手伝って一際鋭く蕩けるような刺激を創り出し、 抵抗の術を知らぬ巨乳に容赦なく反響させる。

「早速ユフィール殿もこの様に調理し……そうですね、病床の父君に召し上がってもらうというのはどうでしょう?」

「そっ、そんな…こ…とっ、ゆ、ゆるっ、ふあぁぁぁぁっ」

(ユフィール様をこのように陵辱し、しっ、しかも公爵様の御前へなどとは)

クレアはルシウスの言葉に狼狽する。
ルシウスの言うような真似はクレアでも目もくらむような恥辱の行為である。
すなわちユフィールにしてみればもはや恥辱などという言葉で表せぬほどの畜生以下に自らを貶める行為である。
御仕えする騎士として主君にそのような目を味合わせるわけにはいかない。
例え自身の身体が何百人という男の欲望の捌け口に去れようとも、 公衆の眼前でルシウスの剛直を咥えこみ服従の誓いと供に自ら尻を振り立てることになろうとも、そうである。
自然クレアの唇から悲壮な決意に裏打ちされた哀願の言葉が漏れでる。

「も、申し訳ありません。ルシウス殿のお心も理解せず勝手な物言いばかり申してしまいました」

「いえ、我が真意をクレア殿に理解していただけたのなら全て良しとしましょう」

クレアの屈服に合わせてルシウスも真面目に受け答えをする。 しかし当然クレアの体勢は依然秘所をルシウスの眼前にかかげた哀れな獲物のものであり、 真面目な問答もかえってその淫猥さを高めこそすれ減じる事は無い。

「当然何でもいたします。ですから我が主君には何とぞ累の無い様お願いします」

「累、ですか。しかし良い考えだとは想いませんか。公爵様もお身体優れぬ様ですし」

哀願する以上クレアもルシウスの鉄面皮の芝居に乗らざるを得ない。
ルシウスはそうして舞台に上がってきたクレアを嬲る様に問答する。

「機嫌の優れぬ主君に遠路はきつうございます。 このクレメンティア=フェストゥス、ルシウス卿に殺せと命ぜればどのような敵でも討ち果たし、 抱かれよと命じられればどのような男とも交わって見せます。 ですから…ですから、どうかそのような真似はお許し下さい。もし……どうしてもと仰るならどうか私めにその任を」

「ふむ、しかし言われてみればクレア殿も長路お疲れの様子 ……それでは、姉妹の様に育った二人が互いに身体を味合わせあうというのはどうでしょう?」
しばらく考えるそぶりをしていたルシウスは何食わぬ顔で別種の恥辱の行為を提案する。

「クレア殿が望まれぬ様でしたら、やはりユフィール殿の身体をほぐし、トレヴェロルムの公爵様の見舞いに参じるとしますが……」

「や、やらせていただきます」

自分とユフィールが互いにその股間に顔を埋め溢れんばかりに注ぎこまれた ルシウスの精液を啜り合う恥辱の光景を想像し、クレアは躊躇の表情を見せる。
だが畳み掛けられればそれでも何も知らぬ公爵の眼前で痴態を晒すよりは 二人供に堕ちたもの同士で痴態を晒し合うほうがユフィールにも許容できるだろうと自分を納得させるしかない。

「やはりクレア殿もユフィール様の身体を食べてみたいという事ですな」

「……はい。ご賞味させていただきたくぞんじます」

ルシウスは屈服したクレアにさらに恥辱の台詞を言うよう強要すると、 クレアの顔が怒りと恥辱に染まった後振り絞る様にか細い声が漏れ出る。

「その台詞をユフィール殿に仰られれば、非常にお喜びになるでしょう」

(な、なんていう事を……私が、ユフィール様に……何と言うの? ……何と言って、その…その秘所に注ぎこまれた……精液を啜らせてもらうの?)

ルシウスの台詞に、クレアは騎士である自分が主君に対し淫猥な行為を要請する様を想像し慄然とする。
恐らく眼前であの長大な凶器で散々陵辱されるのを鑑賞させられ、溢れるほど注ぎこまれた精液を必死に嚥下することになるのだろう。
騎士として主君を守れないだけでなくその陵辱に荷担する、そんな情景がクレアの人としての自負を散々に打ちのめす。

「さて納得していただいた所で調理の続きといきましょう」

皮肉にもクレアを悲嘆のうちから引き戻すのは騎士と主君の陵辱者たるルシウスの魔手である。
再び蠢き始めた指先に時間をかけていたぶり尽されている身体はすぐに反応し、クレアの意識も当面の陵辱に強制的に戻される。

「くぅっ……っ、うっ……はぅぅぅっ、あふぁぁぁぁっ」

(これから先の陵辱に比べれば、この程度…このていど……なのにぃっ)

蜜壷の中を占拠した幾本もの指がきつい締め付けの中を自在に蠢き膣壁を嬲りはしたない液体を溢れさせる。
さらに苦しそうな喘ぎに合わせ震える乳房はその量感を示す様に揉み込まれ、 その先端の突き出す様に尖りきった乳首はさらに刷り上げる様に摘み上げる。

「そうそうユフィール殿ならここで盛大に母乳を噴出する所ですな。 最初の頃は一条の白い涌き水という風でしたが最近では…ふふっ、さしずめ白亜の大噴水というところでしょうかね。 達したり搾り上げたりする度に一回りは大きくなった乳房を震わせながら勢い良く噴きあがらせ、 しかも一度迸り出したら当分は止まらないのですよ。 最初は寝台の横にポットを置いていたのですが、それではとうてい収まらいので今では壷、 それでも一晩で溢れんばかりなのですから、流石としか言い様の無い素質の良さでしたな」

(くっ、まさか…ユフィール様は毎晩そんな責めをっ……、さ、さぞかし…辛うございましたでしょう……そ、それに比べればっっ)

ルシウスはクレア本人でなくその主君を辱めることで悦楽に溺れかけた意識を覚醒させる。
しかし主を思う心は、快楽に抵抗するまでには至らずかえって鋭敏になった頭で乳首を、膣襞を弄ぶ上下同時の刺激を味合わされる。

「さてそろそろ手伝ってもらいましょうか」

「………はい…」

ルシウスは不意にクレアの体を返し自らに重ねるとその逸物をクレアの眼前にそそり立たせる。
先程主を思う心をかきたてられたクレアは、一瞬の躊躇のがあるもののすぐに意を決し長大な男根に桜色の可憐な舌を這わす。
舌先で触れただけで焼けそうな感触、むせ返るような雄の匂い、何より怨敵に奉仕するという行為に対する嫌悪、 そのすべてを抑えクレアは無心に舌を這わす。
当然初めての経験であるからその技術は拙いものの、その真摯な性格を現したかのような丹念な愛撫は合格点と言って良い。
しかも息が苦しくなることで自然溢れ出た唾液が砲身に滴り、 無心であることがかえってその行為に没頭することになりその舌使いが武道の心得も合ってか精緻を帯びてくる。

「巧いものですよ。こちらも負けてはおられませんな」

(こっ、この程度……ユフィール様の受けた屈辱に比べればっ…ふあぁぁっ)

ルシウスの賞賛に命ずままに奉仕する自分の姿が意識を占め涙が零れ視界が霞む。
そしてその痴態を忘れようとするかのように一心に主君を思い舌を動かす。
しかし同じようにルシウスの眼前に差し出されたクレアの股間にルシウスの指が伸び欲情し開ききった秘花が更に広げられ 肉厚の舌が差込まれる。

「やっ、いやっ…ふあっ、ひやぁぁぁっ、はっ、えっ…くっ、んんんんっ、ふっ、んぐぅぅぅぅぅぅっ」

指とは異なる柔らかな感触を持つ舌が締りの良いクレアの蜜壷を存分に這い回る。
敏感な膣壁は暴虐な侵略者に存分に蹂躙される。 その上ルシウスは股間から湧き上がる圧倒的な刺激に思わず奉仕の手を休めたクレアの口腔にそそり立つ男根を咥えこませる。
クレアの口腔は柔らかい感触が素晴らしく、差し入れただけで随分と具合が良い。
その上に技術が無いながらの必死な舌使いが加わるのだから絶品である。
その普通の男ならすぐに放ってしまいそうな奉仕を受けながらルシウスはその喉奥に男根を咥えさせ、 達しない程度に秘花を蹂躙しながらクレアの意識に服従の意識を縫い付ける。

「そろそろよろしいですかな」

「……はっ……はい」

息苦しいほどの剛直を喉奥から抜き取られた時のクレアの表情は、まさに理不尽に征服された貴人の放心の表情であった。
それがすぐに正気を取り戻しせめてもとばかりルシウスを睨むものの、次なる陵辱の宣告にその瞳が涙で潤む。
ルシウスの男根はクレアの口淫の残滓の唾液を纏いつつさらに雄雄しくそそり立っており、 それが体を変え再び股間を掲げる体勢を取らされた自身の秘所に迫る威圧感にクレアの不屈の決意が揺らぐ。

「ひぃっ、つあぁっ、んっ、くぅぅぅぅっ、はあっ」

(あっ、あんなものが入るなんて……ユフィール様は毎晩これを)

ルシウスの剛直がまずその頭を少しづつクレアの中に埋もれていく。
色艶良く紅に染まったクレアの秘花は柔軟に広がりその侵入を受け入れようとするが、 限界ギリギリまで押し広げられてなお咥えきることは出来ず溢れる蜜の助けを受けどうにか少しずつ呑みこんでいく。

「ようやく先端が呑みこめましたね」

「ふはあぁっ、はぁっ、はっ、はぁっ」

どうにかカサの部分を呑みこんだクレアは、それだけでどっと汗を掻き切ない安堵の吐息を洩らすが当然次の抽挿がすぐに襲いくる。

「ひいっ、くっ、はっ、ふわぁぁぁぁっ」

(ああっ、入って…入ってくるぅぅっ……あ、あつい……あつくて……と、とろけるぅ)

受け入れた蜜壷も限界まで広がりどうにか侵入を受け入れるが、圧倒的な怒張に引き攣る様に圧迫される粘膜は、 それが僅かに進む事に淫蕩な悲鳴を身体中に響き渡らせる。
しかも締まりが良い為圧倒的な質量に押し広げられながらもその砲身に妖しく絡みつき挿入された男根を喜ばせると同時に、 その持ち主に嫌でも長大な怒張の感触を味合わせる。
クレアの表情が崩れともすれば泣きじゃくりそうな顔と人としての矜持を保とうとする抵抗の顔が 変わらぬ牝の喜びに染められながらその美貌に代わる代わる映し出される。
快楽と恥辱に苛まされクレアはその潤みきった瞳からとうとう涙を零す。

「さすがクレア殿、ユフィール様に負けない極上の持ち物ですよ」

(ふぁ、あっ、ひやぁぁぁぁぁっ、くっ、はっ、ゆふぃーる、ゆふぃーるさまぁぁぁっ ……くれあはっ、くれあはもう……もう、あっ、うわぁぁぁぁっ)

そしてともすれば消し飛んでしまいそうな意識は、只一つの単語で無理矢理正気に繋がれ自らの痴態を認識することを強要される。
また挿入はクレアが達してしまわぬ様極力ゆっくりと行われているが、 それでも気が狂わんばかりの悦楽がクレアの内を行き交い限界以上に堆積してゆく。 入り口付近はともかく指や舌ですら慣らされてない深淵の肉は、これまでの前戯で蕩けんばかりに滴り、 痛いほどに疼いていながら全く性の刺激に無防備であった。
そのように用意された極上の媚肉は無法な陵辱に絶息せんばかりに悦涙し被虐の色に染め尽くされる。

(ふあっ、もうっ、もうだめ……だめなのにぃぃぃっ、 な、なんで、まだっ、こんなに、くっ、くぅぅぅぅっ、これいじょうはっ……いっ、いやぁっ、いやようぅっっ)

クレアの身体は次々に押し寄せる性の刺激にその限界を遥かに超える所に押しやられながら 絶頂に達することすら許されず被虐の歓喜を破裂せんばかりに溜めこむ。
そしてとうとうクレアの蜜壷に一部の隙もなく埋まり、膣壁を擦り上げながら押し入っていた剛直のその先端がとうとう子宮に達する。
そのまま今までと変わらぬゆっくりとした動きでその入り口に触れる。
そして僅かな衝撃がクレアの深淵で発生したかと思うと、その慄きは異様な快楽として全身に響きわたる。

(あ、ふあぁっ、ゆふぃーるさまっ……どうか……どうか、いたらぬくれあを…どうかゆるして……ゆるしてください …くれあは、くれあはもうっ、くっ、わぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ)

噛み締めた口の端から白い泡を吹きながらも耐え続けたクレアの抵抗もとうとう瓦解し始めた。
子宮への衝撃を期に身体中の至るところで溜まりきった限界以上の悦楽が一気に開放される。
しかし手綱を解かれた悦楽が開放される寸前に今までとは桁の違う刺激が襲ってくる。
子宮の入り口まで侵入していた剛直が勢い良く一気に引きぬかれたのだ。

「ひやぁぁぁぁぁぁ―――――!!」

クレアはイク事も忘れさせられその刺激に絶叫する。
しかもこれで終わりではない今度は一旦入り口付近まで引きぬかれたモノが一気に奥へ挿入されたのだ。
限界まで責め立てられていた膣壁はそれが無くなったことに 戸惑う暇も無く再び満たされ僅かの空白と再び押し寄せる桁違いの刺激に狂わんばりに咽び泣く。
そして最奥の子宮にもつい先ほどとは比べ物にならぬ衝撃が訪れ………クレアの悲痛なまでの快楽の悲鳴が室内に響き渡る。

「まっ、またぅぁ―――――!っっあふあぁぁ―――っ!くはっぁぁっ!やぁぁぁぁっ…んっ、んふぅっっっ!ん―――――!
はぁっ、はあぁぁぁ――――!まっ、またぅぁ―――――! ら、らめぇぇぇぇ――――!
はうっ、はあっ、ゆふぃーるさまっ、ゆふぃーるさまぁぁぁぁ――――――っ!」

しかもルシウスは全身を瘧に掛かった様に震わせ絶え間無く絶頂を続けるクレアを容赦なく責め立てる。
半開きの唇を奪い、乳房を捏ねまわし、乳首を擦り上げる。
当然クレアの蜜壷を占拠した剛直は容赦無く抽挿を繰り返す。
絶頂に苛まれる中に次の絶頂が押し寄せる、しかも絶え間の無い絶頂の波はクレアに気絶を許さずその意識を嬲り尽くす。
全身を悦楽の色に染めたクレアは悲痛な嬌声を上げ続けながら終わらぬ絶頂をその身に刻み込まれていった。

「はっ……あふっ、な……なんで」

ようやく室内に静寂が訪れ、そしてすぐに疲れ切った嬌声が響き始める。
何度達したか分からない絶頂地獄から開放されたクレアは紅潮させた全身を汗でぬめらせながら、 先程の交わりでもその精を放出しなかった剛直を今だ咥えさせ続けられその刺激に苛まされている。
安堵と同時に疑問が浮かび、そして出されたときの悦楽と自身の痴態が先程以上であることがクレアの全てを慄かせる。

「仕上げはユフィール殿の前ですよ」

そのクレアの疑問にルシウスは笑って答える。 クレアへの陵辱はまだ終わりではない、やはりユフィールの前で痴態を晒させるのが一番の恥辱であろう。

「さあ参りますよ」

「ひっ、こ、これでは…せ、せめてなにか、くっ、ふうっっっ」

ルシウスはクレアを四つん這いにさせ後ろから突き上げる様に進ませ扉へ向かわせる。
主君であるユフィールの居室にいたるまでクレアは屈辱の姿勢で犯されながら運ばれるのだ。