クレメンティア
「なかなか美味しそうに仕上がりましたな」 ルシウスが揶揄する様に呟くと、その手により淫蕩な陥穽に堕とされたクレアは 悦楽の色の濃い美貌の上に更に羞恥を彩らせたながら目線を伏せる。 「ひ…っ、くうっっ…はあぁぁ」 そして何よりそそるのはこの嬌声である。 「…くっ……こ、このような辱めでっ…くっ、屈するとでも」 口では気丈に言い放つものの、身体の芯が蕩けきった状態では抵抗し様にも全く力が入らない。 (…まっ、まだ続くのっ…こ、これ以上されたら………しかし、耐えねば…っ……た、耐え…っっっぅ、はあぁぁぁっ) そして脳裏には更なる責めを咥えられる未来の情景が目に浮かび、さしもの強靭な意思も慄き揺らぐ。 「やはりユフィール様の為ですかな。こんなに溢れさせて戴けるとは正直予想以上ですよ」 ルシウスが花びらの外縁を嬲りながら賞賛すると、その声に答える様に秘花に溢れきった情欲の液体がクレアの白い裸身を伝い落ちる。 (ど、どうして…こんなにも……っ、あぁぁ……ま、またっ、……どうして、どうしてようっ) 自身の意思に反して滾々と涌き出る淫蕩な体液は逃れることの出来ぬ欲情の証として正しくあろうとする理性を苛む。 「クレア殿にここまでやって頂いたのなら、及ばずながら私もユフィール様の為にもう一肌脱がしていただかねばなりませんな」 「くっ、このっ……あんっ、ふぁぁぁっ……はっ、あっ」 ルシウスはそう嘯くと、クレアの触れられずとも淫蕩に悶える蜜壷に指を埋め込んでいく。 「そうこの料理は……この極上の肉の内側に」 (ふはぁぁっ……だっ、だめっ、はぁぁぁぁっ……しっかりっ…んっっっ…しっかりっ……しなければあぁっ、はぁぁぁっ) 中に埋めこまれただけでも強靭なはずの理性が千々に乱されている。 「ユフィール殿の好物をたんと詰め込んで完成なのですよ」 「……はぁっ、はっ…こっ、これ以上なにを…なにをすると………」 極上の秘花をたっぷり弄んだルシウスは達する寸前の所でその手を止め締めくくる様に言う。 (こ、このような痴態……さらしてっ、さらして…しま……う?) 身体をくねらす自分、嬌声を上げる自分、自責の想像は留まることを知らずクレアを苛む。 「ま、まさか」 「さすがお察しが良い」 クレアがその正解に達したことを見て取ったルシウスは自身の長大な男根をクレアに示す。 「げ、外道がっ!」 当然その男根で貫かれる事は予測していたが、あまりの忌避のせいか射精までは想像してなかった。 「女と見ればこのような真似を…くぅ」 クレアは心身を苛む悦楽に耐え気丈に言い放つも、その語尾は淫蕩なうめきに変わり抵抗の空虚さを際立たせる。 「女と見れば、ですか。……他ならぬクレア殿の言葉、違えるわけにはいきませんな。 とすると、私はユフィール殿にも同じ事をせねばなりませんね」 「なっ!なにおうぅぅっ……くはぁぁぁっ」 淫靡な響きの抵抗を心地よげに聞いていたルシウスは不意に思い付いたようにその台詞を肯して嘯き、 抗議する様に暴れるクレアの乳首つねりあげる。 「早速ユフィール殿もこの様に調理し……そうですね、病床の父君に召し上がってもらうというのはどうでしょう?」 「そっ、そんな…こ…とっ、ゆ、ゆるっ、ふあぁぁぁぁっ」 (ユフィール様をこのように陵辱し、しっ、しかも公爵様の御前へなどとは) クレアはルシウスの言葉に狼狽する。 「も、申し訳ありません。ルシウス殿のお心も理解せず勝手な物言いばかり申してしまいました」 「いえ、我が真意をクレア殿に理解していただけたのなら全て良しとしましょう」 クレアの屈服に合わせてルシウスも真面目に受け答えをする。 しかし当然クレアの体勢は依然秘所をルシウスの眼前にかかげた哀れな獲物のものであり、 真面目な問答もかえってその淫猥さを高めこそすれ減じる事は無い。 「当然何でもいたします。ですから我が主君には何とぞ累の無い様お願いします」 「累、ですか。しかし良い考えだとは想いませんか。公爵様もお身体優れぬ様ですし」 哀願する以上クレアもルシウスの鉄面皮の芝居に乗らざるを得ない。 「機嫌の優れぬ主君に遠路はきつうございます。 このクレメンティア=フェストゥス、ルシウス卿に殺せと命ぜればどのような敵でも討ち果たし、 抱かれよと命じられればどのような男とも交わって見せます。 ですから…ですから、どうかそのような真似はお許し下さい。もし……どうしてもと仰るならどうか私めにその任を」 「ふむ、しかし言われてみればクレア殿も長路お疲れの様子 ……それでは、姉妹の様に育った二人が互いに身体を味合わせあうというのはどうでしょう?」 「クレア殿が望まれぬ様でしたら、やはりユフィール殿の身体をほぐし、トレヴェロルムの公爵様の見舞いに参じるとしますが……」 「や、やらせていただきます」 自分とユフィールが互いにその股間に顔を埋め溢れんばかりに注ぎこまれた ルシウスの精液を啜り合う恥辱の光景を想像し、クレアは躊躇の表情を見せる。 「やはりクレア殿もユフィール様の身体を食べてみたいという事ですな」 「……はい。ご賞味させていただきたくぞんじます」 ルシウスは屈服したクレアにさらに恥辱の台詞を言うよう強要すると、 クレアの顔が怒りと恥辱に染まった後振り絞る様にか細い声が漏れ出る。 「その台詞をユフィール殿に仰られれば、非常にお喜びになるでしょう」 (な、なんていう事を……私が、ユフィール様に……何と言うの? ……何と言って、その…その秘所に注ぎこまれた……精液を啜らせてもらうの?) ルシウスの台詞に、クレアは騎士である自分が主君に対し淫猥な行為を要請する様を想像し慄然とする。 「さて納得していただいた所で調理の続きといきましょう」 皮肉にもクレアを悲嘆のうちから引き戻すのは騎士と主君の陵辱者たるルシウスの魔手である。 「くぅっ……っ、うっ……はぅぅぅっ、あふぁぁぁぁっ」 (これから先の陵辱に比べれば、この程度…このていど……なのにぃっ) 蜜壷の中を占拠した幾本もの指がきつい締め付けの中を自在に蠢き膣壁を嬲りはしたない液体を溢れさせる。 「そうそうユフィール殿ならここで盛大に母乳を噴出する所ですな。 最初の頃は一条の白い涌き水という風でしたが最近では…ふふっ、さしずめ白亜の大噴水というところでしょうかね。 達したり搾り上げたりする度に一回りは大きくなった乳房を震わせながら勢い良く噴きあがらせ、 しかも一度迸り出したら当分は止まらないのですよ。 最初は寝台の横にポットを置いていたのですが、それではとうてい収まらいので今では壷、 それでも一晩で溢れんばかりなのですから、流石としか言い様の無い素質の良さでしたな」 (くっ、まさか…ユフィール様は毎晩そんな責めをっ……、さ、さぞかし…辛うございましたでしょう……そ、それに比べればっっ) ルシウスはクレア本人でなくその主君を辱めることで悦楽に溺れかけた意識を覚醒させる。 「さてそろそろ手伝ってもらいましょうか」 「………はい…」 ルシウスは不意にクレアの体を返し自らに重ねるとその逸物をクレアの眼前にそそり立たせる。 「巧いものですよ。こちらも負けてはおられませんな」 (こっ、この程度……ユフィール様の受けた屈辱に比べればっ…ふあぁぁっ) ルシウスの賞賛に命ずままに奉仕する自分の姿が意識を占め涙が零れ視界が霞む。 「やっ、いやっ…ふあっ、ひやぁぁぁっ、はっ、えっ…くっ、んんんんっ、ふっ、んぐぅぅぅぅぅぅっ」 指とは異なる柔らかな感触を持つ舌が締りの良いクレアの蜜壷を存分に這い回る。 「そろそろよろしいですかな」 「……はっ……はい」 息苦しいほどの剛直を喉奥から抜き取られた時のクレアの表情は、まさに理不尽に征服された貴人の放心の表情であった。 「ひぃっ、つあぁっ、んっ、くぅぅぅぅっ、はあっ」 (あっ、あんなものが入るなんて……ユフィール様は毎晩これを) ルシウスの剛直がまずその頭を少しづつクレアの中に埋もれていく。 「ようやく先端が呑みこめましたね」 「ふはあぁっ、はぁっ、はっ、はぁっ」 どうにかカサの部分を呑みこんだクレアは、それだけでどっと汗を掻き切ない安堵の吐息を洩らすが当然次の抽挿がすぐに襲いくる。 「ひいっ、くっ、はっ、ふわぁぁぁぁっ」 (ああっ、入って…入ってくるぅぅっ……あ、あつい……あつくて……と、とろけるぅ) 受け入れた蜜壷も限界まで広がりどうにか侵入を受け入れるが、圧倒的な怒張に引き攣る様に圧迫される粘膜は、 それが僅かに進む事に淫蕩な悲鳴を身体中に響き渡らせる。 「さすがクレア殿、ユフィール様に負けない極上の持ち物ですよ」 (ふぁ、あっ、ひやぁぁぁぁぁっ、くっ、はっ、ゆふぃーる、ゆふぃーるさまぁぁぁっ ……くれあはっ、くれあはもう……もう、あっ、うわぁぁぁぁっ) そしてともすれば消し飛んでしまいそうな意識は、只一つの単語で無理矢理正気に繋がれ自らの痴態を認識することを強要される。 (ふあっ、もうっ、もうだめ……だめなのにぃぃぃっ、 な、なんで、まだっ、こんなに、くっ、くぅぅぅぅっ、これいじょうはっ……いっ、いやぁっ、いやようぅっっ) クレアの身体は次々に押し寄せる性の刺激にその限界を遥かに超える所に押しやられながら 絶頂に達することすら許されず被虐の歓喜を破裂せんばかりに溜めこむ。 (あ、ふあぁっ、ゆふぃーるさまっ……どうか……どうか、いたらぬくれあを…どうかゆるして……ゆるしてください …くれあは、くれあはもうっ、くっ、わぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ) 噛み締めた口の端から白い泡を吹きながらも耐え続けたクレアの抵抗もとうとう瓦解し始めた。 「ひやぁぁぁぁぁぁ―――――!!」 クレアはイク事も忘れさせられその刺激に絶叫する。 「まっ、またぅぁ―――――!っっあふあぁぁ―――っ!くはっぁぁっ!やぁぁぁぁっ…んっ、んふぅっっっ!ん―――――! しかもルシウスは全身を瘧に掛かった様に震わせ絶え間無く絶頂を続けるクレアを容赦なく責め立てる。 「はっ……あふっ、な……なんで」 ようやく室内に静寂が訪れ、そしてすぐに疲れ切った嬌声が響き始める。 「仕上げはユフィール殿の前ですよ」 そのクレアの疑問にルシウスは笑って答える。 クレアへの陵辱はまだ終わりではない、やはりユフィールの前で痴態を晒させるのが一番の恥辱であろう。 「さあ参りますよ」 「ひっ、こ、これでは…せ、せめてなにか、くっ、ふうっっっ」 ルシウスはクレアを四つん這いにさせ後ろから突き上げる様に進ませ扉へ向かわせる。 |