エウマキア・フェリクスの執務室は簡素な造りである。
扉を開けた正面に大机が有り、そこで当主が訪れた賓客を正面から迎える。
……だがもし今来客があればどのような顔をするだろうか。
深く座したエウマキアはやつれた風を堪えながらも毅然さを失わず、 それでいて噛み締めた唇を微妙に揺るがせ微かな喘ぎを漏らしている。
それだけでも十二分に魅惑的であるのに、寒色の服の胸元は裂かれそこから真白くはえる釣鐘型の巨乳が形良く露出している。
しかもその柔肌の上では背後から伸ばされた指が淫蕩に蠢き、それを受けた巨乳が喘ぐようにうねる。
尖りきった乳首は苦し気に悶え、その先端からは乳白色の液体が止まる事無く吹き出ては、放物線を描いて机上に置かれた大杯に注がれていく。
「まさかこれほどまでとは思いませんでしたよ」
「こっ…このような、辱め…っ、くうぅぅぅっ」
切なく悶えるエウマキアはルシウスの手により怜悧な貴婦人から淫靡な芸術へと着実に堕とされつつある。
気丈に発する抗いの声すら、微妙に含んだ弱々しさが堪らなく聞く者を愉しませる。
「ではやめるといたしょうか。丁度注ぐ杯も足りない事ですし」
極上の獲物を更に嬲るべく、ルシウスは抗いの声に応じると含み笑いしながら豊満な乳房を弄んでいた責め手を放す。
「なっ、……、んつ、ふぅぅぅっ」
しかしエウマキアにルシウスの意外な行動の意図を計る余裕は無い。
揉み込んでいた手が離れても乳房の疼きは収まらず、依然淫蕩な波動が心身をねっとりと蝕み続け思考を乱すのだ。
(はっ……?な、なぜ、くっ、収まらない)
自身の身体の予想外の昂ぶりと、それに対する何故との思いが鋭敏な媚肉を余計に疼きたてる。
悦楽の炎に炙られた乳房が苦し気に悶え、その先端が痛いほど尖り立つ。
信じられないほど淫蕩な反応を示す自身の身体を嫌でも認識してしまうエウマキアは、その気高い精神故に深い恥辱を感じどこまでも堕ちていく。
勿論愛撫が無いからといって体奥から分泌される母乳が止まるわけも無く、際限無く湧出しては乳房の隅々まで充満していく。
朦朧とした視界には恥辱の証をなみなみと湛えた無数の杯が写り、それと同じ物が自身の内から生産され破裂せんばかりに溢れている事から目を背ける事もできない。
過去と未来に浮かぶ恥辱の自画像を気丈にも耐えるエウマキアの強ばった貌は正に絶品である。
放乳を止めようとする意識が余計に圧力を高め、こんこんと涌き続ける母乳と合わさり内外の圧迫で真白い巨乳がビクビクと震えながら淫蕩に踊る。
ただ恥辱の念が必死の抵抗を支えるものの、いきり立った乳首が限界以上の充満にいやらしく肥大し、許容量を超えた巨乳が息苦しいまでに張り詰める。
「エウマキア様は溜め込み過ぎなのですよ」
恥辱のオブジェと化したエウマキアの耳元でルシウスが囁く。
いたわるような響きに口惜しさが溢れるが、反論しようにも必死に放出を堪えている状態ではあまりの苦しさに胸が詰まり、切ない吐息が途切れがちに奏でられるだけである。
(…くるしい、…なぜ……なぜ…こんな…に…、…でも……でも…だすわけには…いか…ない…、いかないのに…)
その聡明さ故に予想のできる破滅のビジョン、乳白色の液体を破裂するように噴き出す様が脳裏に明滅する。
陵辱され搾り出されるよりも遥かに淫蕩な寸劇が逃れられぬ未来としてエウマキアの抵抗を嘲笑う。
先程の放出はもしやとは思いはしたものの最後まで確証の無いままの痴態であった。
しかし今度は母乳が吹き零す事を、即ち夫と子供を裏切る事を熟知しており、その上他人の手によるではなく自分自身が堪えきれず淫乱不貞の証を迸させるのだ。
しかも今度は勢いも量も先程以上の狂おしい噴出である事が本能的に分かっている。
それでもただ気丈に耐えるのみでどうにする事もできず、陵辱と自責の果てにその矜持は窶れはて意識せずとも涙が零れ落ちる
(もう……だめ…だめ…)
いかにエウマキアの精神が強固でも、初々しくも熟れきった女体は快楽の刺激を鋭敏に感じ取り余す事無く喜悦に変換してしまう
そして授乳の経験の無いエウマキアに放出の抑制などできるはずも無い。
昂ぶりきった身体が悦楽の波に沈み、体奥から溢れる奔流を押し止める堰が徐々に崩れ、阻みきれなかった心が屈服の苦渋に苛まされる。
(くっ…、で、でるっ、……ユリウス……ごめんな…さ…い…)
そしてエウマキアの緊張が僅かに緩んだその瞬間、溢れる奔流が圧倒的な勢いで巨乳の先端に殺到する。
これまでの陵辱で敏感極まりなくなったエウマキアの乳首に溢れる母乳が一気に殺到したのだから、ただでさえ痛々しいほど固く尖っていた媚肉の突起は破裂せんばかりに膨れ上がり淫蕩な開放に打ち震える。
しかし後は母性の象徴をはしたなく迸させるだけとなった時、限界までいきり立った乳首に内側から弾ける以上の圧力が加えられる。
「あはっ?…ひっ、ふぁぁぁぁぁぁっ!」
「私がいる限りエウマキア様に粗相などさせませんよ」
今正に不貞の証を迸らせようとした瞬間に、ルシウスの指が開放に震える乳首を摘まんだのだ。
励起しきった媚肉のしこりは、その全てを一瞬にして狂おしいばかりの悦楽に変換し、弾ける寸前まで耐え続けた圧倒的な密度の母乳と共に媚肉の隙間を逆流する。
予想していた悪夢の様な痴態を晒す事は無かったが、思いもよらぬ強烈な刺激に悲痛な嬌声が部屋中に響き渡る。
開放されなかったうねりは限界以上に充満している母乳を通じ巨乳の隅々まで蹂躪し、さらに身体中に響き渡る。
全身が瘧がかかったように震え、びくびくと震えるしなやかな足の付け根から幾条もの潮が噴き出る。
「……んっ、んふぅぅぅっ…、はっ、はなして…‥んんっ」
圧倒的な喜悦の刺激が身体の芯を駆け抜ける。
終わりの無い陵辱にエウマキアは絶頂に絶頂を繋がされ、うわごとの様に拒絶の言葉を繰り返す。
そして、いかに膨れ上がる突起を指先で閉じられているとはいえエウマキアの体内の閂は完全に外されており、乳腺からは母乳が歯止め無く生産される。
当然張り詰め膨らみきった巨乳が痛々しく脈打ち、ついには摘み弄られる乳首の先端から乳白色の細い筋が漏れ伝う。
「大丈夫、多少なら私が処理いたしますよ」
「くっ、なっ…、やめっ…やめぇぇぇぇっ」
腫れ上がった突起につたう母乳は、ルシウスにより舐め上げるように掬われる。
そこに感覚が集中してしまっているエウマキアにしてみれば全身を異様な性感帯とした上で頭頂から爪先まで舐め上げられるようなものであり、心身の全てが力無く蕩け全ての感覚が悦楽の信号に埋め尽くされる。
その上母乳を滴らす窪みに舌先が這わされては、外気にすら触れた事の無い鋭敏な柔肉があまりの刺激に号泣する。
さらにいきり立つ乳首を捕らえた指先がゆるゆると動き細く鋭い放出を繰り返す事を強要される。
ただでさえ恥辱限りを尽くす放出が延々と続く事で苦しい胸が全く楽にならない一方、狂おしいほど痛痒感のみが溜まり続ける。
その上出してしまった母乳は否応無くルシウスに賞味されるのだ。
自分の異常な痴態に苛まされるだけでなく、忌み嫌う相手に貢ぎ物を献上してしまう屈辱がエウマキアを苛む。
(だ、だめっ……、こんな男に、いいようにされるなんて)
いかに忌み嫌い拒もうともエウマキアの巨乳は主の意思を無視しビュルビュルと母なる液体を放出し続け、励起した乳首を液体が通過する度に身も心も狂おしく悶えてしまい熱を帯びた下腹部がビクビクと震える。
しかも生来の気丈さゆえ、この恥辱極まりない放出をどうにか押し止めようと陵辱の現場に意識を集中してしまい、全く抵抗する事のできぬまま喜悦に悶えるのである。
「んっ…くぅぅぅっ、ひやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
頃合い良しと見たルシウスは媚肉の突起を口に含み指と唇で二重の制御をかけ本格的な吸引を開始する。
唇や舌での愛撫はこれまでの指での愛撫とは異なり、鋭敏な媚肉をあくまで柔らかく掴み込み散々に苛まされ続けられ疲れ切った媚肉をドロドロに蕩けさす。
悦楽に悶える意識の隙間を母乳が蠢き、堕ち行く自分を必死に止めようとするエウマキアを蕩けさせる。
勿論この陵辱が乳首を弄ぶだけで終るはずも無い。
(あなたっ!エウマキアはっ、エウマキアはっ!)
今までエウマキアが必死に止めていた母乳を収奪すべく痛いほど尖り立つ媚肉の突起から蕩けきった巨乳にかけて強烈な吸引が開始される。
母乳を噴出させる恥辱はそのままに乳腺はおろか意識まで吸われ尽くされ、もはやエウマキアは完全にルシウスの思うがままに母乳を放出する淫靡な玩具である。
時に乳首の根元を抑えられた上でその先に詰まった分を一気に吸い取られ、かと思うと徐々に充満させて必死の抵抗を試みさせられては恥辱をじっくりと味合わされるように徐々に放出させられる。
そして乳房全体に響くように強く吸い出されながら、吸われていない方の乳首は淫靡に揉み潰される。
一方の放出と同調して暴れる母乳が巨乳の中で対流し、千々に乱された意識が随喜と抑制の落差に悶え狂う。
勿論吸引に合わせて煮えたぎる蜜壷も淫蕩に蠢き感極まっては断続的に潮を吹き零す。
母乳だけでなく母としての貞節すら吸われ尽くされる感覚に、エウマキアに残るのは恥辱の悦楽と姦婦の称号だけである。
(くうぅぅぅつ、なぜ…どうしてよぉぉぉっ)
自身の不甲斐無さを嘆くエウマキアを更に嬲るべく、ルシウスは笑いながらその眼前に淫蕩に悶える巨乳を掲げて見せる。
いきり立つ乳首がピクピクと震えては堪えきれず母乳を吹き零してはルシウスの口に収まる。
涙で霞む視界で演じられ続ける痴態に気高き心が恥辱にまみれ引きづり込まれるように淫獄の底に堕ちて行く。
「やはり量が多すぎるのでエウマキア様にもご協力願いましょう」
「ひぃっ、やぁぁぁぁっ!」
延々続く陵辱に身体は狂おしいほどの喜悦に常に浸され続けている。
それでもエウマキアはその気高さ気丈さを失わず、何度蹂躪されても恥辱を溜め込みつつ理性の防壁を無理に再建し抗い続ける
しかし今度はその防壁がエウマキア自身の手で突き崩されるのだ。
ルシウスにより強ばった巨乳が持ち上げられ、エウマキアの震える唇に自らのいきり立った乳首が押し付けられる。
いきり立つ乳首の固い感触と唇の軟らかな愛撫が押し合い絡み合い喜悦の刺激が肉の突起を走り抜ける。
責め手も受け手も誰の所為でもなく自ら為す陵辱劇に抵抗すら忘れ噎び泣く。
さらにルシウスは放出に震える巨乳を揉みしだきながら固い尖りを唇で擦りつけるように押し付けと、湧き起こる刺激に唇が力無く開閉されいきり立った乳首を大量の母乳が一息に通過する。
そして一際強く噴出された乳白色の液体がエウマキアの美貌に滝のように降り注ぐ。
顔中に滴る自身の母乳の感触、あまりの痴態にさしもの気丈なエウマキアの意識も恥辱に泣き崩れる。
エウマキアがこれまで封印していた母親としての全てはルシウスにより存分に開放させられ、淫蕩極まりない宴の贄として供された。
勿論それはエウマキアのただ一人の男の為の母性がこれからずっと陵辱を淫靡に彩るのに使用される事を無常に宣告する。
「美しい顔がさらに色っぽくなりましたよ」
「くううんっ、んっ、んむむっ、ふぅぅっ」
身をくねるように胸を反らせエウマキアは必死に擦り付けられる乳首から逃れようとする。
しかしルシウスの手は依然その巨乳を捕らえており、双の巨乳がタプンタプンゆれ絡み合うように互いを圧し、淫靡に踊る釣り鐘は刺激を相乗し合い喜悦と恥辱の嬌声を奏でる。
空気を切る感触にさらに乳首がいきり立ち、母乳をビュルビュルと噴き出しては恥辱に彩られた美貌に余す事無く降り注ぐ。
例え淫靡な踊りと分かっていても操を立てる為には抵抗を止めるわけには行かない。
今も半ば含むほどまで進入してきた乳首逃れようと背を反らし、なめあげるような感触にはしたなく達するのを耐え抜く。
しかし僅かな休息に安どしたその瞬間、とがりたつ乳首が再び唇の感触に包まれ、抗する間もなくより淫猥に舐め上げられる。
何とか絶頂をしのいだ、その最も無防備な時に媚肉の尖りを弄ばれ、エウマキアは反らせた背をさらに反らしビクビクと体を震わせしのいだと思った分も合さりあえなく絶頂に達する。
そしてルシウスは尖り立つ乳首を口に含んだままエウマキアの唇を奪い取る、今までも散々に悶え亡き大量の母乳を吹き零したが、気丈な麗人に対する陵辱はまだまだこれからが本番である。
(あ、あひっ……そ、そんな…どうしてっ)
二つの唇の軟らかな包囲に淫肉の尖りが打ち震え両者の口内に狂おしく母乳を噴き出す。
さらにルシウスの舌がエウマキアの唇を割り開き、逃れようとするエウマキアの舌を捕らえ陵辱に巻き込む。
舌が僅かに乳首に触れただけで悶え苦しむのに、二枚の舌が乳首を中心に絡み敏感な器官を蹂躪しては溢れる母乳がドクドクと噴出し、方や美味しそうに方や必死に必死に嚥下する。
さらにもう一方の乳首も淫らな接吻に参加させられ、二つの舌が二つの乳首と絡み合うと、淫猥な肉の尖りは狂おしく悶えながら絶え間無く母乳を噴出し続ける。
自らむさぶるように母性の象徴を陵辱に供する自分の姿にエウマキアの貞節は弁解のできぬ境地まで堕としめられていく。
しかしエウマキアはユリウスの為どのように陵辱され淫猥な姿を晒しても定説をかたくなに保持しようとし、甘受せざるを得ない恥辱と不貞に噎び泣きながら耐えるようにその手を握り締める。
ユリウスに、愛する人に授かったものをみすみす献上しむさぶられるだけでなく、恥辱を溢れさしながらさらにそれを自身で処理するその惨めさに矜持が崩れ落ちる。
今や母親としてのエウマキアは、悦楽の中で愛する夫や娘に顔向けできないところまで堕とされてしまった自らから目を背ける事もできない。
ただその不貞の念に為す術無く翻弄され、恥辱の行いに悶える自分に涙しながらあえなく絶頂に達するのだった。
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