「はぁっ、ふっ…くっ…んんんっ」
いかほどの時間がたったのか。
嬌声を奏で続けていた唇が弱弱しくも結ばれ、呆けきった瞳が意思を確かにする様に瞬きする。
汗と母乳と愛液でぐっしょりと濡れそぼる真白い肌を紅潮させたエウマキアは、依然貫かれ続ける花弁を切なげに蠢かせながらも危うい均衡の上で喜悦に弾けようとする自身の熟肉を押し止める。
(はっ…うっ、…わたし……わたし…は…)
だが沸き立つ身体を必死に押し止めようと意識が明確になるにつれ先程までの痴態の記憶が責める様に脳裏に浮かぶ。
それだけで未だ励起し続ける全身の恥肉が沸き立ってしまい、自身の身体のあまりのはしたない反応に冷厳なはずの理性が愕然と震える。
熟れきった初肉にはなおも際限無い喜悦が詰め込まれており、今は静かに垂れる恥辱の重りが僅かでも蠢けば尖り立ち続ける乳首は未だ出しきれぬ母乳を吹き零し、埋めこまれた剛直の僅かな竣動でも長い間触れられず熟れた秘洞からにはしたなく潮を吹き零す。
いつ始まるやも知れぬ屈従の再開、その時の淫靡に喘ぎ泣いてしまう姿が自分の本性のように思えてしまうエウマキアは、そんな自分をただひたすらたまらなく淫猥な存在に貶めてしまい、どうしようにもなく湧き上がる恥辱に苛まされる。
(はぁっ…、こ、このまま…、で…は…)
注挿が止まっても、未だ胎内に止まる剛直からは悦楽の刺激が響き渡り絶頂の余韻とともに加減を知らぬ熟肉を更なる高みに昂ぶらせる。
異様なまでの絶頂の連続に飲み込まれた性に不慣れな身体を、僅かに残った理性のみで押し止めるエウマキアの精神力は流石としか言いようがない。
だがそれによる間隙は徒に恥辱を掻き立て、近い未来のより深い絶頂の為に熟れた身体をひたすら昂ぶらせ続ける均衡を産み出すのだから不幸としか言いようが無い。
あれほどまで母乳を吹き零し続けた巨乳も依然張り詰めたまま全く楽にならず、それどころか僅かな休息の間にも更に母乳を充満させ、その内圧に尖り立つ乳首が淫靡に震える。
「すっかり咥え込んでお気に入りでしたか」
「な、何を…、…んふぅぅぅぅっ」
ルシウスにしてみればこうやって理性的な会話が出来るのは願っても無い事である。
早速からかう様に剛直を咥え込んで不貞を為している現状を確認させる。
愛する人との思い出はもはや汚し尽くされ到底抱く事かなわねど、それを捨て去る事など出来るはずがない。
いかに嬲られようとも頑なに貞淑であろうとするエウマキアに、忌み嫌う相手に陵辱されその剛直を胎内に埋めこまれた現実などいかな理由を付けようとも許容できない。
それでも他者で無く自己に不貞の罪を被せ、羞恥を高めるだけの贖罪の台詞を唱えながら力の入らぬ身体を蠢かせ陵辱から逃れようとする。
(ひっ、くぅぅっ、……な…何を考えて…)
陵辱の杭を抜き去ろうと腰を持ち上げると、熱く固い感触が肉襞を掻き鋭敏過ぎる神経を掻き乱す。
その刺激が熟肉を侵食し始めるとエウマキアの意思とは別に抑えきれぬ牝の本能が全身の主導権を奪い、頑なに抵抗するエウマキアを嘲笑う様に淫らな牝である事を知らしめようとする。
喘ごうとする媚肉を必死で戒めるものの、何も知らぬまま熟れた体は性の刺激に止まる事無く燃え盛る。
それでもエウマキアは脳裏に浮かぶはしたなくい自分の表情に抗うように満足に動かぬ身体を矜持の全てを賭け必死に動かし、不貞極まりない行為を強要する淫獄の責めから逃れようとする。
不思議な事にルシウスの妨害は無いがかえってそれが暗い予感を誘い、気丈なはずの精神が辱められるのでは無く自らが淫蕩に崩れる予感に打ち震える。
(こんな…こんなこと……、…わ…わたしは……いったい…)
逃れ様としているはずなのに先程までの陵辱が頭に浮かび、自身の行っているのがあたかもはしたない行為の様に思え、自身に潜んでいる淫蕩な牝の性を否定できないエウマキアの心を責め苛む。
聡明な頭脳は永遠に囚われ犯される自身を知覚しており、それを自らが望んでいると錯覚しては不貞の念を沸き起こし被虐性を高めて鋭敏な神経をより過敏にする。
僅かに蠢くたびに走る喜悦の刺激に耐え逃避を続けようとするが、混濁する意識と燃え盛る身体がそれを許さない。
長大な砲身の半ばまでを自身の愛液で濡れそぼらせながら抜き出した所で、エウマキアの意思を無視し足腰が力無く崩れる。
「ひぃぃぃぃぃぃぃつ」
(あひっ、またっ、ユリウス、ユリウスっ、わたし…わたしはぁぁぁぁっ)
身体全体が重力に従って沈んで行く。
柳腰が依然そそり立つ熱く太い剛直を咥え込む様に沈み、その感触から僅かでも逃れた事で安堵していた深淵の鋭敏極まりない肉襞を容赦無く掻き分けられながら奥の奥まで一気に咥え込んで行く。
衝撃に子宮が踊り秘洞が瞬間的に沸騰し……魂消るような悲鳴と供に勢い良く潮と小水が吹き零れる。
当然下腹部の衝撃は全身にも響き渡り、紅潮した牝の身体が慄く様に震え、限界以上に張り詰めた巨乳から爆ぜるように母乳が噴出する。
陵辱の狭間の僅かな休息が熟れきった媚肉に与えたものは、熟肉の内側にたっぷりと潜んでいた随喜に、感覚の上では再び無から染め抜かれるような悦楽の刺激を加算され、蓄積された喜悦を一気に弾けさす一段上のより深い絶頂である。
全身をこの上ない喜悦の刺激が貫きその感覚の全てを悦楽に染め抜かれたエウマキアの身体全体があたかも一個の性器の様に脈動し果てしない高みで消し飛ぶ様に弾ける。
そんな中でも自身の痴態を恥じながら亡き人に不貞を詫びるエウマキアの嬌声の哀しいまでの悲痛さが犯し尽くす側に心地良い
「ひあっ、あっ、ふあっ…はっ」
(あ、あんな…粗相…だけは…、だ…め…だめ…なのに…、なんで…こんなに…)
高らかと腰を掲げ一気に剛直を咥えこんだ余韻にエウマキアの柳腰が小刻みに震え、絶頂の余韻に浸された身体を衰えすら見せぬ剛直の贄に供す。
焦点の合わぬ瞳を瞬かせ母乳や小水を必死に堪えるが、苛み続ける刺激にその噴出口がピクピクと震え、堪えきれぬ嬌声とともに幾筋もの奔流が整った放物線を高らかに描いて盃に注がれる。
眼前で音を立てて繰り広げられる恥液の噴出に、抵抗せねばならぬと思えど痴態に見惚れる様に呆ける美母の様子はまことに淫靡な芸術品である。
「エウマキア様自ら腰を使われるとは光栄ですな」
「だ、誰が、んっ、くぅっ、ふぁっ」
しかし呆けきる事を望まぬルシウスのからかうような物言いに恥辱を描き立てられ、高潔な矜持が不甲斐無い自分の身体を叱咤する。
衝撃に戦慄く全身は言う事を聞かないものの嘲りに奮い立つ理性が無理に動きを強要し、喜悦に溢れる寸前の媚肉に潜んでいた喜悦を開放させる。
僅かに動くだけで走る喜悦に加え媚肉自身が蕩ける様に沸き立つ感触にエウマキアの感覚はドロドロに蕩け、いかに無様な痴態の記憶に気丈な意識がむきになって抗おうとも、僅かに腰を上げただけでその勢いはすぐに霧散する。
先程の高さすら達せぬ所でその動きが止まり、咥え込んだ剛直に愛液を滴らせながら堪えるようにブルブル震え、その身を焦がすべく燃え立つ悦楽の炎に恥辱に震えながら必死に耐える。
「ひっ、ひやぁぁぁぁぁぁぁっ」
(と、とまってぇ、こんなに……いやらしい……液を…、わたし…わたしは…)
そして恥辱極まりない攻防の末、陵辱に抗う意識を牝の本能が上回りその身体を支えていた力が抜ける。
集中していた意識に、わかっていながら腰を止められない無様な痴態を焼き付けながら剛直を咥え込む。
溜まっていた喜悦と供に、止めていた奔流も爆ぜいやらしい放出音と盃に注がれる爆音がエウマキアを苛む。
「これほど見事な身体…お一人で持て余していたようですな?」
「………」
あたかも自ら腰を使うか如き痴態を繰り返した後では、もはや何を言っても恥辱の上塗りをするだけである。
エウマキアはその美貌を恥辱の苦悶に歪めながら美しい唇をきつく結び何も言わずに腰を持ち上げる。
先程の痴態と同じ轍を踏むまいと、今度は肉襞を苛む刺激を抑える為ゆっくりと時間をかけ徐々に胎内から剛直を抜いていく。
それでも鋭敏過ぎる神経は喜悦の刺激ををじわじわと蓄積させ、昂ぶろうとする心身を抑える理性が牝の性による内圧に揺さぶられその矜持を辱める。
その身を焦がすような官能の炎をどうにか堪え、何とか耐えれるようになったところでその腰を更に上げ次なる刺激に耐える。
その動作によりエウマキアは自身の身体が一気に爆ぜる事を防いでいるのだが、鋭敏過ぎる熟肉の内側に押し込める様に喜悦を堆積させている事には気付いていない
(はっ、うぅっ、や…やっと…ここ……まで、あ…あと、もうすこし…もうすこしで)
いくばかりの時間が経過したのか朦朧とする頭では知る術は無い。
だが恥辱に苛まされながらも細心の注意を払った末に恥液に濡れる砲身の大半は抜けきり、最も太い鰓の部分をも超えた安堵に僅かに息を吐く。
だがその熟肉の内側ではあまりの随喜に感覚が麻痺しているエウマキアは気付かぬものの、溢れんばかりの喜悦が波々と湛えられており、その水面こそ静かではあるもののその水位は決壊をとうに超えており、ただギリギリの張力のみで堪えている状態である。
「流石はエウマキア様……ではこれはどうですか」
「はっ、ひぃぃぃぃっ」
後は抜けるに任せるだけ、そんな時不意にかけられた賞賛の声を不審に思う間もない。
僅かな心の緩みを突くようにルシウスが未だ衰えぬ剛直を突き上げる。
恥辱の拡充から開放されすっかり貞淑な佇まいを取り戻した肉洞を圧倒的な存在感が貫き、無防備な媚肉に堆積していた随喜に新たな刺激を加えて緊張を解いた肉洞を最奥に佇む子宮まで一気に突き上げる。
じっくり昂ぶっていた媚肉が長大な肉棒を上から下まで味合わされ、溜まりに溜まっていた喜悦が一気に弾けエウマキアの華奢な身体が舞い踊る。
「それでは極めさせてあげますよ」
「なっ、やっ、ふぁぁぁっ」
体勢を立て直す暇もなくルシウスが続けて腰を打ちつけ、煮えたぎる蜜壷を掻き回してエウマキアの媚肉を喜悦の極みに弾けさす。
その両の腕が上下に舞う巨乳を掴みその白い肌を搾る様に揉みこみながらその先端を擦り立てる。
恥液で濡れ光る剛直に悲鳴を上げる様に潮が噴き出し、淫靡に潰れる巨乳が絶叫する様吊るされた重りを振り立てながら母乳を噴出する。
乳首を秘花を責め立てるように爆ぜる奔流は朦朧とする視界の中で、ルシウスの絶妙な制御の元で幾盃もの盃を満たしていく。
巨き過ぎる乳房は搾られる度にいやらしい脈動に震え体奥から絶え間無く溢れる母乳に合わせる様にその張りと巨きさを増し、限界を超える放出にその先端の乳首がいやらしく尖っては美しい放物線をより高くに描くようになる。
突き入れられる事に未だ慣れぬ秘洞も絶頂の度に鋭敏な肉襞をねっとりと剛直に絡みつかせる淫蕩な性を隠さぬようになる。
エウマキアの熟れた身体は極める度に嬲られるたびに味を良くする極上の性の玩具としてルシウスに所有されるのだ。
「これのお味はどうですか?」
(ユリウス、わたし…わたしは…もう、こんなに…犯されて…しまった…)
下からの容赦無く突き上げるルシウスの長大なモノは、それを咥え込んだエウマキアの下腹をいびつな形に膨れ上がらしている。
注挿の度に波打つ白い肌を、ルシウスの手が忌み嫌う男に陵辱されている事実を意識さすように撫で摩る。
確認するような手つきに犯されている事実を改めて突きつけられたエウマキアはそのうめきが相手を喜ばせると分かっていてもこらえきれず嗚咽をもらしてしまう。
剛直を咥え込んだ秘洞を外側から責め立てるようにルシウスの手が蠢き気が狂わんばかりの喜悦の刺激に内と外から挟まれる格好になった薄い媚肉が悲鳴を上げる。
身体の一部を奪われたかのような錯覚の元で、引き伸ばされた鋭敏な肉が擦り立てられ磨耗する様に蕩け崩れる事も叶わず喘ぎ泣く。
「このように差し出されると吸わぬわけには行きませぬな」
「ん、んくぅっ、はっ、あっ、ふうんんんっ」
左手で依然剛直を浮き上がらせた下腹部を撫でながら、ルシウスの空いた右手がエウマキアの顎を掴み振り返る様に横を向かせる。
目の眩むような官能の波にエウマキアの唇は無防備に開かれ、異様なまでの昂ぶりに空気を求める様に差し出されている舌にルシウスの舌を絡め獲る様に吸いつく。
口吸いの技術で経験の無いエウマキアが、増してや秘花を貫かれ喘いでいる状態ではルシウスに叶うはずも無い。
一方の舌がその捕縛から逃れようと蠢くものの、もう一方の下に完全に絡め獲られ僅かな抵抗も淫蕩な唾液の水音に消える。
(こんな、こんなこと……、…くち…も…、…おちち…も…、…したの…あなも…、もう…すべて…)
操を奪われる意識のみが高まるものの喘ぎ泣く唇は一向に閉じる事が出来ない。
ルシウスの舌はその艶かしく喘ぐ舌を一旦開放し、紅潮した耳や震える喉を責め嬲る。
そして閉じない唇を嘲る様に再び舌先を絡ませておもむろに吸い取る様に自身の口腔に導くと唇と唇を重ね濃密な接吻を交わす
二枚の舌が互いの口腔を行き来して唾液を交換し、ルシウスが美味しげにそれを味わい、エウマキアの喉が悲嘆する様に嚥下する。
愛する人に捧げられるべき上下の穴を、蠢く舌と長大な剛直に完全に占拠され逃れる事も耐える事もできず嬲られるままに喜悦に喘ぐ。
突き上げに抵抗に身体が僅かに揺れるだけで吊るされた重りが跳ねあがり揉み込まれる手が無くとも母乳を吹き零す。
自身の身体を完全に制圧された事を悟ったエウマキアの意識はその現実を悲嘆とともに受け入れる。
「そろそろエウマキア様に馳走してさしあげますよ」
「な…なにを、まさか…、そんな…そんな…」
しかし陵辱はこれで終わりではないルシウスの言葉とともに下腹部を撫でられ、そこに埋め込まれているものが今まで以上に熱く脈打っている事に気付く。
その状態から次の事態を推測するのはエウマキアの聡明な頭脳をもってしなくとも至極容易である。
無理矢理であれ、意に望まぬものであれ、性交の目的は一つである。
即ち遠くない未来にエウマキアはその胎内に忌み嫌う相手の子種を注ぎ込まれるのである。
「いっ……いや、そんな…そんなこと…、…ユリウスっ、ユリウス!」
いつもの冷厳な風貌をかなぐり捨てエウマキアが叫ぶ。
知識として知らないわけではない、戦場の習いとしてそういうこともあるだろう、平時では達観していた事態も自らが味合うとなると想像も出来ぬほどの漆黒の絶望が胸を占め無力な女性の様に最愛の守護者の名を連呼する。
しかし故人が現世に干渉できる筈も無く胎内に埋め込まれた剛直が熱く膨れ、濡れる肉襞に食い込む様に膨張する。
「ひっ、いいっ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
そして熱く太い剛直がエウマキアの奥の奥、立て続けの責めに半ば開かされた子宮口からその噴出口を直接子宮の内部まで侵入させ、過去の一度の経験などとうに忘れたエウマキアの深淵に白く熱い奔流が吐き出された。
勢い良く迸る白濁はエウマキアの鋭敏な媚肉の奥底を貫く様に叩きつけられその感触を股間から脳裏まで貫かせる。
抗いの言葉を発していた唇がすぐに悲痛に歪み魂消るような悲鳴が室内に木霊する。
先程まで勢い良く母乳を吹き零していた巨乳をあまりの衝撃に一瞬その放出を中止し、また一瞬後に今までに倍する勢いで白い奔流を狂おしく吐き出す。
その根元まで射精に蠢かせる剛直に責められる秘花も当然に潮を吹き零し、一時止まっていた小水も再び勢い良く噴出し始める
(ひっ、と、とまらない…、どこまで、どこまででるのぉぉぉっ)
白い腹に浮き上がる剛直は外からも鑑賞できるほど力強い脈動を続け、とうに子宮を満たした後も更に射精を続ける。
胎内に収まりきらぬ精液を溢れ出そうとしても太さも固さも増した剛直が秘洞を占拠していては吹き零す事も出来ない。
終わりの無い放出に既に胎内に充満している精液が震え、柔らかくも鋭敏でありながら刺激に開かれた秘肉は休む事無く責め苛まれる。
放出の脈動に絡め取られた肉襞は秘洞の隅々まで悲痛に喘ぎ、十数年ぶりの刺激を受ける子宮は前回と違い過ぎる濃密な責めに焼け爛れてなおその剥き出しの神経を嬲られる。
許容量を遥かに超える喜悦に牝の身体が息をつけぬほど反応し、何処が切れ目か分からぬほど絶頂に絶頂を重ね、その噴出口を責め殺さんばかりに、潮が、母乳が、小水が吹き零れる。
「エウマキア殿も随分ご満悦の様で……これでは妊娠してしまいますかな」
「に…にんしん…、……そ、そんな、そんなぁぁぁぁっ!」
絶望の縁で耳元で囁かれた言葉がエウマキアを更なるどん底に突き落とす。
愛する人との子を身篭ったと知った、その時の至福は何物にも例え様もないものであった。
しかし今はその言葉は絶望しか生み出さない。
身体を蠢かせ逃れようとするが射精のもたらす絶頂に飲み込まれた身体は指の一本すら意のままに動かず、そんな間も胎内は絶え間無く放出される精液で満たされる
(ユリウス……わたし……、…孕む……孕んで……孕んでしまう…)
もはや不貞と言うのも生易しい事態に、愛する人の像は永遠に失われ、ただ断罪の枷のみが絶望に沈むエウマキアの身体を縛る。
それでもエウマキアの意識は沈む事を許されず、胎内で熱い白濁が弾ける度に孕まされたような錯覚に震え異様な絶頂の境地に更なる恥辱を加えてより昂ぶっては極め続けた。
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