|
「ひっ………ぃぃぃぃっ」
ルシウスの指が力の入らぬエウマキアの指を巧みに操り、蕩けるような粘膜と噛み合わせて触れる事すら思いも寄らなかった尻穴に背徳の随喜を産み出す。
自ら淫欲をむさぶるような動きを止める事も出来ず、悦楽に悶える肉穴も応える様に蠢いて自らの行う淫行の実感を強める。
触れられた途端性交など全く想定してない部位があたかも今まで主に隠れて熟れていたように急速に崩れ、全く無防備な方向から溢れる随喜が既に蕩ける事が常態と化した熟肉に異なるリズムで随喜を沸き立たせる。
（どうして……こんなに……はしたない…）
圧倒的な随喜が望まぬ意思を望んでいない情景に括りつけ、淫欲にふける自身の痴態に心底から沸き上がる恥辱が尽きる事は無い。
粘膜から分泌される歓喜の液は細い指と絡まって淫らな音をたて、触れる感触や沸き上がる喜悦と合わせてエウマキアの意識を尻穴自慰の恥辱で何重にも塗りつぶす。
本来そうでない器官を淫猥な性器にしたてあげられた事に、誇り高いエウマキアは弄ばれるままに悦ぶ自身の性を疑わざるをえず、不正を追求する厳格さを自身に向かす事で生まれる逃れ様の無い淫乱の自覚に今まで培ってきた矜持がボロボロと崩れていく。
故意に目を逸らしていただけで自身の身体は元々尻穴まで淫らな肉であるのか、もしくは抗ってると思っていた意識の奥底で犯される事を欲しているか。
呆けた意識は自らの生み出す恥辱に染め抜かれ、ぐったりとした身体は喜悦の感覚のみを渦巻かせながら息苦しく果てる。
「くっ……ふぅぅぅっ」
尻穴を蠢く指に合わせて燻りかけた絶頂の余韻がうねるように駆け回り、へたりかけた身体が強張る様に昂ぶる。
僅かでも蠢けば秘洞に咥え込まされた柄が鋭敏な襞を抉り、重りに曳きたてられる乳首が淫靡に震える。
いまだに喜悦の頂点付近をさ迷う熟れ肉は僅かな刺激に押し上げられただけで限界に達し、軽い絶頂に合わせる様に噴き零された潮が淫らに揺れる巨乳に降り掛かる。
重々しく揺れる巨乳も当然喜悦の渦中にあり、噴出した母乳が逆さの視界に降り注ぐ情景がエウマキアに自身の絶望的な痴態を意識させる。
しかし喜悦を極めたと言っても膣内に注ぎ込まれた時とは比べ様もなくどこか焦燥が募り、そのくせ幾重にも重なることで正気のままの意識が明瞭な恥辱を刻み付けられながら徐々に崩れていく。
気丈な意思も淫欲に溺れる熟れ肉を止められず只恥辱を味わうだけの玩具となり、凛とした美貌が喘ぎとも悲嘆ともつかぬ感情に揺れ動く。
「尻だけで達するとはたいしたものですな」
（なぜ……どうして……）
触れられぬまま熟れきった肉の情欲を示す様に吹き零れる恥液は必死の抗いにも止まるはずも無く、間断無く噴きかけられる潮の感触と目の前で降り注ぐ乳白色の奔流がエウマキアの意識を苛む。
自らの晒すはしたない痴態は誇り高いエウマキアから犯され辱められると言う意識を奪い、犯されたにも係わらずはしたない喜悦を感じる自分は忌み嫌う相手以下の存在に思えてくる。
しかもその液体は秘花からの蜜だけでなく尻穴の粘液が混ざっており、性交に用いるべきでない場所で淫らに喘ぐなど人としての矜持すら失わされる。
誠実さが淫猥に堕ちる自分から目を背ける事を許さず、尻穴すら犯されるのが相応しい淫乱牝と断罪してしまう。
「しっかりと咥えられて相当お気に入りですな」
（だ、だしては……くっ、んんんっ）
しかし淫欲に濡れる恥辱が矜持を苛めば苛むほど、気丈なエウマキアはむしろ抗いを強め………苦悶の美貌でルシウスを愉しませる。
溢れる涙を必死に堪える瞳が魅惑的に揺れ動く溢れる巨乳を睨み、尖り立つ乳首に集中した意識が淫欲に溺れる肉をねじ伏せようとする。
為す術無く奪われる母乳、所有物の印のように吊るされた重り、淫猥に震える巨乳は正にルシウスの支配下に在り、それゆえ気丈なエウマキアの抗いと恥辱が集中する。
元々励起していた媚肉が抗いを意識する事で更に狭まり胸の奥から溢れる奔流を遮るとは、エウマキアの意志の力には感嘆を禁じえまい。
だが放乳が徐々に収まる一方で強張った神経が抑えこむ意思の圧力と溢れる随喜に挟まれ息苦しく喘ぎ、噴出が収まるのと反比例するように母乳滴らせたままの乳首がいつも以上にいやらしく膨れ上がる。
触れられずとも淫蕩に変化する乳首は放乳に劣らぬほど淫靡な情景であり、まごうことなき自分の身体が蠢く事がエウマキアに恥辱を募らせる。
抑制の間も胸の奥からは母乳が溢れ続け、恥辱に強要されるように堪える事で許容量を遥かに超えて巨乳に堆積し、張り詰めた美肌がその未来の予兆する様に小刻みに震える。
「だ…だめっ、こんなっ……こんなぁぁぁぁぁぁっ」
一回り以上大きくなった巨乳の先端で見事に尖り立つ乳首がブルブル震えながら収縮を繰り返し………不意に弾かれた様に尖り立って凄い勢いで放出が開始される。
艶やかに色づく巨乳全体が爆ぜる様に震え、乳輪すら膨れ上がらせて尖る乳首から乳白色の奔流が勢い良く放たれる。
エウマキアの忌避が虚ろに響く中ビュルビュルという淫音が高らかと奏でられ、濃厚な母乳が中空に見事な放物線を描きながら用意された杯に叩きつけるように注がれる。
（くうっ、と、とまらない）
いつも以上の量が一気に溢れ出る事で乳首はおろか巨乳全体に弾けるような喜悦が響き、蕩けた身体が為す術なく震えてあえなく潮を噴く。
しかし一気に溢れ出ると言う事は一瞬の破裂の後に圧力が下り坂になると言う事で、そこに気丈なエウマキアは抗う余地が生まれる。
だがその抗いも放たれる事を抑える一方で噴出しようとする圧力を増し、淫肉を尖らせ焦燥に喘ぐ恥辱の攻防の後に前にも増す勢いで噴出を再開してしまう。
エウマキアは屈っしきらぬ事で恥辱極まりない陥落の瞬間を繰り返し味わう事になり、回を重ねる毎に苦悩を増した放乳が繰り広げられる。
また吊るされた重りに曳かれる感覚が意識をいやでも放乳の現場に括り付け、眼前で繰り広げられる痴態だけでなく目まぐるしく変わる鏡面の恥辱が加わり淫らな寸劇を嫌でも意識させる。
放出を中断する事で触れられずに母乳を噴き零しながら絶頂に達する痴態が鮮明に意識させられ、自らの乳房が感極まったかの様に母乳を噴き零す淫乱な性器の様に思えてくる。
「さてこちらにもエウマキア様の好物を献じてさしあげますよ」
「まっ、まさか」
あまりの鮮烈な喜悦が呆ける事を許さず、また自身も屈せぬ事で恥辱の放乳は延々続いてしまう。
そのさなかルシウスはエウマキアの指を介して押し開く様に尻穴を広げ、仰々しい言葉で次の陵辱を告げる。
遜るような場違いな単語に一瞬戸惑うが、聡明な頭脳は苦悶の放乳に悶える身がその上尻穴まで犯されてしまうという事実を悟り、陵辱への抗いは尽きねど暗く重い戦慄が脳裏を占める。
押し広げられた空間に入りこむ空気の感触が鋭敏な粘膜に触れる事で鈍い随喜に変わり、尻穴を開く最悪の痴態を嫌でも意識させられる。
その上粘膜に触れるのは自分の指の感触のみであり、あたかも自分で開いたかのような認識に恥辱が高まる。
先程開発された始めたとは信じられないほど熟れきった肉穴は抗いの意思とは裏腹に自ら震えるような竣動が奥までうねり、埋め込まれた柄の感触に熱く悶える秘洞と同様に煮えたぎる。
嫌でも脳裏に伝えられる尻穴の淫らなありさまがエウマキアの意識を掻き乱し、その穴を犯され果てる痴態が脳裏に木霊する。
（な…なんで…おしりが…）
エウマキアにとって尻穴は秘洞などより遥かに淫らな背徳の性器であり、その穴が濡れる様を検分される事はそれだけで自身の淫乱が公に確定してしまうように思える。
必死に否定し様にも止められぬ痴態に却って恥辱が募り、零さねど溜まる涙で視界が霞んでくる。
それでも足を広げ秘所を晒す痴態は脳裏に明瞭に写し出されており、恥辱の源泉である尻穴に剛直を押し当てられる光景も当然に認識してしまう。
無意識に避ける様に想像しなかった最悪の事態は眼前に迫り、平静を勤め様としても両の穴から響き渡る随喜に意識が掠れ呼吸が荒くなる。
熱い砲身にニ穴を擦り立てられると強張った神経にうねる随喜が強まり、蜜と腸液の塗される音が目に見えぬ場所の淫らな状態を知らしめる。
喜悦に溺れるどころか歓迎するように蠢いている有り様に恥辱が募り、熱い肉杭が胎内に挿入されたなら自分がどれほどはしたなく乱れるか想像もつかない。
「お待ちかねだった様ですね」
「くっ………ひいっ……」
入り口より僅かに内に入っただけでエウマキアの尻穴の粘膜はその感覚の全てを無防備に晒しており、剛直と連結させられた神経が喜悦に震える事で淫交の肉穴として急速に順応させられる。
熱い感触が僅かに押し入っただけで潤みきった粘膜が力無く蕩けるだけでなく、溢れる随喜が肉穴全体に波及して身体の奥底まで埋め尽くす。
未知の感覚に震える粘膜は泣きじゃくる様に一層の粘液を滴らせ、掻き乱された脳裏には逃れ様の無い陵辱の予感が灯る。
尻穴を犯される自分、喜悦に顔を歪めて喘ぎ泣く自分、為されるがままに痴態を晒す不甲斐無さが胸を満たすが、忌避し様にも意識の何処かは淫猥な陵辱が正確な未来である事を悟っており、淫欲に悶える自分の姿が沸き上がる随喜に比例して鮮明になる。
ルシウスはエウマキアの葛藤を愉しむ様に入り口付近をゆるゆると嬲り続けるのだが、それだけで初心な肉穴は苦おしくも限界近くまで昂ぶり、抗いを捨てぬ意識が逃れられぬ陵辱の予感に打ち震える。
（こ、こんなものぉっ…）
熱い剛直が喜悦にうねる肉洞を僅かに進んでは退く。
擦り立てられる粘膜は安堵と励起を微細に繰り返す事で際限無く感度を増し、ついには貫く剛直に操られるままに喘ぐようになる。
弾けようとする喜悦を無理に抑える事でむず痒い痛痒が募りに募り、余裕を失った神経が昂ぶる事に特化されて常ならぬ穴は格別の性器に仕立て上げられる。
入り口付近の刺激ですら直腸までの粘膜が一体となって喜悦のうねりを蠢かせ、自身の身体の淫猥な反応がエウマキアを追い詰める。
エウマキアは意識していないがその尻穴も他の部位に劣らず熟れきっており、弄られるたび急速にその才を開花させて淫らな肉穴に変貌していくのだ。
「やめなさい、やめ…やめ…」
緩やかな玩弄にようやく慣れてきた頃を見計らい、野太い剛直が仮初の均衡を破って体奥に沈んでいく。
擦られる事無く感覚のみ励起した肉が容赦無く刺激され、徐々に昂ぶっていた官能が乱高下しながら一気に跳ね上がる。
熱い肉杭が狂おしく悶える身体の中を貫く感触が少しづつ増し、うねるような竣動が背筋を駆け上ることで嫌でも注挿を意識してしまう。
肉を圧する熱い感触に嫌でも性交の記憶が甦ると、思うが侭にかき回され喘ぎ泣く予感に慄然とする。
狭隘で底の無い尻穴は秘洞よりも入ってきたという感触が強く、鮮烈ではないが重くも鈍い喜悦を執拗に響かせる。
後から後から押し寄せる喜悦が媚肉の崩壊をあやうい均衡を保つが、その果てには壮絶な絶頂が待っているのは明白である。
堕ち行く感触がうめくような諌止の声を止めさせ、その哀れな媚態をより魅惑的なものにする。
「良い竣動ですね」
（なんで……なんでっ）
貫く剛直の僅かな蠢きも濃密な喜悦の刺激となり、それに応える様に蕩けきった尻穴も淫靡に蠢き絡みつく粘液が淫音を立てる。
良い様に弄ばれる恥辱も尽きないが、何よりそのような背徳の穴で感じるはしたなさがエウマキアを苛む。
せめて陵辱に応えるような反応だけはすまいと必死に身体を制御しても、かえって微妙な震えも認識する結果になり、抗いに張り詰めた神経を苛む様に喜悦を堆積させてしまう。
恥辱の抗いの内に押し止められた熱はルシウスの次の動きで胎内に満ちる法外な喜悦の微妙な均衡を頼りなく震わせ、エウマキアが耐えるギリギリまで崩れかけては淫靡な悶絶を延々味合わせる。
気丈な意識が崩れ落ちる身体を必死に押し止め、その身を爆ぜさせる絶頂を先送りにさせる。
その度にエウマキアの熟肉は感度を高め、溢れる随喜の中で抗い続ける媚態は正に極上の牝と称されるべきものである。
「ふふっ、エウマキア様は尻穴も一流ですな」
（ちがう、ちがう…のにっ、そんなっ）
喘ぎ泣く自らの身体だけでなくルシウスの言葉が犯される実感を煽り忘れられぬ恥辱を明晰な意識に刻み込む。
言葉通りエウマキアの尻穴は剛直に絡みつき絶妙な強さで竣動し、ルシウスを喜ばす一方で自身には異様な喜悦を響かせる。
勿論気丈に抗い続けるエウマキアの意思は屈する事は無いが、自身の肉が制御できず喘ぐどころか悦ばしている事が何よりの恥辱である。
エウマキアの視界は巨乳で阻まれ見えず、自分を信じきれない事でその先におそろしく淫猥な情景が想像され……現実の肉体もその意識に急かされる様に崩れる。
淫猥な賞賛を受けても心に思っているせいか否定も弱々しく、いわれるままの歓迎するが如き動きをユリウスへの裏切りと認識し、淫欲に溺れる自分の罪を意識してはしたない女と貶める。
「これらも素晴らしいですが………」
（な、なにっ、くぅぅぅっ）
その身を焦がすほどの恥辱と喜悦に苛まされるエウマキアは、ゆっくりとした挿入が止まった事も、その手が再びくびれた身体に伸ばされる事も気付かない。
ただ貫かれる尻穴に同調する様に全身で喘ぐ身体を弄られると、異なる方向からの喜悦が複雑に反響し濃密に膨れ上がる事でさらなる痴態を意識する。
秘花を貫く柄が蠢くと精液で満ちた下腹が歪み、裏の剛直と擦り合う事で更に狂おしく悶える。
吊るされた重りを弾くと張り詰めた巨乳がブルブルと震え、胸の奥から際限無く溢れる奔流を吹き零す。
詰め込まれる喜悦は複雑ゆえ緊密に詰まり、決めてが無い為に爆ぜる事無く堆積する。
膨れ上がった肉珠を弄られるたびに全身が引き攣るような喜悦を溢れさせ、開放されぬ事で汗の蒸気すら纏って苦しげに悶える。
意識は甘い波動に呆けるくせに喜悦だけは余す事無く味わい、止めることのできぬ自分の痴態に自然と涙が溢れてくる。
「尻のほうも食いついて離れませんな」
（わ、私のお尻が……）
何も知らなかった粘膜は今や性交に特化され、溢れる喜悦と供に貫く剛直を一部の隙もなく咥えこんでいる事実を伝える。
常ならぬ交わりで感じるだけでも相当な恥辱であるに、好物の様にしっかり咥え込んでいる様ではその羞恥は計り知れない。
尻穴に咥えている自分……自分が尻穴に咥えこんでいる。
生真面目な恥辱が主体と客体を混同させ、淫猥な行為が自ら望んで行われるが如き錯覚が生まれる。
鋭敏な粘膜が相手の熱や脈動を事細かに感じとり、自身の熱が脈動が余す事無く伝わっているのが分かる。
双方向からもたらされる悦楽が交じり合い一体感すら感じられる紛う事無き肛門性交、もはやエウマキアに弁明の余地は無く自身を最低の牝と貶めるより他は無い。
「ユリウス様はこのようなエウマキア様をご存知無いのでしょうね」
（ユ、ユリウス……、わたし…わたしはぁっ）
しかし極上の牝であるエウマキアには項垂れる事すら許されず、あくまで気丈に抗いながら牝として堕ちる事を強要される。
愛する人の名が屈しかけるエウマキアの心を無理に奮い立たせ……愛し愛される資格を失った我が身を深く意識させる。
尻穴ですら喘ぐ淫乱な自分がユリウスに相応しいはずがない、淫らな本性を隠していた自分……それすら見透かされていたのかもしれない。
どうしようにも無い自責がエウマキアの心を気丈のままでありながら非常に脆いものにして……迷いと抗いで心身のバランスを揺るがして過敏な感覚を更に鋭くさせる。
剛直で貫かれる事で柄を入れられた時と段違いの反応を示す自分はユリウスよりルシウス、愛より淫欲を選ぶ女の様に思えてくる。
「やっ、やめっ、ふぅぅぅぅっ」
理知的な頭脳は沈黙は相手の言い分を肯定してしまうと解釈してしまい、抵抗は無駄どころか悦ばせると分かっていても唇を開かし艶かしい嬌声を奏でてしまう。
喘ぎ泣く顔、揺れる乳房、膨れる乳首、精液を零しながら震える秘花に尻穴の竣動。
気丈な意思は尽きねど痴態もまた止まらず、際限無く昂ぶる一方で空回りする抗いが恥辱となる。
良い様に犯される自分はどう考えてもルシウスの所有物であり、喘ぎ泣きながら抗ってるつもりでいる自分は忌み嫌う相手以下の存在ではないか。
ユリウスとの交わりが今日の陵辱に押しやられ思い出せないていたらくで、愛しているなど言えるはずが無い。
生真面目な自責がエウマキア自身を淫乱不貞の女と決め付け、ルシウスの所有する牝という立場が自分に相応しい場所の様に思えてくる。
「くっ、うぅぅっ」
しかし自虐の海に沈みながらも生来の気丈さがあくまで暴虐に屈する事を由としない。
脳裏に固まりつつある自身の評価に抗うように、尻穴を蝕む背徳の喜悦から逃れる様に、エウマキアは華奢な身体を揺り動かしてルシウスの腕の中から逃れようとする。
当然その動きは貫かれた剛直で尻穴を掻き出す結果になり、擦れる粘膜からこれまでに増して喜悦の刺激が響く。
爛れた粘膜が剛直に絡み付いたまま一気に掻き出され、限界まで引き伸ばされると弾かれる様に収縮する。
掻き出されるのか入ってくるのか分からぬほど錯綜する喜悦、乱れ崩れる予感が無意識のうちに喜悦から逃れる為に腰を戻さし、再び深く噛み合う衝撃が体奥に響く。
「おやおや、食いついて離れませんか」
（ど、どうして……くぅぅっ）
玩弄の言葉に再び離れようと試みるが、溢れる随喜に力が抜ける一方で急かされる意識が恥辱を高める。
しかしその抗いも中途で挫折し身体の内側が捲れ上がる随喜の波が一瞬で逆の波に変わり、折り重なる刺激を悶絶する様に潮を噴く。
腰の動きに合わせてルシウスも突き上げているのだがエウマキアの意識にはあくまで自ら咥える痴態として刻まれ、自ら腰を使っての絶頂を止められない現実が矜持を苛む。
一度動き出すと止めようとしても沸き上がる喜悦に操られる様に体が動き、無意識の抵抗も止まず逃れる様に背を下に押しながら反動で自ら咥えこむ注挿が繰り返される。
「ひぃぃぃっ」
疲労困惑の極みにあるエウマキアを更に追い詰める様に、ルシウスは一際強く搾乳すると、秘花の柄を弄り、合わせて腰を突き出し一気に咥え込ませる。
胸に響く搾乳と子宮への衝撃が尻穴に突き入れられる喜悦と唱和しエウマキアの意識を明滅させ、そんな中でも自から尻を突き出す錯覚は募る。
押しのけられるままに咥える粘膜に痛みなど全く無く、沸き上がる喜悦に飲み込まれるような感触のみが響き渡る。
自らも知らぬ身体の奥へ剛直が出入りすると、鋭敏どころかそもそも他と触れ合う事すら想定していない粘膜が熱く強い刺激に乱れ泣く。
先程溢れる程に精液を注ぎ込まれた子宮も後方からの圧迫に腹側に押し上げられ、絶頂の余韻止まぬ牝の性器が揺すられる事で更なる喜悦が加わる。
感極まって潮を噴くと柄を押し退けあわ立つ精液が白い肌を伝い、引き攣る様に母乳を噴き零す巨乳の間を通って逆さの視界に滴り落ちる。
「しかし、このようにエウマキア様が歓ばるとユリウス様も本意でしょう」
淫欲への自壊に捕われて行くエウマキアに、ユリウスもそれを肯定しているが如き言葉は致命的な一撃となる。
自身は自らの肉体の深い業に気付かず目を逸らしていたが、ユリウスの能力を考えれば自分の本性を見抜かれていた事に不信は無い。
とするとユリウスは弱者を救済する様にそれを許して、自分はそれを誤解していたのではないか。
その証拠に婚姻する事は叶わなかった……ユリウスはいづれ自分に似合いの者が現れると思っていた……そして淫乱不貞な自分に相応しい相手は………。
（ユリウス、わたし……わたしは……くぅぅぅっっっ）
愛されるなど望むべくも無いが、ユリウスに否定されるのだけは避けたい。
せめて僅かでもその意に沿いたい。
淫乱不貞に苛まされていたエウマキアに残された道は、せめてユリウスの思うが侭に……ルシウスに所有物にならねばならない。
脳裏の中でユリウスの姿が遠ざかり、自身が寄り添うのはルシウスの傍らに他ならない。
「ひぃぃっ」
牝への自覚に揺れ動くエウマキアを逃さぬかのように、ルシウスの剛直が背徳の性器である尻穴を掻き回す。
もはやエウマキアの尻穴は完全に剛直の支配下に置かれ、注挿に合わせるようにいやらしく波打っては脳髄すら蕩けるような刺激を響かせる。
一部の隙間も無く肉と肉が擦れ合い、絶え間無く変幻する悦楽が熟れきった肉を間断無く責め立てる。
淫乱の自覚に塗り潰されるエウマキアには激しく腰を使い注挿を味わっているように感じてしまい、休まる暇なく掻き回され混濁する意識に自身のふしだらな痴態を刻み込まれる。
剛直が身体を貫き胸が押し潰される感覚に、だらしなく開いた口から声にならぬ悲鳴のみならず涎すら零す自分の姿。
尻穴を貫かれ全身を震わす様は所有された牝をエウマキアに意識させ、全身に響く喜悦がその自責を念押しする。
「こちらにも馳走して差し上げますよ」
「ひっ、や、やめっ」
自身の肉体から溢れる随喜に翻弄される事で、高潔な意思が淫行への拒絶感を強めながらも喘ぎ泣く牝としての自覚を深める。
エウマキアにまた恥辱を極める瞬間がくる。
その言葉が耳朶を打つだけで身体のうねりが深さ激しさを増しながら間隔を短くし、意識が沸騰する様に白濁する。
その瞬間の記憶をなぞる様に昂ぶる身体の奥に突き入れられる剛直は一層の質感で爛れた粘膜を最後の瞬間に押し上げる様に圧しながら更なる深淵へ沈んでいく。
肛門はおろか直腸までも肉杭が蹂躙し、深淵の粘膜も嬲られるのを望むかのように絡みつく。
尻穴への射精こそ自分がルシウスに所有される最後の契りのように感じられ、意識すればするほど屈せぬ意思の抗いと歓迎する様に蠢く自らの肉がエウマキアを恥辱の極みに追い込む。
（そんな……お尻に……なんて…）
肉杭に従属するが如き牝肉の反応に、呆けきった意識の一部が不貞と恥辱に拒絶反応を示すが恥辱を掻き立てる以外為す術は無い。
剛直の脈動にはしたない声を上げる圧迫感に歯を食いしばっても、気丈な意識を押し退け随喜が溢れる様に口の端から涎が滴る。
注挿が深くなる度に熟れた牝の身体の熱が鼓動が際限無く昂ぶり、思考すらままならぬ意識は痴態を極める予感に震える。
熟れきった肉の全てが主の意思に逆らうどころか、高貴な婦人が所有される牝に堕ちるのに協力し、自分に追い詰められる気丈な意識は恥辱に染まる。
「たっぷり味わってください」
「ひぃっ、いっ、いやぁぁぁっ」
そして熱い迸りが胎内に解き放たれれば抑え様も無い嬌声がエウマキアに自身の敗北を刻み込む様に奏でられる。
身体の奥深くに埋めこまれた剛直は熟れきった身体の深淵へ止まる事無く精液を注ぎ込み、焼かれる様に蕩ける感触が崩れかけた意識を一瞬で埋め尽くす。
今まで意識した事の無い秘穴を熱い精液がうねり進み、柄で栓をされた子宮の精液と押し合い何倍もの質感を産み出す。
射精の脈動に尻穴の粘膜はおろか熟れた肉の全てが同調し、長い玩弄の間に溜めこまれた随喜を何倍にも増幅して牝の肉を信じられぬほどの高みに導く。
母乳、潮、小水、自身からも体液が溢れる感覚が相乗するように唱和し、この有り様こそ自分に相応しいと思わせる。
脈打つ肉杭に貫かれたままのエウマキアの尻穴は射精の感触に完全に飲みこまれ、その脈動にどこまでも深く果てる極上の性器に決定させられる。
（ど、どこまでっ）
根元まで完全に咥えこまされた剛直は射精を続けながらなお奥を突き上げ、本人もどこかわからぬ柔らかな粘膜が悲鳴を上げる。
白熱した剛直が鼓動を打つ度に熱い体液が身体の深淵に注がれ、確実に堆積する感触が尻穴射精の実感を促す。
射精を続ける剛直が力強く脈打ち、自身の尻穴も応える様に竣動を続け、折り重なる刺激に絶頂を続ける事で気を失う余裕すら無い。
噴出された恥辱の液体の全てが眼前に降り注ぎ、エウマキアの意識をはしたない痴態の自覚で染め上げる。
脈動の一つ一つが所有される牝への一歩一歩の様に感じられ、自身の全てがどこまでも堕ちていく悲嘆が溢れる。
「素晴らしいとしか言い様がございませんな」
（わ、わたし……もう……）
どのくらい時間がたったのかエウマキアの白く散じていた意識が徐々に集まり、自らの晒してしまった痴態を明瞭に意識する。
見られているというだけでどうしようにもなく恥辱が沸き立ち、突き刺さる視線だけで艶かしく色づく肌がざわめく。
噴き零した潮は身体中にべったりと滴り、どれほど極め続けたか想像もつかない。
しかも突き入れられたルシウスの剛直が止まってもエウマキアの尻穴は激しくうねり、自身の身体の理不尽な反応がエウマキアを苛む。
自身の全てふしだらなものの様に感じられ、極め続けへたり込みなおも貪欲に淫欲をむさぶる自身の身分を卑下させる。
真実から目を背けぬ誠実さが尻穴で極めた淫らな女という称号に否定を許さず、理性が当然の帰結として自分がルシウスの所有する牝であることを導く。
しかもそれがユリウスの望む事と僅かでも思わされれば………恥辱に苛まされながら素直に認めるしかない。
「まだまだ欲しそうですな」
「なっ、ひぃっ、んんっ」
自身で認めてしまった現実に項垂れるエウマキア、しかし極上の牝母への責め手が緩む事は無い。
愉しげな言葉と供に尻穴を満たしている剛直が蠢き始めると、エウマキアの身体は引きつるように震え再び喜悦の渦中に引き込まれる。
何とか整えた息が即座に詰まり、喜悦に溢れながら恥辱と喜悦の両方がエウマキアを追い詰める何とか均衡を保つに至った熟れ肉が再びざわめき出す。
涙や涎が再び吹き零れ始め、溢れ出す母乳や潮が放出口を淫靡に歪める。
子宮も尻穴も精液で満たされ、胸には母乳、口腔には唾液が溢れる。
恥辱と喜悦の両方が生真面目なエウマキアを追い詰め……自ら自身の身分をルシウスの所有する牝に他ならない定義してしまうのだ。
|