イリア

「あなた様にも是非協力をお願いしたいのですよ」

「お話をお伺いするぐらいでしたら……」

決して豪華ではないが丹念に磨かれた調度が控え目に並び、全体として格調を高く感じさせる一室はその主の趣味の良さを伺わせる。
しかしその中で行われる会合は不穏な世相を反映してか政略の色が濃く、友好的とは言い難い雰囲気の中で丁丁発止のやりとりが繰り広げられる。
訪問を受けた側の30代半ば程の女性は難しい顔をして語り掛けてくる男を伺い、その傍に儚げに寄り添う自分よりやや若い程度の女性を折々に見つめる。

(くっ……どうか……ここから……)

見つめられている女性の名はユフィール=オプティムス、ルシウスに捕われ犯される日々を送る彼女は望まずとも父祖以来の盟友のもとを訪れさせられたのだ。
目の前に立つ凛々しき婦人はルシウスの事を嫌っており、自らの存在が無ければこのような人数での対話など無かったであろう事は疑い様も無い。
そしてルシウスの目的が言葉に言う政治的な協力だけでなく……極上でありながら無理に埋められている女性としての資質にもある事も熟知している。
その結果を身を持って味わっているユフィールは今にも逃げる様に言いたいのだが、望まずとはいえ補佐の立場にある事と……何よりルシウスとの協力を歓迎するオプティムス家中の雰囲気がその行為を躊躇わせる。
結局ユフィールは自らが巻きこんだ責任感に震えながら、無言の仕草でこの場から逃れる様を必死に伝えようとする事しかできない。

(それにっ、なんで……こんなに……)

しかし連日嬲られ続けた身体は会話の折々に交えられる僅かな接触だけで熱く蕩け、遠まわしに伝えようとすれば待ちかねたようにはしたない嬌声が溢れようとする。
全身に滴る汗は甘い香すら醸しながら張り詰めた布地を透けさせ、その下で励起した肉が淫らに喘ぐ様が露になる感覚すらもたらす。
良い様に弄ばれるだけでも恥辱であるのに為す術無く喜悦に喘ぐ自分の姿がユフィールを辱め、揺れ動く度に巨乳に充満する液体や下腹に宿らされた存在を強く意識する。
特にその下腹は既に陵辱の結果として大きく膨れており、衣服で無理に押さえつける事により何とか露見を免れている状態である。
犯されるのみならずその子種を孕まされ、髪の一本からつま先まで淫らに躾られた才女の身体は僅かな玩弄で胸元を前掛けを溢れる恥液で濡れさせる。
ただでさえ信頼できる人の前での痴態はこれまで以上の恥辱を呼ぶのだから、その上に妊娠の露見を感じてしまえば無意識の内に淫猥な陵辱の刻印を隠すようにルシウスに寄り添ってしまう。
妊娠の露見はオプティムス家の立場を大きく変える事は確かであるが、それを隠そうとする行為もまた二人の仲を世論に誤解させ、この場面でも聡明な婦人の思索を惑わせる結果となってしまう。
しかも布地越しですら徐々に目立つようになる下腹はいずれ妊娠の事実を露見させるのは確実であり、今の内から寄り添う様を印象付ける事が後々ルシウスに有利に働いてしまうのだ。

(なにか、なにかが……おかしい……っっっ)

見つめる女性の名はイリア=テトリクス、ユフィールの不審な様子をいぶかしむ様は対象に見劣りせぬ美しさであり、豊満な肢体は僅かな経験以外触れられぬままに熟れた極上の逸品である。
若き頃身分違いの青年に恋したイリアは反対する両親を押しきろうと既成事実を望み、かえってその事で強く家に押し込まれる結果となったものの、その思いの強さがただ一度の経験で子を宿す事になった。
しかしその後の両親との係争などが災いして死産と言う事態になり、交際していた相手も言い出せぬうちに疎遠になってしまった。
かくして独り身を保つ気丈な貴婦人の身体は生真面目な心労で艶かしく熟れ、特に母となれなかったことで子宮に胸の奥に意識せぬ衝動を溜めさせる。
しかし潔癖な性はそのような自身の身体を意識しようとせず、今も身分に屈せぬ気丈さでルシウスを睨みながら、その熟成された美しい肢体をも標的になっているなど思いはしまい。
ただユフィールのただならぬ様子のみは気付く所であるが、それは熟れきった身体に淫靡な熱を伝染させる事に外ならず、意識の外で鋭敏過ぎる媚肉がゆっくりと目覚め出す。

「少々話し疲れましたし、飲み物でもどうですか」

(ま、また何か……)

一方のユフィールは既に胸元をぐっしょりと湿らせ、衣服の内に堪えきれぬ母乳を滴らせながら微かな鐘の音を響かせている。
ルシウスにより乳首に吊るされた淫具は鋭敏な肉を休む事無く責め立て、その調べはいやらしく尖る乳首を常時意識させる。
対するイリアはよもやそのような物を吊るされているなど思いもしないものの、恥辱に苛まされるユフィールはその何気無い仕草ですら不信がられていると感じてしまう。
もはや飲み物と言った単語ですら即時に母乳を連想させ、ルグトゥヌムでの悪夢を……見知らぬ客人の前で搾られるままに母乳を噴き零し、喘ぎ泣きながら潮すら噴いた記憶を思い起こさせる。
政略上不利になるこのような場面であからさまな陵辱をするルシウスではないと分かっているが、それならば取り繕えるギリギリまで辱められるのは間違い無く、どのような形であるのか分からぬ不安がユフィールの心を頼り無く震えさせる。
そして胸を満たす母乳の脈動と脳裏を満たす痴態の幻想に思考もままならぬユフィールの手に、ルシウスから一本のボトルが手渡される。

(こ、これ……まさかっ)

そのボトルをかつて見たのは溢れる喜悦に泣き濡れる視界の中であり、いやらしいほど尖り立った自身の乳首から噴き零れる母乳の先に用意されたものであり、とすればその中身は考えるまでも無く自身の母乳である。
母乳を搾られ果てる程の淫乱な女であることは既に嫌というほど実感させられてきたが、ボトルに封入される事はそれを確かな証拠として保存されたようなものである。
普通の商品の様に流通している様を想像すれば、自身の搾乳の実態が皆に知られる感覚に震え、それが対価を得るのを想像すれば、政争に敗れた我が身は母乳を搾られる事が唯一の能であるように思わされる。
手にしたボトルはユフィールにこれまでのオプティムス家の当主としての経歴を破棄させ、犯され搾られる牝に堕とされた事を確認させるのだ。

「ど、どうぞ」

勿論イリアがそのボトルの正体履歴を知るはずも無く、彼女を不信がらせ無い為には手にした恥辱の結晶を捨てる事も隠す事もできない。
ボトルを受け取ったユフィールの身体はそのまま衣服に沈んだルシウスの手で操られ、取り繕う様に漏れ出た台詞と共に婦人の杯に乳白色の液体が注がれる。
濃厚でありながら滑らかに伝う液体は予想通り記憶の中で搾り取られたものであり、眼前に示されるそれはいくら相手が気付くはずは無いと思っても、自身の痴態を公にされたように感じてしまう。
注ぎ口を見据える婦人の視線を意識しては尖り立つ乳首から噴き零しているのを鑑賞されているようで、操られるままに注ぐ様は自ら巨乳を搾っている錯覚すらもたらす。
そして自虐に震えるユフィールの熱く昂ぶる身体から荒い吐息や汗の香りが間断無く発され、間近に受ける婦人の身体を呆けるように蕩け崩すのだ。

(なっ、なぜ……こんなに心乱されるの……)

おそらく乳白色の液体がルグドゥヌムの高級乳であり、油断ならぬルシウスであるが毒のような手段は無い事も分かっているが、満たされた眼前の杯にイリアは手を伸ばそうとはしない。
生真面目な性が友好を結ぶ気の無い相手からの進物を受け取る気は無いだけでなく、見るだけで心魅かれる不可思議な液体に本能的な危険を感じるのだ。
見慣れた同種のものとは格段に違うようでありながら、なぜか自分に近く感じられる液面の揺れが胸の奥を掻き乱す。
悦楽の体験の薄いイリアはゆっくりと崩れる自身の身体を形容できず、ましてや胸の奥のうねりなど警戒の緊張と錯誤するしかない。
しかし得体の知れぬ鼓動が高まるにつれ意識は甘く熱く乱され、名も知らぬ悪夢に覆われた身体は汗ばみ震える中で特にその巨乳は自ら喘ぐように昂ぶる。
聡明なはずの頭脳も確とせぬ不安のみしか見出せず、身体の奥底では忘れていた死産の名残がゆっくりと蠢き出す。

「ふふっ、ユフィール様も頂かれてはどうですかな」

「あっ……ああっ」

(これが……何であるか……)

イリア、ルシウスと杯に注いだ所で引き下がろうとするユフィールであるが、掛けられた台詞ではなく衣服に沈む手により自分の前の用意された杯にも恥辱の液体を注いでしまう。

警戒、羞恥、余裕。

注ぎ終えても誰も手をつけぬ中、三者三様の心理が沈黙の内に揺れる液体に煽られる。
搾乳の痴態を声高に語られている様に感じるユフィールはその気高さ気丈さ故に自虐に沈み、その揺れに合わせるように溢れる母乳が追い討ちを掛ける。
その液体をユフィールの異常の原因と捉えるイリアはその正体を考察する事でルシウスの意図を読み解こうとしているが、本能がそれを知る事で自身が取り戻しのつかぬ状態になることを察して脅える。
そしてルシウスは痴態の物証に羞恥のみで高めるユフィールの様子を、その意図の外で蕩け崩れる身体に困惑するイリアの様子を存分に堪能する。

(な、鳴らないで)

(この音は……なにが……)

その静寂の場に響くのは微かな鐘の音で、それは例えボトルから注ぎ終わっても乳白色の液体がどこか別の場所から溢れ出ている事を示す。
ユフィールの胸はすでに布地がじっとりと張りつき、巨乳の輪郭や乳首の尖りはおろか母乳の噴き零す様子すら窺わせ、鐘の音が視界を引き付ける様に感じては露見の羞恥がその身を焦がす。
勿論イリアはその響きと汗以上に濡れている様子に不審を抱けどもそのような痴態は想像できず、それよりも鐘の音に重なる噴出音に自身の身体の脈動が重なる事に心乱される。

「し、失礼します」

例えイリアが気付かぬとも自身の耳に確かに聞こえる音にユフィールは痴態の露見を否定できず、追い詰められた精神は何とか目を反らす算段を模索してしまう。
しかしこのような場面で自然に出来る事はそう多く無く、取り繕うような宣誓と共に眼前の杯を手に取り、両の手で持って胸元を隠し痴態の証拠を隠滅する様に一気に呷る。
ルシウスが僅かに口の端を上げ、片や婦人は息を飲んで見守る中、真白き喉は確かな音を立てて美しく蠢く。
恥辱に急かされるままに一息に飲もうとする事で口の端から液体が零れ、乳白色の筋が頬を首筋を伝う様は恐ろしく淫靡である。
取り繕おうと始めた嚥下であるが口腔に喉に溢れる豊潤な質感は恥辱の液体を嗜好する錯覚を浮かばせ、応える様に母乳を噴き零す身では搾られる事を否定できないように感じられる。

「それでは我々も」

「は……はい」

(えっ、そ……そんな)

豊満過ぎる巨乳を隠す事の出来ぬ細腕は却ってその形を淫猥に歪ませ、その様子から目を逸らす事も出来ぬイリアの巨乳をも同調する様に張り詰めさせる。
目前の異常、そして自身の異常に意識を引き込まれたイリアは心ここにあらず、頃合良しと見たルシウスの言葉に倣う様に杯を取ってしまう。
そして一度口にすればあまりに甘美な味に操られる様に嚥下してしまい、喉が口腔が感嘆する様にしっかりと蠢く。
自身のもので無い嚥下の音はユフィールの耳を介し今も漏れ出ている乳首の蠢きに重なり、その尖りを吸われ引き出さているような錯覚に変わる。
イリアの嚥下に重ねる様にルシウスも悠々と自身の手で搾り取った液体を飲み干し、唇で啄ばみ舌を絡めている様子すら錯覚できるの淫音でユフィールの錯覚を更に強め、必死の抗いが全開の噴出のみは抑えるものの衣服の内はすっかり母乳で塗れてしまう。
勿論イリアも耳する音に胸の内から溢れるようなうねりを激しくしてしまい、また嚥下する液体も禁断の扉を開く鍵として未知の衝動を引き出す。
嚥下した乳白色の液体、自身の胸の内のうねり、聡明な頭脳はその正体に徐々に思い当たるが、独身であるユフィールの身と、そのような性など当に忘れている自身の身に当てはめる事はできない。

「あっ、ひぁぁぁぁぁぁぁっ」

「なっ、なにがっ……!?」

しかし少なくともその疑問の一方の答え……飲まされたものとユフィールの身については目の前に現実として示される。
吸われる錯覚にいきり立つ乳首に押し上げられるユフィールの胸の布地はついに限界を超え、湿りながら高い音を立てて豊満な乳房がイリアの眼前に露になる。
豊か過ぎる双乳は細い身体との対比で更に際立ち、既に漏れ出た母乳を滴らせ揺れ動く様はあまりに魅惑的である。
前方に突き出す様に踊り出た巨乳の切っ先では淫猥に色づいた乳首が尖り立ち、しかも中程を重厚な金具で貫かれ鐘を吊るされたあまりに悲痛な姿である。
当然衣服を破ると同時に何とか堪えていた母乳を勢い良く噴き零し、その衝撃に打ち鳴らされる鐘の音が悲痛なまでの恥辱を増幅させる。
巨乳を晒すだけで信じられぬほどの痴態であるのだから、吊るされた鐘を鳴らし母乳を噴き零すなど不貞淫乱の牝であると自ら宣言しているようなものである。
淫猥な衝動に促されるままに自らの責で衣服を破り母乳を噴き零す、捕えられて以来何度も繰り返された陵辱であるが、犯されていることなど思いもよらぬ知人の前でのそれは一層の恥辱をもたらす。
淫猥に嬲られる恥辱はその中で喜悦を感じてしまう事で自虐に変わり、最後の痴態の極みを自らの責のみで為す事で逃れられぬ記憶となってしまうのだ。

(こんなに巨きく……こんなに……たくさんっっっ)

連日の搾乳調教はただでさえ大きなユフィールの巨乳を更に淫らに育て、それでいて衣服は以前のままであるから破り出る衝撃は増すばかりである。
その衝撃の後も重過ぎる質量は休む事の無い淫靡な演舞を繰り広げ、その内側では溢れる奔流が乳肉を圧しながら先端に殺到し、尖り立つ乳首は重りに更に引き延ばされる事で悲痛な叫びのように母乳を噴き零す。
そしていかに乳首を淫猥に震わして恥辱の放乳を晒そうとも胸の奥からはそれ以上の母乳が溢れ、呆けながらも気絶する事は許されぬ喜悦恥辱が延々と続けられる。
しかもこの度は目に見えぬ唇が爆ぜようとする肉を吸い立てており、胸の奥から先端まで貫く母乳の奔流はいつもより激しくうねり、放乳の間近にある相手の驚愕の表情を意識させ恥辱を倍化させる。
ルシウスのそれが淫猥な性を自身に知らしめるものなら、イリアのそれは弁明を期待するものの様に思え、それでもなお止められぬ自分があまりに不出来に思えてくる。
しかも母乳の脈動に乳肉はおろか全身を震わしても犯され尽くされた記憶に及ばねば完全に爆ぜる事はできず、淫欲に浸されたユフィールの身体は喜悦恥辱を堆積させながらいずれ味合う壮絶な絶頂に向けて突き進んでしまう。

(こ、これはっ)

乳白色の液体がユフィールの悲嘆痴態の原因と分かっても、イリアはその正体に気付けない……いや、気付いても認める事はできない。
事象として母乳は勿論知っているが、独身であるユフィールの身体から吹き零れるなど……ましてや巨乳を重々しく躍らせいきりたった上に先端に鐘を吊るされた乳首から噴き零す様など想像できるはずが無い。
しかしいかに否定しても吹き零れる淫猥な音は増すばかりで、その響きは目の前の現実を信じられぬ意思に構う事無くその身体を侵食する。
そしてもはや息も出来ぬと錯覚させるほどに胸が苦しく、その内に満ちる何かは出口を求める様にうねって巨乳を震わすのだが……それでも……清廉な性はユフィールのそれと同様に自身の脈動をも認める事はできない。

「イリア殿の御前で粗相をするなど」

「いやっ、こんな……こんな格好っ」

「なっ、こ……これは……」

婦人が愕然と震える間にもルシウスは放乳に喘ぐユフィールの身体を抱え、まるで仕置きを受ける子供のように机の上で四つん這いの姿勢を取らす。
火照りきった身体は撫でる様に触れられただけで力が抜けてしまい、感極まろうとするのを抑えるのに手一杯でとても抗うどころでは無い。
特にルシウスの手は不貞の行為に膨れ上がった下腹を責め立て、触れられては宿してしまった存在を意識して気丈なはずの心が震え、揺すられては蕩けきった肉が内からの責めに蕩ける。
巨乳が破り出た事で衣服の縛りが薄れ、当然無理に抑えつけられていた下腹は弄られる動きに合わせて徐々にその陵辱の結果を露にする。
勿論堪えきれぬ心身の悶えは熱く火照る身体の内でも特に胸の奥に直結し、熱いうねりが益々活性化する事で止めなく母乳が吹き零れる。
痴態の全てに不貞妊娠の露見をちらつかされるユフィールであるが淫欲に浸りきった身体を止める事はできず、それどころか抗おうする力に反する様に一層の喜悦と恥辱を響かせる。
巨乳や乳首はおろか爪先の一片まで喜悦の虜になったユフィールの身体は当然に脱力し、まずは身体を支える事のできぬ手が折れる事で腹が抱えられている為に尻を突き出すような姿勢になる。
短い前掛けが捲れる事で下着もつけていない白い尻から股間にかけてすっかり露になり、イリアの知るユフィールに似つかわしくない光景がその視界に写し出される。

「粗相だけでなく……このように濡らすなど」

「ひぃぃっ」

「あっ、あぁっ」

剥き出しの股間にはすぐにルシウスの手が這わされ、もはや疑い様の無い嬌声がユフィールの口から奏でられる。
それでも……太腿から尻にかけてすっかり紅潮しながらも、股間に息づく秘花はそれでも喜悦に堪えるが如く細やかに震える。
しかしルシウスの指が蠢けばその抗いなど一瞬で霧散し、形の良い秘花が抗いを示しつつも徐々に花開く。
その内には淫靡に蠢く襞が何層にも淫靡に蠢き、押し出される様に溢れる蜜がぷっくりと膨れた肉珠に塗される。
放乳だけでも十分以上に衝撃的な光景であるのに、その上に異様なまでに濡れそぼった股間を見せ付けられてはイリアはその痴態を呆然と見つめるより他は無い。
連日ルシウスに嬲られながらもユフィールの秘穴はあくまで気高く美しく保たれ、それ故に喘ぐ様に崩れる時の淫靡さを引き立てられる。
堪えきれぬ喜悦に蠢く秘花に飲み込まれるような錯覚にイリアの背筋は震え、自身が行ってはならぬ場所に引き込まれようとするのを必死に押し止める。
しかし視界はユフィールの秘花の蠢きと巨乳の揺れに完全に占拠され、蜜が母乳が止まる事無く溢れ出る様と同じ様に自身の疼きも止まらない。

(こんなの……ちがう……、ちがう……はず……)

暴虐を止めさせ様にも身体の自由が効かず、自身の熟れきった媚肉はただ甘く熱い感覚のみを溢れさせる。
目を反らそうとしても淫靡に蠢く股間をより眼前に引き寄せられ、間近に迫る香や音がより淫らな衝動を呼び出してしまう。
そんな為す術無い状況でもイリアの気丈な意思は必死に目の前の痴態を、自身の異常を否定しようとするが叶わず、それどころか持ち前の聡明さは更なる淫猥な事実に気付いてしまう。
理知的な頭脳は否定の衝動とは別に母乳が出る因果を考えてしまい、そんな中噴き零れる母乳以外のもう一つの異常を察してしまう。
四つん這いのユフィールの体勢は巨き過ぎる双乳をたわわに実らすが、それに比すれば目立たぬものの手前の腹もやはり不自然に膨らんでおり……合わせれば自然妊娠と言う単語が思い浮かぶ。
母乳とは子を育むものであり、当然妊娠と共にあるもの、理としては自明であるがオプティムス家の息女であるユフィールがそうであることはあまりに信じられない。

「そ、そんな……、お腹が……」

「……!!、み、見ないでっ、言わないでっ」

しかし呆然と呟いたイリアの言葉に対する激しい反応が信じられぬ憶測が事実である事を能弁に物語る。
母乳のみならば苦しいものの心因性と言い訳できたかもしれないが、下腹の膨れている様を知られれば何があったかは明白である。
即ちユフィールは犯され孕まされた全てを……その身がルシウスの所有物である事を他人に認められた事になるのだ。
あまりの恥辱に繰り返される哀願は叶わぬ事で痴態の露見を念押しし、意識してしまう下腹のうねりが激しく噴き零れる母乳となって隠し様の無い事実を物語る。

「さてイリア殿の方はどうですかな」

「なっ、そんなっ」

しかし犯され孕むのはユフィールだけの問題ではなく、常軌を逸する事態に呆然とするイリアの身体は何時の間にか後ろに立っていたルシウスに抱えられる。
股間を濡らし母乳を噴き零すユフィールの姿は陵辱の事実を明白に示しているのだが、それでもイリアは自分がそうなることは不思議と意識しなかった。
しかしルシウスの手が背後よりユフィールに勝るとも劣らぬ巨乳に伸ばされるに至り、弾かれるように自身の姿が眼前のユフィールのそれと重なる。
当然に忌避が抗いが溢れるが既に遅く、咄嗟に挙げた拒絶すら初端の僅かな玩弄に打ち震える。

「や…やめな……、ひぃぃぃっ」

「ひあっ、あっ……あぁぁぁぁぁっ」

陵辱を察したユフィールが抗議の声を上げようとするが、尻を掲げ晒された秘花を弄られては自身の絶頂を堪える以外の余裕は無い。
そしてイリアも触れ合っただけで沸き上がるむず痒い熱に自由を奪われ、背後よりしっかりと抱かれたまま淫猥な陵辱の贄として食される。
肌に触れられただけでもむず痒い喜悦が生まれ、ゆっくりと柔らかな肉に沈めば、年齢を感じさせぬ若若しい肌が身体の内に熱い喜悦を跳ね躍らせる。
忘れかけていた愉悦の感覚を禁欲通した生真面目な意思が堪えられるはずも無く、それでいて刺激を甘受する肉は年月に熟れる事で鋭敏さを格段に増している。
肉の一片一片が受けた刺激の全てを喜悦に変え、その事実を信じられぬ事がその熱を更に煽る。
揉み込まれる感触が柔らかながら密に詰まった媚肉を歪ませてその喜悦を集積し、溢れるままに意識に至って反射的な抗いを容赦無く蕩け崩す。
ただの一時の愛撫でさえそうなのだから、続けて揉みこまれれば次々に溢れる喜悦の波が相乗して熟れ母の身体を蕩かせる。
その熱に炙られる様に巨乳全体が形良く上向き、張り詰める肌が衣服との摩擦を深める。
もはや久方ぶりの喜悦に喘ぐイリアにその巨乳が淫欲に堕ちるのを止める術は無く、胸の奥から溢れる奔流も徐々にその先端に滴り始める。

「イリア殿は少々我慢し過ぎのようですな」

(な、何で……こんなに……)

気がつけば全身に滴る汗が衣服をぴっちりと張りつかせ……特に悩ましい熱が集中する股間ではより淫らな体液がとうとうと溢れ出ている。
実の所ユフィールの濡れそぼる股間を目にした時点でその身体は蜜を滴らせていたのだが、あまりに淫猥な痴態に魅せられる事でイリアの意識は自身の粗相に気づくのが遅れてしまった。
そして気付いた時点で自身の股間は衣服の内にあるものの眼前のユフィールの痴態と遜色無く濡れており、その事実はどう解釈しようともイリアを淫乱な存在に貶める。
意識せぬ内に淫らに濡れていたとすれば今までも同じ様に痴態を晒していたのかもしれないし、かといって一気に蕩け崩れたとすればそれはあまりに淫猥である。
下着に吸いきれぬ愛液が喜悦に震える度にいやらしい音を奏で、直接見る事ができぬ事で脳裏により淫靡な画像を思い浮かべてしまう。
記憶に記された淫猥な秘花の蠢きがユフィールのものであるのか自分のものであるのか分からなくなり、生真面目な意識は自分の方がユフィールより遥かに肉欲に乱れていると感じてしまう。
禁欲的に生きてきたイリアはその身に溢れるふしだらな感覚に自責を強め、その原因が忌み嫌う相手による事で恥辱を倍化させてしまう。
余りある喜悦は意識を蕩かす一方で気丈な意識をかきたてるのだが、逃れ様と蠢く事は脳裏の内だけでしかできぬ事でより恥辱を加速させる。

「や、あふぅぅぅっ」

「特にここはたっぷりと詰まっておられるようですな」

経験の無いまま熟れた肉は与えられた喜悦を徒に増幅し、喜悦に産め尽くされる感覚に淫猥な嬌声が溢れ出るのも止められない。
汗に濡れる身をくねらせる様はあくまで艶かしく、喜悦に溺れる様に口の端から涎を滴らすさまは陵辱の祭壇に捧げられた極上の生贄のものである。
しかしルシウスがその程度で満足するはずも無く、その巨乳を弄り続ける魔手はイリアの秘められた性を暴かんと蠢く。
巨乳に満ち溢れた刺激は反響増幅しながら胸の奥に至り、かつての死産の時に目覚めかけたものを溢れる熱で沸き立たる。
無事生めなかった後悔はイリアの心中に残り続けており、その思いは通常の年月による身体の熟れ以上に子を産んだときに必要であろう機能を成長させてしまった。
それが眼前で繰り広げられたユフィールの痴態で目覚めかけ、練達のルシウスの手による十数年ぶりの刺激に追い討ちを受ける。

(あ……あふれるっ、あふれてしまうっっっ)

自分でもどこか分からぬ胸の奥底が間欠泉のように熱い液体を迸らせる。
だが死産の影響かその源泉が異様な発達を遂げながら放出に至る道が十分で無く、爆ぜる様に生まれる奔流が一気に溢れ出る事は無い。
しかし加減され溢れる量ですら人より許容量に優れているはずの巨乳の内に満ち溢れ、その先端に滴る様子は残すところ意思の開放を待つだけである。
尖り立つ乳首は自身が喜悦を感じている証拠としてイリアを辱めるのだが、その状態だけでなく現象として更に淫らななにかを追加しようとしている。
ユフィールの放乳を見て自身ももしやと思わざるを得ないが、死産のみでそれはない…それはないはずと願う様に思う。
しかし現実に身体の内では狂おしいほどの奔流が熱くうねり、抵抗の意識が認識するのは押し止められる様子ではなく満ち溢れる感覚のみであり、抗いつつも堕ちる自分の姿に自然涙が溢れる。

「ふふっ、随分と喘がれておられますね」

「はあっ……あぁっ」

しかし逃れられぬ淫猥な未来にイリアの心が崩れかけた時、その蕩けるような崩壊の圧力は不意に弱まる。
訳の分からぬまま涙で霞む視界を向ければ、先程まで狂おしく悶えていた巨乳にもはやルシウスの手は無い。
意図は分からぬものの玩弄からの開放はイリアに安息の吐息をもたらし、乱れた我が身を整えて背後から抱かれるのを跳ね除けようとさせる。
しかしその意思に反して熟れた肉の内を焦がす喜悦の熱は一定以下にはならず、陵辱の残滓に一人喘ぐ自分の姿が急速に羞恥をかきたてる。
抑制の内にあったイリアの女としての素質は喜悦に浸される事で開花し、玩弄の熱に触発される様に自らの内からも熱い喜悦を溢れさせるようになってしまった。
揉み込まれずとも張り詰めた巨乳は喘ぐ様に震え、痛いほど尖る乳首は喜悦の感覚のみを増して天を突く。
その様子は聡明なイリアに近い未来の淫猥な破滅を想起させるのに十分な情景であった。

「それではお飲み物をお継ぎしましょうか」

「ひっ……ああっ、こんなぁぁぁっ」

(わ、わたしも……あんなに……)

生真面目な女性を嬲るのには自ら淫欲に崩れさせるのが一番であり、それを意図するルシウスは直接の責め手を眼前に晒されるユフィールの痴態を深める為に用いる。
想像するだけで溢れる恥辱に震えるイリアに追い討ちをかけるのは、自分の未来の姿と言わんばかりに痴態を晒すユフィールの姿である。
しなやかでくびれたユフィールの身体は今や腹部に常ならざる豊満な肉を追加し、それでいて美しい造形は淫靡な熱と恥液の噴出で淫らに彩られ、眼前に迫る事で婦人も母乳が噴き零れる事は勿論犯され孕まされた事実を認めざるを得ない。
淫猥に色づく秘花から溢れる蜜が犯された事実を示し、重々しく揺れる巨乳から噴き零れる母乳と腹が女として最大の恥辱を表す。
紛れも無い陵辱され尽くした牝の姿であるが、イリアの目にするそれは逃れられぬ自分の未来としてその心身を震えさせる。
しかも息を荒くするイリアの眼前ではルシウスの手が更に淫らな仕置きを行うべく動き、片手は震えるイリアの手に空になってしまった杯を取らせ、逆の手はその上に位置させたユフィールの巨乳を一気に搾る。
もはやユフィールの身に降り掛かった陵辱は認めざるをえない状況であったが、搾られる母乳が杯に零れんばかりに注がれる事で完全に補完される。

「だめっ、だめ……なのにっ」

(あっ、ああっ……あんなに出るの……)

揉み込まれれば内包する母乳がより鋭敏に悶える先端に向け殺到し、瀑布の勢いで噴き零せど出しきれぬ事で限界近く膨れて息苦しく喘ぐ。
しかも巨乳一杯に満ち溢れている母乳は外に押し出される一方で内にも押し戻される事になり、胸の奥が押し上げられる感覚がユフィールの圧迫感を加速させる。
逆方向の流れは放出を必死に堪えていた時以上の刺激を豊潤な源泉にもたらし、応える様に溢れる母乳は搾乳妊娠で高まった機能を嫌でも意識させる。
そして容赦の無い搾乳は必死に堪えていた喜悦を溢れさせるのに十分であり、押し止めるべき抗いの意識をも一瞬で巻きこんで、心身を飲みこむ一大搾乳絶頂が繰り広げられる。

「ひんっ、いいいいっ」

(だ、だめっ、わたしもっっっ)

巨乳に端を発した堪えきれぬ喜悦のうねりは全身において鋭敏な媚肉をかき乱し、蕩けきった脳裏には閃光が如き衝撃が何重にも響き渡る。
汗に濡れ紅に色づく身体を限界までしならせ、体奥からのうねりに押し広げられるままに有り余る媚を含んだユフィールの嬌声が高らかと奏でられる。
その響きに劣らぬほど悲痛に尖り立つ乳首からは溢れる母乳が瀑布の様に噴き零れ、ルシウスに引き出されたイリアの杯はおろかその二の腕まで乳白色の飛沫を散らす。
更により間近に捧げられた股間からは潮を噴き零し、やはりその勢いのままにイリアに降りかかってその美貌を淫らに彩る。
そして眼前での絶頂がその寸前にまで追いやられていたイリアの身体を激しく揺さぶり、何とか押し止めていた喜悦が荒れ狂うままに唱和するような絶頂をもたらす。

「ひっ、あはぁぁぁぁっ」

肉という肉が蕩けるような熱を帯び、感覚は全身から沸き上がる甘いうねりによって満たされる。
眼前の淫猥な光景に飲み込まれる様に昂ぶる事は、ただ自身の責をもってはしたない喜悦の頂きに達しようとする様をイリアの脳裏に焼き付ける。
気丈な意思は熟れ肉のうねりに飲み込まれて恥辱となり、心身に溢れる喜悦はイリアにかつての経験など比べ物にならぬ絶頂をもたらす。
そして意識は混濁し手足が力無く揺れ踊る中、その異様な絶頂の動かぬ証拠が情欲の液体としてイリアの身体から迸る。

(わたしの……いやらしいお乳がっ、ああっ……はしたない穴もっ)

既に内包する巨乳の張りに押し上げられ、先端から零れ出る液体に湿っていた衣服が絶頂の衝撃に合わせて破れ、明らかに抑えつけられていた豊満な巨乳がその重々しい質量を示しながら露になる。
その真白い肌は張りと艶を併せ持ち、揺れ踊る釣鐘は人並み外れた巨きさでありつつも形良い。
熟れきった才女の極上の巨乳は明らかな喜悦の熱に炙られ火照り、その最も励起した先端から絶頂の証の様に乳白色の液体が噴き零れる。
体奥からの奔流は巨乳を乳首を内から押し上げるように震わせ、激しく噴き零れる先は既にユフィールの母乳が注がれた杯である。
当然その巨乳だけでなく煮え滾っていた蜜壷も同時に潮を噴き零し、こちらは下着に内腿に滑る体液の感触がはしたなさを印象付ける。
陵辱の結果でなく淫猥な光景に飲み込まれる様に絶頂に達する事で気丈な意思は呆けつつも保たれ、全身の肉の蕩ける様から自身の崩壊に至るまでを明瞭に認識して余す事無く恥辱悲嘆に変換するのだ。

「ふふっ、お二人のカクテルですな」

「い、いやっ、そんなの……んんっ、くあぁぁぁぁぁっ」

既にユフィールの母乳ですら溢れさせていた杯は更なる母乳を跳ね躍らせ、四つに這うユフィールの腹を天に机を地にその全てを乳白色で染め抜く。
その中に差し入れられたイリアの杯を保持する腕も当然に母乳に塗れ、ルシウスに操られるままに信じられぬ現実で満たされた杯を口元に運ぶ。
それを含む事は許されぬ陵辱に加担する行為のように思え、また体内に受け入れる事で自身もまたそれを噴き零す存在に確定するようにも思える。
しかし必死の忌避も乳白色の液体から伝う甘美な感覚に無力化され、意のままにならぬ唇が誘惑に屈するように割り開かれると、恥辱の証が恥辱の端緒が次から次にイリアの内に流し込まれる。
せめてもの抵抗として口腔に溜め込めば普通の牛乳より濃厚なのを実感してしまい、ユフィールが……そして自分がこれを搾られる牝として堕ちる事実が嫌でも想起される。
そして愕然とする意識の空白を突いて口にしている杯が傾けられ、一挙に流し込まれる母乳が口腔に溜めていた分と合わさって嚥下を強要し、また飲みきれぬ分が口の端より伝い落ちる。
喉を下り身体の内に染み入る母乳に応える様にイリアの源泉はこれまで以上の母乳を溢れさせ、肌を伝い巨乳に至る感触も更なる噴出を促す。
最初の噴出が十数年前の死産に端を発するものであるのなら、それが少し弱まった今再び吹き零れる乳白色の奔流は犯され嬲られた熟れ母の悲嘆恥辱を加算したものである。

「あはっ、なんで、こんなにぃぃぃぃ」

「我々にご協力頂けると言うわけですか」

巨乳を乳首を震わせて先程を上回る勢いの母乳が淫音を響かせて噴き零れる。
ルシウスの手もここぞとばかりに放乳に震える釣鐘を揉みこみ、寄り合わされる双乳が柔らかく歪んでは弾む度に噴出を加速される。
荒れ狂う奔流は搾乳と合わせて鋭敏な熟れ肉を内外から揺すり、尖り立つ乳首は喜悦の以外の感覚を喪失させて衝撃に打ち震える。
熱く蕩けるイリアの心身は母乳を潮を延々噴き零し続け、目眩のするような絶頂はその意識に搾乳される牝に堕ちた自分をを刻み込む。

「ユフィール殿とは酌み交わされたましたし、次は私の番ですかな」

「あっ、また……でるっっっ」

「と、とまらないっ、うえも……したもぉぉぉつ」

先程蒸せながら嚥下した杯は再び眼前に這うユフィールの元に差し出され、互いの母乳が噴き零す様をあたかも契約の様に称される。
母乳を和合させるそれは当然に搾乳牝の相互是認であるわけだが、勿論それだけでない事はイリアの美貌に降りかかるユフィールの潮が最も端的に物語る。
巨乳を嬲っていたルシウスの手が鋭敏に励起した肌を刺激しながら股間に至り、搾乳の喜悦に溺れていたイリアは下方から沸きあがる新たな愉悦の波に悶絶する。
放乳に合わせ潮を噴き零し続けた秘花は既に下着を絡むように食いこませて自ら喜悦を為していたが、ルシウスの指が肉芽を捉え秘穴に埋まれば弾かれた様に潮を連発してしまう。

「上の方は噴き出したがっていましたが、こちらの方は咥えたがっているようですな」

「やっ……やめっ、くぅぅぅっ」

既に十分以上に濡れそぼっていた秘肉が指が絡んで喜悦に弾け、より深淵に沈む動きが底無しの様に悦楽を高める。
そして朦朧とする中で耳にするルシウスの言葉の意味は明白であり、今だ一人の男を愛す貞淑な才女に悲痛な叫びを上げさせる。
しかしその拒絶すら巨乳を股間を震わす喜悦の波に沈み、貞節の危機に無力である事が気丈な意思を嘆かせる。
しかも嬲る様に股間に押し当てられる熱い肉の感触はかつての経験とは比べ物にならず、貞節を守れぬどころか更に淫猥な痴態を晒す自分の姿が恥辱と共に脳裏にちらつく。

「存分に味わって下さい」

「………!、んあっ、あぁぁぁぁぁぁっ」

そしてルシウスの剛直はイリアの濡れそぼる秘花を一気に貫き、予想以上の喜悦の衝撃がその心身が跳ね踊らせる。
僅かな経験のみで熟れた肉襞は鋭敏なくせに抑制を知らず、激しく甘美な熱を徒に増幅して主を喘がせる。
既に何度目か分からぬほどの喜悦の頂であるが、内に押し入られる息苦しさは今までの爆ぜるような放乳と違う悶絶をもたらす。
勿論噴き零れる母乳は収まるどころか更に激しく舞い散っているのだから、上と下で性質の異なる絶頂がその心身を思うが侭にかき乱して淫獄の境地を創り出す。

「お気に召しましたかな」

「ひいっ、やっ、ふ……ふれないでぇっ」

上品な色形の秘花は野太い剛直に貫かれて淫猥な様相を呈し、その下腹も咥え込まされるモノを苦しげに浮かび上がらせる。
締りの良い肉穴と巨き過ぎる剛直は只でさえ緊密に絡み合っているのに、歪に膨れた下腹を弄られれば倍化する肉の交わりが更なる狂騒をもたらす。
屈せぬ意思が発する抗いの言葉は空しく響き、それに唱和する様に母乳が潮が激しく噴き零れる。
淫猥な熱に蕩ける身体を無理に蠢めかせようとすれば、注挿に合わせて腰を使うが如き動きになり、堪えきれぬ甘美な感覚と悦ぶ様に絡みつく動きを自覚しては牝に堕ちた自分を認識してしまう。

(な、なんてっ、はしたないの……この……わたしはっ)

意図せずとも認識してしまう熱い肉の交わりは貞淑なイリアに自身の不貞を強く意識させ、犯されている事以上に自身の至らなさを責めさせる。
かつての愛した人の面影が脳裏の中で遠のき、忘れる事無く思い続けていた時間が無惨にも砕け散る。
しかもその別離は手が届かなくなる様に離れるのでなく、自分のみが淫獄の底に堕ち行く事である自覚が悲嘆の涙を溢れさせる。

「くっ、イリア様もっ、あぁぁっ」

イリアの狂騒は眼前で悶えるユフィールにも伝播し、掲げられた股間からの潮がイリアの前面を淫猥に染め抜く。
イリアを嬲る合間にもルシウスの手は波々と満たされた杯を順次取り替え、合わせてユフィールの乳首も弾くのだから二人の母乳の混じり合った杯は際限無く量産されていく。

「敏感過ぎるように思われますが……これは死産の名残ですかな」

「そ、そのようなことっ、あ、あなたには関係……ありませんっ」

長大過ぎる剛直は本人も知らぬイリアの深淵を侵し、その鋭敏過ぎる反応をルシウスは既知の出来事を今知った様に語りかける。
僅かな身内しか知らぬ出来事を知られた事実がイリアを驚嘆させ、またその知られ方がたまらなく恥辱を呼ぶ。
淫猥極まりない反応は深い自責を呼んでいたのだが、かつての愛の名残絡めるように賞賛されれば口惜しさが溢れ来る。
犯される中で守れぬ貞節を意識していたイリアはその言い様に憤どおり、大切な想い出を玩弄される感覚が今までにない拒絶を呼び覚ます。
喜悦に恥辱に蕩けかけた意思が無理に強がり、その意思の為せる術か噴き零れる母乳も潮も心なしか勢いを弱める。

「確かイリア殿はお若い頃の気紛れで孕まれ、御家の名の為死産させたそうですね」

「ち、違うっ、私は本当にあの人をっ」

勿論ルシウスはイリアが貞節な女性なのを知っており、だからこそ掌中に堕とさんと狙っているのである。
即ちこの言いがかりはその聡明さを逆手にとり辱める罠であり、冷静な思索の余裕の無いイリアは易々と術中に陥ってしまう。
確かにイリアは身分違いの愛を貫いたが、世間的に見ればそのようなケースは稀である事は明白である。
すなわちこの死産が露見された時に市井に上がるのはルシウスの言い様であり、それがかつて愛した人に伝われば貞節を尽くす相手を失ってしまう事になるのだ。

「知られたくないようでしたら……良い方法があるのですが……」

「くっ…………どうか、どうかそのように」

知に優れたイリアにとって愛という生の感情は大変に貴重なものであり、それを否定される恐怖が理性を押し退け言葉を紡ぐ。
そして弱みを握られるままに発した哀願は、生真面目なイリアを辱めるべく存分に活用される事になる。

「それならば、新たに孕むのが宜しいでしょうな……このように」

「ひいっ、お腹がぁぁぁぁっ」

(えっ……あっ……まさかっっっ)

特段の事で無い様に語られるルシウスの言葉をイリアはすぐには理解できない。
しかし眼前のユフィールが下腹を弄られるのを目の当たりにし、字面をなぞり反芻する内に意味する所が徐々に染み入る。
反射的に逃れ様としても喜悦に喘ぐ身体は動かず、また先程の哀願が続く陵辱を自ら望むものとして脳裏に響く。

「ご遠慮なさらずに、このように頂いている対価ですから」

「いやっ、それだけはぁっ」

ルシウスが会話の間緩めていた搾乳注挿を再開すれば、当然に噴き零れる母乳潮とともに心底の忌避が響き渡る。
肉の交わりですら到底許されぬ不貞の行為であるが、体奥に放たれる精液はその全てを刻み込む確かな証拠である。
死産の名残の濃い子宮は恐ろしく鋭敏であり、注挿に押し上げられるだけで耐え難いのだから、そこに熱い体液を注ぎ込まれればどうなるか分からない。
そしてかつて一度の射精で妊娠してしまった我が身を考えれば、ルシウスの言う様な……目の前のユフィールの様な事態は十分に有り得るのだ。

「それではどうぞ」

「ひっ、あふぁぁぁぁぁぁぁっ」

ルシウスの言葉と共にイリアの内に放たれた熱い奔流は瞬時に感覚の全てを覆い尽くし、既に蕩けきったはずの媚肉を更に形無いほどに溶かす。
熱い奔流が無防備な秘肉を思うが侭に蹂躪し、なおも秘洞を蝕みつつ続く脈動が延々と白濁を注ぎ続ける。
そして喜悦に溺れる中でも熱く濃い精液は信じられぬ程の存在感を持ち、その感触に捕われる意識は気絶する事もできず、はしたない絶頂を……そして絶望的なまでに確実な妊娠を知覚する。
玩弄の中で淫猥に躾られたイリアの身体はもはやまともな生活など送れないと思わせるのに十分であったが、その体奥に注ぎ込まれる不貞の証は身体的にだけでなく道義的にも日の下に戻れないと思わせる。

(あ、熱いのが……たくさん……たくさん……)

「ふふっ、たっぷりと召し上がられて……イリア殿がこのようになられるのは、そう遠い日ではございませんね」

「ひっ、いやっ、お腹がっっっ」

子宮に満ちる精液の感触はあまりに濃厚で、酔うような感覚が尋常ならぬほどの量を注がれたのを示す。
嫌でも思い浮かぶのは母乳を潮を噴き零しながら下腹まで膨らした自分の未来の姿であるが、その確信を深めるかのように現実に下腹を膨れ上がらせた実例が眼前に示される。
ルシウスは逃れられぬ被虐の未来に震えるイリアから剛直を抜き去ると、あれほどの射精にも威容を失わぬそれで生殺しの状態にあったユフィールを貫いたのだ。
一段上の絶頂に泣くユフィールは当然に母乳を潮を噴き零すが、それに加え巨き過ぎる剛直に歪む下腹が巻きつく様に残していた布地を剥がれる結果になり、あらゆる取り繕いを失った明らかな妊娠の様子がイリアの前に晒される。

「ひいっ、だめっ、また……また……あぁぁぁぁっ」

「ああっ、いや、孕む……孕むのぉぉぉっ」

押し寄せる絶頂に喘ぎ続けるユフィールの身体を押し当てられれば、伝わり来る妊娠の感触がイリアに心底の悲嘆を上げさせる。
絡み合う二人の美女の肢体は喜悦を母乳を高め合い、二種類の嬌声は唱和する様に恥辱を悲嘆を謳い続けるのだった。