エウリュディア

「ノイエには、正妻として相応しい姿になってもらわねばな」

「ひぁぁぁっ……そ、そんなに激しく……されてはぁぁぁぁ」

「お、伯母上っ」

残る目的地に向けて走る馬車の中では、待ち人を語りながら新たに妻としたノイエを抱き、より一層激しさを増した交わりが行われていた。

「母となれずに過ごした時の埋合わせ……それにヘステと同等では、正妻の面目が立たぬだろう」

「あひぃぃっ……お、おなかがっ……ま、また宿る……宿るのぉぉぉぉぉぉぉぉ」

自らの決意を語り至った結果が、置かれていた立場を一気に押し上げ表向きの補佐役から、公然と寄り添うが当然の正妻に変えられた。
既にその目でルシウスの正妻である女性を何人も見せられており、その誰もが自分の知る範囲を遥かに超える下腹の膨らみを義務付けられている事を知っている。
そして、自分自身がその女性達と同列に置かれ、側室の位置に有るヘステと同等の妊娠では許されるはずも無い。
本来子を得て母となり享受する時、経験が、達せられず過ごして来た事をも陵辱の理由と化し、空白の時を取り戻し埋合わせる事が正妻の義務に重ね積み上げられては、欲望の白濁が胎内で迸り新たな鼓動を生み出して行く。
宣言が告白が、それら全てが枷となり、自らを束縛し、全てがルシウスの欲望を満たす手助けとなってノイエに襲いかかり、馬車が到着し止まるまで一度も抜かれる事無く犯され続け、胎内の脈動を激化させては誘発する排卵に泣き濡れるのだった。

「ふふっ……エウリュも待ちかねているでしょうな、ヘステも参りますよ」

「あふぅっ……そ、そんなっ……も、もう抜いて……抜いてぇぇぇぇ」

「ル、ルシウス様……お、伯母上を……」

目的地に着き待ち人の元へと向かうべく腰を上げ下車するが、その手にはしっかりとノイエが抱かれており、剛直も秘胴を貫いたままで歩を進めて行く。
今回はヘステが向かい、ノイエは待機する、既に事を終えた自分の恥辱劇から、その様に予測し、そうなると思っていた。
しかし、ノイエは所有物の如く繋がったまま連れられ、喜悦と恥辱の絡み合う意識は動転し、自由にならない身体に必死の抵抗を命じるが、瞳に涙を浮かべ哀れな悲鳴を上げルシウスを愉しませるだけであった。
その様子に言葉を失うヘステはただ立ち尽くすだけで、ルシウスに招かれ手を取られて連れられては、新たな陵辱の場にと舞台を移すのだった。

「具合は如何ですかな」

まず先に足を踏み入れたのは、エウリュディアの寝所であった。

「あっ……ル、ルシウス様……ヘステ……それに、ノイエっ」

「……母上」

「ひっ……エウリュ……見ないでぇぇぇ」

向けられた声に横になるエウリュも反応して身を起こし、忘れ様の無い声の主を確認すると、その脇に立つ娘の姿も目に入る。
しかし、それだけでなくルシウスに縋り付く様に抱かれる姿が、予想外の存在として映り、それが背後であっても親友と気付かぬはずも無く、驚きが言葉にも反映する。
その言葉に抱かれるノイエは厳しい批判として聞こえ、信頼され大事を任された結果、ヘステが妊娠し側室とされ、自らも妊娠し妻となり抱かれたまま帰ったのでは叱責されて当然だが、親友の言葉がより重く感じさせるのだ。

「親友同士、積もる話もあるでしょうし、まずはヘステの用を済ませておきますか」

「え……は、はい……ルシウス様」

「んぁっ……はふぁぁ……エ、エウリュ……」

「えっ……あ……ノ、ノイエ」

不敵な笑みを浮かべてはエウリュディアとアルシノイエの関係を持ち出し、久し振りの再会となる事に寛大な判断を示すと、ようやく剛直が抜き取られ降ろされる。
ふらふらとした足取りでエウリュの元に倒れかかり、そのまま抱き止められる一方でヘステが呼び付けられ、二人の熟女を残したままルシウスは寝所を離れて行く。

「わ、私が不甲斐無いばかりに……ヘステを守れず……あの様な……」

「あの娘も戦場に身を置く者として、敗れた代償は覚悟していたはず……それに、私にノイエを責める資格など無いのです」

ルシウスがヘステと共に立ち去った寝所では、役目を受けて以来の再会を果たした二人の熟女が重い空気の中で罪の意識に塗れていた。
厚い信頼を持って任された事は当然の理解として持っていたノイエは、最悪の結果を持ち帰る現実が弁明の余地を残さず、一身に責任を被りどんな罰でも受ける覚悟を固めていた。
だが、思い遣る様な暖かい言葉が、自らの娘を襲ったルシウスの暴虐も武人としての試練、そして敗れた代償として仕方ない事と許容し、ノイエの主張する非を否定する。
そして、エウリュ自身が呪縛に苛むノイエを罰する資格が無いと告げ、自らもノイエと同様、罪に塗れている事を、伏目がちな表情が物語る。
十分な時間が与えられた訳ではないが、既に母娘の再会が果たされ、ヘステが妊娠し側室にされている事はエウリュの知る所となり、ノイエと共に派遣した部下もその姿を見せられている。
ノイエとの再会はそれらに遅れての事であり、その姿を確認した驚きはあるが、すでに体験した衝撃が親友の変わり果てた姿にも見慣れた様に受け入れられ、ルシウスに抱かれていた事も麻痺した感覚が自然に捉えてしまうのだ。
ルシウスに犯され、その妻にされたエウリュは、ノイエもまたルシウスの毒牙にかかった事を理解し、受けた陵辱の重さが姿と言う結果で示されていると嫌でも判ってしまうのである。

「ち、父上……ヘスティアただいま戻りました……」

一方、別室ではルシウスに連れられたヘステが、父であるオフェロスとの再会を果たしていた。

「ヘステ……無事でなにより……えっ……そ、その身体は……」

エウリュと共に過ごす時を許された物の、遠ざける様に寝込んだままの妻と触合う所か言葉すら交わす機会も無くなっていたオフェロスの元に、行方の知らされていなかった娘がその姿を見せた。
長らく振りの再会だが、声を聞き、姿を見て沈んでいた心に明かりを灯し、喜びに満ち溢れて行く……そのはずであったが、記憶に有る娘の姿と明らかな相違が、心の高まりを急停止させてしまう。

「しっかりと父に報告しなければなりませんよ」

「……は、はい……ち、父上……私はルシウス様のお側で……だ、大事なお子を……授かる大役を与えられ……」

「な、何を言って……」

ルシウスの前に立ち、支えられながら発言を促されると、視線を落としながらゆっくりと起きた事実を語り始め、突然の事態にオフェロスは状況を飲み込めず驚きを隠せない。

「……こ、この様に……側女の……ぎ、義務……に、妊娠を……しているのです」

父親の衝撃を追い撃つ様に報告は続けられ、膨らむ下腹に自らの手を当てては妊娠の事実を鮮明に告げる。

「戦地で保護してより、私の側に置いていたのですが、オフェロス殿の娘と聞きお連れしたのですよ」

「ル、ルシウス卿がヘステを……そ、それは……」

状況を飲み込めないオフェロスにルシウスが補完する様に解説を入れ、少しずつ飲み込んで行くが、唐突な娘の行動を受けて呆然とする意識は、異常な事態に麻痺し尤らしい事情だけが意識に収まり残される。

「ヘステは良い娘で、私にとっても必要ですから……大事にさせて頂きますよ」

「ル、ルシウス様……はん……ぅんぁぁ……あふぁ……」

ルシウスと言う男とは、新たな指導者の選出でエウリュディアを預ける事になった際に多少の接触を持ったが、腰を据えて言葉を交わしたと言う様な事は無く、多くの者が知る様な認識を持つに留まっている。
尤も、それまで指導者として絶対的とも言える統率を誇ったソフィアを正面から破り、寛大な処置を取った上で悲願となるコムネノス打倒の手助けまでした実績は偉大な者と確立するに十分で、南部の指示を一身に集める異国人と言う桁外れの物である。
それ程の人物が目の前におり、娘を助けた上に側で寵愛を受けると聞かされれば、あまりに身分違いな話にただ漠然と凄さを感じ、萎縮してしまう。
一方でルシウスはヘステを抱き寄せ、全身を愛撫する様に撫でては唇を重ね、舌を絡めて唾液を混じり合わせ、どちらの物とも判らぬそれがヘステの口からだらしなく伝い零れる姿を見せられる。

「オフェロス殿には、まだお話が有るので……おいで頂けますかな」

「……んぁ……はぁぁ……」

「……えっ……あ、はい」

そして自らの作る波にオフェロスを飲み込み、ヘステを手中にしたまま立ち上がると、場を変えるべく導く様に部屋を出て行き、その言葉に釣られてオフェロスも後を追う。

「こちらですよ」

(……こ、ここは……)

先を行くルシウスは視界から姿を消してしまったが、導き招く声がオフェロスを迷う事無く呼び寄せる。
尤も、場を変えると言っても屋敷から出る様な事は無く、別室に移ったと言うだけであって、そこに住まう者が迷う事も無いのだが、導かれ辿り着いた扉の前に立つと一瞬の躊躇がオフェロスを包み込む。

「……ルシウス……卿」

「そちらにお掛けになってはいかがかな」

恐る恐る扉を開け忍び込むかの様に入室しては、招き入れた張本人を覗う様に辺りを見回すオフェロスに、用意される椅子を勧めるルシウスの声が届く。

「……は、はい……エ、エウリュ……」

(……あ、あなた……)

言われる様に椅子に手を掛け腰掛けると、視線の先には会話すら途絶えていたエウリュディアの姿があり、招かれた一室はエウリュディアの寝所であった。
エウリュディアは半身を起こしていた状態から、ルシウスに手を取られ身を預ける様に寄り添い、背後から支えられる様にして歩を進めテーブルを介して夫と向き合う事になる。
心配し続けていた妻の姿を見て、具合の程を感じては一先ずの安心を得る一方、エウリュディアはルシウスの良からぬ企みを察知し、オフェロスを巻き込みたくない思いで満たされて行く。

「……ヘステ……っっ……あ、姉上?」

「……オ、オフェロス……」

室内を見渡し、離れた位置にヘステの姿を確認するが、全てを見渡し終えたと思った瞬間、四人目の存在が映し出され、その姿が近しい者である事に気付いてしまう。
そして、その反応が正しい物であると認める様に、力無い声がオフェロスの名を口にする。

「ほう、姉弟でしたか……ノイエもこちらに」

「くっ……は、はい……」

連続する再会劇に驚きは尽きないが、その様を見るルシウスは未知の事実であるかの様に振舞って見せ、エウリュだけでなくアルシノイエにも恥辱の舞台が続く事を知らせるのだ。
オフェロスの驚きに便乗するルシウスは視線を動かす事無く、ノイエに望まぬ召還を強要し、その思惑を知りながら拒否できない現実に苛みながら足を踏み出す。

「この様な機会は、限られておりますからな」

「あふっ……お、おなかに……ふ、触れ……ては……」

(……ノ、ノイエ……ひっ……お、お尻に……)

重い足取りもルシウスの元に向けて着実に近付き、一歩下がる位置に留まろうとすれば、すっと腰に手を廻されて脇に抱き寄せられ、膨らむ下腹を撫でる様にして手中に収められてしまう。
短時間では有るが、ルシウスから解放されはだけていた胸元は、エウリュによって取り繕われ僅かな布地で覆われており、雰囲気に飲まれるオフェロスが服装の異変を感じる余裕もない。
しかし、帯びていた熱気が収まり掛けていた身体は、ルシウスによって再び上気する方向に走り出し、羞恥を高められる事で反応がより敏感になり、意識を煽るのだ。
その熱気はエウリュにも伝播し、ルシウスの手が背を伝い豊満な臀部を捕らえ、揉み込んでいく。

「さて、エウリュは前と後ろと……どちらが宜しいのかな」

「えっ……そんな……こんな所で……ふひぃぃぃっ」

オフェロスはしっかりと顔を上げているが、衝撃に束縛され放心状態にあり姿だけがそこに有る飾りと化している。
しかし、その存在があるだけでルシウス以外の女性達には十分な意味を持ち、視線を向けられている事で失わない貞淑な一面が抗いを要求するのだ。
だが、そうした事を知るルシウスは愉しみ弄ぶ様にエウリュに耳打ちし、尻たぶを直に触れ揉み込んでは恥辱の選択を迫り、身体を意思を蕩けさせながら淫逆の渦へと引きずり込んで行く。

(夫の前で……そんな事……で、でも……もう私には……拒む事など……)

ルシウスに捕らえられてから、抗いの意思を見せ続けたが、それらが望み通りに受け入れられた事など一度も無く、全てルシウスの思う通りに解釈されて陵辱の種に変えられてしまった。
それはエウリュディアだけでなく、この場にいるアルシノイエもヘスティアも同じであり、ルシウスの手に落ちた多くの美女達に共通する事でも有る。
強固な意志での抗いは屈せず残されているが、いかに抵抗を見せてもそれが実現する事は無いと思い知らされており、まして圧倒的に不利な状況下では無理な抵抗が他者に被害を及ぼしかねない事も知っている。

(せめて夫の前では……捧げた操を……守らなくては……)

(ど、どうにか……し、尻穴で……た、耐え続ければ……)

向けられた矛先を交わす事は出来ないが、せめてもの抗いが与えられた選択を取捨する。
既に蹂躙されているとは言え、夫に捧げた意識が眼前で交わる事を容赦せず、自ずと答えは限られてしまう。

「う、後ろで……し、尻穴で……お願い……します」

位置関係を考えれば死角となる、不貞を正当化する訳ではないが、許された状況下で操を守るという最優先事項を達するには、性器でない尻穴を供し満足させる事でこの場を凌ぐと言う結論に達するのである。

「エウリュは相当ココがお好きな様ですな……もう既に、これ程捲れ上がっている」

「は、はい、ですから……ふぁっ……んぁぁぁぁぁぁぁぁ」

尻穴での交わりなど夫との間では体験した事が無く、ルシウスによって初めて味合わされて以来、秘胴と同じ様に使われて来た経緯がある。
不浄な行為との認識もあるが、貶められ様とも望み惹き付ける事で、意識に有る貞操の保守を達せられると思えば、どう振舞うかは明らかである。
しかし、ルシウスにそうした小細工が通用するはずも無く見透かされており、谷間を割り開いて奥に進められた指が窄まりの周辺で蠢き、エウリュの指図と共に予期せぬ事実を思い知らされる。
それは窄まっていたはずの尻穴が、内より捲れ上がり性器の如く淫液を分泌している、その事実がルシウスの指先によって触れられ刺激される事でエウリュ自身にも真実として伝わるのだ。

(……こ、こんなに捲れて……わ、私は本心から尻穴で……そ、そんな……)

ルシウスによって開発され躾られたエウリュの尻穴は、まるで性器の如く変貌しており、ルシウスと言う主が戻った事で収まっていた淫欲が掻き立てられ活動を再開してしまった。
ルシウスと言う性の荒波に飲まれていた事で、そうした変化を知る余裕の無かったエウリュに、初めてとも言える身体の認識機会が思わぬ形で訪れる。
触れられる尻穴の状態が偽り無い現実として知らされると、貶めるのでは無く本心を評した言葉として聞こえ、夫への貞節を守ると言う意識は、尻穴で交わりたいと言う淫欲を誤魔化す建前との考えが過り心を激しく惑わしてしまう。

「それでは、宜しいですかな」

「あ……あぁっ……ま、待って……待って下さい」

動転する心にルシウスの挿入を告げる言葉が届くと、意識を占める淫欲を正当化してしまう瞬間が訪れる、追いやられた僅かな抵抗心が直前で止めに入る。
交わる前からこれ程に淫猥な反応を示している、その覆し様の無い事実が、貞操を念頭に置いた決定の過程に確たる意思を根底から揺るがす。
それは、本心が始めから望んでいた淫欲の交わりを、夫の存在を隠れ蓑にして不浄な交わりを不可抗力に見せ掛け、自らの淫欲を満たそうとしていたのではないか、と自問する事になる。
既に反応を示す尻穴の状態を考えれば、ルシウスと交わって平静を装うなど無理な事で、夫の為にと考えた事が却って淫猥さを増した姿を曝け出す事になる、そうした未来像が容易に浮かび上がって来る。

(……ち、違う……の、望んでなど……でも、このまま交わったら……)

(……夫に……そんな姿を見せる訳には……)

(……お尻では……耐えられない……あ、あなた……ゆ、許して下さい……)

決断を覆しルシウスの手を止める。
意識を支配しそうな淫欲の暗闇を必死に振り払い、与えられた選択が天秤に掛けると、不浄な快楽に溺れる自らの淫欲が夫を貶める事に繋がるとの答えが見付かる。
それは、夫への想いを建前として淫猥に染め抜く事への抵抗が闇の中に一条の光を導き、貞操を守れずとも男女として認められる交わりを選ばせてしまう。

「ま、前で……交わりとう……御座います」

尻穴ではない、男女の営みたる交わりを改めて求め、撤回できない答えとして消え入りそうな言葉で伝えるエウリュ。

「その様な小声では……もっとはっきりと詳細に、オフェロス殿にも聞こえる様に申さねば」

「……なっ……そんな……」

様々な想いが駆け巡り、逡巡の末に決意し選んだ答え。
どちらで交わるにしろ、その行為を明確にせず恥辱を与える為の物であるとの前提で捉えていた。
しかし、ルシウスの求めに応じたはずの答えは不足として撥ねられ、何も知らぬオフェロスも巻き込む公然たる陵辱の本質を知らされる事になる。
行為が明確な物となるとすれば、夫の眼前で性交する事はいかなる事情があっても不貞の烙印を免れず、事情を知らぬオフェロスなら尚更であり、尻穴の方が当初の貞操保守の面で理由となる可能性を残す。
だが、既にルシウスの手を止め、答えを変える事をしているを考えれば、後戻りなど許されないのは火を見るより明らかであり、仮に認められても喜悦に溺れ尻穴で悦楽に堕ちる姿を晒してしまうだろう。

「……わ、私は……ル、ルシウス様と……せ、性の交わりを……今ここで……しとう御座います」

「……っっ……えっ……エ、エウリュ……」

迫られる決断は既に答えを決し、残るは恥辱の言葉として告白するのみ。
ルシウスの手が臀部に留まらず、しっとりとした肌に吸い付く様に這い回り発言を促す様に蠢くと、重い口が開かれてはオフェロスの耳にもその全てが届く事になる。
エウリュの言葉が鍵となる様に霧散していた意識が集まり始め、貞淑な妻の言葉を戻る意識が順番に認識していくと、とてつもない望みを知らされてしまうのだ。

「やはり……親友には負けられない、と言う所ですかな」

「ふぁっ……あふぁぁぁっ」

「なっ……その様な……」

衝撃と不貞、夫婦に与えた事の大きさに構う事無く、エウリュを抱き寄せ告白した内容を揶揄する様に、もう一方で手中に収めるノイエの下腹を撫でながら笑みを浮かべる。
建前では立場の差が有れど、当人は同い年の親友同士と互いに認識しており、それを知るルシウスはノイエの妊娠をエウリュも羨み、望んだ事で性交を選んだかの様に仕立て上げてしまう。

「では、我慢していたお望みのモノを……存分に味わって下さい」

「ひっ……あ、あなたっ……見ないで……ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

「……エウリュ……エウリュっ」

両を美熟女で固めるルシウスは、テーブルから離れベッドに腰を降ろしノイエを脇に、エウリュを腰上に乗せると、前掛けを捲り除けると下着を着けず剥き出しにされた秘部を露にする。
そして、オフェロスの意識を一身に集めながら捧げた貞操が、現在の所有者の力強い男根に触れ、ずぶずぶと一気に貫かれ飲み込んで行く光景を見せ付けるのだ。
心の準備など当然出来ていないエウリュは久し振りの剛直の帰還に、洪水の如く押し寄せる喜悦に声を上げ、その声にオフェロスもただ妻の名を呼び、視線を釘付け固まる。

「随分と溜まっていますな……じっくりとお相手しますよ」

「あひぃぃぃっ……そんな……そんなぁぁぁぁぁぁぁぁ」

押し寄せるのは喜悦に留まらず、内に秘めていた奔流も次々と解放し、胸元の布地は巨乳の蠢きに堪らず失われ、豊かな肉質の釣鐘を曝け出し乳首に施された金具が怪しく光り、放たれる母乳を演出する。
そして、突き上げに同調して潮を吹き、緊張の糸が切れては黄金色の小水も、ぷっくりと膨れ上がる肉珠の下から放物線を描き床にと降り注ぐ。

「さて、交わりを求める理由を……その口からオフェロス殿に説明せねばな」

夫婦の交わりを遥かに超える激しさ、濃密さを互いの記憶に有る過去のそれと比して明らかな差を見せ付ける。
エウリュがルシウスの腰上で媚を多分に含んだ嬌声を上げ続け、虚ろな目が口端からだらしなく零れる涎が、所有者としての違いを見せ付けるに十分過ぎる時間が経過していく。
そして、僅かに意識を保たれ艶かしい身体を陵辱の根源たるルシウスに預ける姿が決定的に印象付けるも、陵辱の内容にまでエウリュディアによる告白が求められ、決定打を打ち込む事になる。

(……そ、そんな……ま、交わりの……り、理由を……)

嵌められた罠に陥りより深い恥辱に塗れる道を歩まされた結果として、今ルシウスに抱かれ夫の前で交わっている。
決断した過程にある理由など追い詰められる中で浮び自らを犠牲にする事で取り繕う、そうした意味合いの物で占められている。
だが、ルシウスの意図はそうした物を求めていない事は明らかであり、聡明なエウリュはそれを感じ取り、無意識に添い従う理由を見つけ出してしまうのである。

「……わ、私は……テメノスの名を受け継ぐ者として……ソフィアと王位を分かち……共に治めねば……ならないのです」

「……エウリュには……その権利が……ある……」

オフェロスが不在の間に決した事実の一端が語られると、エウリュディアの父親が王位に就いた事もあり、その娘が継承権を有している事は知っている。
ただ、在位期間が短く、ソフィアの父親が継承した後にエウリュ継承の動きが有った物の、本人が固辞しソフィアに移って以降は望む通りに表舞台から影を潜め、平穏な暮らしを送る事が出来たのだ。
しかし、エウリュディアを望んでいた者が消えた訳では無く、一部の者は熱望し続け、その機会の到来と共に表舞台に引き出された事実が存在感を証明している。

「……そして……ル、ルシウス様は……マケドニアの王たる王として……我らを……お、治められるのです」

「……い、偉大な……王たる王……この御方なら……それも当然……」

旧来の認識ではマケドニアを征し、西方大陸最大版図の大帝国を築いたアレクサンドロスを王たる王として称え、その子孫であるテメノス一族がその座をも継承するとされて来た。
尤も、大国は時と共に崩壊しそれを支えた諸侯によって分裂、興亡を繰り返した末、テメノスもかつての栄光を失いマケドニア南部の有力勢力に身を落としてしまった。
故にマケドニアを実効支配するコムネノス氏が台頭しても、建前上では従来の認識を持ち、マケドニアの支配者として君臨する王たる王であった。
しかし、エウリュディアの言葉は、ソフィアとの共治であり二人がその存在となる物と思わせ、オフェロスはそう捉えていた。
だが、その先が続けられ知らされる内容が、テメノスを継ぐ二人の上位にルシウスが王たる王として存在し支配する者であり、見せ付けられて来た衝撃も実力も異を唱える隙なく、自然と納得させられてしまう。

「……テメノスの名は……ソフィアと共に私も……つ、妻として……ル、ルシウス様に嫁ぎ……庇護を受けたのです」

「……そ、それでは……エウリュは……」

説得力を有する言葉はまだ続き、テメノスの悲願とされた過去の栄光を取り戻す為、それを実現するからくりとして実現したのがルシウスを頂点とし、そこに並ぶ存在としての公的立場をテメノスが冠すると言う物だった。
そして、継承者として存在するソフィアとエウリュディアを並び立たせ、差異の無い様にと共に妻として迎え、公にもルシウスの手中に囚われてしまった。
しかし、側近達は双方の不満を最小限に抑え、名実共にマケドニアを征したルシウスの力を互いが支持するテメノスを介して得られるとなれば、反対する者などおらず全面支持に染まり、妻になる事も親密さを増し、より関係が深まるとの利点ばかりが考慮されるだけだった。
自己の利益では無く、テメノスの名、そしてマケドニアの為と言う呪縛に囚われていた事で、望まずともそれが指導者としての役目を果たせるならと捉え、受け入れてしまうのがソフィアであり、エウリュディアである。
飾り立てられた言葉に変えられてはいるが、その名に課せられた役目を果たす物として意に沿うと表し、自らが既にルシウスの妻であると告白してしまうのだ。

「それだけでは、まだ……大事な説明が抜けていますよ」

「ふひっ……や、やめ……あふぁぁっ……お、おなかがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「……まだ何か……エウリュっ……あ、あんなに……押し上げて……」

夫の前で自らが別の男の妻になったと言う不貞の事実を告白させられたエウリュだが、それまで邪魔する事も無くいたルシウスよってそれが序文である様に斬り捨てられてしまう。
そして、今までの交わりが準備運動であったかの様に剛直が力強く脈動し、胎内を圧していた状態から閉じられていた扉を開き、子宮内を蹂躙し下腹を歪に膨れ上げさせたのだ。

「お、王位を……つ、継いだ者の……ぎ、義務……として……ひぅぁぁぁぁぁぁ」

圧倒的な刺激が全身を駆け巡り、いきり立つ乳首からはビュクビュクと母乳が溢れ、潮も小水も小刻みに放ちながら、促される内容を身を持って知らされ、息絶え絶えながら少しずつ言葉にして行く。

「み、自らの……偽り無き……こ、後継者を……の、残さねば……ならぬのです……」

その名を持つ者として見るならソフィア、エウリュディア以外にも存在するが、その家系として王位継承する事が許されているのはこの二人しかいない。
それは、継承権が王位経験者の実子のみに存在し、継承権を有しても在位する事が無ければ、その直系から継承権は消失してしまう事に原因がある。
ソフィアはルシウスと結ばれ子を宿した事で、その権利を継続しテメノス存続をほぼ確実としていたが、エウリュも一時的とは言え玉座に着いた事で子に継承権を発生させ、本来自らが有したまま途絶えさせるはずの運命が変わってしまった。

「それは……ヘステの事……なのかい」

「父上……ヘ、ヘステは……側室として迎えられ……その権利を……失って……いるのです」

だが、それまで未婚で子の無かったソフィアと異なり、言葉通りに捉えるなら、エウリュにはオフェロスとの子であるヘスティアがおり、後継者として白羽の矢が立つ。
しかし、その認識を打ち砕くかの様にヘステ自身の口から、それを否定する言葉が無情に伝えられる事になるのだ。

「で、ですから……わ、私は……その……こ、子を……や、宿し得ねば……ならないのです」

「っっ……し、しかし……その身体で……」

唯一の実子であるヘステは、エウリュが玉座に着く以前に捕らえられルシウスの側室にされており、テメノスとして婿を得た状況であれば消失せずに保持できたが、それはもう適わない。
とすれば、替わる者の無いエウリュには継承者を残す義務があり、名では無く血筋を残す為に養子を認められない掟からも、新たに子を宿し得る以外に道が無いのである。
しかし、オフェロスもその年齢から困難な事であり、体調を崩している事も考えれば達成するなど不可能であると思える。
その認識はエウリュ自身も抱いており、ルシウスに囚われ犯され続けた事で正常な思考判断を奪われて妊娠を意識させられたが、落ち着いて見れば異常に昂ぶった意識が激しく反応し、思い違いを招いただけで従来の認識が誤りで無いと再認識していたのだ。
それ故に理由の一端、つまり後継者を得る過程において必要な性交と言うルシウスを納得させる為の建前であり、実際に妊娠に至る事は無いとの考えがエウリュを支配している。
いかに義務とは言え、それが不可能な事であれば達成は出来ず、その身はルシウスに囚われ犯された物の、愛の結晶たる子供は最愛のオフェロスとの間にのみ得たと言う事実が僅かな救いとして心に火を灯すのである。

「その危惧を抱かれるは然り……ですが、この様な先例を御覧になれば……如何ですかな」

「ひゃぅぅ……ふ、触れ……んぁっ……んはぁぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

「ノ、ノイエっ」

「あ、姉上っ」

否定的な認識と建前としての口上、オフェロスとエウリュの双方で多少の差異が有る物の前提となる認識は共通している。
そして、それが多数を占める平均的、一般的な物であり、特別意識の無い二人の認識もその中に含まれる、当然それをルシウスも理解している。
だが、一方で存在する少数は平均的、一般的と言う物差しから外れ、不可能、困難と思われる認識が当てはまらない事を持ち出し、その事例も同時に示して見せたのだ。
右腕に捕らえていたノイエ、その下腹を撫でていた手が前掛けを除けて膨らんだ腹部を露にすると、撫でる手に力が加えられ軽く圧迫する様に沈み込み、同時に母なる意識を煽られる。

「見事なモノでしょう……ノイエは良く孕むのですよ、私の子だけをね」

「はぅぅっ……や、やめ……な、ながれ……おなかの……お子がぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「っ……なっ……姉上が……ラゴス殿とでは……」

絶叫と共にそれまで噴出を留めていた母乳が勢い良く放たれ、既に湿り切っていた布地は取り繕いを無に帰す如く破れ消え去る。
重々しく揺れ零れ落ちる肉の釣鐘が、曝け出すエウリュのそれに劣らず魅惑的に踊り濃厚な母の恵みを惜しげも無く放ち、圧迫に合わせて潮も吹き上げ黄金色の小水も漏れ出してしまう。
ルシウスの魔手がもたらす圧迫が、過去の記憶を甦らせ、近い将来その手で抱く愛しい我が子への思いが、強く昂ぶる母性本能を刺激し過剰なまでの防衛を求め、駆け巡る喜悦を倍化させるのだ。
だが、見せ付けられる事例は別の衝撃を、姉の夫であるラゴスとでは無くルシウスの子を宿す、その言葉と共に否定しないノイエが、知らされていない新たな関係をもたらしたのだ。

「そしてこの姿を……エウリュと重ね見るなら、如何ですかな」

「なっ……わ、私には……に、妊娠などっ……あっ」

しかし、本題となる部分だけを捉えて話を続けるルシウスは、背格好も年齢も同じくするエウリュとノイエを重ね、一方で起きた事例の再現を可能な物との考えを示す。
その理論展開にいち早く反応したのはオフェロスでもノイエでもなく、建前では有るが妊娠の必要性を肯定したエウリュだった。
本心を垣間見せては口にした建前を否定する態度を見せてしまい、取り乱した心に気付いた時点でルシウスの逆鱗に触れる、その恐怖に身を竦めてしまう。

「ふふっ……このノイエも当初は否定的な事を口にしていましたよ」

「あふ……だ、だめぇぇ……お子が……な、流れて……」

だが、叱責の声も陵辱が激化する事も無くエウリュの恐れた事態は全く訪れず、それ所か見せた反応が十分想定できる物と認め、それが妊娠したノイエの状況に重なる事も告げる。
助け舟を出す様に見えるが、エウリュの現在をノイエの過去に当てはめ、否定的であったはずのノイエが母への願望を剥き出しにして咽び泣く姿を将来のエウリュとして見せ付けられたのだ。

「エウリュも見事に再現しているのですよ……今は、悪阻が酷くなった頃をね」

「っっ……そ、そんなっ……悪阻……わ、私……に、妊娠……そ、そんなぁぁぁぁぁぁ」

しかし、単なる重ね合わせで終わらせる事は無く、過去の現象を引き出してエウリュの現状と合致する事実、そしてそれが明確な証拠となる第一歩として刻まれる。
体調を崩していたと決め付けていたが、度重なる吐き気はエウリュ自身が遠い過去にも、特定時期に体験をしていた。
それはヘステが宿った事を知らせる物であったが、年増となってはそれが悪阻であると捉えずに不慣れな表舞台での緊張を強いられた疲労による物と考え、オフェロスもそこに疑いは持たなかった。
だが、ルシウスの語りがノイエと言う証拠を示しながら行われ、自らの状態はそれと事なる物であると証明するだけの確証が無い所か、全く同じ過程を辿っているとの確信に繋がってしまうのだ。

「心配せずとも……エウリュが孕むまで、幾らでも注ぎ続けてあげますよ」

「ひっ……あ、熱いぃぃ……な、胎内に……孕むっ……孕むのぉぉぉぉぉぉぉぉ」

勿論それが絶対の確証は無い。
しかし、ほんの僅かでも残された希望を目の前で握り潰す、力強く脈動する剛直から勢い良く放たれる子種が子宮に直接注ぎ込まれ、妊娠に至るまで止める事の無い、つまり絶対を確実にする手段が取られたのだ。
瞬く間に胎内を満たす濃厚な精液は、その絶大な生命力を勢いが熱が量が胎内を伝わりエウリュの意識に刻まれる。
同時にビクビクと激しく反応する胎内は牝の本能が積極的に受け入れる証明であり、蕩ける意識による錯覚では無く自分の身体で実際に起きている事実として知らしめる。

「投票の頃より随分と濃厚になりましたな……これで妊娠は確実、と」

「ひぁっ……ち、乳首を咥えて……の、飲まないでぇぇぇ……いや、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

だが、追い撃つ手を緩めずに揺れ踊る巨乳を捕らえ、乳首を口に含むとビュルビュルと溢れる母乳を喉を鳴らして渇きを潤し、その質を称え妊娠の進行に転嫁して結論付けてしまう。
エウリュには次々と突き付けられる証拠を精査する余裕無く、刻み込まれる妊娠への道筋が既に退路を絶たれ前進する以外に無いと迫り、有り得ないはずの現実にただ咽び泣く牝と化していく。

エウリュディア

「尤もこの程度は慣らしですから……エウリュにはまだまだ、たっぷりと私の子を孕んでもらわねば」

「そ、そんなっ……わ、私……あふぁぁぁっ……や、宿る……お、お腹にっ……な、何人もぉぉぉぉぉぉぉぉ」

止めを刺すかの如く肉槍が暴虐を振るい打ちのめされたと思われたエウリュだが、妊娠の確定など数に入らぬと斬り捨てる様に鞭を打ち、当然の様に多重妊娠を強制し止めど無く子種が注がれていく。
有り得ないとの認識で包まれていた妊娠が、その殻を粉々に打ち砕かれ剥き出しにされると、意思によって抑えられていた牝の本性も剥き出しとなり、強烈な雄の魅力を漂わせるルシウスを逃さず独占する勢いで積極的に受け止めてしまう。
それは激しい胎内活動がエウリュの意識にはっきりと刻み込まれ、注がれる子種に呼応する様に次々と誘発する排卵が望まれた欲望を達成してしまう、その実感が牝としての認識を加速させて行くのだ。

「オフェロス殿はエウリュを仕立て上げた功績もある……この地の太守をお任せしますよ」

エウリュがノイエがルシウスの手中で咽び泣く中、取り残される形で置かれるオフェロスには手に余るモノを失う反面、実務面で大きな物を得る事になった。
既にこの淫猥な空間から姿を消しているオフェロスは、図抜けた能力者ではないが人格者としての認知はあり、エウリュの元夫とノイエの実弟たるメイオスとして一定の地位が付随している。
旧来の有力者であっても、その地位が保たれるかは不透明であり、それ故に取り入り工作が多く行われる事を考えれば、前歴を考えても高い評価であり能力面に提供した牝の価値が関与しているとも言える。
先のラゴスも太守を支える将軍として任命されており、呼び入れられた部下によってその元にと連れられて行った。

「どちらも甲乙付け難いが……ここは年増妊娠の先輩たるノイエの面目をたてるとするか」

「くぁぁっ……そ、そんなに……の、飲んでは……こ、この子達の……はひぃぃぃぃ」

「くひぃぃぃっ……ノ、ノイエ……あふぁぁぁっ……お、おなかがっ……おなかがぁぁぁぁぁぁぁぁ」

激しく犯し込まれるエウリュは完全にルシウスに身を預け、呆けだらしなく舌を出し涎を零す淫猥な牝の貌に変えられてしまった。
そのエウリュと同じくするノイエとを両腕に抱き、二人の乳首を咥えて互いの母乳を同時に賞味しながら満足そうな表情を浮かべ賞賛し、二人の熟れた牝母を堕として行く。

「エウリュもこの腹が美しく膨らむ頃には並び上回るだろう……ノイエも気が抜けぬな」

「ひぎぃぃぃぃぃっ……ま、またっ……宿って……んぁぁ……の、飲まないでぇぇぇぇぇぇ」

「ふぁぁっ……ひっ……こ、これ以上はっ……そ、そんなっ……どれだけ子を望むのよぉぉぉぉぉぉ」

手にした熟母を抱え、帰路につくと互いを競わせる様に堪能し、エウリュを犯し母乳を奪い鳴かせればノイエを抱きより孕ませて涙する母を愉しむ。
貞淑清廉、その代名詞に相応しい二人の貴婦人は、その品位を持たされたまま妖艶で淫猥な姿を剥き出しにされ、相反する姿が貴人の誇りをかなぐり捨てて喜悦の渦に抗い、欲望の白濁に囚われながらどこまでも堕ちて行く。
エウリュディアは激しい交わりに妊娠した未来図を煽り掻き立てられ、忙しなく蠢き熱を帯びる胎内が止めど無い排卵を続けては次々と結ばれていく様を、近い将来に下腹を重くする力強い息吹の到来を、母なる恵みを搾取されながら強烈に意識させられる。
アルシノイエは親友と並び劣らぬ評価をされ、競い合いより高みを期待する様に熟れた身体を収められ、重々しく揺れる下腹が既に宿る複数の命を表す物の、止まらぬ欲望の白濁は母を望む年増に望む以上の子宝を授け続け、より大きく重く仕上げていく。
熟れた牝母はビザンティウムに連れられ、正妻として下腹を膨らませた姿で尽くす事になり、その先にある未来はいとし子を手に抱き母としての喜びに満ち溢れつつ、再び年増のその下腹には新たなる命が宿され続ける生涯を送り、いつしか真の慕情を抱いては女としての幸せを知るのである。
だが、ルシウスの元に知らされるエトルリアの新たな火種が、新たなる舞台で始まる物語りの幕開けとなる……