エトルリアの中都市であるアキレイアの領主婦人。
平民会に所属する夫が都市に不在のため、代役として民政軍事共に奔走する毎日を送っている。

エウマキア、クラウディアとは若い頃からの親友であり、長じて出会える機会が少なくなってもその交誼は続いている。
聡明ではあるが親友二人と比べて鋭さに劣る事を自覚しており、才気走る二人を護る為に弓の道を志し、職人肌の性格と合致して有数の使い手となる。
指揮官としての手腕にも優れるが穏やかな性格が災いし、交戦中は味方の安全を意識して迷う事は無いが、それが終れば敵とはいえ人を傷つけることに悩む。
その欠点は政を行う時に顕著になり、民を案ずるあまり財政的な問題がアキレイアに発生している。

夫との間にもうけた一子がいるが産み落とした時より多忙のため乳母に預けており、母としての至らなさは常にセリアナの胸中をむしばんでいる。