■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ 神和のメルマガ・もっと知りたい不動産 7号 2003/11/18作成 ■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■ ゴルフと不動産屋、似合いすぎ。 ゴルフといえばなんといってもバブルである。 20年も前となれば、バブルの真っ最中とて、ほとんど誰もが浮かれていた。 誰もが浮かれていたんだから、ましてや僕ら不動産屋、誰に遠慮することなく浮か れまくっていた。 そんでもって、なれない金を手にすればやる事は遊びである。(ほかに何か建設的 なことを思いつくほど人間が出来てやしない不動産屋である) そんなわけで、とあるゴルフ場で、見るからに不動産屋なのと、それからたぶん金 融屋なの、まれにあっちの関係らしい方など(堅気の人にはほとんど同じように見 えるらしい)が、何組も我が物顔でゴルフ場をのし歩いていると思って見なィ。 あっちでフォァー、こっちでフォァー、である。 昼食ともなれば、そこいら中で酒盛りである。 彼ら何故か金の話になると、「なんぼの商いになりますんや」と急に関西弁になる。 ついでに「ほう、何億でっかそりゃようおましたなァ」と声も大きくなる。 まさに馬鹿者どもが夢の後、である。あいつも、あいつも、あいつもみんなどこか へ消えていなくなった。 今考えてみると、平日に3万とか4万とかのプレイフィーなどまったく正気の沙汰 とは思えない。 一体あれは何だったんだろうとは思いつつ、しかしあの頃の馬鹿々しい喧噪の全て を実はあっさり否定する気にもなれない。 あの頃、エネルギーのほとんど全てが金を中心に回っていたとはいえ、ハッキリ言 ってしまうと、楽しかった。 そりゃ、たのしいはずで、なんてったってジャパン・アズ・ナンバーワンである。 たぶん誰もが心のどこかで多少なり明るい何かを夢見ていたのではないか。 それが例によっての羮に懲りてなますをふくの、このざまである。 確かに今更4万円のゴルフをしようとは思わない。が、誰にも等しくチャンスがあ ると思える、少なくともそう錯覚できるような空気が希薄になってしまった今は、 本当につまらなくないだろうか。 真面目に働く者がするバブル的ぼろ儲けへの批判を否定は出来ない、しかしバブル の終焉を歓迎し、デフレ結構とバブルを悪し様に罵った真面目に働く者は今、さら にひどいバーバリアンの世界に放り出されてはいないか。 てなわけで、最近は月一ゴルフもままならない。たまに行こうものなら雨がザンザ 降りである。一体俺がどんな悪いことしたんだ!(って、してるじゃない) 最近、不動産屋とゴルフってあまり似合わなくなったなと思うんだけれど、どんな もんでしょう? □────────────────────────────────────□ 神和不動産メールマガジン(ID:0000114821)7号(2003/11/18作成) 発行者:株式会社 神和不動産 お問い合わせメールアドレス:sinwa@mx1.ttcn.ne.jp バックナンバー : http://www2.ttcn.ne.jp/~sinwa/ 登録解除はこちら: http://www.mag2.com/m/0000114821.htm ウェブサイト : http://www2.ttcn.ne.jp/~sinwa/ □────────────────────────────────────□ |