ヨコハマヨコハマ

2004年2月1日 日曜日
関内ホールで行われた、第25回 ヨコハマ映画祭に行って来ました。

決めたのは…

実はヨコハマ映画際に行く!と決めたのは前日でした。すごく行きたい気持ちはあったのですが、事情があって行こうかどうしようか、すっごくすっごく悩みました。全席自由だから前日ギリギリまで考えました。でも、貴美子さんの地元・横浜の映画祭ということもあって、私もすごく嬉しくて。だからこの日は自分の事情のことなど忘れて楽しもう!!お祝いしよう!という気持ちで行く事を決めました。

なんじゃ こりゃ〜!

事前にアヤさんから、もし行くなら一緒に行こうと誘われていたので、関内駅で待ち合わせて行きました。駅から関内ホールまではすぐ(5分くらい?)なので、わりとゆったり歩いていきました。道は1本なので、この辺のはずなんだけど…と思ったら見えてきました!でも、見えたのはなんとホールの前にズラリと並んだ人、人、人!!やばい、これは少しでも早く並ばないと!と、走りました。ブーツにしようか迷ったけど、スニーカーで行ってよかった…。そうそう、建物の角まで行った時は本当にびっくりしました。角を曲がっても果てしなく続く行列。すごく沢山の人が並んでいて、私達が並んだ後からも続々とお客さんが…。開場には入り切れるのか!?と思ったほどでした。
ここで面白かったことがひとつ。建物の角を曲がろうとした時のお客さんの顔。みなさん、余りの人の多さにびっくりした顔をしていたのが面白かった。って、多分私も同じ顔をしていたのだろうから、それを思うと恥かしい…

席、争奪戦っ!!

10:30開場の予定が、沢山の来客のせいか10分前位から入場開始となりました。チケットをもぎってもらったら、即、ダッシュ!です。やはりできる限り前に座りたい!!ザッと場内を見た感じ、半分より前は既に席が空いてない状態だったので、真ん中だけどちょっと後辺りの席を取り敢えずキープしました。その後、もう一度前の方に行って席が開いていないかチェックしましたが、やはり空いてない。
それでも、前だけど端の席と、少し後だけど真ん中の席の両方をキープしていて、どちらに座ろうか迷っている人が多少いたので、私達はどこか前の方の席が空かないかずっと粘っていました。
やはり空きそうもないな…と諦めかけた時、何やら席の交渉をしている人たちを発見!!しかも、真ん中の列の前の方!!
ええぇぇーーーーっ!これは脈アリ!と思ったのでじっ…と待っていたら、どうやらその席は空いたようです!!やったーーー!ほんとにここに座っていいのかな?と思っていたら、初めにその席をキープしていた方が、「そこ、いいですよ」と仰ってくださったのでお礼を言い、安心してそこに座ることが出来ました。やったー!ばんざーい!ばんざーい!!
後で見たら、そこは前から10列目でした。

いよいよ開始

ここで少しプログラムを紹介します。

11:00 『さよなら、クロ』上映
12:50 休憩
13:10 個人賞授賞式
15:40 『蛇イチゴ』上映
17:50 『ヴァイブレータ』上映

という訳で、初めに『さよなら、クロ』を観ました。私は一度観ているのでリラックスしていたのですが、やはり何度観てもいいものはいいですよね、じんわりと感動してしまいました。上映後に松岡錠司監督と司会者のトーク、のはずが、みなとみらい線開通で混雑しているその影響とかで、まだ到着されていなくて、先に休憩となりました。
その後松岡監督が到着され、トークでは映画のパンフレットに書いてあったようなことなどをお話されていました。特に印象的だったのは、クロが飼い主の女の子の姿を探すシーンで、スタッフさんやドックトレーナーの方が走りまわって、クロを走ったり、ストップさせたりしていたという所でした。それと、松岡監督の話の仕方がすごい面白かったです。何というか、笑わせようとしている感じがしました。

ニワトリはハダシだ!?

松岡監督のトークが終わり、いよいよ授賞式だ!と思ったら、これから公開される映画の宣伝があるとのこと。ガーン、まだなのか…。
その劇場予告をいくつか見た後、『ニワトリはハダシだ』のキャスト・スタッフがナマ宣伝にいらしていました。ます初めに倍賞美津子さんが登場されて、森崎東監督(あずまって読むことが判明!ひがしなのか、あずまなのか?と思ってました)、制作総指揮の志摩さん他3名(ごめんなさい、お名前忘れました)が登場。司会者が「倍賞美津子さんです〜!」と言った時は、場内に歓声が広がって、なんだかすごいなぁと思いました。ちょっと空気が変わった感じがありました。そしてスタッフの方が丸めた半紙をおろすと4枚に分けて「最新作 森崎東 いよいよ完成」「ニワトリはハダシだ」「ベルリン映画祭」「堂々出品!!」と書いてありました。これは、森崎監督が朝やって来て「筆と紙をください」というようなことを仰り、急遽書かれたものだそうです。

来たぁ〜っ!!

映画の宣伝が終わり、やっと個人賞授賞式の時間です。あ〜、ドキドキ…どういう順番で登場なのかな?と思っていると、最優秀新人賞からで、トップバッターは長澤まさみさんでした。その後、同賞の石原さとみさんが登場。朝ドラに出ているだけあって、カメラマンの方々にこっち向いて攻撃をいっぱい受けてました。もう一人、宮迫博之さんも同賞だったのですが、京都(だったかな?)で撮影が忙しく欠席でした。

この時、え!?仕事で忙しくて来られない場合がやはりあるんだ…!『カメレオンズ・リップ』のお稽古で忙しいだろうし、もしかして貴美子さんもいらっしゃらないのでは!?とほんの少し私の脳裏を掠めました。あぁ、でもでも、横浜は貴美子さんの地元なんだし、きっと!と信じて待つ事に。因みにアヤさんももしかしたら来ないかも、と思ったそうです。

新人賞は3人だったので、次かな?と思ったら、特別大賞で、ガックリ。まだかな、まだかな?この賞は恩地日出夫さんが受賞され、よし、次でしょ!と意気込むもまた違っていて、貴美子さんの登場はまだ…。え〜ん、いつなの〜??
しかも、この授賞式、嬉しいのか悲しいのか、一人ずつの持ち時間がすごく長いんですよ〜!段取りとしてはまず、トロフィーと花束を受け取った後、受賞者がひとこと述べる。で、司会者が色々と質問しながらちょっとしたトークをするんですが、このトークが実に長い!実際何分ずつなのかは計っていた訳じゃないので分からないのですが、私は貴美子さんがいつ出てらっしゃるのかっていう事ばかりを考えていて、個人賞授賞式が始まった時からずーっと緊張して、心臓はバクバクしっぱなし!だったので、そのトークの時間がすんごーーく長ぁ〜く感じられました。それに、写真も撮りたいのでカメラの準備も、いつでもシャッターが押せるように電源を入れたり切ったりして、落ちつかなかったです。
そして!!
司会者が「助演女優賞、余貴美子さんですー!」と言った途端私は、心の中で「きゃーーーッ!!」と叫びました。本当は声に出して叫びたかったけど、それより前の段階で叫んだりしている人が誰もいなかったので気持ちにセーブが掛かっていたようです。

うわぁ〜

うわぁ、素敵だぁー!すごく笑顔だし、背筋もピンとされてらして、すっごぉーーく素敵!いつもの事だけど、心の底から見惚れてしまいました。

ちなみに今日の貴美子さんの衣装は、茶色のチャイナドレスとチャイナの形のボレロのアンサンブルでした。なんか見覚えあるなぁ、と思っていたら、後でアヤさんが「あれって、『満漢全席』の時のと同じじゃない?」と言ったので、私はあぁ、そういえば…!と思い出しました。巻壱のはピンクだったから違うけど、巻弐ではああいう感じのを着ていたなぁ、と。でも、確かあの時は袖の感じがあんな風ではなかった気が…。それで家に帰ってから『満漢全席』をチェックした所、同じものでした!ただ、『満漢全席』ではボレロは無しでストールだったので、違う感じがしたんですね。もしかしてこのチャイナ服は自前!?そして、もしかしてもしかすると貴美子さんのお気に入りかもしれないなぁ〜、オーダーメイドとかかなぁ?なんて勝手に想像してしまいました。

ところでかなり蛇足ですが、私もオーダーメイドのチャイナ服持ってるんです。中国に行った時に作ったんですが、貴美子さんのように賞を頂けるような場面もないし、ちょっと出かけるのに着て行くには目立ちすぎるので、まだ一回も外へ着ていった事がないです。勿体無いかも。

もとい。そのチャイナのアンサンブルは左右にスリットが入っていて、裏地がオレンジなのです。表の茶色は少し光った感じの生地なのですが、落ち着いた茶色なので裏地のオレンジがパッとしてて、それに、チャイナのボタンが凝ったデザインのもので、白なんですよね。すごくお洒落だと思いました。髪型はいつものウィッグのついた夜会巻きみたいな感じで、靴はベージュのヒールでした。花束は白を基調として赤い少し大きな花が入っていました。

で、肝心の受賞の言葉ですが、ごめんなさい!これが全っっ然覚えていないんですよ〜。見惚れ過ぎてて。頭のすみっこを突付いて思い出してみると、たしか、横浜が地元で、その横浜の賞だから余計に嬉しいというようなことを仰っていたと思います。また、とても謙虚な気持ちであの場に立ってらしたという印象を受けました。司会者とのトークも、「家が近いから歩いて来ました」と楽しそうにお話されているのは覚えているんですが、他をよく覚えていなくて…すみません。『ホテル・ハイビスカス』でのかあちゃん役について司会者が元気だ、パワーがあるというようなことを話ていたような気がします。

貴美子さんの後

その後、大森南朋さんが受賞されて、席に着かれた時、貴美子さんが大森さんに何か話しかけてらした様子でした。(席は客席に向かって正面で、横に並べられていて、受賞者は順に座るので貴美子さんの隣は必然的に大森さんなのです。)貴美子さんが、笑いながら話されていたので何をお話してらしたのか、ちょこっと気になります。

何番目だったか忘れましたが、美術賞の木村威夫さんの時、その『蒸発旅日記』という映画に出演された銀座吟八さんと、秋桜子さんがいらしていました。銀座吟八っていう芸名は、どなたかに命名してもらったそうですが、一回聞いたら忘れないですよね。あと、秋桜子さんは、パッとみて、一寸個性的な感じがして印象に残りました。主演女優賞の寺島しのぶさんは、なにかの撮影で忙しく欠席でした。主演女優賞がいないって、ちょっと残念。

続いて他の方々が受賞されている間も、私はあちこちをチラリチラリと見つつ、貴美子さんに見惚れてばかりでした。皆さん、頂いた花束等はうしろの椅子に置いて、トロフィーだけを手に持っていました。だけれど、貴美子さんにはこのトロ-フィーが重かった(?)らしく、横にしてみたり、立ててみたり、というのを何回かやっていて、こんな風に言ったら失礼かもしれないんですけど、かわいかったです。
余談ですが、このトロフィー、授賞式でいちばん最初に長澤さんに渡されるまでマイクだとずっと思ってました。会場に入ってこれが視界に入った時は長机にズラリと並べられていて、まるで何かの記者会見の時のような感じだったし、形も頭が少し丸くなってて、細くて、銀色で、おまけに視力が悪いのでちょっと分かり難かったんです。

そうそう、しばらくして妻夫木聡さんが登場された時はすごかったです!開場のあちこちから黄色い声が!「ぶっきー」とか、「ぶっきーおめでとー!!」という声がかかっていました。(妻夫木さんはぶっきーと呼ばれているようです。)妻夫木さんが登場されるまではどなたも「おめでとう」とか声をかけている人がいなかったので、ちょっと遠慮してしまって私も貴美子さんの時言えなかったんですが、ぶっきーファン、強し!ファンの方々のパワーがすごくて、私は妻夫木さんよりもファンパワーに圧倒されました。通路には花束を持っている人が徐々に前に集まって来ていて、妻夫木さんと司会者とのトークの後、ステージの前に行列を作って、順番に渡していました。しかも、嬉しさの余り泣いている人が!いやぁ、これには度肝を抜かれた!
こういう授賞式って、もっと厳粛な空気の中で行われるのかと思っていたので、なんにも持って行かなかったのですが、こんなことなら私もお花持っていけばよかったです。声かけに関しても、ちょっと後悔。

さよなら、クロ

妻夫木さんの番だった時、『さよなら、クロ』の話になり、松岡錠司監督が再登場しました。貴美子さんも出演されているので、どうぞ前へ、ということになりました。この時も何を話していたのかさっぱり覚えていませんで、ほんと、申し訳ないです。ただ、なにか仕事に関して「かしこまりました」と仰っていた事だけを、はっきりと覚えています。

写真撮影

最後に写真撮影の時間が設けられ、受賞者の方々が客席を右、正面、左と向きをかえてくださったので、私もパチリと納めました。そして、まだ妻夫木さんに声をかけている方多少がいたので、よし、私も!と思い、聞こえないだろうな…と思ったけど、「余さんおめでとーー!」と力の限り大きなこえで言いました。「余さん」って、一文字だからちょっと聞こえにくいかもと思ったので、声を出す前に迷ったんですけど、言ってみました。どうかな?貴美子さんに届いてるといいなぁ〜。

授賞式の記録

2003年度個人賞

作品賞 広木隆一監督作品『ヴァイブレータ』
監督賞 広木隆一 『ヴァイブレータ』
新人監督賞 西川美和 『蛇イチゴ』
脚本賞 荒井晴彦 『ヴァイブレータ』
撮影賞 笠松則通 『赤目四十八瀧心中未遂』『ぼくんち』『さよなら、クロ』
美術賞 木村威夫 『蒸発旅日記』
主演男優賞 妻夫木聡 『さよなら、クロ』『ドラゴンヘッド』
主演女優賞 寺島しのぶ 『ヴァイブレータ』『赤目四十八瀧心中未遂』
助演男優賞 大森南朋 『ヴァイブレータ』『赤目四十八瀧心中未遂』
助演女優賞 余貴美子 『ホテル・ハイビスカス』「さよなら、クロ』『偶然にも最悪な少年』
最優秀新人賞 宮迫博之 『蛇イチゴ』『13階段』
石原さとみ 『わたしのグランパ』
長澤まさみ 『ロボコン』『阿修羅のごとく』
特別大賞 恩地日出夫

(2004年2月7日)