義 仲 寺



木曽義仲の墓

【義仲寺(ぎちゅうじ)
 寿永4年(1185)木曽義仲は、源頼朝が遣わした源範頼・義経の軍勢とこの地で戦って敗死した。寺は義仲の菩提を弔って、愛妾の巴御前が建てた草庵が始まりとされている。のちの天文22年(1553)、近江源氏の流れをくむ佐々木高頼が、諸堂を建てて寺観を整えた。
 今日では埋め立てにより琵琶湖が遠のいたが、昔の寺域は粟津ヶ原と呼ばれ、湖畔をさざ波が洗う景勝地であった。
 この風光を愛した芭蕉は、大坂本願寺南御堂前の花屋仁左衛門の別宅で客死したが、遺言によりこの寺に葬られた。
 境内には、本堂(朝日堂)・翁堂・無名庵・義仲墓・芭蕉墓・芭蕉句碑などがあり、全体が史跡指定になっている。

「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」芭蕉




松尾芭蕉の墓


所在地:滋賀県大津市馬場




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