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【医王寺（いおうじ）】
天長３年（826）弘法大師による開基という古刹である。。義経の股肱の臣佐藤兄弟の菩提寺として良く知られ、芭蕉も奥の細道の途中に訪れている。佐藤氏は平泉の藤原秀衡の一族で、大鳥城の城主であった。
義経が平泉に行く途中、我身のために犠牲となった佐藤荘司の館に立ち寄ると、兄弟の老母が義経を迎え、二人の嫁が兄弟の鎧・兜を着けて、義経のために尽くす志をみせて慰めたという。これが芭蕉の旅誌にも記されている。
境内には、山門・中門・本堂・鐘楼・芭蕉句碑・薬師堂・佐藤元治夫妻・その子継信・忠信の墓あり、寺宝に義経の太刀や弁慶の笈などを蔵している。
「笈も太刀もさつきにかざれ紙のぼり」芭蕉
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