【出雲大社(いずもたいしゃ)(国宝)】
創建は『古事紀』によって、神代にさかのぼる古い神社とされている。「だいこくさま」と慕われる祭神の大国主命は、国土の経営にあたり、出雲族を率いて農耕・養蚕・医薬・呪いなどをはじめ、後に国家の守護神となったと伝えられる。
本殿は国宝で、延享元年(1744)に遷宮造営されたもの。その後も修理がおこなわれたが、古代の神社建築の最も純粋なものとされている。拝殿跡の奥の石段上に八脚門がある。東西に廻廊を巡らして内部の本殿に接して楼門がある。楼門には善美をつくした彫刻が見られる。
境内には、文庫・宝物殿・厩舎・摂社十七・末社六社がある。
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