【花山院(かざんいん)】
山寺号は東光山菩提寺という。白薙2年( 651)、法道の開創という古刹で真言宗花山派の大本山になっている。長保5年(1003)花山法皇が当寺に隠棲、寛弘5年(1008)当寺で没して以来現山寺号に改められた。西国三十三ケ所観音霊場の番外札所で、西国巡礼者は必ず参詣して朱印を受ける慣例が有る。これは、西国三十三ケ所霊場を花山法皇が定めたという伝えによっている。
境内は標高400mの高台にあるため、有馬の山々を始め六甲連峰から播磨灘までを見渡せる。
「山はみな離れ小島となりにけり しばし海なす朝霧の上に」花山院
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