【大神神社(おおみわじんじゃ)】
崇神天皇の皇子豊城入彦命が東国平定の折りに、大和国一之宮大神神社を勧請して創建したものという。
“室の八島”と歌枕にもいわれ、境内の池の中に石橋や木橋を架けた8の島があり、それぞれの島に筑波神社、天満宮、鹿島神社、雷電神社、浅間神社、熊野神社、二荒山神社、香取神社が祀られている。
“室の八島”は、祭神の木花咲耶姫が不貞を疑われ、身の潔白を誓って無戸室に入って火を放ち、炎の中で彦火々出見命らを無事出産したという神話に依るもの。古くはカマドのことを“やしま”といった。
「暮る夜は衛士のたく火をそれと見よ 室の八島も都ならねば」続古今和歌集
「糸遊に結びつきたるけぶりかな」芭蕉、
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