【須我神社(すがじんじゃ)】
創祀は不明であるが古事記によれば、八俣の大蛇を退治した須佐之男命が、この地に社殿を造ったのが始まりという。この時、其の地から美しい雲が立ち昇るのを見た須佐之男命が、
「八雲立つ出雲八重垣つまごみに 八重垣つくる其の八重垣を」
と詠んだという。古事記・日本書紀に顕れる日本で最初の神殿で、一の宮ならぬ“日本初之宮”といい、また三十一文字和歌の発祥地でもあるとしている。境内には、本殿・拝殿・神楽殿・宝蔵・随神門・神撰所などがある。
須我山の主峰八雲山は、眼下に中海や宍道湖を見下し、島根半島から弓ケ浜、東方遥かには出雲富士(伯耆大山)を望む景勝地である。
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