【住吉大社(すみよしたいしゃ)】
延喜式の名神大社に列する古社で、摂津国一の宮となっていた。神功皇后が新羅より帰還し、皇后の軍勢を守った海上守護の大神三柱を祀ったのに始まると伝えられる。以来、海の守護神・除災招福・寿命長久・商売繁盛・和歌神として広く信仰され、関西屈指の神社となっている。四棟の本殿は文化7年(1810)の建立で、住吉造の典型的な建物として国宝になるほか、摂社大海神社本殿が重文になっている。
「住の江の岸による浪よるさえや 夢の通ひ路人めよくらむ」 藤原敏行
住の江は、大社附近の海岸をいう。
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